「救い主」が生まれた日。

マナ……
オレが壊してしまった人。


(小説版「D.Gray-man」3巻「Lost Fragment of Snow」174頁より)



先日「集英社 JUMP j BOOKS」を扱った特集記事を読みましたが、あの D.Gray-man の小説版刊行に携わった方々にはどんな思いがあったかなども伺え面白かったです。


そんなこんなで、また小説版3巻のことを思い出していたんですが、
物語終盤・12月25日朝のシーンで マナと再会した「赤腕」少年の受けた衝撃、そこからの悲壮な決意は何度見ても辛いです。

劣悪環境とはいえ彼の唯一の居場所だったサーカスが消えてしまい、マナについて行く決心をした時 引き留めるものは何もなかったにしろ・・・
最大の恩人に取り返しのつかないことをしてしまったことへの深い後悔と、
その抱えきれないほど重い罪を、すべて背負って行こうとする勇気。
なかなかここまでできる人はいませんよね。

アレンはこれほどの体験を この7歳の時と 3年後の(マナをAKUMAにした)10歳の時と 同じ「マナ」をめぐり二度も味わっていたことになるわけで…  古傷をさらにえぐるような傷を。

初めの7歳の体験の時すでに彼はマナへの償いを --- オレの生きる意味 --- と言っていますが、二度目はそれを決定的にしたんでしょう。
アレンのエクソシストとして生きる決意は、最初から「マナ」抜きでは有りえなくて。

第185夜で マリがアレンの“共感されない戦い方”に心配していましたが、その時のアレンの
--- やめるにはマナを忘れなくちゃならない。 それはできないんだ --- 
という想いも当然だったんですね。



そんな様子のアレンを見て、マリはため息とともにあの台詞を吐きます。
「お前と神田が衝突する理由がわかった…  似た者同士だからだ」

視力を持たないこの人(マリ)は どこまで人の心を見透かせるのか・・・ 凄いですよね!
二人は彼が言うように、生きる理由(=償い)までそっくりだったんですから。

この時点での神田の「理由」は、アルマへの償いでした。 
「ユウ」としての自分には理解不能な(あの人に会いたい)衝動にかられ 彼を一人で逝かせてしまった罪への…
せめて過去の自分の想い人だったという「あの人」の素性を知るまでは、裏切ったアルマにあの世で顔向けできない。

その後も「似た者同士」の因果は続き、神田もまた(真実を知らぬまま) 再会したアルマ相手に罪を重ねようとします。
それを 我が身も立場も犠牲にして阻止したのがアレンでした。
そうすることで神田の分の罪まで負わされ、荒野に放たれるヤギよろしく ノアとして教団を追われるように離脱したアレン。


もちろん神田は帰ってきました。 
今度は償う相手をアレンに代えて… 共に救われた友達の分の想いも乗せて。

アレンは頑なに自分の道を突き進んでいきますが、その道すがらもこうして幾つもの人生を変えていく所が素敵ですよね♡

「情けは人の為ならず」とか年寄りじみたことを敢えて言いますが(笑) 実際そうなんだもんww
神田が戻って来なければ、マテールで抱き合う“二人きりの世界”で終わっていたところ さらに救いの輪が広がっていきます。

実際神田はこれまでも、アレンの大切な友達・ジョニーの命を 何度も助けてきていますし。
神田の“第二の人生”も、元帥として教団の闇を暴くところまで行くでしょう。
それこそアルマが最期まで無念を口にしていたことへの敵討ちであり、本当の意味で彼への償いになる筈ですから…




悲劇を扱っている筈なのに、読めば読むほど幸せに浸れる「D.Gray-man」が大好きです。
これからも宜しくね。



あと 続きが楽しみなのはもちろんですけど、飛ばして素敵なエピソードが削られてしまうのは一つでも惜しいですから…
星野先生、決して御無理はなさらないで。 のんびりとお待ちしておりますよ。

それではまた。


第223夜「A.W (アレン・ウォーカー)をたずねて・To my way(トゥ マイ ウェイ)」

『SQ.CROWN』が発売日に買えないという初の事態に陥りまして(←注文手続が完了してなかったという凡ミス(^^;)、第223夜が気になるので初めて電子書籍版を買いました。
こういうのも一度体験しておくと勉強になりますね。
こちらは小冊子・ピンナップ等の付録や、応募券が要る懸賞への応募資格はありません。 
(それにしては紙媒体との価格差がさほどないです[690円 ↔ 600円] 極力雑誌を買って欲しいということですよね)

あと、これを機に 雑誌情報の告知記事は本編の感想と分けて上げることにしました。(雑誌クラウンも買いますので後ほど)


ということで、以下より第223夜本編。
今回は扉絵なしの21ページでした。



▽ 副題「A.W (アレン・ウォーカー)をたずねて・To my way (トゥ マイ ウェイ)」

タイトルはなるべくスッキリしたのが好きなんですが、この「A.Wをたずねて」が延々と続きますよねぇ
“アレンのルーツを探る旅”という意味なら、まだまだ道半ばなので仕方ないというのも何度目かww

To my way ------ 自分本来の居場所を目指して(⇒ 帰ろう)



▽ 魂の絆

前回の感想文(「アレン・ウォーカー」の章後半)で言及した 「(ホームの仲間と)繋がっている」話がもう来ましたv
やや漠然としたイメージの「絆」が こうも強い影響力を持つものとして描かれると、すごい安心感がありますね。 
アレンもこの様子なら、消えてしまう心配は無用でしょう。
ひたすら目標に向かって進む横顔の美しいこと。

以前インタビューで「(この先アレンは)決して一人にはなりません」と言われていたのは こういった意味も含んでいたようで。


でもそういうことですとあらためて “もとは一つ”の存在から分かれた魂の絆がどれほど強烈か思い知らされますね・・・

マナが昏睡状態から戻らなかった時のネアの「渇き」とか
35年ぶりに発見した“弟(ネア)”の前で、囚われの状況をも吹き飛ばす爆発的な暴走を見せたマナの想いとか

私は ネアとアレンの人格は一つの魂から発生したものと捉えているので、そう悲観的にならずに済んでいるのですが。

“たまたま出会っただけ”だったはずの「捨て子とピエロ」時代の思い出が、未だアレンの核となって生き続けているのも多分そういうことでしょう?
対する「義父のマナ」も 最期は父親口調で「愛しているぞ」とアレンに告げたのですから、アレンとマナとの関係もまた 一方通行ではなかったと信じたいです。

どうかネアとアレン「二人」の力でマナを救ってあげられますように…!



▽ 人間不信

[ネア] 「オレは人間がこの世で一番大嫌いなんでね」
「この世で」「一番」「大(嫌い)」 と、ありったけ強調・・ 逃亡生活の最中、よほど裏切られ傷付けられ続けた体験からでしょうか。

ネアとマナ 
かつてはノアの運命に抗い 誰よりも人間であろうと頑張った人達だったと想像しますが、今では化物を自認するようなネアの物言いが悲しいですね。
でも彼の言動、だいぶ誇張を含んだ印象を受けますが。
得体の知れない相手(リンク)になめられまいと 精一杯虚勢を張っている感じと言ったらいいか。

ここで「地雷」発言。 彼が本来残虐非道でない証拠ですよね。
リンクのセリフ中何が気に障ったのか考えると、“自分が他の誰かを犠牲にして復活した”ことへの罪悪感なのでは?
ノアだったらそんなこと気にも留めないでしょうが。



▽ 「ティムさえあれば

彼が大事なティムキャンピーを完全に“物”扱いした言い方が引っかかります。
まあ“敵”相手にむやみに自分の弱点をさらしたくないんでしょうが。
ゆうべ宿屋で「一緒に行こうティムキャンピー」と言っていたのとギャップがあり過ぎですよ。
アポクリフォスが「孤独に耐えるアレンの精神衛生の助け」と言っていたのも、おそらくネアの前例を見ていたからでしょうしね。

もちろんティムが実用面でネアの助けになる事は確実でしょう。
何たって守護役のゴーレムですし、まだ他にも未公開の機能が隠されていそうだし、 あとナビ役?
ネアがアレンと同じ脳を共有するなら、ひどい方向音痴も一緒かも知れないと思ってるんですが… どうかしら(^^;



▽ マルチタスク


前回、千年伯爵の動きを封じる大技を披露したハワード・リンクですが、それを続けたまま 派手な逃亡劇から癒闇蛇を使う治療までこなしていて凄いの一言ですよね。
ついでに連れてきたジョニーが目を覚まさないよう額に札を貼ってましたが あれもまだ発動中のはず。 いやいや💧

相変わらず無表情のまま ネアに冷静なツッコミを入れていく この二人の会話が面白いな~ ずっと見ていたいくらい(笑)

とはいえ今まさにアレンが全力で戻ろうとしている所ですので、この先リンクがどう対応するのかも見ものですよね。
あ、まずは元気なリンクに会った時のアレンの反応の方ですが!!



