すみません まだ頭の中はこんな感じ。

去年の今頃って、番外編「マリアの視線」を読んだばかりでしたね。

それまでクロスというと アレンにとっては唯一の師匠であるし、方舟でも本部襲撃でも最大のピンチには颯爽と登場して救ってくれた頼もしい御方ではあるんですが、何しろカナヅチ事件がずっと尾を引いてて。

あれを初めて見たショックといったらなかったですよ。アレンの方は殴られる必要がまるで無い所でした。
その件についてはその後一切語られませんが、今思えばきっと何かの「必要」はあったのでしょう。 
おそらくアレンの中のノア関連だろうという曖昧な想像しかできませんが。
「酒菓子」のエピソードも、侵蝕が進んだ将来的に 自制心をなくした時のノアの脅威を思ってじゃないか…


ともかく「マリアの視線」から、クロス・マリアンの印象は一変しました。

それとアレンの様子には、小説版3巻以上のダメージを受けました。 

最悪の環境にも染まらず 悪は憎み弱い者は身を挺してかばう 根っからの強さを持っていた子が、
マナをAKUMAにし壊したあの晩の事件で 心の崩壊寸前まで行ってしまっていた。
そこにクロスが関ってこなければ、アレン・ウォーカーという人間は この世に存在できなかったでしょう。

マザーの教会に別れを告げる旅立ちの日、オドオドと敬語を使いながらうつむく姿はまだ余りに弱々しく、天涯孤独でも毅然としていた頃を思うと 可愛さよりは可哀想、の感想が勝りました。

後に成長した彼が、アポクリフォスに襲われる絶体絶命のピンチにあって 
師匠譲りの不敵な笑いを見せ「反吐が出る」と吐き捨てた場面。 
すっかり彼らしさを取り戻し、健全に育ったって事で。 
やっぱりこうでなくちゃ。


「マリアの視線」物語はまた、クロスとネアとの関係についても想像を大いに掻き立ててくれました。

“アレンがネアなのにネアじゃなかった”所には 落胆の色を隠せないクロス。
でも陰から見守り続けるうち、いつの間にかアレン少年自身にも深く心を寄せるようになって行く。

色々と思うところあって去年はこんな妄想交じりの記事を書いてます(笑)
しかし正直 クロスとネアが親友と呼べるほど深い関係にあったかどうかについて、当事はさほど自信がなく。



さて待望の第215夜。

とうとう欲しかったものが来ました。 ティムキャンピーの“本音”を表す描写が。
ティムにとってアレンが守るべき大事な存在であることは間違いありませんが、ネアもまた大事だったということ。 
ティムははっきりネアを慕っている。 
昔と変わらず今も。
呼ばれた訳でもないのに その膝元ににじり寄って行ったりしてますし、ネアの言いつけは忠実に守り アレンの頼れる味方である神田の要請でも映像は見せなかった。

しかしネアの味方に寝返ったのかというとそんな事はなく、
神田の「どっち」の質問には聞かないフリを決め込んだっていいのに、苦しげに泣いた。
1つの身体を共有するネアとアレンの狭間で、ティムも身を割かれる思いなのでしょう。

さらにネアにとってもティムキャンピーが大切な存在であることが良く分かりました。
今どうしても必要な“役に立つ道具”としての扱いだけではありませんね。「一緒に行こう」というあの台詞と表情は。

そしてこの大事なゴーレムをネアに作ってやったのはクロス・マリアン。
彼は「ただ外野で見てた」と言うくせ 又聞き情報の“ネアの遺言”を30年近く守り通した。
ネアの方も 膨大なデータ量の過去映像を一気に見た後、開口一番に言及したのはクロスの事。


もう十分“2人は親友だった”でいいじゃないの、と思いました。




アニメのDVD、エンディングの中にずっと気になる謎かけ絵があったんですよ。

本編の話しかしないこのブログで話題にするのは珍しいんですが。
アニメ描写を通して本編を語ろうとするのは色々問題あるかも知れません。
でも気合の入った初のアニメ化、ここは原作者と密な話し合いの末 慎重にスタートした所と思うので。


最初のエンディング曲「SNOW KISS」の冒頭。

画質が大変よろしくないですが 下の左側。 4人が背中合わせに集合している。
暗いけど、アレンの背後にも謎の人物が1人確かにいる。
本編が大分進んでから「14番目」の話が持ち上がって、アニメは残念なことに本部襲撃まででしたが 一応アレンの中にその存在が潜んでいるという提示だけははっきり。
この背後の人物は「14番目(=ネア)」としていいでしょう。


