『ミラクルジャンプNo.15』でアレが付録でした。

※「発売中の雑誌のネタバレ画像は載せない」方針ですが、以後 告知記事の目的の範囲に限っては出すこともあります。


現在、『ミラクルジャンプNo15』が書店に並んでいます。(6/25発売¥450)
「妖の王」掲載『No14』を最後にノーチェックでしたが、今回の付録があの表紙イラストだと聞いたため購入。


表紙はこれ。

miracle jump No15



で、付録のポスター(ピンナップ)はこんな感じで。 天野明先生の『No13』の表紙絵と仲良く並んでます。(実は裏側)

pinup.jpg

前回表紙と絵の大きさは同じ。ただし横幅が狭いので少し左右は切れてますね。
あと、タイトルが抜けた分上に持ち上がったので 表紙で切れていた下の方がもうちょっと見えます。
B5サイズのクリアホルダーには余裕で入るサイズ。 欲しい方は是非。



『ミラクルジャンプ』は今回を最後に隔月刊から月刊化されますが、間に長いお休みが入るようです。
予告によれば「来春」「新装刊」予定。

mj予告

・・・ということは最低でも6ヶ月は空くわけですね。
雑誌の再編にかかる作業も大変な事は想像しますが、ここの連載作品を楽しみにしていた読者にはまたキツい宣告です^^;

紙媒体の漫画誌はどこも苦境に立たされているようですが、これで盛り返して欲しいですね。

ではまた。






関連記事

『革命機ヴァルヴレイヴ』第10話「恋の選挙公約」。

最近VVVを見ていると、昔々の手塚作品「バンパイヤ」を思い出してしまうんですよねー。
それはタイトルから想像される“吸血鬼”の話ではなく、何故なのか“狼男”一族の話でした。
その物語では 主人公は月の光を浴びて狼に変身するんですが。
モジュールがどんどん「月」に近付いている事とハルトの発作間隔が短くなってる事とで何か関連が・・・・・・ないか^^;


OPの映像には、今度からパイロットスーツの3号機(黄)・ライゾウと 5号機(青)・キューマが加わりました。
二人とも実にカッコイイです!




冒頭。

[エルエルフ]「3V計画・・?」
[貴生川]「中立平和を謳うジオールは建前上大きな軍隊を持てない」
「そこでたった1機で艦隊すら相手にすることのできる兵器を開発する事になった」

エルエルフと貴生川の2人は、格納庫のVVV1号機の上に場所を移し 話を続けている。
先程の 互いに銃を向け合った険悪な雰囲気はもうない。

[エルエルフ] 「しかしそんな都合のいい兵器がよくも開発できたものだ」
[貴生川] 「“ルーン”のお陰だよ。かみ砕いて言うと、“情報原子”というところかな」

彼らは続いて機体のコクピットに入った。
貴生川がパネルのスイッチを入れる。 出てきたヤタガラスのエンブレムには 確かに1号機である事を示す「壱」の文字。
しかしあの美少女キャラは出ない。 表示はシンプルな画面に「ニンゲンヤメマスカ?」・・・

[貴生川]「全ての物理存在は原子で構成されている。それと同じように情報を構成する最小単位が“情報原子”=“ルーン”ということらしい」
[エルエルフ]「らしい・・? お前は開発メンバーではないのか」
[貴生川]「いやあ(笑) 配属早々、上と揉(も)めてね・・・。被験体の監視役に左遷さ」
[エルエルフ]「“被験体” ・・・生徒の事か」
[貴生川]「学校の生徒はみな特別に“調整”されてる」

いつの間にか画面は「PERSON CONTROL SYSTEM」へと切り変わった。
各人のデータとして 脳水平方向の断面図と、それぞれ頭部の異なる位置に何かの存在を示す赤い丸印、様々な数値。

[貴生川]「だから教師はすべて軍人。監視役だよ」
[エルエルフ]「あの女だけ違うのは・・・?」
[貴生川]「七海ちゃんは特別。 一応普通の学校って体裁になってるから、教育実習生も受け入れざるを得なかったんだろうな」

会話の単語に反応して 唐突に画面のあの少女が現れた。
「受ケ入レル。 受容。 挿入?」
頬を染めつつひたすら興味深々の、邪気のない子供じみた顔をする。

[貴生川]「おかしなガイドプログラムだよなw」
「コレ、1号機にしか入ってないんだ。 ハラキリブレードが使えるのも1号機だけだし・・・ どうも特別な機体らしい」




こちらは格納庫の準備室。

マギウスの4人、ハルト、サキ、キューマ、ライゾウがパイロットスーツに着替えながら話をしていた。

ライゾウは“神憑き”の話なんか聞いてなかったと 今頃になって大声を上げる。
[ハルト]「そりゃ・・・ショックだと思うけど・・落ち着いて」
ハルトが何とか取り成そうとしたが どうも彼の様子が変だ。
いきなり高笑いを始めたライゾウ。

[ライゾウ]「カッコイイじゃねぇか! 不死身のダークヒーローってやつだろ?」
3人は呆れ顔。
[サキ]「バカで助かったわ」
[キューマ]「まあまあ、これからは仲良くやろうぜ。 チームなんだからな」
[ハルト]「チーム・・・」
[キューマ]「独りじゃないって事さ!」

力強い先輩の言葉にハルトはほっと安堵の表情を見せた。 が、それとは対照的に浮かない顔でうつむくサキ。
[サキ]「“ふたりぼっち”終了、か」



咲森学園の校長室。

TV電話で七海がかしこまって話をしている相手はARUS大統領。
彼もまたフィガロ上院議員と同様、頼りなげな七海を代表に仕立てて傀儡(かいらい)にしようとする思惑が見え見え。
[大統領]「では月でお会いしましょう。七海リオン代表」
上機嫌の挨拶と共に、電話は切れた。

[七海]「ダメ・・・このままじゃ」



その頃、ショーコはすっかりアキラの隠れ家に馴染んで 笑顔で彼女に話しかけていた。
アキラの方にも、もう怯えた様子はない。
ショーコはお菓子の話題で盛り上がり、月に着いたら一緒にスーパーに行こうと彼女を誘う。
アキラはこくん、とうなずいた。



学校の屋上。 再びマギウスの4人。
キューマが真面目顔で、仲間に「実験」の話を持ちかける。
自分達の体をもっと知っておかなくては。 ジャックするとしたら、持続時間と回数・・・

しかし突然ライゾウが何を思いついたか「男同士」の話を始めてしまい、内緒話の輪から外されたサキは不満気に黙り込む。

そこへ 七海の声で校内放送が流れた。
月に着く前に ここでちゃんと新生ジオールの総理大臣を決める選挙をやろうというのだ。



現生徒会長の連坊小路サトミや、お調子者の山田ライゾウが早くも立候補。

エルエルフを見かけたハルトが、彼に話しかける。
[ハルト]「意外だな。君が選挙管理委員を買って出るなんて」
[エルエルフ]「俺は亡命者で選挙権はないからな」
[ハルト]「また騙すつもりじゃないだろうな」
[エルエルフ]「代表を選出することは俺の目的にも合致する。公正にやるさ」

さらに七海も立候補へ。
[貴生川]「代表・・辞めたいんじゃないのか?」
[七海]「逃げたいんじゃないんです。 みんなの代表をやるならちゃんと選ばれたいから」
そんな生真面目な彼女を優しい目で見る貴生川。
[貴生川]「あんた、いい先生になったろうな!」
子供をからかうように七海の頭をポンと叩いて去る彼に むくれる彼女。



エレベーターに二宮タカヒが1人で乗っていたところ、たまたまハルトが乗り込んできた。
彼女は 部活“0G(ゼロジー)バレエ部”のボディラインを強調したタイツ姿で、密室に二人だけの状況を意識して緊張する。
以前サキがハルトの体をジャックした時 遊びで彼女に言い寄った事を、未だに彼自身の行動と思い込んでいたからだった。

さらに運の悪い事に ここでハルトにあの発作が始まってしまった。

顔に赤い光が浮き出し、すっかり理性を失ってタカヒに襲い掛かるハルト。
彼の牙が彼女の喉元に迫った時 すんでの所でドアが開き、サキが彼に膝蹴りを食わせて正気に戻した。

ショックで呆然としているタカヒに、サキは「その格好、男子には目の毒ですよ」と言い捨て、ハルトの手を引っ張って早々にその場を去った。



歩きながら話している2人。
[サキ]「・・・発作の間隔が短くなってる?!」
[ハルト]「怖いよ・・・・・・このままどんどん短くなってゼロになったら・・・獣みたいに人を襲って回るんじゃないかって」

[サキ]「ハルト。」
彼女は横並びで歩いていたハルトの前に回り込み、立ち止ってじっと見つめた。
[サキ]「その時は、私が殺してあげる」
[ハルト]「・・・うん。殺されるなら流木野さんがいいな」



