こういうわけで。

(※7月19日付けの記事冒頭にあった“おことわり”ですが、分割してこちらのカテに置くことにしました)



ツイッター等で最近 絵師さんのUPされたイラストを勝手に自分のアイコンなどに使ってしまう無断転載が問題化していますが、

これは公式の漫画やアニメから取って来たとしても同じこと(ダメ)なんです。

ネットで不特定多数の目に晒されるという意味では、自分のブログ記事とかへの掲載ももちろん不可ですよ。


しかしそう言う本人が、何故ここのブログでDグレ本編の画像など堂々と出しているのか(笑)


著作権法に 使い方が「引用」に該当するなら可、とする条項があります。

批評や研究目的などで正当と認められる範囲での使用なら、既に公開されている作品については掲載可能ですと。

ここは一応考察テーマのブログですので。 どこの何について話をしているのか分かってもらえないと始まりません。


そんな理由で、素人の自己判断によるものではありますが 必要に応じD.Gray-manの画像等を使わせて頂いております。 


以上でした。念のため。



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ティキ・ミックがネアの生前に“生き写し"の理由。


口を開けばこればかりで済みませんね(笑) まず大前提ですが、「ネアがアレンの本体」であると

ノアメモリーの宿主は前宿主の記憶を継承しないという大原則を無視して アレンにだけはネアの記憶がある
その理由を、アレンはネアと同一人物だからである※とし
(※本体からの脳移植を受け、今の体で復活するまで20年もかかった神田と似たケース)

それを踏まえると ティキ・ミックに関する謎にも一応の説明が可能なんですよね


先日もコメントのお返事で述べたばかりでしたが、非常に気になるティキの身長「188cm」
成人して「おじさん」になった(ネアと双子の)マナと一致します
17歳頃亡くなったと推測されるネアの当時の身長は177cmでしたが、もう少し長生きしていれば・・・
ティキと昔のネアが見た目そっくりなのは、脳摘出後に残された肉体を使用していたならば当然ですね。
2人の印象が相当違っている理由は、10歳も開きのある年齢差と 中の人の違いでしょう。

もう少し想像を走らせるなら。
脳を摘出され 抜け殻状態のネアの身体は、伯爵の何らかの計画により生かしておかれることとなった。
既に14番目メモリーによりノア化していた肉体に、別のメモリー=第三使徒・“ジョイド”が移される。
(ここは「ジョイド」の宿主の脳ごと)
その肉体の目覚めから現在のティキ・ミックの人生が始まる。
彼も幼少時の話などなく突如ノアのメンバーとして登場していますから。肉体年齢から約10年位前の話になりますか。

時期的にそれはおそらく ネアの第二の人生“アレン”が始まった頃と同じ。
推定17で止まっていた肉体年齢もそこからさらに進み 現在の26,7歳の体に。



こうだとすると、ティキが他のノアにはない行動を見せている理由も説明できますか。

今一度、設定のおさらい。
この世界では、ノア遺伝子というものが 現存する人類全てにもれなく仕込まれています。
ノアメモリーが入ってそれが刺激されると宿主の肉体はノア化を遂げ、人を越えた力を発揮する別物になるわけですが
メモリーごとに発揮できる能力は違っていて多種多彩。
それは それぞれのメモリーによって発現する遺伝形質が異なるからですね。
ではさて 一度14番目メモリーによってノア化した肉体に 後から別のメモリーを入れるとどうなるんでしょうか。
かなりな混乱or不安定状態に置かれるのでは?