▽ ぶぅ

いや今回大活躍(笑)で 考察しがいがありそうなお姿ですが、直視するのも辛い(↑ω↑)

お腹のあたりに口とか… アルマ細胞が暴走した時のサード達のようですが、フィードラにとってこれが常態なんですよね。
どうして彼一人がこんなキテレツな姿なのかな~ わからない。
あ、 でも 方舟戦で覚醒したスキン・ボリックやティキ・ミックも それまでの姿とは打って変わった異形を見せていましたっけ。

とにかく 彼の働きで千年公は救出されました。



▽ 「マナ…? どこかで聞いた」

ティキ・ミックのこの記憶は あの方舟戦の最中にアレンが叫んだ
「命が尽きるまで戦ってやる…っ   マナとの約束だ…っ!!」(N127)
以外ないのではと思います。 
聞いた当時は暴走の最中で頭が朦朧としていたでしょうが、かすかに耳には残っていたのか。

これから先、ティキの謎も明らかになっていくのが楽しみですね。
(1)彼が奏者の資格のシンボルと思われる紋章を、千年公・ロードと共に身に付けていること(靴底・ベルトのバックル)
(2)覚醒後に彼だけに現れた喉仏[(英:Adam's apple)=「原罪」の意]の聖痕

これはどちらも 彼に生き写しの「ネア」由来のものではないかと疑っているのですが・・・ まだ何がどうなっているのか全貌が掴めません。



▽ アポクリフォスは

「ジャスデビ・デザイアス・マーシーマが連行中」だったんですよね。 もう千年公らより一足先に黒い方舟の中でしょうか。
“7千年生きた自立型イノセンス”といえど弱点はあるでしょう。 
このまま破壊されてしまう可能性もゼロではないと思うのですが。
万一アポが壊れてしまった場合は、術をかけられていたリンクの元の記憶も戻りそうですね。
ひょっとしたら、アレンの“サーカス前”の記憶までも…?



第223夜の感想は一応ここで終わります。 追記があればまた。


再考。(7. ティムの尻尾とおまじない )

コミック25巻の感想続きをやると言いつつまたちょっと道草を。  (;´▽`A`` 
アニメ開始までに見直しておきたい所でしたので。




▽ 炎


まずは 素朴な疑問。
ティムが巨大化した時尻尾の形状が変わるじゃないですか(渦巻型 ⇒ 炎型)。

これに一体どういう意味が込められているのか…  時々思い出してはみるものの 答はなかなか出ませんでした。 

DG21_197pluscut.jpg
           これが ↑  ↓ こうなると。
DG21_198.jpg
[画像:(上)コミックス21巻第197夜後のおまけページイラスト (下)同21巻第198夜 より]



ところがこの間 ツイッターでこんな呟きを拝見しまして。

17巻の師弟面会、弟子の頭に手を置いたときクロスが魔術かなんかかけてますね。
絶体絶命のピンチで自動的に発動する守護的なやつ....
自分がいなくなっても守ってあげられるように....」


   該当シーンは↓ここ。   

DG17_167.jpg
[コミックス17巻第167夜より]


クロスはアレンの頭を胸元まで引き寄せ(何かを心で念じ?)てから、火のついたタバコ(呪術用アイテム??)をティムの中へ。


アレンの師匠のクロス・マリアンが 中央庁監視下という危ない橋を渡りながら、
ティムキャンピーに アレンを護る秘密のおまじないを託していた可能性ですか…

十分あると思います。 見た目上 “尻尾”と“タバコ”の「炎」の形が似ているという単純思考ですが。

ティムがアレンを護るために巨大化した時 尻尾の形も変わる…
その理由は、この時クロスがかけた魔術のせいだとしたらスッキリなんじゃないかと。

ティムの尻尾が炎型の時は、術が発動中のサインというわけで。

元々「ゴーレム」といったら主(あるじ)の為に働くのが当然のものではありますが、それにしてもティムがアレンを護るために巨大化するなど目立つ行動をとるようになったのは “師弟面会からクロス失踪事件”以降なんですよね。

「ピンチ」でしたらもっと以前 アレンはティキ・ミックに殺されかけていますが、当時はそんな事は起きませんでした。

巨大化したあとなかなか元に戻らないティムに、アレンが「小っちゃくなれないか」と一声掛けたらとたんに元通りだったのも、いかにも“術が解けた”風でしたしね。





▽ ここから推測できること


(1) 演技

クロスがあらかじめ あの一連の動作の中に“術の仕込み”を織り込むことを計画していたのなら。
傍目には“不憫な弟子を思わず抱き寄せてしまった”ようなあのハグすら、彼の演じた「お芝居」だったことになりますね。

「宿主なんざ もっとくだらない奴がなってりゃよかったのに」 
「ティエドールの事も笑えんな」

大体クロスがこんな台詞をわざわざ口に出して周囲に聞かせているのも変じゃないですか。 
きっと アレンを抱き寄せても不審に思われないようにするための方便なんでは?

しかしこれも、弟子への愛がなければわざわざやる必要のない バレたら無事では済まないトリックなわけで。
この嘘と本音が入り混じる駆け引きがたまりませんよね♡(^^;) 

そういえば 感動の再会シーンでアレンの頭に通信機を取り付けていたジョニーもお仲間というべきか。
冷静沈着かつ心は熱い・・・ こういう人達、大好きですよv


(2) クロスはアレンを積極的に護ろうとしていた。

アレンのピンチに“師匠のおまじない”が発動してティムが巨大化・臨戦態勢に入ったと見られるシーンは 本編で2度ありました。

(1) 最初は北米支部襲撃事件。 六幻に刺されてノアの侵蝕に飲まれそうになったアレンの左目を結界破壊で復活させた時。

(2) 次は「ジョニーの修理屋さん」にアポクリフォスがやって来て ティムの方から先制攻撃を仕掛けた時。

ここは共通して アレン・ウォーカーの“生命”ならぬ“人格存続の危機”だったことに着目すべきでは?と。

護られたのは 「14番目の器」としてのアレンの肉体じゃなかった。
(1)はノアメモリーの侵蝕から。 (2)ではアポクリフォスの合体から。 
ティムは アレン・ウォーカーの人格が 他者に乗っ取られるのを防いだんですよ。

※ そういえば独房にいるアレンの元に初めて枢機卿姿のアポクリフォスが訪れた時も(ティムは呪符で拘束されて動けない状態でしたが) ノアの侵蝕を「治してあげるから」と言いアポクリフォスが施術を開始した時は静かだったのに、次に彼がアレンの頭部を抱えて記憶に介入し始めたらとたんに大騒ぎを始めたんですよね。 
こうしてみるとティムの行動は常に、アレンの意志を守ることに集中しているようです。 

総括して。 ティムにまつわるあれこれが 師匠の仕掛けた術のせいだったとしたら、それは彼の意志であったという事です。
そんなわけで 第222夜に登場した“師匠”の 「できるなら今ここで消えてもらいたかった」発言はやっぱり私には信じられません。



術をかける場面に、こんなクロスのモノローグが入ってましたね。

------ 結局 何かを守るためには 何かが犠牲になるってことか ------

これも取りようによってはアレンを14番目の為に犠牲にするような意味に取れてしまう台詞ですが、 それと真逆の行為の最中にそれはないでしょう。 
なぜならここは、誰に聞かせる必要もない 彼の本心が現れた部分ですから。