そこへ通りかかったショーコとマリエ。 ハルトが声を掛ける。

サキはショーコに選挙に立候補しないのかと尋ねた。
ショーコは「そんなの向いてない」と断るが、たまたまその話を聞きつけた文化部や運動部の生徒達に取り囲まれ 出馬するよう強く求められる。

いつも世話好きでよく気が利く彼女は、既に幅広い層の人気を得ているらしい。
しかし 彼らに明るく応対するショーコに、どこか違和感を感じるハルト。



ドルシア艦内。カイン大佐の前に並ぶ特務大尉3人。

[カイン]「中立地帯の月に逃げ込まれたら手が出せなくなる。次が最後の戦いになる」
[アードライ]「逃がしはしません!」
[イクスアイン]「カルルスタイン機関の名誉にかけて」

[カイン]「今回は私も出る。 ヴァルヴレイヴを取り逃がせば、私の首が危い」
その言葉に顔色を変えるアードライ達。
[イクスアイン]「あり得ません。総統の側近であられる大佐が」
[カイン]「・・20年前はそうではなかったよ。あの方も総統ではなかった」

[イクスアイン]「国王派の巻き返しを案じておられるのですか?」
[カイン]「それもあるが・・・・・・」
「ハーノインはどうした?」

[クーフィア]「サボリでーっすw」



その頃 クリムヒルトが密かに大佐の執務室に忍び込み、何かを探ろうとしていた。
ところが部屋の奥の暗がりから突然呼び声がし、彼女は反射的にそちらに銃を向ける。

[ハーノイン]「姐さん・・!」
「姐さん 気が合うねぇ俺達。 こんな所で逢えるなんて。運命感じない?」
両手を上げ、ニヤニヤ笑いを浮かべつつ姿を現したハーノイン。
上官のクリムヒルトにいつもの軽口を叩く彼だが、警戒を解かず彼女は睨み付けた。
[クリムヒルト]「何をしている」
[ハーノイン]「話すと長いんだけどー・・・ とりあえず お茶でもいかが?」



ショーコの様子がどうも気になるハルトは彼女を探しに出かけた。

彼女はいつもの神社に、絵馬を掛けに行っていた。
終わった後もそこを去らず 一人手にした携帯を見つめている。
そこへハルトが突然現れたので、彼女は慌てた拍子に携帯を取り落としてしまった。

そこから流れ出すニュースショーの録画音声。
[キャスター]「・・ということは指南総理は殺されたという事ですか?」

びっくりしてその場に立ち尽くすハルト。
ニュース解説者は ジオール無条件降伏の時のサインに触れ「逃げ延びた可能性もありますが」と言葉を濁した。

[ハルト]「ショーコ、今の・・・」
[ショーコ]「生きてるよ・・・絶対生きてる」
うつむく彼女の声が震えだした。
「ねぇ、どうして新しい総理を選ばなくちゃいけないの。 お父さんを“過去”にしないで・・・死んだことにしないで」

ハルトは ショーコが新生ジオール独立宣言の頃から、独りでずっとこの事を抱え込んで黙っていたことを知った。
それがあったから、傍目には奇異に映る程のはしゃぎっぷりや突飛な行動をしていたのかと 今更ながら気付く。

彼はショーコの苦悩に気付いてやれなかった自分を責め、ここの全てを放り出して一人で総理を助けに行くと言い出した。
はずみで出てしまった、ショーコが自分の「大切な人」という言葉には照れてはぐらかし そのまま告白には至らなかったが。

そんなハルトの様子に元気付けられ、ショーコの表情も変わった。
彼女は彼に宣言した。
自分も選挙に出る。 ハルトと一緒に戦いたい。
守ってもらうだけじゃなく、隣に並べる自分でいたいから。
それに 助けるならみんなの家族も一緒に・・・

ハルトを追って来たサキは すっかり意気投合する二人を物陰から見つめ「ふん!」とそっぽを向いた。



もうじき陽の落ちそうな夕暮れ。
ショーコは締め切り間際に 駆け込みで立候補の申し込みを済ませた。



ハルトはショーコを見送った後、さっき激昂して自分が落としてしまった神社の絵馬を片付けていた。
サキが近付き「神憑きと人間じゃうまく行かない」と彼に釘を刺す。
ハルトが「それでも僕は・・」と言いかけた時、再び発作が襲った。



学園の講堂ではさっそく候補者の選挙演説が行われていた。
最後のショーコの番が来た。
壇上に登った彼女はいきなり「みんな!学園祭やろう」とぶち上げた。

今は戦争中だと批判する声が上がるが、こんな時だから今しかないから、あえてやるのだと畳み掛ける。

「やりたい事は欲張って全部やろう。それがきっと頑張る理由になる」 
「私にもある。 頑張る理由・・・」
「月に着いたら・・・ 私、告白する! 好きな人に!!!」


彼女の何の打算もないストレートな訴えに引き込まれ、場内は大いに盛り上がった。
スピーチ最後の一礼をするショーコの頭の中は ハルトの事で一杯になっていた。
[ショーコ](ハルト、私ちゃんと出来たかな・・?)



一方 すっかり夜の闇に閉ざされた神社の境内。
ハルトの発作はこれまで以上に長引いていた。

[サキ]「大丈夫?ほら、私をジャックしなさい大丈夫だから」
心配し、優しく呼びかける彼女を見上げたハルトの眼はまるで獣のようになっていて 元の彼らしさの片鱗もない。
これまでとは違う何かを感じた彼女ははっとするが 間に合わなかった。

サキを押し倒したハルトは、その喉に噛み付く行動はせず 彼女の服を破いて怪力で一気に剥ぎ取った。
恐怖に怯えてサキは精一杯の抵抗を続けていたが、やがて彼女は気付く。
これは自分も望んでいた事ではなかったか・・・

[サキ](そうか・・・これって“呪い”なんだ)
彼女は観念したように目を閉じ、両腕は 自然と彼を抱き寄せていた。

ハルトの精神とシンクロして言葉にならない叫びを上げているプログラムの少女。



ハルトの意識が回復した時、まだ2人は境内にいた。
発狂状態だった彼は自身の着衣も破り捨てたらしく、殆ど原形をとどめていない。

ハルトの数メートル先にいるサキは全裸で、辛うじて残された彼の制服ジャケットをはおっているだけの姿。
魂の抜けたような無表情で座り込み、携帯の画面を見つめている。

ようやく状況を察し青ざめるハルトに、顔を上げたサキがぽつりとつぶやいた。

[サキ]「ショーコさん、勝ったって・・・」





次回に続く



▽「ふたりぼっち」?

自分の辛さは押し隠し、正々堂々と顔を上げ 明るい表通りを歩き出したショーコ。
それと対照的に 秘密を抱えたまま、闇のどん底に堕ちてしまったような二人が心配ですね。

ちょうど新しいマギウス仲間もできたところでしたが、ハルトが安易に相談しに行くとは考え難いですし。

一部には既に彼が色魔であるかのような誤解も生まれているし・・・
ハルトを信じきっているショーコが 真相を知らぬまま彼とサキとの出来事を知ってしまったらと思うと怖いですね。
そうなれば、ハルトは絶対 弁解しないでしょうしね・・・

彼女が自前の強さで乗り越えてくれるといいけど。

ショーコだけがずっとハルト達の「神憑き」情報から遠ざけられていた伏線は、やはりこれだったんでしょうか。



▽「発作」って。

これまでもハルトにしばしば起きていた「発作」の正体がどうにも謎です。
他人に噛み付きはしても“吸血行動”には見えないし、その衝動の元になっていそうなプログラム少女の「オナカスイタ」アピールも、具体的に何を欲しがっているのかが不明瞭なためですが。

人間の行動原理の「情報」が彼女のエサとか?
ものを知れば知るほど(情報が集まるほど)、もっと知りたい事が増え 欲求は強まるものだけど。

誰彼かまわず噛み付く行動は、つまりジャックした相手の情報を幅広く収集する事に繋がるわけだから・・・


もしも発作がハルトにしか起きない現象として。

1号機の搭乗者として彼は、代表に選ばれてしまったのかな。
プログラム少女の頭上にある緑の羽が VVV各機に付けられた“センシブナーヴ”に似ているのが気になりますね。
あれが公式解説では“センサー”ということですが、情報の送受信に使われるのならVVV各機で共有できるわけなので。

必要とされる情報量に一定のラインが定められていて そこに達したら発作は消失するようだったらいいんですが、限りなく悪化して行っては手に負えませんね。
しかし“替えの利かないパイロット”が一気に廃人同様になってしまっちゃ困るでしょう?(苦笑)
きっとどこかに解決策がある筈ですよね。

咲森学生の脳情報を悉くモニタリングしている貴生川先生なら、ハルトの身に起きている異状は検知していても良さそうなんですがねー。 さぁて。



▽発作時の衝動タイプ分け

発作の種類は これまで少なくとも二種類あった。
a.他人を噛みたくなる衝動⇒目的は他人に乗り移る“ジャック”。
b.今回サキを相手にした時にだけ見せた性衝動。

a.
最初に殺されかけて(というか心肺停止から蘇って)加害者のエルエルフを襲った事件。
これは情報収集とか等ではなく、自分に危害を加えた相手の行動を封じる自衛本能的なものだとか・・・確証は無いです。

他にも保健室でキューマを、寮の相部屋でエルエルフを、エレベーターでタカヒを襲っていますが、これらは全部同じ衝動と取っていいかと。
この時の彼は牙を剥いて相手の首筋or喉元に向かってきていましたから。

b.
今度のサキ相手のこちらの衝動が難題ですね。
いや、ヒトというものを解析する為の情報収集と思えばこれも有効か。
ヒントはマギウス同士っていう所なのかな・・・


今回の事でマギウスの純血種が誕生するかどうかは分かりませんが。
ひょっとしたら第7話冒頭の、“200年後サキ”の伏線になったりしないかな、なんて漠然と思ったりもします。

未だにハルト以外で傷が回復するシーンは出てこないので、もしかして他のマギウス達が本当に「不死身の体」かって事はまだ確定していないんですよね?