▽ 第184夜。退魔ノ剣の傷の痛みが続くアレンから、深夜に一瞬だけ14番目が目覚め起き上がります。
それと同時間帯、ティキも退魔ノ剣で斬られた痛みが疼き 窓ガラスを割るなど力が暴走、苦しんでいました。
これはティキの(元ネアの)身体が14番目メモリーの存在を検知し、共振を起こしたからではないかと。

▽ 「白黒」使い分けて器用に人生を楽しんでいるかのようなティキでしたが、見方を変えればノアに徹しきれないでいるとも言え、彼のそんな生活を許容していた千年伯爵は ティキのジョイドメモリーとの結合が不完全である事をよく分かっていたからではないでしょうか。

▽ 方舟の中で退魔ノ剣に斬られた後、ティキのメモリーは制御不能の大暴走を見せました。これも彼特有の問題からではないですか。 クロウリーと相討ちになったジャスデビはこんな事にはなりませんでしたし。

▽ティキが「少年」にばかに執着するのも、その身体が無意識にアレンの中の元の主人(ジョイドメモリー)の存在を感じ取り親近感を抱くからとか。

▽千年伯爵がクロス・マリアンの関係者抹殺をティキの担当にした理由は、当たりをつけていたクロスの周辺から14番目の存在を嗅ぎ取らせる狙いもあったのではと思います。何よりティキ自身が探知機になると。


伯爵は パリのレベル4戦での初めての「オハヨウ」以来、アレンに向かい「14番目」と呼び続けています。
神に捧げる価値もない「腐った羊」(宿主=ネア)に用はなく 純粋にメモリーの方を欲しがっているのでしょう。
アレン捕獲後は「イノセンスを斬り落として我らのモノになってもらう」(第211夜ワイズリー)手筈らしいので。

では何をするかって 具体的にはまた元のネアの身体に14番目メモリーを戻すつもりなんじゃないかと。

アレンとティキがまた脳を摘出されることになりますが。
ネアの奏者の資格は必要ですがまた暴れられては厄介なので、ネア(アレン)はもうずっと眠らされた状態になるか それとも洗脳でしょうかね?
「(伯爵がかつて)悪魔に為(し)損なった」と言わしめたネアのことですからまた積極的利用を考えているなら後者かな。


こんなことをつらつら考えていたわけは・・・

アレンの楽譜中央の紋章と同じ印を身に着けている描写が、マナ・ロード・ティキになっているからです。
他のノアには出てこない。
「奏者」関連なのは濃厚ですが、資格保持者は「伯爵」「ロード」「14番目」とされているのに 何故ここにティキが入るんでしょうか?

紋章A
アレン回想中のマナの服の袖のボタン(14巻第135夜)

紋章B
方舟の中で見せたロードの靴底(12巻第110夜)

紋章C
同じくティキ・ミックの靴底(12巻第112夜)

第213夜でキャンベル家のマナ・ネア兄弟の母親もあの唄を歌っていました。
奏者の資格の継承が許されるのは あのキャンベル家の血筋の人間だけなんじゃないでしょうか
紋章を良く見ると中央の盾の上、王冠が載っています。
そういえばロードの扉も 途中細部のデザイン変更はありましたが 頂上に王冠を戴いている所は同じでしたね。


伯爵がここまでネアの元の身体に拘る理由って何なのか・・・
本体から脳のありかが“アレン”に移っても奏者の資格は持続していますが、それをイノセンスに汚染された身体で使うなど ノア筆頭の千年伯爵にとっても許し難いことだからかも知れません。


タロットの大アルカナにノアファミリーのメンバーを当てていく話のとき
第3使徒・ジョイドを10番目のカード「運命の輪」としました。
この「輪」を示す二重丸◎は 奏者の楽譜の形とも重なることを別記事で述べましたが そういうことだったのかどうかw

巡る因果・・・イメージが広がりますね。 タロット関連もそう外してはいないんじゃないかないかな(笑)



さて次回はロードの話を少し。




追記: タロットではティキ・ミックが10番と思いますが、ジョイドの「J」でトランプの「ジョーカー(Joker)」に見立てるのもありかと。

マークの札が13枚ずつ揃う中 付け足しのように添えられた14番目のカード。 
ポーカーではどのカードの代役も可能というチートなワイルドカード。

ここから想像できるのは、千年伯爵が代々期待していると言っていた「ジョイドメモリー」の能力とは ファミリーに欠員が出た場合その代役がきくということではなかろうかと。
上述伯爵の台詞があったのは、14番目の痕跡を旧方舟と共に完全に葬り去ろうとするところでしたし。