ノアの嫌疑で危険にさらされているアレンを中央庁から守るため、クロスは自分に疑惑を集中させることを考えていたんじゃないですかね… アレン本人にすら見捨てられる覚悟で。





今回は ここまでで。

「D.Gray-man HALLOW」、楽しみですね。 いよいよ今日は特別先行上映会の日。

ここのシーン、初回にバッチリ入ってくるんじゃないかなあ💛(〃'∇'〃)  
出てくれたら録画で何度でも穴のあくほど観たいと思います(笑)

それでは。


『D.Gray-man 25』 コミックス感想 その1。

あらためまして 「D.Gray-man」2年7か月ぶりの新刊発売、おめでとうございます♡
もう来月には続きの第223夜が出ますし アニメも始まるし…なので、25巻感想記事はなるべく今月中に終えたいですね。

今回の収録は、連載が季刊誌『SQ.CROWN』で再開した第219夜から第222夜まで・4話分です。
副題:「彼は愛を忘れている」



▽ 表紙カバー・表側

大鏡のこちら側にマナ、向こう側にネア。 
向き合う二人の表情には生気が感じられず、マナよりうつろな瞳をしているネアがとても気になります。 
これは、第220夜でマナが、「ああ…ネア  そこにいたんですね  鏡の中に…」 と言う時に見ていた 弟の虚像かも知れません。

もしこのネアとマナを隔てているものが鏡じゃなくてガラス板だとしたら、どうしても直に触れ合うことができない呪いにかかったもどかしさの表現でしょうか。



▽ 表紙カバー・裏側

横顔・金目のアレンの中身が実はネアだと暗示するように、前巻(24)で同じ位置には幼少期のネアの横顔がありますよね。 
結局今回、25巻のカバーに出ているキャラは 表・裏ともノアばかりというwww 

一番奥には古木のコーネリア、着ぐるみ伯爵、ワイズリー・ティキ・フィードラ それにロード。
ロードはぼんやり光る金平糖のような姿で浮いていますが、周囲に散らばる星の一カケラにも似て・・・

この絵から アレンの楽譜の子守唄が流れてくるようですが、あれもロードが作ったような気がしてならないんですよね… 。



▽ カバー折り返し

星野先生が以前インスタ投稿でも触れられていた、御友人に宛てた 感謝のメッセージ。 届きますように。



▽ カバー下漫画

23巻巻末番外編(ティモシーとコムイ)のその後。 コムキャンピー、何でこんなに可愛くないの(笑)



▽ 口絵イラスト

最新話第222夜が掲載された『SQ.CROWN SPRING』号の表紙と同じ。 カラフルで楽しいイラストです。

タイトル文字に隠れてしまって謎だった部分も良く分かりますv 
アレンの頭に載ったクラウン・クラウンの仮面には、上部にフールスキャップ風の角が3本付いていました。
彼のピエロ服の袖と同柄(白黒横縞)の布地で。
ティムの翼は、仮面と繋がっていた訳ではなかったですね。


 
▽ コミックス扉絵

目を閉じて風に吹かれ 何かを思い出しかけているような表情の、千年公ことマナ。
こちらも 前巻(24)扉絵の 風に吹かれるネアとは対のような絵です。 
試しに二人を並べてみましたが 切ないこと・・・  



▽ D.Gray-man CHARACTERS/STORY

この狭いスペースにあらすじを詰込むのは大変だと思いますが、その中に「アレンのネア化」と「アレンのノア化」という2つの表現がありまして~~~、区別の基準が今一わかりません。
(単に誤植の可能性もあり?(^^;)

<STORY>
「世界の終焉を目論む千年伯爵らノアの一族と戦い続けてきた黒の教団。 この教団に属しAKUMAを破る唯一の力を持つ戦士こそエクソシストである。
戦士の一人・アレンは養父のマナをAKUMAにした過去を持ち、千年伯爵を裏切ったノア「14番目・ネア」の宿主であった。
伯爵らとの数々の戦いの中、アレンのネア化が進行し、教団はアレンを隔離。そこに自立型イノセンス・アポクリフォスが現れ、アレンを融合しようとし戦闘に。教団はアレンをノアと識別、アレンは教団を去った…。
アレンを案じるジョニーは教団を退団、神田も加わりアレンを探し出す。しかしアレンのノア化は止まらない。そこにアポクリフォス、ノアらが次々に現れ、遂には伯爵までも登場し…!!」


アポクリフォスの言う「合体」はやはり「融合」だったんですね。


次から本編です。


第222夜(4)「A.W をたずねて・Hypokrisis」/アレン・ウォーカー

本編はずっとネアの人格が“表”の状況が続いていますが、ここで アレンの意識の方も後から目覚めて表の会話を聞いていたら一体どうなるのか… 実はずっと心配していましたが、どうやらそれは杞憂に終わったようです。本当に良かった。
(アレンに心の準備がないまま「千年公がマナ」だとか「リンクが14番目の協力者」だなんて話を聞かされてはショックが大きすぎますからね…!!)

アレンは ネアの昔の記憶を見ているところでした。
彼は現在の姿のまま、全くなじみのない風景の中に立っている… 

さてこの状況、ノアの侵蝕というよりは、アルマ編で“あの人”と語らう本体の記憶を垣間見た時のユウにより近いと思うのですが。 
アレンも今、何らかの事情で封印されたため自分のものと認識できないでいる過去の記憶と向き合っている所なのでは?
ただしユウのケースと大きく異なる点。 
クロス・マリアンが唐突に出現し アレンに直接話しかけてきた所ですね。
最後は御親切なことに“新情報”まで置いていってくれるとか。

この師匠の正体は、ロードが夢世界で作り出し アレンの元に送り込んだもの… と解釈しています。
ロード自身の、「アレンとぼくのゆめせかいをつなげる~」というセリフがありますしね。



▽ 原点回帰

「ここが終着地だよと言われたからって… はいそうですかと受け入れる僕だと思いますか…?」
「この右手は 人を守る為に使うんです… 屈服はしない 僕は“14番目”になるワケにはいかない」

------ 僕は進む それで僕を失うとしても この誓いを失うよりはいい ------

「いつか僕の歩いた道が誰かの糧となって この戦争が終わる日へと続いていくかもしれない」
「だから僕は僕のすべてを懸けて立ち止まりません」

いちめん麦畑の中で アレンにあらためてこの意志表明をさせた演出が憎いですね。

ネアの過去編から頻繁に目立つようになった麦畑のシーン。 
出始めの頃 タロットカードのイメージが重なって
「アレンの誕生日・やぎ座のスートは「コイン(ペンタクル)」で “稔りの大地”がその象徴」
「だからこの風景は、アレンのルーツにそのまま繋がるという暗示なのでは?」
なんて話をしてましたっけね(^^; 懐かしいです。

ただそれだけでなく アレン(およびネア)周辺には 救世主(=キリスト)フラグが幾つも出ている事も見過ごせませんよね。
「麦」というと 新約聖書の「一粒の麦もし死なずば…」の説話や 最後の晩餐でキリストがパンを私の肉としたエピソードなど、
キリストの象徴そのものです。

つまり、アレンの進むこの道が きっとこの戦争を終わらせ、世界を救うことになるという暗示ではないでしょうか。


それにしてもこの台詞、言い回しは多少違えど 師匠が最後に残したメッセージ(ボイスメモ)内容そのままじゃないですか… ><。 
クロスが託した精神はそのままアレンへ引き継がれ、もうすっかり彼の血肉となっているんですね。  

10PEN.jpg
<出典>
左 “Old English Tarot” / Maggie Kneen United States Games Systems: Crds版 (1997)
右 “Tarot of the Magical Forest/Tarot del Bosque Magico” / Hsu Chin Chun , Leo Tang Lo Scarabeo; Crds Blg版 (2008)



今度の夢は、あの「ネオギプス(N184)」回の夢とシチュエーションが似ています。
(あれこそ 不安な心の状態が作り出した幻だったと思いますが)

▼ たった一人、見慣れぬ風景の中にいると ずっと会いたかった人物が現れ念願の再会を果たす。  
あの時はピエロ装束のマナでした。
ほっとしたのも束の間、マナはアレン自身の右手を握ってくれず(差し出した右の代わりマナがつないだのはイノセンスの左)、
アレンを呼ぶ名もどんどん怪しくなっていき、夢は アレンが必死で愛を乞うところで終わっていました。

▼ でも今回は、何度会いたいと願ったかわからない師匠の手を 自分の意志ではねつけたんですよ・・・ 
頼れるもの全てから切り離され 真実がどこにあるのかすら何もかも怪しくなったこの状況下で。 
成長しましたね。

彼にとってマナとの思い出はもう縋るための支えではなく、本当に自立して歩くだけの精神力が備わったんだなあ (↑ω↑)



▽ 「どんなに離れても我々は繋がっている」 ※第207夜から

一度は自滅に誘う甘い“師匠”の言葉に揺らぎかけたアレンでしたが、リナリーの声で正気に返ります。
(この師匠がロードの意志であるなら、それを打破したリナリーの声という状況は・・・ちょっと想像力をかき立てますね!)