それと同様「不老長寿」現象も当然のように全員に適用していいものだろうかが イマイチ。
サキは「約束」を200年守り通した話をしていましたが、そういう言い方って 相手はとっくにこの世に居ないという風にも聞こえますよね。

例えばマギウス仲間はみんな普通の丈の人生を終えていて。
彼女1人が長生きできる身になったのは マギウス同士で交わって体質が変わったせい・・・なんて無いかしら。



材料不足なのに色々書き過ぎましたが、ひょっとして全然違った所を走ってる気もしますねwww

今回はここまでにします。 それではまた。



関連記事

集英社マンガネットの8月新刊発表。

昨日あたりからずっとこのニュースを待って色々と手に付かなかったんですが、結果が出ました。

8月2日分JC新刊予定にも、『D.Gray-man24』の名前はありませんでした。
http://www.s-manga.net/newcomic/newcomic.html#201308
(8月後半分に後から追加される可能性も ちょっと低そうですね(-_-;))


う~~ん ほんと残念! さびしい夏休みになってしまいますねえ。

負けずに頑張って行きたいと思います。


とりあえずの御報告でした。


関連記事

『革命機ヴァルヴレイヴ』第9話「犬と雷」。

VVV、物語の展開がいよいよ軌道に乗って面白くなってきました。
この第9話なんか「待ってました」の展開で アイナちゃんは可愛いわ、新型ロボット2機のバトルシーンが迫力だわ、とどめに貴生川先生の爆弾発言あるわで まさに神回と思ったんですけど・・・

どうも昨夜一足早く関西地区で放映された第10話の評判が散々らしい。

しかしまだ後期を含め半分以上残してますからねえ~(-_-;)
スタッフにこれだけビッグネームを揃え時間をかけ各方面に派手なキャンペーンを繰り広げてきたプロジェクトで
折り返しの肝心な時に 無意味なエピソードの投下でぶち壊すとはとても信じられません。
初回から、このアニメ 予想を裏切る展開はデフォですし。

というわけでこの先何があろうと視聴は続けるつもりです。 自分の目で全部観ないと納得行きませんし。
ましてや作品評価なんて 終わりまで見届けないと出来ませんから。


もだもだしてるうちに放映時間も過ぎてしまいました・・・まだ録画しただけで見てませんが。 まずは第9話。






エルエルフは、身分上 新生ジオール国初の「亡命者」。
咲森学園の生徒は、彼の指導の下 軍事教練に励むことになった。
寄宿舎では、エルエルフはハルトと同室だ。
夜が更けても計画立案に余念のないエルエルフ。

[エルエルフ]「いいのか?俺なんかに戦闘配置を決めさせて」
[ハルト]「君に頼むのが、一番犠牲を出さずに済むと思うからだ」
[エルエルフ]「櫻井アイナか・・・」
[ハルト]「信じることにしたんだ。君にも大切なものがあるって」

そこへハルトに突然襲ってきた例の発作。 
彼は急に苦しみだしたかと思うと顔に赤い光を浮き上がらせ 目の前のエルエルフに襲い掛かった。
エルエルフは難なく彼を当身で倒す。
[エルエルフ]「間隔が短くなってきているようだな・・・」
同じ頃。 VVV1号機の無人のコクピットのモニターに現れた少女は切なげな表情。「オナカ、スイタ」



VVVの格納庫にはライゾウが何度も忍び込んでは捕まっていた。
自分で仇(かたき)を取ろうなんて下らない、と鼻で笑うエルエルフに キューマが抗議したが、彼の説明は
VVVの搭乗者は登録制で修正がきかない。才能のない奴の希望ほど迷惑なものはない、というシビアなもの。
[エルエルフ]「戦争とは冷静かつ効率的に機械のように行われるべきものだ」
その話に触発され、キューマも1人で地味な銃の扱いの練習から始めるようになる。



警報が出された。再びアードライ達のイデアール襲来。
外部からモジュールに直接向けられた攻撃を、縦横無尽にモジュール表面を移動するバリアが跳ね返す。
元はデブリ避けに備えてあった電磁シールドをエルエルフの発案で転用したもの。
連続使用を想定した仕様ではないので 設備にかなり負荷がかかっている。

VVV1号と4号も出撃。安定の強さを見せつける。
管制室からその様子を観ていたサトミが一言。
[サトミ]「それにしても強すぎないか? ジオールに兵器メーカーは無いのに・・・」

そこへ非常食を持参したショーコ達。 エルエルフの指示にはない「ジオールのお菓子」羊羹を試作していた。
むくれるエルエルフの口に強引に羊羹を押し込むショーコ。
彼は意外な美味しさに思わず感激したようだったが、きまりが悪そうに仏頂面を決め込む。



VVVがイデアールと戦いを続ける隙に、後方から別の艦隊がモジュールに迫っていた。
ハルトとサキはまんまと誘き出されたのだった。 しかし猛攻に遭い、戻るに戻れない。

VVV無しでもバリアと砲台からの攻撃で何とか凌ごうとするモジュールだったが、とうとう電源が落ちてしまう。
その隙に仇討ちの為VVV3号に乗り込もうとしていたライゾウを 
キューマが見咎め 口論となる。
[キューマ]「VVVはお前が思っているようなものとは違う。皆で生き残る為には才能のある奴が乗るべきなんだ」
[ライゾウ]「俺が俺の手で仇を取らないと気が済まないんだよ。自分が入ってない“皆”なんてクソだろうが!」
またはっとするキューマ。

彼は、突然これまで抱えていたアイナへの想いを語り出した。
[キューマ]「皆の為なんかじゃない・・・俺は俺の為に戦いたいんだ」

こうなることを予想して、既に二人を候補リストに入れていたエルエルフ。
[エルエルフ]「自ら乗り込む精神性の持ち主こそが パイロットにふさわしい」

キューマは青い5号機に乗り込んだ。
パネルに現れた「ニンゲンヤメマスカ」の文字。
彼は一度ハルトの発作に立会い襲われかけた。その時の恐怖がまた蘇り躊躇するものの、とうとう心を決めた。



ドルシア軍・マニンガー准将率いる戦艦の主砲がモジュールを撃つ。
あわやという所で回り込み、それを巨大な盾で跳ね返したのは出撃したVVV5号だった。
黄みを帯びた半透明に輝くクリア・フォッシル。
更に両腕から放たれた光弾はバッフェ軍をたちまちなぎ払った。

しかし不慣れな初戦で背後がガラ開きだった所を、一歩遅れてきた黄色の3号機が救った。
搭乗者はもちろん山田ライゾウ。
主要武器は八本に枝分かれするアームストロンガー・カノン。

圧倒的強さの2機の登場に焦り、准将の戦艦は最終兵器・超伝導流体加速砲を打ち出した。
一か八かで受け止めに行くキューマの目の前、光の渦の中に さっと両腕を広げてかばう姿のアイナが現れた。

彼女は涙を滲ませた瞳で振り向くと、何かを呟き一瞬で消えた。
キューマだけがそれを理解し、気持ちが吹っ切れたようだった。

VVV5号の盾は 見事に加速砲弾も跳ねかえし、ビーム弾を放って敵を駆逐した。



クリムヒルト中佐は マニンガー准将の応答が無いことを告げたが、カイン大佐は完全に上の空。
[カイン]「これで4人・・・複製に成功したのか」
[クリムヒルト](4人・・? やはり聞き間違いじゃない)