14番目の使徒が突然登場した理由を「千年伯爵メモリー」がキャンベル家の双子にあわせ2つに割れてしまったからだと仮定すると、 マナとネアもジャスデビのように合体しないと本来の千年伯爵の力が発揮できないという事かも知れません。
だから死んでしまったネアの体をどうしても残しておく必要があった・・・とね。




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まだ来ませんなあ。

今日また 集英社マンガネットから、9月4日発売分のジャンプコミックスラインナップの発表がありました。

『D.Gray-man24』がやはり無かった・・・
http://www.s-manga.net/newcomic/newcomic.html#201309


今回とにかくもうグチるのは止め。(気力をそんな無駄に費やしたくないですから)

頑張りましょうね!
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「アレン“allen"」と「リナリー“lenalee"」。

しばらく前に、こんなコメントを非公開で頂いておりました。「子持ち主婦」さんより。
こういう話題は特に皆さんと共有したいので 御許可を頂き記事に上げさせていただきます。


[4月26日]
考察、楽しく拝見させて頂きました
1つ疑問に思ったのですが、考察サイト様の中で よく見かけるアレンのスペルなんですが・・ なんたらを足すとオールエンドになるとか・・
LENALEEの名前の中にALLENがいる・・と書いてる方はいらっしゃらなくてw
別にあったからどうだって話ですが そこら辺は、考察するほどでもないんでしょうかね
要は名前はたまたま似たようなスペルになっただけ・・ってことではないのかなーと
・・いや・・リナリーとアレンの名前を混ぜて違う言葉にならないのか・・とかも考えてはみたのですが
私の脳じゃ無理でしたw
きゃんぴー様がどう思われてるか知りたくてコメしました

[4月28日]
あちこちの考察サイトやヤフー知恵袋などで、ALLENの名前の中にNEAがいる・・ということで、NEA=(イコールを立てるとLの小文字が2つになるから)ALLENという考察を書いてる方が多かったので、うーん・・それって偶然じゃないのかな?もし偶然じゃなく意味があるなら、LENALEEという名前の中にALLENがあるのは無視できないのかな・・と私が勝手に思っただけです
こんなことに時間を使わせてしまうのは大変申し訳ございませんが、もし何かお知恵が借りられたら・・と思いました


大変長らくお待たせしました。 子持ち主婦さんへ。
「アレンの中にリナリー」というお話。
情けないですが私はまるで気付かなかったので、凄い発見を伺って感動しました。
時々ここでもアナグラムの真似事はやっていますが どうして今までこんな大事な事を見落としていたんでしょうね。

ところで先に ちょっと本線から外れますが(申し訳ありません)これについてもびっくりです! 教えて下さってありがとうございます。
「“allen”“=nea”」の話を他でも多く見るという…
こんな主張をしているのは自分だけかと思っていたので これまで知らずにいたのが残念やら心強いやら(笑) 
実は私も2年ほど前、旧ブログになりますが
「“allen”の綴りを分解・組み直すと“neaⅡ(ネア二世)”になる」(“allen”⇒“neaⅡ”)という解釈を聞いて、
「“allen”の中の“ll”は“Ⅱ”でなくて“=(イコール)”では」と言ってたんですよ。(ネアは転生ではなく存命中の本人という意味で)
※2011年8月23日付「スコアズメモリー」

さて本題。
お尋ねの件は“lenalee”と“allen”ですが、Dグレがもしアナグラムもヒントに使っていたら 主役とヒロインは狙い目ですよね(笑) 
「リナリー・リー」というちょっと風変わりな名前も、そういう事情が絡んでいるのかも。

“lenalee”の中に“allen”ですか。 ありますよねぇ確かに。

二人並ぶと思い出すのが、あの瓦礫の上でリナリーがアレンを膝に泣いている図がピエタ像に見えたという記事ですが。
※「ピエタ。」

イノセンスに助けられ アレンが辛うじて命を繋いでいる間に見ていた夢です。
リナリー側から見た同様の夢でも“アレンのイノセンス”が強調されていたように思いますので、二つの夢にはイノセンスが深く関わっていたのではないでしょうか。