ふと思い付いたんですが。 
キャラグレインタビューで「リナリーは蹴飛ばしまくりますよ」と仰っていた意味は ひょっとしてこういうことではないですかね。 
弱気に陥った時のアレンに活を入れるという意味で… 穿ち過ぎかしら(笑) 

彼女の「何度だって助けてやるんだから!」(N30)という名ゼリフも 今となっては伏線に思えたり。 
だって実際 今回だけでなく、ネオギプス回の夢でも彼女は 危ない所のアレンを呼び戻す助けになっていましたから。


[クロス] 「教団にきてそう悪いことばかりでもなかったようだな」(N168)

アレンの人生が、より現実味を帯びて 確かな自信に繋がっていったのは、ホームの仲間との共同生活の賜物ですよね。
幾度も訪れた絶体絶命のピンチに アレンが必ず思い出していた仲間たちの顔々…

ネアがマナと共に生きた「17年間」にこだわっていたのと同じ理由で、
教団生活はアレンが「自分として確かに生きた」記憶として、普通以上に重い意味を持つものなんだと思います。

いずれ本格的に訪れるであろう “自我を脅かす危機”との戦いのためにも。




第222夜分感想記事はあと1回ですね。
もう新刊発売日直前ですが その前に何とか ………




※ 追記 (6/3)

結局続きは間に合いませんでした。 今の段階では 記事一本にまとめるほど内容が思いつかず。
今日から25巻の感想記事に入りますので、旧キャンベル邸のくだりはその中で触れさせていただきます。

ウルキャンピーねぇ…(^^;  
造形がティムキャンピーにそっくりということは、あれもクロス製になるのかな。




第222夜(3)「A.W をたずねて・Hypokrisis」/クロス・マリアン

感想の第一声であそこに出て来た師匠はニセモノだよと笑ってたんですが、周囲を見渡す限り そんな人皆無…?(-_-;)

なんとなく出しにくくなってしまって今までふらふら様子見ながら時間潰してましたー すみません。
もう漫画の解釈なんて 各人それぞれ愛を込めて語り倒せばいいじゃん!! と開き直りまして(遅) 再開します。

それにしても一頃は考察界隈も閑散としていたので、この活況が夢のようですね。 ←旧アニメ時代の最盛期を知らないもので
これからますます盛り上がりますように。 
ブログなど新しく立ち上げられた方は教えて下さい! ぜひ伺いたくv



▽ 師匠

今回のクロス登場については思わぬタイミングに驚くとともに嬉しくはあったんですが、何せん台詞が残念過ぎましたよ… 
本物だったら のっけから愛弟子にあれはあるまい?

でもアレンがここで屈せず、「あなたはきっと僕の弱気が見せた幻なんでしょう」と一蹴してくれたので心底ほっとしました。 
師弟の絆の勝利でしたね。

11歳の旅立ちの日 消え入りそうな声でおどおど挨拶していた少年を、たった5年で ここまで強かに育て上げたクロス・マリアン。
傍からどう見えたとしても、彼の心に終始 迷いは無かったんじゃないかと思うんですよ。


※ しかしクロスは「14番目(ネア)」にもアレンにも応援するような声かけをしたり(中央庁監視下の会見とボイスメモの内容)、彼製のティムキャンピーまでも 北米支部の結界を破りアレンのノア化を防いだかと思えば 目覚めたネアにもベッタリだったり… 
一見矛盾して見える彼らの行動が納得できる理由を考えた末に出たのが、以下3つの結論でした。
ここの常連様には耳タコで申し訳ありませんが。 

1. アレンはネア本人(=二つの人格が大雑把に言ってセカンズ的状況)
2. ネア&マナは千年伯爵メモリーの宿主の立場(=特にネアは、メモリーに染まらず自分本来の意志を保ち続けている。彼の初めての「目覚め」は第214夜。メモリーの方はもっと早く怪盗G編の「オハヨウ」)
3. クロス・マリアンはカテリーナ=イヴ=キャンベルの実弟・サイラス 
(⇒詳細は 畳んだ考察概要の部分参照)←大分古い記事でごちゃごちゃ読みづらいです…いずれ整理を。※

もしもクロスが マナネア“兄弟”を誕生期から知る、家族同然の間柄だったとしたら?
その発想で「ブックマンの失われた後継者説」から転じてしばらく「父親説」を支持していましたが、それもダメと分かった後「サイラス氏説」に活路を見出しました(笑)

単純発想ですが、例えばの話 自分の家族が事故に遭って記憶を失くして別人のようになってしまったからって、大事な人であることに変わりはないですよね。 特にその相手が実の姉の忘れ形見だったら・・・
彼も似たような境遇だったんじゃないかな。
成り行きで、柄にもない“子育て”にまでつき合わされれば 故郷の記憶と共にその想いはさらに募るでしょうし。 

クロスはアレンとネアを同一視したような発言をよくします。
彼が会見終了際、背中を向けてアレンにぽつりと放った「今度は途中で死ぬんじゃねェぞ」には、これまでの全ての想いが込められていたかと。
アレンが自分の弟子として旅立つ日 「“歩く人(ウォーカー)”おまえにピッタリだろ」と言った時の彼の心中もいかばかりか。
([ロード] 「“立ち止まるな歩き続けろ” ネアがマナに遺したことば…」)

「アレン」となって復活したネアの意志を、今度こそ遂げさせてやりたい。 その為には、こんなに弱々しくなってしまったこいつに 苦境をはねのける力を取り戻させること。 

適合者の要件で求められるのは逆境の中でも自分を強く持っている事…という話が『季刊エス』でもされていましたが、 アレンもアポクリフォスが舌を巻くほどの「美しい使徒」に育ったということは 内面の強さが備わった証明なんですよね。



▽ 問題の台詞

ここは一つずつ追っていきましょうか。

○ アレンにいきなり酷な言葉で引導を渡すクロス
「ここがおまえの終着地 アレン・ウォーカーの消える場所だ。 おまえは宿主の役目を見事に果たした」
「この麦畑はネアの精神世界 奴を知ろうとすることは 同時におまえが消えていくことなんだよ」

・ ないですよwww これじゃアレンはクロスにとって何だったのか。
・ 何故クロスはあの会見後に、自分に猛反発してみせたアレンを思い出し「生意気な面になった」と喜んでいたのか。
・ どうしてボイスメモまで残して「マナの仮面を外せ」と、アレンの将来の事を案じていたのか。

○ それでも踏み留まろうとするアレンの足を引っ張るクロス
「何を変えたい? このまま先へ進んだところで 宿主「アレン」が消える末路は変わらんぞ」
「おまえはこれから消えてゆく その現実に耐えられるのかアレン」
「今だってネアはおまえの体を使い現実世界で息をして動いている」
「おまえはまるでAKUMAに内蔵された魂のように消えるのを待つだけ」