[カイン]「全員後退させろ。作戦は終了した」 
カイン大佐への疑いが募るばかりのクリムヒルト。



格納庫に戻った2機の2人は仲間の歓待を受ける。
和やかムードに沸く中、戻ってきたハルトがいきなりエルエルフに殴りかかった。
彼は、エルエルフがキューマとライゾウがマギウスになることを見越していたのに止めなかった事を怒っていたのだった。
それをなだめたのはキューマだった。
[キューマ]「いいんだよ。 ハルト、これからは俺も戦わせてくれ。    ・・・振られたよ スッキリとな」
「アイナが言ったんだ。“こっちに来ないで”って」



モジュール最下層、あのVVVの残骸が眠る部屋に佇むのは「物理教師」貴生川タクミ。
[貴生川]「動かない・・・? 正規のナンバーを与えられているというのに」

突然背後に人の気配を感じ 構えた彼の銃は弾き飛ばされた。
立っていたのはエルエルフ。
[エルエルフ]「貴生川タクミ。認識番号JS279154277」「ジオール軍第4研究所所属マスターフェロー」
「七海リオン以外ジオールの教師はすべて軍人だ。 どういうことだ?」


[貴生川]「教師だけじゃない。 町の住民、港の職員もすべて軍属さ」
[エルエルフ]「何だと」
[貴生川]このモジュール77の生徒達も、全てはヴァルヴレイヴの為に作られた、ということだ




次回に続く。



▽集う仲間

副題の「犬と雷」は、言わずと知れた犬塚キューマと山田ライゾウでしたね。
彼らの参戦理由に「自分の為」が強調されていましたが、皆の為に自分が犠牲になる精神ではどのみち負けてしまうという事か。
5号機・3号機とも「ニンゲンヤメマスカ」でYesを押してからマギウスへ、という流れは同じですがどうしてパネルの少女は1号機の専売特許なんでしょうか。
この「発作」を制御できるようにならなければ、ハルトに明るい未来は来ないですよねー・・
「オナカ」が空くとは 何を要求しているんだか。

とりあえず ハルトとサキ以外にも同じ身の上の仲間が増えてくれたことは心強いです。
それにしても、エルエルフは 自分がマギウスになる気はさらさら無さそうですね。


▽テーマ

全てが仕組まれた茶番だったとは。(モジュール丸ごとですか。ここまでやられるとはねえ)
「物理教師」は予想違わず ジオール軍所属研究所の主任研究員とか。

生徒達さえ「作られた」という説明ですが、それはVVVの適合者の体質を備えるべく 彼らが生まれる前から準備されていたということでしょうか。
しかも本人達は全く知らされていない。
あてがわれた運命に抗おうとする若者達といえばもう、D.Gray-manを連想しないわけには行きませんよ(笑)

この展開で喜ぶのも変ですが、星野先生のこの作品への参加理由がスタッフにDグレファンが多かったから、と説明されていたのが本当に本当なんじゃないかと思えて・・・嬉しかったです。



そんなこんなでまだ視聴はやめませんよ(大事なことなので2回w)

ではまた。



関連記事

『革命機ヴァルヴレイヴ』第8話「光の王女」。

最近この動画がマイブーム。ちょっと癖になる音色ですね゜*。(*´Д`)。*°

【革命機ヴァルヴレイヴ Preserved Roses をヴァイオリンで弾いてみた】




冒頭。今から10年前に遡る真暦61年。
雪の降り積もるドルシアの強制収容所に、人々が続々と送り込まれて行く。

そこから両足の鎖を断ち切って脱走を試みた 幼年時代のエルエルフ。
見張りの兵はもう感付き、彼を探し回っている。 見つかれば銃殺は必至。

施設の高い外壁沿いにひた走る彼の眼前、兎を追って幼い少女が飛び出して来た。
髪を左右の高い位置で綺麗に結い上げ、化粧もしている。 高貴な身分と一目で分かる上質の服を着て。

一瞬驚き、見つめ合う 対照的な二人。

だが とうとう彼を発見した兵士達の怒号で エルエルフは我に返った。

彼は少女に飛びつくと、とっさに彼女の頭のかんざしを引き抜いて その顔に近づけた。
[エルエルフ] 「銃を捨てろぉっ・・じゃないとこいつを殺す・・!」
[兵隊] 「もう逃げられんぞー! 姫様を放せ!!」

人質の少女は怖がる様子もなく大きな瞳でじっと少年の顔を見つめた。
エルエルフの方こそ、精一杯の虚勢を張りながらも体が震え 今にも泣きそうになっている・・・ 



ハルトのジャックから意識を回復したエルエルフは ゆっくりと目を開けた。
見れば 仰向けに寝かされた台の上で、幾本ものベルトが体を拘束している。
取り囲んで彼を見下ろしているライゾウ、ハルト、貴生川、七海、サトミ。
エルエルフは冷静に周囲を見渡し、貴生川の腕時計に目を留めた。 15時32分。

[エルエルフ] 「6時間。」 「お前達の国が滅びるまでの時間だ」
[ハルト] 「また 敵が来るっていうのか」
[エルエルフ] 「時縞ハルト、契約の答えがまだだ。 俺と契約すれば救ってやる。 お前も この国も」



モジュール77の夕暮れ時。
高台にある神社から遠景を眺めつつぼんやり座っていたサキが、ふと鼻唄を止めうつむいた。
[サキ] 「私に 力が無かったから・・・」

ハルトは、初めて仲間からアイナの死を知らされた。
驚く彼に マリエが黙ってアイナの遺品の眼鏡を手渡す。 それは一部が割れ、血痕がこびりついたままだった。
ショックで固まる彼の胸倉に突然掴みかかるキューマ。
[キューマ] 「守れたんじゃないのか?! お前もあそこに居たんだろう? どうして守ってやれなかったんだよぉ!!!」
[ショーコ] 「先輩、止めて下さい! ・・・そんな先輩アイナちゃんはきっと嫌いです」

キューマはやっと我に返るが、やるせない気持ちの行き場も無く そこにくず折れて床を拳で叩いた。
[キューマ] 「畜生ー!!!」



学園の他の生徒達にも、侵入した敵の襲撃で落命したアイナの話は広まった。 重い空気が漂う。
敵の弱みを突いた上での独立宣言も 強いロボットも、やはり万能の盾ではなかった。 来る時は来る。
次の犠牲者は自分達かも。

現場の格納庫では、七海が泣きながらアイナの血痕の後始末をしていた。
その辛そうな様子を見かね、貴生川も手伝いを申し出る。



ドルシア艦内。 執務室にアードライが持参したモジュール77の写真を見ながら その報告を聞いているカイン大佐。

[アードライ] 「大佐の指摘通りでした。モジュール内最下層にて完成品のヴァルヴレイヴ5体を確認しました。」
「他にも、未完成なのか破棄されたのかバラバラの機体も多数確認しています」

[カイン] 「アードライ、これはいい写真だよ・・・とてもいい」
「ところでエルエルフだが」


はっとしてアードライは顔を上げた。
[カイン] 「特別扱いはそろそろ限界だ。改新前の古参兵を抑えるにもそろそろ限界がある。」
「だから・・・今回は最後の機会だ」

[アードライ] 「はいっ!  彼を拘束する学生を叩けば彼は戻ります!」
[カイン] 「次の作戦は君に任せる。モジュール77に詳しい人間が適任だろう。」



次の作戦準備の指揮を取っている最中、クリムヒルト少佐がイクスアイン達に一言疑問を呈する。
[クリムヒルト] 「カイン大佐は何故 エルエルフの事を上に報告しないのだ」
[イクスアイン] 「報告するにはまだ情報が不確定すぎるからでしょう」
相槌を打ちながらも、まだ納得の行かぬ表情の彼女。
それを伺うハーノインの視線は、いつになく険しかった。



段ボールハウスのアキラの事を思い出したショーコは、彼女の所へ行き拘束を解いてやった。
対人恐怖症のアキラは目を合わせることも出来ずドギマギしながらも、何とかショーコに「ありがとう」を言う。
ところがショーコがボロボロ泣き始めた。 ギョッとし慌てふためくアキラ。
[ショーコ] 「ごめん・・・泣かないって決めてたのに・・・」

そこへ差し入れを持って兄のサトミがやって来たが 中にショーコが入り込んでいたことにびっくり。
妹(アキラ)には「見んな!」と追い出され、大ショックを受ける。
[サトミ] 「アキラが・・・私以外と?!!!」



キューマは貴生川に ヴァルヴレイヴに乗せてくれと頼みに行くが「安全が確認できたら」と取り合ってもらえない。
敵(かたき)を取りたいんだと食い下がる彼に、「だったら生きろ 彼女の分まで」と言われてしまう。

ライゾウもまた ロボットに乗りたい一心で暴れ、生徒会役員を困らせていた。
サトミが止めに入り口論となる。
[ライゾウ] 「敵が攻めて来てんだぞ 仲間が死んでんだ」
[サトミ] 「戦ったら・・・もっと死ぬ」