ピエタ像になぞらえ アレンが救世主イエスのポジションに置かれるなら、リナリーが聖母マリア。
ならば、アレンのイノセンスはリナリーのイノセンスが産んだもの、ということなのかもしれません。

「“lenalee”の中の“allen”」の謎について、私が今思いつくのはこれくらいですね。 全然大したことなくてすみません。
リナリーのイノセンスがもしハートだったら、他のイノセンスも同様の可能性があるんですが。 
なぜかアレンとリナリーだけ特別に 似た夢を共有した理由って何なのか。


疑問は色々残ります。 残る“ee”を無視してしまっては消化不良です。

で、これに彼女の姓の“lee”も繋げてみる。 

“eelee”        (・・・真っ先にウナギ“eel”が浮かんだのは内緒←)

どうでしょうね。 
文字というより図とすれば、“l”の字が左右を仕切る鏡のようにも “e”の中棒は上下を分かつ水面にも見えて。
“e”の字が二つ並んだ所も 何かが対になる暗示のようです。
でもこんな漠然としたイメージだけでは答えになりそうにないな・・・

釣り合い的には、リナリーだけでなくアレンもフルネームを持って来なければなりませんよね~
しかしここで“walker”をどうしようか・・・ 更に難題になりました。


というあたりでずっとストップしております(汗) もし何か進展がありましたら続編の記事にしたいと思います。

ここを御覧になった他の方も、お気付きの点は どんどん意見をお寄せ下さると有難いです。

どうかよろしくお願いします~!(丸投げ)
それではまた。

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『SQ8月号』不掲載と、24巻の噂のこと。

SQの早売りを手にされた方のお話では 
一時休載中のD.Gray-man不掲載は当然ですが、連載再開の予定も出なかったそうです。
ここは皆さん耐えましょうね・・・!^^;

コミックスの方だけでも先に出てもらえないかなあ。

これだけ長期に渡って何も供給のない状態が続くと、作品そのものが忘れ去られかねません。
本誌を毎月見ていた人でさえ「話がどこまで行ったのか記憶があやふやで」なんて言っているので本当に悲しいですよ。

今月は後半くらいからDグレ記事も頑張ろうと思います。



この状況に耐えかねてか、ツイッターの方ではまた24巻発売のニセ情報が出回り始めました
例によって根拠は「Amazonで予約を募っている」なんですよね。
ドイツ語版なんですが(笑)「2014年1月発売予定」という・・・

Amazonで「D.Gray-man 24」と検索するとこんな画面が出てくる。

amazonスクショ記事用


4/18告知記事でも言及しましたが「5月2日発売」を引っ込めずあれだけ混乱させたのにいい加減にして欲しいですよ。
出版元の集英社で発刊予定のないコミックスならば存在しないということなのに、どうやって売るんですか。
しかも今度はドイツで先行販売なのか(笑)

勘繰りたくはないですが、いずれ出るだろうから抜け駆けで予約だけ確保しておこうというつもりだったら許し難いですね。

今後発表される24巻の新刊予定がたまたま来年1月になる可能性はもちろんありますが、この記事を出す7月3日時点で集英社からは発売予定を出しておりませんので これは「デマ」とさせて頂きます。



いやあ、こんなつまらないものに八つ当たりしてもしょうがないですねwww

一日でも早く朗報が欲しいです。 ではまた。




※追記 (9/27 18:45)

もう公式があちこちで新刊の11/1発売告知をしておりますので、こちらは確定になったものと思います。
となると、上にスクショで挙げたドイツ語版のAmazon1月発売情報がどうなったか気になりますね。 野次馬根性で見に行きました←
(24巻英語版の発売情報はまだございません)

・・・いつの間にやら、3/10になってますよ(^_^;)