・ もうここまでで「おまえは消える」を5度も繰り返してるんですが?!(怒) 
・ こうやってアレンを暗示にかけたがってるんでしょうね この幻覚の主は。

○ 優しい言葉をかけ続ける一方で、逆らった場合の苦痛と恐怖で脅し 最後の気力を削ごうとするクロス
「怖いなら一緒にいてやる くさっても師匠だからな おまえの小便シーツ死ぬほど洗ったしよ」
「この浸食に抗えば ただムダに多く恐怖を味わうだけだぞ」
「宿主を壊したいとまでは望んじゃいない」 「宿主になったおまえには本当に感謝してるんだ」
「だからせめて 苦しみの少ない最期であってほしい」
「受け入れるだけでいい 宿主の運命を受け入れれば 背負ってきた苦しみや深い悲しみから解放される」.
「愛するマナとの思い出のなかで 眠るように安らかになれる」
「それもまた ひとつの道だ アレン」


○ ここまで追い詰められても陥落しなかったアレンにショックを隠し切れない顔のクロス

○ そして負け惜しみの捨て台詞。
「どこまで行ってもお前って奴は見せかけばかりの偽善者を演じるんだな…」
「だったら歩け ひとりで  馬鹿弟子め」

          ↑
(ここであの大事な台詞使わないでよバカーっ!!(;´д`))

自分で自分の道を歩くと宣言したアレン・ウォーカーに「偽善者」とは。
その生き方を彼に示したのは、他でもない師匠だったのに。 ・・・偽物の化けの皮が剥がれた感じです。
ここでアレンもはっきりと、これが本物の師匠のはずがないと悟ったんでしょうね。
だから「自分の弱気が見せた夢」だと。

この「偽善者」で思い出すのは、方舟戦で退魔ノ剣に敗れたティキ・ミックの「これはただのお前のエゴだ」という台詞です。
共通するのは ノア視点からは目障りな立ち位置の「アレン・ウォーカー」への苛立ちかな。


結局、これはロードがアレンに見せていたクロスの幻というオチですよね。
(でもまだイノセンスによるダメージが効いていて、出力不足なのかな 「何度も繋げることはできない」とは)

ロードが 好きだった人間の「アレン・ウォーカー」を終わらせようとしていたことがハッキリしてしまったようで、この先不安しかありませんが。
ここで安らかに眠れと促したのは、彼女なりの思いやりだったんでしょうか・・・
キャンベル家を探し当てたアレンが到着したら、彼女はクロスを使い何をするつもりなのか。




▽ クロス・マリアン襲撃事件

第169夜でアレンとの会見直後に姿を消したクロス。
確かに彼は一度顔面を撃たれていたし、その直後派手に窓が破られいなくなっていたというのは…
今回の種明かしからすると、ロードが瀕死の彼を “扉”で連れ去ったとみていいのかな。
一応ここでは、ロードはクロスの命の恩人ということになりますよね!


ちなみに私は「ネアのかつての「友」という人が35年前のアレン」という説は取っておらず(アレン=ネア説を貫くには無理ありまくりなので)、彼はアポクリフォス本人が化けた姿かその仲間か…という想像で、前回もこんなことを書いてましたが。
          
第215夜でもネアの記憶映像に登場していた長髪メガネの若者は、過去の一時期ちゃんとネアの「友」という立場にあったらしく。
思えばあのクロス・マリアンですら 銃口を向けられるまでアポクリフォスをずっと信じていたようでしたから、
([クロス] 「もっとはやく間違いに気付くべきだったよ !!」(N203))
イノセンス側の企みが最初から彼ら(=ネアとクロス)に向けられていたとしたら、「友」という人の登場が行き当たりばったりでなかったのは当然ですか。
しかし35年ぶりの復活を果たしたネアも 自分を取り巻く状況が想像とは全然違っていたことに気付いた時、(この復活計画を持ち掛けた彼に)「敵同士だ」(N215)と絶縁宣言をしたんですよね。 
聞いていた話と何もかも違う 騙したな、と。・・・・


クロスの方はノアを離脱したマナネア兄弟の受け入れ先として、“中央庁に潜んで動向を伺っているが実はイノセンス”というアポクリフォスをずっと仲間として信用していたのだと思います。
アポがあっさり断罪者を取り上げていたところを見るに、元々クロスに適合権を与えたのはアポのような気もしますし…
クロスはアポから 「ネアが伯爵に襲われて瀕死の身柄は預かっている、復活計画もある」と聞かされたんじゃないでしょうか?
本来ダークマターの伯爵メモリーを抱えた脳を他者に移植なんて不可能。でもイノセンスが寄生した肉体なら浄化できると。

中央庁の監視下のあの会見の時は、クロスも会話中にアポの存在を匂わすわけにはいかず、もちろんアレンがネア自身であることなど知られては大変なので アレン・ウォーカーは14番目に取り憑かれた哀れな器、を強調するしかなかったのでは…
でもその後のアレンが心配だったからこそあんなボイスメモを残したんでしょう。

今回、本物のクロス・マリアンは意識だけの登場。 
しかも数か月前にアポクリフォスに襲われた瞬間で彼の時間は止まっているようです。 
もちろんアレンが自分の幻の夢を見させられていることなど知る由もなく。

「ああ… 間違いだった…」 「もっと早く… この間違いに気づいていれば…」 
「ネア… 気をつけろ オレたちは…奴らに利用されている」
「“アレン”は危険だ 危険なんだ…」


ここでいう「アレン」は、ネアが復活した時のコードネームとしてアポから教えられていた“新しい名前”のことでしょうね。
そもそもこの復活計画自体が信用ならないものだったということで。 
ネアに宛てた忠告「アレンは危険」は、イノセンスサイドの話を信用しては危険という意味では?
ティムの過去映像を観たネアも、それは十分わかったようですが。


ああ… クロスの今の状態、気になるなあ(´;ω;`)
アレンとの本物の対面で、悪用されたりするんだろうか・・・  アレン頑張れっっ。



次回は弟子の方行きます。


第222夜(2)「A.W をたずねて・Hypokrisis」/イヴ

今回はクロス・マリアンの印象が圧倒的で他が霞んでしまいそうでしたが、もっとあったんですよね。大事なことが。
こちらを先にします。

マナネアの「母さま」のミドルネームが「イヴ」。
カテリーナ=イヴ=キャンベル





▽ 原罪

では、こちらに書いていた楽園イメージで問題なかったということですね! 
⇒ 第220夜(2)「A.Wをたずねて・彼は渦の中でいっそう目を瞑る」 ▽ マナ(対話編)

上の記事からの一部抜書きと加筆

第220夜(1)記事の最初に「Dグレ版エデン」と言いました。
これは 前回第219夜の時に語った神話からの連想です。

まずギリシャ神話によれば、「西の最果ての楽園」を守る精霊にたぶらかされ、来訪者は旅の目的を忘れきってしまうのだと…
この精霊役をカテリーナとすると 来訪者は千年伯爵(アダム)。
出会いの場所の古木(コーネリア)もこれリンゴの樹ですよね? からの
「楽園」繋がりで 二人がエデンのアダムとイブってかなり強引でしたがwww
52年前のあの出来事は、それまでロボットのように従順に「千年伯爵」役を遂行してきた彼が 初めて愛を知り「暗黒の三日間」を強いられることに疑問が湧いて、しまいに肉体とメモリーが不適合を起こして壊れてしまった事故だったかなと。

空想根拠で甚だ心もとないですが、もしも52年前の事件の理由がそういうことであったなら、
そこで誕生したマナとネアはノア側にしてみれば「(アダムが神の期待に背いた)罪から生まれた子供達」なんでしょうと。
(何せインスタグラムの星野先生のアイコンも“アダムのリンゴ”と取れますから… きっと物語の一番大事な所なんですよね)


○ ノアの「大罪」 

[マナ] 「…ぼくを 追い出すの…?」
[メモリー]「“マナ”なんて元々いなかッタ! ネアも」 「カテリーナが戯れで名付けたただの幻だったのデスヨ」
「我が輩は“千年伯爵”以外の何物でもナイ」 「忘れタのデスカ」
「おまえには アダムノア… この世界に対して 償わねばならぬ大罪があるこトヲ!!」