そこへ敵襲来の警報。 ドルシア艦隊がこちらへ向かって来ていた。

1号機・4号機で出撃するハルトとサキ。今回から機体カラーに合わせたパイロットスーツを着用。

二人ともアイナの事を思いながらこれまで以上に奮闘するが、再び吸着ブーメランに苦しめられる。
今度こそ徹底してVVVの接近戦を許さないイクスアインの作戦で オーバーヒート→停止のピンチが迫る。
絶体絶命の中で、ハルトはアイナの幻を見てはっとする。



VVVが2機とも出撃している隙を狙い、アードライの率いる小隊がモジュール77の中に侵入していた。
彼らは ジオール所蔵の水上艦を持ち出し 海上から陸へ威嚇の砲撃を始める。
アードライは、新生ジオールに降伏を迫り、無視を続けるなら徐々に射的を校舎に近づけていくと脅す。
エルエルフは見張り番のタカヒの携帯端末でそれを聞くが、アードライらしいやり方だ等とまだ余裕を見せていた。

キューマは今度こそヴァルヴレイヴに乗り込むつもりで急いだが、通路の途中に待ち構えていたドルシア兵の銃弾を肩に浴び そこで動けなくなってしまう。

生徒会長のサトミは自分が何とかしなければという焦りから、エルエルフをドルシアとの交渉の道具にする事を思いついた。
しかし当のエルエルフには命乞いを拒否される。
興奮状態のサトミは逆上してエルエルフを撃ち殺しそうになった。
危ない所をショーコが止めに入る。

その時、彼女のポケットの携帯が鳴った。 
それを見透かしていたように 薄い笑みを浮かべるエルエルフ。



コクピットのハルトは戦いながら ショーコに、エルエルフと代わってくれと頼む。

[エルエルフ] (ハルトに)「8人だ。 俺ならたった8人の犠牲で ドルシアに勝利してみせる」
[ハルト] 「だめだ!全員助けるんだ。」

こんなヤツに作戦を立てさせるのか、と横で大反対のサトミとライゾウ。
だがハルトは「信じる!」と言い切った。

[ハルト] (エルエルフに)「君にだってここで終われない理由があるんだろう? 僕もそうだ」
エルエルフの体を前回ジャックした時に、ハルトは彼の心の奥底に潜む哀しみを体感していた。
悪魔と取引するようなものだと止めるタカヒに 「既に呪いは受けている」と返すハルト。
[ハルト] (エルエルフに)「僕は皆救ってみせる。 学校の皆んなも、お前と・・・写真の人もだ!」

[エルエルフ] 「戦争に巻き込まれてもお前の甘さは治らないようだな」

[ハルト] 「苦いコーヒーは砂糖入りが美味しいんだ ・・・取引だエルエルフ」
「勝利の為に、平和の為に、二人の夢をかなえる為に!」

ハルトがとうとう彼に契約のVサインを出して見せた。

[エルエルフ] 「夢・・・」 
彼はまたふっと笑った。そして事も無げに寝台から起き上がる。 もうとっくに拘束具は外されていたのだった。

[エルエルフ] 「前言撤回だ。 お前の言う通り犠牲者はゼロで行く」



エルエルフはハルトに 緑のヴァルヴレイヴを連れてモジュール基底部に向かえと指示。
意味は分からぬままそれに従う2機。

右手の携帯でハルトと話は続け、左手の銃で立ちはだかる兵達を次々排除しながら通路を駆け抜けていくエルエルフ。
キューマは怪我した肩を抑えて側らにへたり込んだまま その勇姿を見送るしかなかった。

エルエルフは モジュール底部の隔壁を 1号のライフルの最大出力で打ち抜く事を指示。
VVVがまたも生命線の基地を撃とうとする不審な動きを、追って来たハーノインやクーフィアはあきれて見ていた。



期待通りモジュールに穴が開くと そこから勢い良く海水が噴出し、1号機と4号機の全身に降り注いだ。
氷結したブーメランが、機体からバラバラと剥がれていく。
それは同時に 機能の限界に近付いた4号機を復活させる 冷却の役割も果たした。

さらには 海水の抜けていく渦でモジュールの海上が大荒れとなり、アードライの乗った戦艦は翻弄されて 学校の砲撃どころではなくなった。
[アードライ] 「この作戦・・・エルエルフかっ」



4号機のサキは早速クーフィアのイデアールに立ち向かっていく。
[サキ] 「見てる?櫻井さん・・・ 結局言い損ねちゃったわ」



1号機のハルトは 数値が666に上昇するのを待っている所だった。 必殺技で敵艦を叩かないと勝ち目はない。
動くに動けない状況のVVVに、ハーノインのイデアールが襲い掛かろうとする。

そこへ援軍。 エルエルフの操縦するスプライサーが現れ、横から邪魔をした。
[エルエルフ] 「チャージする時間は稼がせてやる」

チャージが無事完了し全身輝く金色を帯びた1号機は、炉にジー・エッジを突き刺した。
その攻撃だけは許すまいとイクスアインのイデアールが1号機に狙いを定めるが、それも機体ごと体当たりしたエルエルフに阻止される。



エッジは引き抜かれ、ドルシア艦隊に向け渾身の一振り。
波打つ衝撃波は 巨大な戦艦一隻を丸ごと消し去った。

すぐ脇の戦艦にいたカイン大佐は、味方の惨劇を前にしながら感嘆の声を漏らす。
[カイン] 「やはりこれは・・・ ルーンの光・・!!」



モジュールの中。 勝利に沸く仲間の歓声の陰で、キューマだけが独りうなだれていた。
[キューマ] 「何もできなかった・・・   俺は」



特攻で搭乗機が四散し 脱出装置からも放り出されたエルエルフは、パイロットスーツのみで浮かび救助を待っていた。
瞳を閉じるとまた浮かんでくるのは 10年前のあの日の記憶。

[少女] 「だったら 半分こにしましょう?」
意味が分からず戸惑うエルエルフ。 彼女は兵士達に呼びかけた。
[少女] 「みなさん! 私の命を半分あげます。だからこの人に命をあげてください。」

[エルエルフ] 「命を半分なんて・・・  できるわけない・・」
彼女はたじろぐエルエルフの手からかんざしを取り上げ、解けた右側の長い髪を切り始めた。

周囲があっけに取られる中、その髪束をエルエルフに差し出す。
[少女] 「女の命だって お母さまが。」
彼女はエルエルフに にっこり笑いかけた。



17歳のエルエルフが呟く。
[エルエルフ] 「何が“半分こ”だ。 ・・・その甘さが」

そこへ突然伸びてきた大きな人型兵器の手が 彼を包み込んだ。
[ハルト」 「何時間探したと思ってるんだ? 犠牲者はゼロって言ったのに、いきなり契約違反か」

ハルトが自分を助けに来る甘さも計算のうち、と しれっと返すエルエルフ。
ハルトも笑うしかなかった。
[エルエルフ] 「苦いヤツ・・・」



ドルシア艦。 カイン大佐の執務室。鳥篭の中に据えられ薄暗い室内を照らすのは、煌々と緑の光を放ち脈動する 謎の物体。
大佐はアードライが提出してきた 例の“残骸”の写真に見とれていた。

[カイン] 「これで 我が一族は命を繋ぐ事ができる・・・!」
「祝福の鐘が聞こえる・・・我らが花嫁・・・」

ほくそ笑む彼の首筋、皮膚に浮き出した謎の印。 

それはVVVと契約した者の血球に浮かび出るあの印と同じものだった。



モジュール最下層。 アードライが侵入したあの部屋に、ずらりと居並ぶ“VVVの残骸”。
最も奥、中央に据えられた一基は、その形状からVVVの機体頭部のよう。
情報をどこまで握っているのか・・・今は貴生川タクミが只1人そこで見守っている。




次回に続く




▽契約成立
実際ドイツの人がこんなサインを使う習慣はないようですが、
エルエルフは独語で「契約」を意味する“Vertrag(フェアトゥラーク)”の頭文字からこれを合図に決めたようですね。
ハルトは結局 あれほど反発した彼の予言に沿って契約を結ぶ事になりましたが、そこで自分なりの気概を見せます。
「平和」のピースサインも、「勝利“Victory”」のVサインも、全部ひっくるめた「契約“Vertrag”」なんだと。

(・・・もう考えなくていいんですが、エルエルフが最初に切り捨てた「8人」て地味に気になる^^;)


それから、ハルトが普通にドイツ語を理解してるらしい件。
写真の「Licht」の文字を見て即座に「光」の意味が通じました。
名付け親の趣味が反映するでしょうが「ハルト」名がずっと引っ掛かって・・・ドイツ人名の語尾に良くありますよねえ。
「ラインハルト」「レオンハルト」「エアハルト」「ゲルハルト」等々。 家庭環境の描写がない彼の生い立ちも気になるところ。