しかもこれ、確定なのかな? 
半信半疑なのは、これまで外国語版は和書のオリジナル版に比べてこれだけ発売日が遅れているからなんですけどね。

19巻(和書2009年12/4発売)⇒ 独語版2010年 7月発売=7カ月後  英語(VIZ)版2010年11/2発売=11カ月後

20巻(和書2010年 6/4発売)⇒ 独語版2010年11月発売=5カ月後  英語(VIZ)版2011年 2/1発売=8カ月後

21巻(和書2010年12/3発売)⇒ 独語版2011年 6月発売=6カ月後  英語(VIZ)版2011年11/1発売=11カ月後

22巻(和書2011年 6/3発売)⇒ 独語版2012年 4月発売=10カ月後  英語(VIZ)版2012年 7/3発売=13カ月後

23巻(和書2012年 4/4発売)⇒ 独語版2012年10/4発売=6カ月後  英語(VIZ)版2012年12/4発売=8カ月後

もしも独語版3月発売が本当なら タイムラグはこれまでの最短、4カ月で出てくるということになります。


私は実はAmazonで扱う独語版には特に興味が湧かないので実物を手に取ったこともありません。(何たって読めない!w)
公認のちゃんとした翻訳かな? VIZより早いって・・・

英語のVIZ版は集英社が自社の他の漫画広告も掲載しているくらい最も信頼のおけるものですが、
日本語版の出版から何カ月も遅れが出るのは Dグレの翻訳が内容的にも結構大変だからと思いますので。
(意訳が多いですが、納得できてなかなか面白いですよ!)

その英語版より早く出ているドイツ語版。
これはどうなんでしょうね。 内容を御存知の方がいらっしゃったら教えてください。お願いします(笑)



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『革命機ヴァルヴレイヴ』第11話「軍事法廷第54号」。

ごぶさたしてます! いよいよ物語クライマックスという時に随分長いお休みを頂いてしまいました。
無駄話は省きまして早々に参ります。



モジュール77が向かう月を背景に、ドルシア艦隊が行く手を阻むように待ち構えている。

艦隊司令・デリウス少将のいる艦内では 軍事法廷が開かれていたが、結果は見えていた。
被告人は旧ジオール総理大臣の指南リュージ。
罪状:「平和中立と他国を欺き 甚大なる脅威・ヴァルヴレイヴを秘密裏に開発せしめたこと」



同じ頃、何も知らないショーコはアキラとチャットで盛り上がっていた。
ショーコが音声で話しかけ、アキラは文字入力で返事をする。
月に着けさえすれば戦争は終わり 何もかもうまくいく、みんな好きな事が出来る・・・と夢を語るショーコ。



モジュール77のダウンタウン。 住民が連れ去られ廃墟となっている町の朝。
ハルトは昨晩の事をサキに謝りたくて、ここに彼女を呼び出していた。
待ち合わせ場所に向かう彼だが、広告看板のモデルの水着姿を目にしただけで深く動揺し 足がもつれて歩道橋の階段から転げ落ちてしまう。
心の傷はまだ深い。

そこへ現れたサキは、気味が悪いほど普段と変わらぬ様子だった。
ハルトは早速その場で謝罪しようとする。
だが彼女はそれを遮り「ここで立ち話する気?」とスタスタ歩き出した。 
慌ててその後を追うハルト。



モジュールの格納庫に、3号機に乗ったライゾウが戻ってきた。
彼もサキのように自分の機に勝手に名前を付けている。「ノブ・ライトニング」(“ノブ”は彼が失った友人の名)
ピットの冷却用シャワーを浴びると、熱容量ゲージがみるみる下降していく。
[貴生川]「これで 長時間の戦闘もOKだな」



指南ショーコが新生ジオールの総理大臣に選出されたため、発足した新内閣メンバーが記念撮影に集合した。
文部科学大臣=霊屋ユウスケ
国土交通大臣=番匠ジュート
財務大臣=犬塚キューマ
外務大臣=二宮タカヒ
厚生大臣=七海リオン
法務大臣=北川イオリ
総務大臣=野火マリエ
官房長官=連坊小路サトミ
(時縞ハルトと流木野サキも大臣職に就いたが何なのかは出てこない)

撮影に欠席したハルトを心配してショーコは彼に電話した。 しかし彼が出ることはなかった。
当時 ハルトとサキの2人はバーにいて、ハルトは慣れないコーヒーサーバーの操作にてんてこ舞いだった。
彼の脱いだ上着のポケットで携帯が震えているのに気付き、サキは相手を確認してからそっと電源を切った。
仲の良さそうな2人を見るとやはり面白くない。
[サキ](謝らせてなんてやらないんだから・・!)