ここのセリフの意味は、一連のものとして捉えたいところ。

“千年伯爵とカテリーナの出会いに端を発するマナネア物語”が、すでにノア視点では許されざる事態だったってことじゃないでしょうか。
最後の一節でメモリーが言う「おまえ」とは、ここのマナだけでなく、ネアも含み ひいては彼らの前身の52年前の千年伯爵まで遡る「宿主」への呼びかけだろうと。

「アダムやノア… この世界に」とは。
分裂により「伯爵」が世界から消えてしまったあの事件自体も罪なら、二人揃ってアダムが与えた役目”を放棄し、「ノアの一族と殺し合いの逃亡生活」を繰り広げるまでの、一切合切ひっくるめて 現在目の前にいるマナを責めているのだと思います。

あくまでノアの立場からの勝手な主張でしょうが。


○ 禁断の果実

物語に沿うとすれば、イヴがアダムにも勧めて一緒に食べたのは 知恵の果実だったのですよね。
神が食べることを禁じていたその果実により、人は頭が良くなることと引き換えに知らなくていい事まで気にするようになった。
カテリーナもまたいかにも聡明そうな、明るい瞳で好奇心一杯の少女といった風でしたしね。
彼女はアダムに何をもたらしたのか。 彼女の影響から、彼はいったい何に気付いたのか。
知りたい病。
ここらへんひょっとしたら、「錬金術師の十字架」とも称されるローズクロスを掲げた黒の教団の気配もするかなあ…
 
※ 昔読んだ ClockWorkRose の獏さんの記事を思い出しました。 これこれ⇒ 「ローズクロスって」

19世紀版アダムとイヴに直接関与したとすれば、黒の教団よりむしろ 組織を大元で操っているイノセンス達な気がしますが。

とにかく カテリーナがアダムをダメにしたイヴ役。
もしも元凶の蛇役がイノセンスとなったら…
彼女が師匠の連れ歩く屍のマリアである可能性が、もっと上がったかな(笑)

声帯のイノセンスから響く子守唄。
二つに分裂した際休止期に入った千年伯爵のイノセンスが 再び幼少のマナの体を蝕み始めた時、カテリーナの歌がかなりの抑制効果を発揮したかもね。

アレンが探すことになりそうなカテリーナ=イヴ=キャンベルさん。
おそらく いまだ健在で普通に会って話ができる可能性はほとんどなさそうですが。
でも、もし彼女が本物の屍のマリアで かつてコーネリアの根元で伯爵に殺されていたとしたら、イノセンスが無事に残されている可能性は低いですよね~~~ ほんと良く分からないわ。 喰われてなかったしww


やや取り止めがなくなってきたのでこのへんで。

次は師匠。




第222夜(1)「A.W (アレン・ウォーカー)をたずねて・Hypokrisis(ヒポクライシス)」

「D.Gray-man」もとうとう連載222回目を迎えまして。 おめでとうございます。
お話的に切りもいいですし、25巻収録はここまでですか。


今回は本編29ページ。特に引っかかる箇所もなく、美しい絵の世界に没入できる幸せ… 
師匠のお姿も久々に拝めてうれしいです!! たとえニセモノでもね(笑) 

ウル・キャンピーって何なんだろう?  「ウル」?ラピュタ語ですかしらジブリだけにwww  
(あっちのお話では 「トエル・ウル・ラピュタ(=真の・・ラピュタ)」でしたっけ?)
でもさすがにそのネタは無いか^^;  この黒い子の名前の意味と正体が早く知りたいですね。 


▽ 『SQ.CROWN SPRING』 表紙絵

気分はいかにも「春」で、全体的に華やかです。 中央にピエロ姿で笑顔のアレン。 衣装は白×黒の縞柄。

アレンのすぐ横、元気にティムキャンピーも登場していますが、左の翼が折れてクラウンの仮面と融合しているみたいなのはどういう意味かな?(;・∀・)

アレンの腕の中に飛び込んできたようなロード人形。
そのすぐ横の、滴(しずく)型で赤い教団ゴーレムは(私最初リナリーのかと思ったんですが)形からしたらやはりラビのかな?
他に青の神田ゴーレムと緑の(こっちがリナリー?)ゴーレムも「Q」の文字の隙間から覗いています。 
アニメカラーの髪色に合わせた感じでしょうか。



▽ 描き下ろしミニポスター 原作版&アニメ版

表は原作版星野先生の描き下ろし。
まっすぐこちらを見つめるアレンのポートレートです。 
美しすぎて言葉もありません。 映えるのは愛と信念のガーネットカラー。

裏はアニメ版「D.Gray-man HALLOW」の描き下ろし。 
いつもの三人衆はいいとして、リナリーは足だけとかww  どういうことなの花江さん←


▽ 副題:「A.W(アレン・ウォーカー)をたずねて・Hypokrisis(ヒポクライシス)」

今回扉絵は特に無かったですが、サブタイトルがちょっと辛い… 

ギリシャ語で“Hypo”は英語の“under”。「~の下に」。
“krisis”は英語の“crisis”。「危機」ですよ💦
でもね、“krisis”には「重大局面」とか「転換点」という意味もあります。
何といってもこの展開は、「アレン・ウォーカーをたずねて」=“アレンのルーツを辿る旅”なんですし…
<訂正>
…などと言ってましたところ、 実はこの“hypokrisis”、ちゃんと一語で「偽善者」という意味があったんですね!(苦笑) うっかりしました。

まああそこでアレンを「偽善者」呼ばわりとは。絶対本物の師匠じゃないと思いますが。

今回の本編のアレンの逞しさが嬉しかったですよ・・・ 君、また一段強くなったねぇ(´∀`゚q)  これなら大丈夫。


▽ D.G教団報<ANIME版>

嬉しいお知らせ。 
アニメのEDアーティストが綾野ましろさんに決定しました!
「Dグレとの出会いは小学生の頃。今も追いかけ続けている私の居場所のような作品に関わることができてとても幸せです!!」

芦野芳晴監督からは
「スタッフ一同鋭意制作中です! 絶対に期待を裏切らない面白いものにしてみせます!! 新しいアニメシリーズに期待していて下さい!!!」


頼もしいお言葉。 アニメ放映開始まであと3ヶ月弱と迫りました。 本当に楽しみです♡


▽ 目次ページ

ここ飛んでましたね(ごめんなさい)
星野桂先生のコメント。

「多肉植物の育て方が面白くて最近どんどん増えてます。ヘコんだ時もあのプックリした独特の形を眺めてると癒されます。」




次号は『SQ.CROWN SUMMER』。7月(おそらく中旬)発売予定。もうアニメは始まっていそうですね。

「TVアニメ放送開始記念・総力特集号」ということで、またもDグレが表紙&巻頭カラーです。

さてそろそろニコニコ生放送が始まりますよ。 開場は20:50。 リアルタイムで見れるかなw

また何か書き忘れていたら補足しますね~ それより本編の感想に早く行きたいところですが。
それではまた。

第221夜(3)「A.Wをたずねて・道化の戯れ言」

だいぶ間が空いてしまいました。 第221夜の考察感想、続きです。

前回第220夜の記事でも、たまたまリンクのタトゥー柄のイメージで 「二重螺旋」や「生命の理」という言葉が浮かんでいましたが、
やはり「仮想19世紀末」の空想世界はスケールが違いますよね。

Dグレがこれからどういう景色を見せてくれるのか楽しみです。



▽ “友”が残した言葉



○ かつての友

第215夜でネアの記憶映像に登場していた人物は、過去の一時期ちゃんとネアの「友」という立場にあったらしく。
思えばあのクロス・マリアンですら 銃口を向けられるまでアポクリフォスをずっと信じていたようでしたから、
([クロス] 「もっとはやく間違いに気付くべきだったよ !!(N203))
イノセンス側の企みが最初から彼らに向けられていたとしたら、「友」という人の登場が行き当たりばったりでなかったのは当然ですか。

しかし35年ぶりの復活を果たしたネアも 自分を取り巻く状況が想像とは全然違っていたことに気付いた時、「敵同士だ」と彼に絶縁宣言をしたんですよね。 
聞いていた話と何もかも違う 騙したな、と。

ネアも 新しい体がイノセンスに寄生されたものになることは(初めて見た時も驚いていなかったので)想定内のようでした。
その事も含めて回想の中の「友」は 「(イノセンスの影響でノアメモリーを損ねないように)わたしが護る」と言ったんでしょうか。
ネアを安心させるため、イノセンス側に ノアから逃亡中の彼らの受け入れ先があるという話までしていたかも。

しかし 傍で介抱してくれていた「ジョニー」は、結局自分の協力者ではなく。
彼の話では、体内のイノセンスまでも「14番目(じぶん)」を敵として戦っていたという。
そればかりか ティムの記録によると、ネアとしての記憶が戻らないまま自分はもう一度別人として育てられ、14番目は敵だと教え込まれて全く別目的(エクソシスト)に利用されていた。 イノセンスはクロスまで殺してしまったらしい。

・・・ネアとしては当てにしていた人に裏切られ、味方が誰一人いない世界で戦わねばならなくなったと・・・こんなところでしょうか?