「物理教師」貴生川タクミの呟いていた「時縞センセイ」が、彼の師事したハルトの身内の研究者だとしたら、
ドイツ語圏のドルシア側・・・、国軍か例のカルルスタイン機関に所属した人物だったりするのかも。
今はどこにいるんでしょう・・・もういないのか? 
天才級科学者だったとしても、彼の父か母か祖父か祖母かも分かりませんが。

その関連で貴生川タクミも怪しい人物には違いないですが、「悪魔と取引したんです?」なんて台詞やら 垣間見せる優しさやらで あまり悪人には見えないですね。

たとえどんな組織に所属していても、そのレッテルがそのまま当人の人物評価や本心と繋がらないのは Dグレで学習済み。


▽一族の花嫁

う~ん 何だこれ(笑)
とりあえずモジュール77に向けた最初のアタックが「オペレーション・ヴァージンロード」だった理由ははっきりしました(^_^;)
そういえば、カイン大佐の風貌って、細面に薄い唇がいかにもドラキュラの黒マントが似合いそうな雰囲気ですよね。

彼の狙いがVVVであることは確かですが、その中でも 残骸にしか見えないこのバラバラの機体が最重要目標だったとは。
これは現在欠番になっている2号機なのか、それとも「黄金の7人」のトリ、7番目の機体となるのか。

 
優秀なエージェント養成所とされるカルルスタイン機関というのがおそらくカインの抱く野望実現の為に作られたもので、今やドルシア軍部に深く食い込みつつも「軍の改新前からの古参兵」からは疎まれる存在なのだとすると、現場でクリムヒルトが感じた意図的な情報操作等は日常茶飯事かも。

カイン大佐をDグレで例えれば、中央庁という組織を代表する立場にいながら 密かに独自の野望を抱くルベリエ。
子飼いの鴉の中でも重用していた若いサードエクソシストとリンクらが アードライ以下5名の特務大尉、てとこか。

その中の1人が裏切ったとしたらどうなんだ・・・カインがエルエルフだけを特別視しているような描写はないですが 軍から普通に粛清されることだけは避けたがっているように見えますね。
「カルルスタイン」の姓を受け一族になった者には、何か調べられてはまずい体の秘密でもあるのかも。
エルエルフの事になると必死なアードライを利用して、何とか事を上手く運ぼうとしているようです。


▽指南ショーコ

今回彼女の奮闘ぶりが目立ちましたね。 あらゆる所に気を配って駆け回って、自分の事は後回しで。
かつての停電騒ぎの折「独立を煽っておいて無責任」と責められた事が かなり尾を引いているようです。
ショックで暴走したキューマ先輩もパニックで銃を持ち出したサトミ会長も 彼女の制止で救われました。

でも正規代表を自負するサトミが、彼女を 自分の居場所を奪っていくライバルと意識し出したようで ちょっと心配。
ショーコに接触した事で、妹の連坊小路アキラにいい意味での変化が始まったことは特筆すべきと思いますが。



次回分、何とか追いつきたいです。 これからも1クールの締めくくりとして怒涛の展開が来そうですしね。

それでは。



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呟きから(3)

今日は、何といってもDグレファンには無視のできない「6月6日」ですよねえ(´o`;)
(・・・ま、仮想19世紀末の人が本日をもって二十歳を迎えるわけでもないですけど)←←←

PixivやTwitterは 日付変更時からオメデトウの嵐ですよ。

ここは特に何も(-_-;) いつものことで~~~ m(__)m スミマセヌ!



こんなんで埋め合わせになるだろうか、今朝の呟きを1コだけ。



キャンピー  ‏@ripvansf   2013年6月6日6時8分
「藍(あお)く どこまでもどこまでも 憎らしいほどキレイなこの空を」
「あお」に、藍色(あいいろ)の「藍」の字を当てたのは、彼が記憶を辿るイメージを繋げる為だったんでしょうね。
副題『アイ=「藍(空)」⇒「愛(あの人)」⇒「“I”(本体)」 の記憶
神田ユウさんハピバ❤




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『ジャンプSQ.7月号』(ほぼVVV関連)

もちろん購入しました。

本誌には「D.Gray-man」が休載中である事も一応再開の予定はある事も一切説明はなく、なかなか辛いものがありますが。
(せめて公式HPのDグレ紹介ページでは その旨説明があったっていいと思うの・・・)

忘れ去られないようもう一度『SQ4月号』に載ったDグレ休載告知文を上げておきますよ!(3度目)



D.Gray-man一時休載のお知らせ

今月号(=4月号のこと)に掲載を予定しておりました『D.Gray-man』は星野桂先生の病気療養のため、休載をさせていただくこととなりました。楽しみにしてくださっている読者の皆様にはご心配とご迷惑をおかけして申し訳ございません。

連載の再開については、今のところ未定です。再開の予定が立ちましたら、誌面にてお知らせしますので、しばらくお待ちください。

また、星野先生が昨年中に温めていた企画が、4月下旬発売の週刊ヤングジャンプ増刊ミラクルジャンプにて発表予定となっております。どうぞご期待ください。

今後とも『D.Gray-man』を応援いただきますよう、何卒お願い申し上げます。

ジャンプSQ編集部



ということで D.Gray-man再開の希望は残されていますが、それがいつになるか等は未定のまま。
再開の予定が立ったらSQ誌面で発表されるそうですが 今回もそれは無かったため 来月『SQ.8月号』も休載確定です。



さー気を取り直しまして。


今月号には 土屋彼某先生の漫画で、現在放映中のTVアニメ『革命機ヴァルヴレイヴ』第1話が再現されています。
うん・・・(^_^;) 主人公が「ニンゲンヤメマスカ」⇒「はい」を選択するくだり、多少エピソードが前後しますがほぼそのままで。


センターカラー扉の裏、「ヴァルヴレイヴWorld Guide」には(これまでに漏れた?)補足説明がありますね。
何でこんな目立たない所に(笑) それによると・・・

(1)人類人口の約7割がダイソンスフィアと呼ばれる巨大宇宙都市で暮らす。ARUSやドルシアは複数のスフィアを持つが、ジオールは小国ゆえひとつしか所有していない。

(2)咲森学園の学生だけで運営するモジュール77は現在月へと向かっている。月は中立地帯のためARUSとドルシアは手を出せない。

らしいです。


【土屋先生巻末コメント】
「SQ.初掲載です。アニメをそのまま漫画にコンバートしてみました。この先の展開がどうなるかはあなた次第。」


VVVはコミカライズ・ノベライズ作品が続々予定されていますが正直今月SQ掲載分に関しては特に必要性を感じませんでした。
もうはるかに見応えある原作アニメが存在しており、特に第1話は現在公式動画の無料視聴サービス対象ですし。


SQ本誌としても 今回はあくまで作品紹介というスタンスのようです。
目次には「プレ連載センターカラー」となっていまして、続きは『SQ.19』にて“本格始動”と。
(今月発売のイチキューではなく、8月19日に発売される「SQ.19 vol.09」からになります

土屋先生がコメントで「展開がどうなるかはあなた次第」と書かれています。
アニメも分割2クールの予定ですが(間に3ヶ月の夏休み)後期の展開は前期分の視聴者の反応により変更の可能性があるそうです。
VVVのアニメ・漫画の今後の展開に興味のある方は、機会があれば積極的に意見を発信しましょう。採用されるかも。



今月本誌を購入された方は、アンケート葉書も是非出しましょうね~!


質問項目1、2は VVV関連。
[1] あなたはTVアニメ『革命機ヴァルヴレイヴ』を見たことがありますか。
[2] 土屋彼某先生の『革命機ヴァルヴレイヴ』を読んだ感想を教えてください。


もうひとつ。こっちに御注目。
※ジャンプSQ.のコミックスについてお聞きします。
[6] コミックス限定のプレゼント企画を実施した場合、あなたが欲しいと思うグッズを選んでください(2つ)

①Tシャツ ②トートバッグ ③QUOカード ④マグカップ ⑤マウスパッド ⑥缶バッヂ ⑦ポスター ⑧携帯ストラップ 
⑨ステッカー ⑩下敷き ⑪クリアファイル ⑫ノート ⑬水筒 ⑭スマートフォンケース ⑮ジグソーパズル 
⑯コースター ⑰その他

D.Gray-manのストラップやステーショナリーなら欲しいです! 次の24巻に是非!!    ・・・なんて言ってみるw




今月号の御報告は以上です。 ではまた。 (それにしても早くDグレ新刊情報出て欲しいですね・・・(T_T))




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『革命機ヴァルヴレイヴ』第7話「瓦礫の下のハルト」。

前回の分です。 なかなか追いつかない(;´д`)ゞ

第7話まできて第1期は折り返し。 いよいよこれからが本番のようです。

エンディング曲は これまでの angela『僕じゃない』から ELISA『そばにいるよ』に交代。

オープニング曲は引き続き『Preserved Roses』ですが、VVV4号機を背景に緑のパイロットスーツ姿のサキのカット追加。



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冒頭。一気に時代は「第三銀河帝国暦214年」。
(物語冒頭で述べられた現在の舞台・真暦71年が「第三銀河帝国始まりの年」とされるので、ここは未来の世界ですね)