ショーコの携帯に アキラからメールが入る。
[RAINBOW]「総理大臣、おめでとう。」

すぐショーコは声で返事をした。
「アキラちゃんありがとう!」
それを聞き笑顔を浮かべたアキラは早速メール文を返そうとするが、ふとキーボード上の手を止めた。
それから音声モードに切り替え、勇気を奮い「どう・・いたしまして」と声を出した。

これを聞いてショーコは大喜びしたが、周囲に相手は誰かを問われるまま「連坊小路アキラ」の名を口にしてしまう。
サトミが険しい表情で彼女から携帯を取り上げるが、それをまたタカヒが強引に奪い、
七海やイオリまで挨拶しようと割り込み・・・

アキラは、初めて ショーコが一人でなかった事を知り動揺した。
ショーコが気遣いから発した「外の世界に出ておいで。 楽しいよ」という言葉はさらに彼女を追い詰めた。
アキラの中にフラッシュバックが起きる。

同じ台詞を繰り返した両親。
集団で声を揃え「私たちのお友達に」と誘うクラスメート。
記憶の中の彼らは みな一様に笑っているのに顔がない・・・

過呼吸がピークに達し、アキラはパニックを起こして暴れ出す。 断末魔のような絶叫と共に通話は切れた。

大変な事をしてしまったと思ったショーコはアキラの元へ向かおうとするが サトミが厳しく遮った。
[サトミ]「私が行く。アキラは私の妹だ!」



その頃、2人でデートを続けるハルトとサキ。
映画館で 自分が出演しているスクリーンを見つめながらサキは呟く。
[サキ]「私・・・ずっと独りだった。 家族も友達も誰も私を選ばなかったから」
「選ばれたかった。 たった1人でいいから・・・ひとりぼっちからふたりぼっちになれればそれで良かったのに」

何と声を掛ければいいのか思い悩むハルト。

そこへ、今のサキの言葉と全く同じセリフが館内に響いた。
突然笑い出した彼女。 彼がまた引っ掛かったとでも言うように。 
しかしハルトは真顔を崩さなかった。
[ハルト]「違う! ・・・流木野さんはもう 独りじゃないよ」

サキもはっとした。 見詰め合う2人。

そこへ 緊急サイレンが鳴った。「敵影を確認。各位戦闘配備!!」
[サキ]「・・・時間切れね」



月への進路を塞ぐドルシア艦隊を発見して管制室には緊張が走るが、エルエルフはまだ余裕の表情を浮かべている。



艦隊のデリウス少将は ヴァルヴレイヴ捕獲作戦が遅々として進まないカイン大佐をTV通話で叱責していた。
そこへ、モジュール77が進路を変更して逃げ出したという報告が入る。

これに色めきたつドルシア艦隊は、追撃戦に移行。
対抗して モジュール77は敵側にさらされている背面に防御を集中させた。
ヴァルヴレイヴ4機も 追いすがる敵機に応戦するため出撃した。

しかし敵の余りの数の多さに手を焼く。



エルエルフはハルトに これも計算の内だと明かす。
モジュールを追うため 敵の最初の陣形は崩れ一直線上に並んでいる。
それを1号機の“ハラキリブレード”でなぎ払えば一網打尽だ。
ただし その一度きりのタイミングを外せば終わりになる。

とりあえず説明を終えると、エルエルフは作戦資料をサトミに差し出し 指揮官交代を申し出た。
いぶかる彼に、マニュアル遂行の能力ではサトミが最も適任だからだと言う。
ややムッとしながらも資料を受け取るサトミ。

そこへドルシア軍より秘匿通信が入った。 司令が新生ジオール総理と直接話したいとのこと。
エルエルフがショーコに耳打ちした。
[エルエルフ]「受けよう。 ただし総理官邸でだ」

ショーコとエルエルフの2人だけが 司令室を離れ目指す場所に向かった。
[ショーコ]「・・・今度は私の番だ」
[エルエルフ](?)