それにしてもあの「わたしを使え」の所の回想シーン、現実にあった事なら ネアが伯爵に「喰われた」話と全然かみ合わないですよね。

本当に喰われてしまったら、今回のファインダー達のように体は「消滅」するんじゃないんですか?

方舟編のアレンのセリフで、「壊せてなかったんでしょう? ここに在るんだから」(N111)というのがありましたが。
死亡確定だったアレンの体をイノセンスが陰から護ったように、ネアの時もイノセンスの介入が 伯爵の目すら欺いたのかも。


とりあえず35年前まではネアが全幅の信頼を置いていたであろう有能な「友」。
あれほどのレクチャーを受けていたら ネアがノアの追手と戦う際も、随分助けられたんじゃないかと。

 


○ 世界の理

「 昔 友だった男がこう云った
肉体は 魂の器にすぎず
魂とは 生命の螺旋の一部であると

この世に存在する全てのものの根源は 「生命の螺旋」によって成されており
それを失えば 器は原始に還り 消滅する
それが世界の絶対の理(ことわり)であり 真理なのだと

“生命の螺旋”
それは 生命の可能性を引き出す力
進化を促す 希望と災厄の力

------ ネア  その螺旋のなかで最も強いエネルギーをもつのが人の魂なんだよ ------

こいつはそれを喰うんだ 人の魂を!」



ここまでが 人喰い伯爵を前にしたネアのモノローグですが、さて。 

“人間の魂が生命の螺旋の一部でそれはこの世の万物の存在にかかわる力”ってさ… (;´∀`)
何だかさらっと説明しちゃってますが どんなに優秀な科学者だって、こんな事まで解明するのは無理だと思うんですよ~~!!!
特にこの時代の第二人類、自分達は元々ノアによって造られて全員ノアの遺伝子が仕込まれている事すら知らないんです。
「やっぱりこのお方、人外」に1票。


① 「この世に存在する全てのものの根源は 「生命の螺旋」によって成されており
それを失えば 器は原始に還り 消滅する」

「生命の螺旋」とは、「生命」という言葉は使いつつも 一個の生命体の話にとどまらないですね。
千年伯爵の餌食になったファインダー達の消失は、肉体だけでなく直接身に付けていた服や装身具にまで及んでいました。
「螺旋」。 スパイラル。
それが、「この世の物質全て」の存在の有る無しを決めているのだという。


② 「“生命の螺旋” それは生命の可能性を引き出す力   
進化を促す 希望と災厄の力」


「力」という言葉がくりかえし強調されています。 「生命の螺旋」とはつまり、ある種の「力(エネルギー)」の形なんだと。
それが、この世界に物質の存在をもたらすだけでなく、その行く末までも左右していると。
E = mc2 とか(笑)持ち出すまでもなく
素粒子が壊れて消える時膨大なエネルギーを生ずるのと逆で、力(エネルギー)を転換して無から有(物質)を生成することは理屈で可能ですからね… 
このへんが、思った通りに想像を実現化させてしまうようなノアの能力とも関係がありそうですね。

「進化」「希望」「災厄」
ノアメモリーは、宿主の持つノア遺伝子中 特定の形質を発現させて、細胞ごと超人へと進化させる…
特殊能力を開花させたその個体にとっては希望の力と言えますか・・・ 
でも結局それは人類全体を滅ぼす災厄への第一歩。 

ロードの服や 奏者の資格に関係しそうなあの紋章に「リボン」があしらってあるのがずっと気になっていたんですが、これもくるくる回る「螺旋」のイメージから来ているのかなーなんて思いました。
帯状に伸びる千年伯爵の腕やティムを襲った時のアポクリフォスの姿も。
ティムのしっぽの「渦巻き」も「螺旋」とは二次元・三次元の違いはあれど同根かなあ・・・(思いつくまま適当言ってますよ) 
あれも方舟で限定的な転送能力は発揮していましたよね。


③ 「最も強いエネルギーをもつのが人の魂」

あの咎落ちで出現した異形の姿と破壊力は、人間の魂が元々有する膨大な力の産物だったんでしょうね。
イノセンスと人間の魂の不協和が、エネルギーの暴走を招いた悲劇か…


④ 「こいつ(千年伯爵)はそれを喰うんだ 人の魂を!」

千年伯爵も常日頃 生きるために人間を食料にしている様子はないですし、彼が“人の魂を食うこと”の意味とは、“効率よくエネルギーを取り込むこと”に尽きるのかな・・・
彼と魂を共有するAKUMAからも、彼の元に絶え間なく「力」が注ぎ込まれている気がします。

ノア同士が仲間の存在を感知できるのも、彼らのメモリー間の繋がりによるものでしょうし そのパイプを通じて千年伯爵から 各々の能力発動に必要なだけのエネルギー供給があるかも知れませんね。

そういえば、“イノセンスは「この世の万物」とは別物なんでしたっけ。
[ティキ・ミック] 「お前らの“イノセンス”は別だが? それ“この世の万物”じゃねーし」(N112)

ではイノセンスと対を為すダークマターも 「この世の万物」じゃないっぽい。
“AKUMAの魔導式ボディを作る卵核=ダークマター、それは千年伯爵の魂でできている”という話からは(N195)、
「千年伯爵の魂(⇒千年伯爵メモリー?)」自体がダークマターで“この世の万物外”という解釈はできそうです。

他所の世界からやって来て、イノセンスは人間世界を作物畑のように利用しているんでしょうか。
それに対抗して ノアは この世界を構成するエネルギーごと吸い尽くそうとしているのか。

この世界の終焉を企む千年伯爵。 
その一身にブラックホールのように世界を飲み込んで、まったく別の場所に新世界を創り上げようとしているとか?
「ノアの方舟」の逸話になぞらえたら、こんな手段でもイノセンスの災厄から世界を救済するつもりだったり。


どうにも確証のない空想ばかりが走りますね・・・

そもそも AKUMAの進化する意味、とか肝心なところがちっとも分かりません。 
この先の種明かしを楽しみにしております
(苦笑)。




・・・・・・・・・ あ、そういえば ネアの最後の一言が (ツッコミどころですが)嬉しかったですわ。

「こいつは喰うんだ」とか…… さっきまで「オレたちは文字通りの分身で千年伯爵なんだ」と話しかけていた相手にですよ。
通しで見ると、彼の言動はえらく奇妙なことになっていますよね。 
自分は、そんなおぞましい存在とは別だと言いたげで。

つまり、彼(ネア)の意識の中では、この不気味な生態のメモリー(千年伯爵)と 宿主の自分たち(ネアとマナ)とを、ハッキリ区別しているってことでしょう?