右側のイラストは私も大好きなやつで。 アニメオリジナルサントラ盤3作目への寄稿。 
左の絵の穴を埋めてくれるものと解釈しています。 クロスは不在ですが。
この描かれ方を見ると、アレンとネアは宿主とメモリーじゃなくもっと対等な関係・・・「別の顔を持つ同一人物」に思えます。

  blog_import_507b8173b6b35.jpeg

でまあ、実はそっちより。
ずっと引っかかっていたのは、千年伯爵とクロスが何故ここに入って来るのか?だったんですよね。

この理由も 「クロスはネアの親友だった」という設定としたらキレイに収まる。
図で説明する方が分かりやすいかと思い、人物相関図を描いてみました。

「SNOW KISS」4人を上から見た図と思って下さい。

blog_import_507b8175906c6.jpeg


アレンとネアは表裏一体。 2人の人生は繋がっている。
そして共通してこの双方に深く関った人物が (今は千年伯爵に飲まれてしまっている)マナと、クロス。

現在、「千年伯爵」の実態は誰にも知られず アレンも仇敵というだけの認識でしょうが
アレンにとっては 人生の道標となった義理の父。
そしてネアにとっても かけがえの無い存在であった双子兄弟の片割れ。


それと「クロス・マリアン」。
アレンを「救世主」のポジションとする考察は前にしました。 するとネアも道連れにするしかない(笑)
少なくともクロス・マリアン(=マリアの十字架という名を持つ男)の立場からはそうだったはずです。
ネアの親友(仮)の彼は 約束した復活に立ち会った最初の人(=マグダラのマリア)なのであり、
“エクソシストのアレン・ウォーカー”からしたら、師匠の彼こそ 産みの親(=聖母マリア)。



第215夜は確かにターニングポイントかも知れないですね。 

でも巷を賑わしている「35年前アレン? がネアの友人」エピソードを盛り込もうにも、上の関係前提でどうやったらうまくいくのか私には分かりません。
これ以上人間関係を複雑にする必要も感じません。

“アレン=ネア”にこだわるから矛盾が生じてしまうのですが これだけは外したくないのです。
ネアの過去編に入ってもなぜ副題から「A.Wをたずねて」の文字が消えないのか。
そして“金”のゴーレムはアレン・ウォーカーの(タロット)所属スートのペンタクルの象徴ではないかと見ていますが、それが主人公と繋げているのはネアなのであって、「35年前アレン」という人じゃない。

ですので話題の彼を見た瞬間まず浮かんだのは、「悪の花」回ロード発言の伏線回収が来た!だったんですよね・・・


現在はこういった状況ですので まだ方向転換は無理です。 このままの体勢で本編の続きを待ってます。






<引用画像>
TVアニメ『D.Gray-man』エンディングテーマ「SNOW KISS」の冒頭。
TVアニメ『D.Gray-man』オリジナルサウンドトラック3への寄稿イラスト。



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漫画「D.Gray-man」は、2004年5月31日発売の『週刊少年ジャンプ27号(6月14日号)』で連載を開始し、本誌には 2009年『少年ジャンプ22,23合併号』(第186夜)まで掲載。以降2009年『赤マルジャンプ9月20日号」に第187夜掲載を経た後、第188夜からは同年11月発売の月刊『ジャンプSQ.12月号』で連載再開。以後2013年刊行『SQ.2月号』の第218夜まで掲載。同年『SQ.4月号』誌上で編集部より「再開未定の一時休載」告知。そしてとうとう2015年7月17日発売の季刊誌『ジャンプSQ.CROWN(スクエアクラウン)』に場を移し連載が再開しました。 コミックスは2013年11月に24巻発行(第218夜まで収録)・25巻は2016年6月3日発売です(第219夜-第222夜)。 2016年7月から9月まで、新作TVアニメシリーズ「D.Gray-man HALLOW(ディーグレイマン ハロウ)」がTV東京系列で放映されました。詳細はアニメ公式HP http://dgrayman-anime.com/ をチェック。◇◇◇ 星野桂先生あてファンレターの送り先は以下の通り。       ↓  
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Author:キャンピー
Yahoo!ブログから移動して'12年10月25日オープン。
それ以前の日付記事は旧ブログからの訂正版です。

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身長:160cm
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好物:漫画はDグレでお腹一杯。

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