咲森学園の校舎内に急ごしらえの一室が設けられた。 総理の席の背景には ジオールの国章。
回線接続作業中で忙しいエルエルフの側で、また独り言のようにショーコがつぶやく。

[ショーコ]「この戦争に巻き込まれるまで知らなかった。安全に暮らせるってすごく幸せな事なんだなって・・・」
「その平和はタダじゃなくて、誰かが守ってくれてたものなんじゃないかって。 だから、今度は私が」

[エルエルフ]「“国家の最大の使命は国民の安全を守ること”ドルシアもそう考えた・・・故に強大な軍事力を保持する」
[ショーコ]「それは・・・」

[エルエルフ]「繋がったぞ」



画面中央に姿を現した ドルシア軍少将、デリウス・バーテンベルク。
彼がショーコが見せたのは、囚われの父の姿だった。
すでに軍事法廷は「死刑」で結審したという。

[ショーコ] 「私達の家族に手を出したらヴァルヴレイヴはARUSに渡すと言ったはずです!」
彼女の抗議もここでは全く無力だった。 死刑執行の準備を命じる少将。
[ショーコ]「卑怯者!!」
[デリウス]「大人には褒め言葉だ。汚い手段を使っても目的を実現するのが、大人というものだ」

ショーコにエルエルフが囁く。
[エルエルフ]「・・・敵の位置が特定できた」

一瞬希望が見えた気がしたショーコを さらに過酷な現実が打ちのめす。
[エルエルフ]敵艦隊中央。 ハラキリブレードの射界内だ」 「このタイミングを逃せば我々は敗北する」



その頃モジュール77の司令室では 渡されたマニュアルと首っ引きのサトミが、改めてエルエルフの能力に舌を巻いていた。



悩み続けるショーコに向かい、デリウスが遂に切り札を出してきた。

[デリウス]「取引きだ 若き総理大臣。」
「ヴァルヴレイヴの譲渡と引き替えに 君達学生とその家族を全員、第三国に亡命させよう」
「安全と家族。それだけあれば人は十分幸せだ。
戦争は大人に任せておけばいい。友達が死ぬのは嫌だろう?」


返答に詰まるショーコ。
その様子を伺いながら エルエルフはポケットの拳銃にそっと手をかける・・・



そこへ突然、場違いな笑い声が響いた。

これまで無言でうつむいていた指南リュージが、顔を上げ大声で笑い出したのだ。
[リュージ]「そうかショーコ。お前が次の総理大臣か」

デリウス少将の怒りを買い 殴る蹴るの暴行を受けても 彼がひるむ事はなかった。

[リュージ] 「気にするな。 土になって新しい芽を出させるのも大人の仕事だ。
前を向け、ショーコ。 お前の未来は後ろには落ちてないぞ!」




エネルギー充填完了。VVV1号機は遂に必殺技を繰り出した。

ジー・エッジが向けた軌道上の艦隊は、戦艦もバッフェも悉く熱線に焼かれ消滅していく。
リュージの映像も画面から消えた。

[ショーコ] 「何も出来なかった・・・・・・何も」
泣き崩れるショーコを見下ろしながら、エルエルフは無言で銃をしまった。



[イオリ]「敵艦隊、75%の消滅を確認!」
サトミは早速マニュアルを繰る。
[サトミ]「今だ!! 開いた中央を突破して月へ向かうぞ」



新生ジオール側の完全勝利に見えた油断を突いて カイン大佐がいよいよ動き出した。
密かな野望を抱く彼にとっては 邪魔な上司の退場こそ、待ちに待ったチャンスの到来だったのだ。