それではいったんここまでにします。

華やかな新作アニメの話題やら何やら。情報洪水に浮足立って、すっかり考察記事がほったらかし・・・失礼しました(;^ω^)

もう一回くらい何かあったら出しますねー(いや出ないかも) ←


いよいよ次号の 『SQ.CROWN SPRING号』の発売日(4/15)まで あと一週間ですね。

『季刊エス 4月号』では星野先生のDグレ構想がいろいろ伺えて、今後がますます楽しみになりました。

そうそう。 雑誌購入された方、星野先生の直筆サイン色紙の当たる(浅田先生のもv)アンケートハガキは投函済みですか?
こちらの〆切、4月21日までになってます。 
偶然でしょうか 星野先生のお誕生日💛 お忘れなく。

ではまた。


第221夜(2)「A.Wをたずねて・道化の戯れ言」

今日SQ.の発売日なんですが、色んな意味で空気読まない投稿失礼しますwww
SQ.報告も今日中に上げますね。 お待ちください。



▽ ちょっと流れをおさらいしてみて


連載が再開した第219夜以降、場面はあまり動かなくて(私としては)やりやすかったんですが、今回どこから手を付けたものか少々悩みまして。
状況整理に簡単な時間経過表を作ろうとしたんですが、結局メンバー各人バラけて動いている間の正確な進行表を作るのは難しいと判断、単なる事件の列挙で終わりました(不覚)
画像にした意味すらないですが、ざっと以下のような流れで。

始まりはAパート。 (アレン・神田・ジョニー)の三人揃った 露天修理屋開店シーンから
最新号掲載の第221夜ラストまで。

0chiten.jpg(「D.Gray-man 24」第215夜より)

Aパート・・・ 神田中心
Bパート・・・ アレン中心
Cパート・・・ アポクリフォスとノア
Dパート・・・ ファインダー達


Apart90.png

Bpart90.png

CDpart90.png


○ くだんの「応援要請」

そういえば、第217夜でティエドール元帥と一緒のファインダー達に来た応援要請の内容がおかしくないかと訝っていましたが。
“ジョニーとアレンが一緒に駅へ向かっている”←ジョニーの身を案じて離れた筈のアレンが、彼を連れて汽車で逃げるとか)
情報源はあの第220夜の市民からの聞き込み調査だったんですね。
男の子の指さした「あっち」がたまたま駅方面。
結果的にジョニーはアレンに追いつき、今も一緒なわけですし。

上からの指示に従って「アレン・ウォーカーとギル」を見つけたファインダー二人組は、ただ目標捕獲で頭が一杯。
これでは、傍にもっと怖い敵がいる可能性まで気が回らなかったことでしょう。


○ 今から何ですがそろそろ

こうなりますと次回あたりはいよいよ 千年公を見つけたティキ達を相手に 神田の大立ち回りが見れるかもしれませんね。
中央庁がよこした大量のファインダーが見守る中、黒の団服をまとった彼が臨界点突破の勢いで敵を蹴散らしたとあっては、
ティエ師の出した条件の、中央庁にキミの忠誠心を見せること」も難なくクリアです。

そちらにファインダーの関心が集中すれば、リンク達もここから脱出しやすくなりますよ。
ただし、これでアレンが無事教団に戻れる可能性はほぼなくなります。 
千年伯爵が襲ったファインダー達の犠牲も またアレンのやったこととして片付けられるんでしょうから。 (´;ω;`)


○ サポートの脇役達が有能すぎる件

あのタイミングでティエドール師匠が救いに来てくれていなければ 神田は路地裏でぼーっとしている所を、情け容赦ない中央庁寄りのファインダー達に捕まっていたかも知れないんですよね。
呑気に人通りの多い道端で店を開いていたアレン達の周囲が 既にあれほど物騒なことになっていたとは。
ティエドール元帥の連れてきたファインダー達だけが 神田とは古なじみのようで、連絡が通じた時の喜びように和みました。
どんな端役でも人それぞれの事情を背景に生き生きと動き回っているDグレは、本当に面白くて大好きです。

ハワード・リンクさんについてはもう凄すぎて。
第213夜で上半身を披露された時は「あれ?意外にヒョロい?」とか思っちゃいましたが済みません。 もう服の上からでも当時よりだいぶ逞しくなった感じがしますよね。
あの時は、瀕死の重傷と戦いつつ絶食状態が20日間続いた直後でしたし・・・
長官の命を受けてそこから3カ月、彼のことですから 筋トレ等もちろん 手持ちの技と武器の威力をいつでも最大限に発揮できるよう、連日研鑽を積んでいたに違いありません。

ターゲットの「14番目」を中心に据え、あの町全体の動きを監視しながら必要な時だけ現れる手際がもう~「一人旅団」
この先も頼もしい限りです。


○ 改良型

これまで割と見逃していた ファインダーと鴉の装備について。

☆結界装置(タリズマン) 科学班の汗と涙の結晶ですよね

・ マテーラの頃使われていたサーチライト型。 アニタさんも持っていましたし、本部襲撃の時に即席で作成したのもこれ。
教団側結界装置のバリアの肝は、特殊な“光の照射”ってことかな。
千年伯爵サイドの結界は“闇に閉じ込める”感じでしたが・・・ それをティムが怪光線で壊してましたし。
しかしこのタイプ、「レベル2以上のアクマには効果が薄い」とファンブック『灰色ノ聖櫃』にはあって もはや時代遅れですか。

・ 本部襲撃の時最も活躍していたのが、機動隊が扱うような窓付き大型長方形のライオットシールド型

・ 現在は円形盾型。 携帯に便利ですね。 戦闘時には実際の盾としても使えるし、動きを邪魔せぬ適度な大きさの優れもの。
本編ではMr.マーチンのイノセンスの時チャオジーの先輩のキエとマオサが持ってたのが初出か… バッテリー切れでしたが(笑)
今もこつこつマイナーチェンジが進んでいるんでしょうね。

☆式針(しきばり)

呪符と共に、鴉の基本装備です。
こちらも「9年前」と比較すると隔世の感ですね。 
まずはこの、亜細亜第六研究所の鴉が 逃走するアルマとユウに放ったやつ。↓テント張り用のペグみたいなシンプル形状。

shikibari1.jpg shikibari2.jpg
(左、右とも「D.Gray-man 20」第191夜より)

こちら↓は今回リンクが使った(おそらく)最新型。

shikibari3.jpg(『SQ.CROWN winter号』掲載第221夜)

針の軸棒にもネジが切ってあって、飛び道具としての威力が増しています。 こわい

この式針も先程の結界装置の盾同様、十字マークが目を引きますね “神の軍団”を標榜する中央庁のアピールでしょうか。
装備品が昔より機能的でデザインも美しくなったのは確かですが、こんな隅々にまで権威主義が及んできたようで何だか落ち着きません。
やはりあの教団移転に伴う大規模な組織替えが転機だったかな。
いや 元々教団とはそういう組織で、コムイが着任してからの6,7年こそが異例だったということですか。
近々教団に戻るであろう神田もふくめ、教団残留組には頑張ってほしいですね。





次は今回の登場人物に踏み込む(予定)で。





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漫画「D.Gray-man」は、2004年5月31日発売の『週刊少年ジャンプ27号(6月14日号)』で連載を開始し、本誌には 2009年『少年ジャンプ22,23合併号』(第186夜)まで掲載。以降2009年『赤マルジャンプ9月20日号」に第187夜掲載を経た後、第188夜からは同年11月発売の月刊『ジャンプSQ.12月号』で連載再開。以後2013年刊行『SQ.2月号』の第218夜まで掲載。同年『SQ.4月号』誌上で編集部より「再開未定の一時休載」告知。そしてとうとう2015年7月17日発売の季刊誌『ジャンプSQ.CROWN(スクエアクラウン)』に場を移し連載が再開しました。 コミックスは2013年11月に24巻発行(第218夜まで収録)・25巻は2016年6月3日発売です(第219夜-第222夜)。 2016年7月から9月まで、新作TVアニメシリーズ「D.Gray-man HALLOW(ディーグレイマン ハロウ)」がTV東京系列で放映されました。詳細はアニメ公式HP http://dgrayman-anime.com/ をチェック。◇◇◇ 星野桂先生あてファンレターの送り先は以下の通り。       ↓  
プロフィール

キャンピー

Author:キャンピー
Yahoo!ブログから移動して'12年10月25日オープン。
それ以前の日付記事は旧ブログからの訂正版です。

生年:不明。35年前には存ざ(ry
BD/Btype:8月某日(Leo)/AO型
身長:160cm
体重:標準(自称)
家族:5人。夫と子供3人(男・男・男)
好物:漫画はDグレでお腹一杯。

<他ツイフィールまで> http://twpf.jp/ripvansf
   

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