VVV4号機に良く似た機体が 敵方の戦闘機と一騎打ちの最中。 
VVV側は「黄金の七人」と呼ばれているらしい。
「しょせん古代兵器」と侮る敵パイロットも、とうとう4号機?の分身技「断罪のミラージュ」の前に敗れ去る。

コクピットでヘルメットを外した女性パイロットは やや大人びたサキにそっくりの美女。
「200年過ぎても約束は約束でしょう」と独り言。



場面は再び咲森学園に戻る。

VVV4機の納まる格納庫。 ロボットの管理を巡り生徒会とハルト達がもめている。
会長のサトミはこれらを生徒会の備品にすると言って譲らないが、ハルトと彼を擁護する仲間は ヴァルヴレイヴを一番良く知っているハルトに任せるべきだと主張。
それなら全校生徒の総選挙で、と食い下がる会長を牽制するように 学園でただ一人の教師・貴生川が現れた。 

[貴生川] 「こいつは俺が調べる。乗るのはそれからだ。教師には生徒の安全を守る義務があるからな」



一方モジュール77潜入に成功したアードライ。 彼は兵器の残骸のような標本が並ぶ部屋で写真を撮っていた。
[アードライ] 「これでカイン大佐の依頼は果たした。次は・・・」



学園の体育館。
柔道で荒れ気味の山田ライゾウを、ハルト・キューマ・アイナの3人が上から眺めている。
キューマはライゾウについて 自分がヴァルヴレイヴに乗れなかった憂さ晴らしをしてるんだろうと言う。

[ハルト] 「山田君は知らないから・・乗ったら人間じゃなくなるって・・・」
[キューマ] 「それで言わなかったのか。ヴァルヴレイヴを見つけたこと」

[ハルト] 「発作が起きると獣になった気がして いつも恐い。」 
「不死身の体は他人の体みたいで ひょっとして僕は死んでるんじゃないかって・・・」


[アイナ] 「大丈夫です。 ハルトさんは人間です 私達の仲間です。 ずっと ずっと・・」



段ボールハウスの中。 
ひきこもるアキラが いつものように校内各所の防犯カメラのライブ映像を楽しんでいた。
ふと、彼女は エルエルフが廊下に設置の消火器に何かの細工をしている所を発見する。
エルエルフは 自分に注目するカメラ視線に気付き、振り返って睨んだ。 
ギクリとするアキラ。



調理室。
女子生徒が集まって 七海先生と新作料理を試作中。
サキは、先日ショーコが先陣を切って自分を応援してくれた事が忘れられず 自発的に彼女の手伝いに来ていた。
その和やかな場に 突然エルエルフが現れた。
サキの「こいつ、ドルシアの軍人よ」という台詞に緊張が走る。

彼はショーコに書類の束を手渡した。
『新生JIORの軍事的発展と領土拡大についての計画書』

内容は咲森の生徒に完全徴兵制を敷き本格的な軍事国家にしようとするものだった。
「それ以外にこの国が生き残る術はない」と言い切るエルエルフに、書類を突き返すショーコ。

[エルエルフ] 「交渉決裂か。ならば・・・」


にわかに彼は実力行使に出た。リモコンで校内のシャッターを操作して各所を分断。そして全校アナウンス。

[エルエルフ] 「新生ジオールの国民諸君。 この国はエルエルフ・カルルスタインが占領した。
これより全国民は徴兵制の対象となる。 国家伸張の礎(いしずえ)として命を捨ててもらう」


エルエルフに名指しされたキューマの 横にあった消火器が破裂した。

[エルエルフ] 「構内には既にトラップを設置済みだ。死にたくなければ迂闊に動かない事だ」

偶然これを仕掛ける所を見てしまっていたアキラは、もう居所を突き止められ拘束されていた。

早速これに反発し 窓から調理室に乗り込んだライゾウと 包丁を持って身構えたサキがエルエルフと対決する。 
しかし彼らも一瞬で倒されてしまう。



その頃ハルトは アイナと話をしていた。
突然ショーコを手伝うと言ってきたサキの真意をいぶかるハルトに、アイナは 彼女も親切にしてくれる人には素直に感謝できるいい人なのだと説明する。
そして ハルトが悩んでいた自身の体の変化についても「神憑き」と呼び、きっと「神様が憑いた」からだと励ます。

そこへ入った校内放送。

[エルエルフ] 「新生ジオールの国民諸君。 この国は、エルエルフ・カルルスタインが占領した。」
「時縞ハルト、出頭しろ。 国防軍の中核戦力としてヴァルヴレイヴを運用してもらう」



ハルトはエルエルフの出頭命令を無視し すぐさまヴァルヴレイヴの格納庫に向かう。
[ハルト] 「甘かった・・! たった1人で学校丸ごと敵に回すなんて」


ハルトが機体に乗り込もうとした時、待ち構えていたエルエルフが 背後から彼の頭部に銃を突きつけた。
[エルエルフ] 「あれは15分前の俺だ。 そんな甘い事ではお前の大事な人を守れんぞ」
「幻想だと言ったろう・・・ 争いのない世界など」



その時。 いきなり2人に向け、アードライが発砲した。
気付くのが一瞬早かったエルエルフがハルトの陰に隠れたため、弾はハルトの肩を撃ち抜いた。
[アードライ] (エルエルフに)「片目でもお前を見間違えはしない!」
しかしその後の連射も エルエルフでなく弾避けにされたハルトに当たるばかり。

エルエルフは、この場に仕掛けてあった閃光弾を破裂させた。 
目の眩んだアードライが気付いた時には、もう 彼に後ろを取られている。


[アードライ] 「・・・お前が裏切ったなど 私にはどうしても信じられない」
[エルエルフ] 「信じなければどうする? 許すのか お前の片目をえぐった俺を」
[アードライ] 「許す。 お前はいずれ、私の片腕となるべき男だ」

[エルエルフ] 「俺は誰の腕にもなるつもりはない。 俺は俺の腕を見つけた」
[アードライ] 「?! 誰だ


その時2人の足元で 銃弾が跳ねた。
全身撃たれて致命傷を受けながらもとりあえず復活し 銃を手にヨロヨロ立ち上がったハルトだった。
3人の立つ位置は、ハルト→エルエルフ→アードライ と一直線に並んでいる。

[ハルト] 「学校を開放しろ・・・僕らはお前の兵隊になんかならない!」

アードライは「銃を捨てろ」とハルトに銃口を向けたが、エルエルフはハルトに加勢し アードライに銃を向けた。

[エルエルフ] (アードライに)「これが俺の腕だ」

[ハルト] (エルエルフに)「学校を・・・解放しろ」
[エルエルフ] (ハルトに)「この国には俺が必要だ」

[アードライ] 「目を覚ませ エルエルフ!!!」



その頃。
[貴生川] 「おいっ 生きてるか?!」
彼が家庭科室の戸を勢いよく開くと、そこの全員が ガムテープを口に貼られ結束バンドで手首を拘束されて床に転がっていた。
彼はまず七海の口のテープを剥がす。

[七海] 「貴生川先生、どうやって?」
無茶して3階の窓から乗り込んだライゾウと違い、彼は普通に 分断された廊下側からやって来たからだ。
[貴生川] 「物理教師だからな」

そう言いながら今度は彼女の腕のバンドを解きにかかった。



地下格納庫では、三すくみの押し問答が続いている。
その様子を こっそり物陰からアイナが覗いていた。
ハルトがエルエルフに呼び出された時、何とか彼を助けたい一心で 密かに付いてきてしまったのだった。


そこへ 前触れも無く信じ難いものが侵入した。
ドルシア軍のバッフェが一機。 パイロットはクーフィア。

[アードライ] 「クーフィア、ゲートは開けておいた。 確保しろ!」
[クーフィア] 「そんなの面倒くさいよー(笑)」

バッフェは、問答無用で エルエルフとハルトに向けて爆撃を開始した。
逃げる2人。   
だがその最中に少女が1人、爆風に巻き込まれていた事には誰も気付かなかった。


[アードライ] 「確保と言ったはずだぞ!!!」
[クーフィア] 「www甘いなあ 王子様は」

先にハルトが跳ね飛ばされて 倒れた。 まだ逃げるエルエルフを楽しそうにクーフィアが追い回す。

どうにもたまらず、アードライがバッフェの機体を外から叩いて止めに入った。 
クーフィアは不満気な顔でハッチを開ける。

[クーフィア] 「“裏切り者には死を!”じゃないと僕ら、お仕置きじゃん?」
[アードライ] 「違うんだ! あいつはっ・・」

アードライはクーフィアを説得しようとバッフェの操縦席に乗り込む。
そのわずかなチャンスをエルエルフが逃すはずは無かった。


[エルエルフ] 「尊いよ。 お前の育ちの良さは」
そう呟くと 格納庫の発射装置を起動させ、あっという間にバッフェを宇宙空間に放り出してしまった。


エルエルフはすぐにハルトを探したが、彼は両脚を鉄骨に潰され 鉄柱まで突き刺さっている惨状だった。



モジュール77の外には 再びバッフェ群を引き連れたハーノインとイクスアインのイデアール2機が待ち構えていた。
そこへサキの乗ったカーミラ(VVV4)が出撃する。 戦闘開始。

しかし今回はイクスアインの策による電磁吸着ブーメランに襲われ、カーミラは動きが取れなくなってしまう。



もはやVVV1号機だけが頼りの中、ハルトは動くことすらできない。
エルエルフは彼に 自分をジャックして機体を操縦する事を提案。
「危険な賭け」だが他に有効な方法が見つからない。
ハルトは承諾し、エルエルフの差し出す腕に噛み付いた。



ヴァルヴレイヴは無事起動した。
コクピット内には、予めエルエルフが今後の戦闘を予想してハルトへ宛てたメモが貼ってあった。

近々使用されるであろう電磁吸着ブーメランへの対処法、ハーノインの性格分析による戦闘時の行動パターン。

その的を射たアドバイスに エルエルフ自前の運動能力と精確な射撃の腕もプラスされ、
VVVはこれまで以上の力を発揮して イデアールのブーメラン射出装置を見事破壊した。


ドルシアの仲間達は、今回のヴァルヴレイヴ戦に エルエルフの影響を実感していた。
「やっぱり裏切ったんだ」と溜息をつくクーフィアを 横目で睨むアードライ。
[イクスアイン] 「既に当初の目的は頓挫(とんざ)している。一度退いて立て直すぞ」



モジュールの格納庫。 バッフェの爆撃で出た大量の破片がいつまでも低重力空間を漂い続けている。
遅れてそこへやって来たキューマが 鉄骨の下に放置されているハルトを見つけた。
「誰かをジャックしているのか? ・・・皆に見られる前にどこかに運んでおくか」

彼はアイナに連絡を取ろうと携帯を鳴らした。 が、意外にもすぐ傍から着信音が聞こえてきた。
音のする方を振り向いた彼の目に映ったのは、傷だらけの携帯と共に 浮遊している彼女だった。
絶叫するキューマ・・・



戦い済んで、コクピットでハルトは大きく溜息をついた。
(何とかしのいだ。 ・・・お前と組めば 無敵だっていうのか)


ハルトはふと、エルエルフのズボンのポケットから 一枚の写真がはみ出ているのに気付いた。
取り出すと裏面には 「Licht」の文字。
[ハルト] 「リヒ・・ト   ・・・光?」

表に返せば、古びた印画紙に納まるのは 身なりを整え椅子に腰掛ける幼い少女の姿。
それを見つめるうち、なぜだかエルエルフの瞳から涙があふれ出した。

理由が分からず戸惑うハルトの意志とはおかまいなしに、後から後から落ちてくる涙。
胸が痛い。
とうとう彼は 嗚咽を漏らしながらその場にうずくまった。



次回に続く




--------------------------------------------------------------------------------

「マギウス」の能力

----- ハルトが乗り移った他人の体でも ヴァルヴレイヴは「搭乗者」と認識してくれるのか? -----

外したら最期という危険な賭けでしたが とりあえず今回のエルエルフの判断は正解。
エルエルフは この決断・実行の速さを武器に、これまで一瞬が生死を分かつ数々の修羅場を切り抜けてきたんでしょう。 
もちろん運も味方してますが。

ハルトだけがVVV1号機唯一の「搭乗者」として認められ・操縦法も分かるということは、
それと引き替えの「契約」によってマギウスにされ 不死身と憑依の能力を授かった事とセットなので、
憑依で彼の意識の存在する先にVVVの「呪い」も憑いてまわる・・・のかな。 
怖いですけど、便利なのは確か。

追加で、マギウスの能力としてまだ確定ではありませんが 214年後でもさほど歳を取っていないサキの登場を見る限り、老化スピードが抑制され寿命も驚異的に延びるんでしょうか。
「黄金の七人」というんだから、残り六人もいるはずですが まだ謎。

あとサキの言う200年前の約束って何だろう。 ・・・サキがアイナに追悼の意味で星を守る誓いを立てたとか。
いやもっと後の 彼女達が大人になってからの話かな?



▽王子様

アードライがエルエルフにここまで入れ込むようになったエピソードが早く知りたいですね。
しかしこの2人の 気の毒なくらいの温度差。
アードライは結局 本物の「王子」のようですが、エルエルフが利用目的で近付いたとかでないといいな~・・

仮にも一国の王子が 何の特別扱いもされず軍人養成機関を経て、最も危険な最前線に配置されるというのも妙ですね。
この国の王様はもう実効支配権を失っているのかな。


エルエルフがさらっと「エルエルフ・カルルスタイン」を名乗って見せたのにもびっくりw
元々「エルエルフ(L11)」や「アードライ(A3)」はコードネームだろうし、あの機関出身者は全員「カルルスタイン」を名乗ることになっているんでしょうかね。

「カルルスタイン」名が前回出した話同様 本当に吸血鬼伝説と絡むなら、同属と呼ぶに相応しい肉体改造がされている可能性もありだろうか。



▽仲間

ハルトのマギウス化の実状を知る者は、今回アイナが退場した事でキューマとサキの2人だけになってしまいました。
サキはもう契約を果たしてしまったし、残るキューマもあの様子ではそうなる事がほぼ確定っぽいですね。
ライゾウも同じ理由(最初の襲撃で友達を殺されている)を持つ者としては次期有力候補。

それにしてもハルトに一番近いはずのショーコがいまだマギウス情報から隔離されている伏線は どこで効いてくるんでしょうか。



▽結束バンド

エルエルフが家庭科室占拠に使った、一旦強く引き絞ると抜けなくなる便利グッズ。 百円ショップにあります。
(もちろん本来は人間の拘束用じゃなくね!)
実はコツを掴めばすぐ解けます。 おそらく貴生川先生が七海先生にやろうとしてたのはこちら。
「通常の解き方」  http://www.lifehacker.jp/2012/05/120427reusezipties.html

この結束バンドを強盗犯などが使用する例は実際あるそうで、自分の手首を縛られてしまった場合上の方法は使えません。その時はこっち。
「非常時の解き方」  http://www.lifehacker.jp/2012/11/121117band.html




調子に乗って脱線しましたwww

貴生川先生は事あるごとに「物理教師」を言い訳にしてますがやっぱりこの人別に本業がありそうですよね。
「悪魔と取引」とか一人で呟いていたっけ・・・マギウス化についても多少の情報は別ルートから得て来ているような。


一方のドルシア。カイン大佐も素性がよく分かりません。
(「カルルスタイン」の頭と尻尾だけ取ったような名前も気になるw)
謎だらけのジオールの地下に潜入してアードライに写真を撮ってこさせた あの標本まがいのものは何なのか。
それがそこにある事を、知っていたわけですよね。

以前この人は「ヴァルヴレイヴが2人」とも言っていて、こちらもマギウス関連の知識はありそう。


そして謎のリヒトちゃん。
写真の肖像は幼な過ぎで、エルエルフのいう「愛した女」表現は全く似合いませんが。
ハムエッグ得意料理なんだろうか←



グダグダのままで済みません。 次の回も観てきます~!   それでは。



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漫画「D.Gray-man」は、2004年5月31日発売の『週刊少年ジャンプ27号(6月14日号)』で連載を開始し、本誌には 2009年『少年ジャンプ22,23合併号』(第186夜)まで掲載。以降2009年『赤マルジャンプ9月20日号」に第187夜掲載を経た後、第188夜からは同年11月発売の月刊『ジャンプSQ.12月号』で連載再開。以後2013年刊行『SQ.2月号』の第218夜まで掲載。同年『SQ.4月号』誌上で編集部より「再開未定の一時休載」告知。そしてとうとう2015年7月17日発売の季刊誌『ジャンプSQ.CROWN(スクエアクラウン)』に場を移し連載が再開しました。 コミックスは2013年11月に24巻発行(第218夜まで収録)・25巻は2016年6月3日発売です(第219夜-第222夜)。 2016年7月から9月まで、新作TVアニメシリーズ「D.Gray-man HALLOW(ディーグレイマン ハロウ)」がTV東京系列で放映されました。詳細はアニメ公式HP http://dgrayman-anime.com/ をチェック。◇◇◇ 星野桂先生あてファンレターの送り先は以下の通り。       ↓  
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Author:キャンピー
Yahoo!ブログから移動して'12年10月25日オープン。
それ以前の日付記事は旧ブログからの訂正版です。

生年:不明。35年前には存ざ(ry
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身長:160cm
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