巨大ドリルを装着したイデアールを自ら操る彼は、そのままVVVのピットへと突入。
VVVの冷却装置も破壊された。

イデアールからは大量の兵士が湧き出し 居合わせた丸腰の学生に容赦ない攻撃を始める。
ユウスケは無謀にもスパナ一丁で飛び出そうとしたが、危い所を貴生川が身を挺して止めた。

イデアールに取り付けてあったドリルは機体から分離し モジュール内部を破壊しながら上昇して行った。
ドリルのリモコン操作はハーノインが任されている。



想定外の敵の急襲でサトミは新たに指示を求められるが 当然用意された答などなく、手も足も出ない。

ドリルを引き抜こうと意気込むライゾウの3号機とキューマの5号機もまた アードライの操るイデアールの妨害に遭う。

ハラキリブレードを使ったばかりの1号機は当分動かせない。

ハルトはサキに 自分をモジュールに戻してくれるよう頼む。 簡単には死なない体ひとつで戦うつもりで。

サキの4号機が、抱えた1号機をモジュールに寄せて置いた。
中からハルトが出てくる。

[ハルト]「ヴァルヴレイヴが冷めるまでには戻るから!」 

やや皮肉のこもった調子でサキがハルトに声をかける。
[サキ]「頑張ってショーコさんを助けてきなさい」



するとそこで何を思ったか、ハルトが急に引き返した。 
サキの4号機に乗り込もうとして、閉じていくドアに挟まれかける。 彼を慌てて救出するサキ。
手を繋がれたままの格好で、ハルトはサキにこう告げた。

[ハルト]「この戦いが終わったらって思ってたけど」
「流木野サキさん・・・僕と結婚してください」
 

彼からの思いがけない言葉に サキは目を見張る。



無人の1号機の中では 「結婚」の言葉に反応してOS少女がはしゃいでいた。






次回に続く。



▽「大人」って

[サキ]「大人って汚ならしいものよ」(第3話) 

以後はその見本のような悪い人達が登場するわけですが。

[ハルト]「大人のくせに恥ずかしいと思わないんですか?!」
[フィガロ上院議員(ARUS)]「全っ然。 大人だからねw」(第4話)

[ショーコ]「卑怯者!!」
[デリウス少将(ドルシア)]「大人には褒め言葉だ」(第11話)

大人は当然子供より長生きした分経験も豊富ですが、「汚い」ことに開き直るのは当人の資質の問題であって 大人・子供は関係ないですよね。

[指南元総理(ジオール)]「土になって新しい芽を出させるのも大人の仕事だ」

こういう立派な「大人」になりたいものです・・・


咲森学園がVVVパイロット養成目的の秘密機関であったこと、ショーコの父はジオール総理であったことから 裏事情を把握しながら実の娘を被験体に出すとは一体どういう人物なのかずっと疑問だったのですけど。

散り際でもこれほど堂々としていられたのは きっと信念を持って行動していたから。
彼は彼なりに 大切な国家を守るため 命懸けで苦渋の道を選択していたんでしょう。
その判断を他人に押し付けて逃げることはせず、自らの責任で。

またそこまで小国ジオールが追い詰められていた事から察するに、この世界は 水面下で想像以上に危険な事態が進行中なんでしょうね。



▽プロポーズ

前回の事件を起こしてしまった時のハルトの心境を思いますと。

彼は以前から自分が自分で無くなる発作を恐れ、周囲の人間を傷付ける不安を訴えていました。
そして、そんな自分にでも寄り添ってくれようとした人に 大変なことをしてしまう
(ノア化した自分がジョニーを殺しかけた事を知り 呆然としていた場面のアレンがどうしても浮かんでしまって)

その絶望感がどれほどのものか考えるのも辛いですが・・・しかもその後も問題は何も解決していないわけで。

ところがサキは強かったですね。
彼の心情を汲みながら、これまでと変わらない態度で接してくれた。
完全におかしくなった時の不安を訴えたハルトに そうなったら殺してあげる、ときっぱり答えたのも彼女。
実際 彼が仲間を襲いかける所を 二度も防いでくれていましたしね。
彼女はマギウスの秘密を共有する仲間でもある。

あらゆる条件が彼と彼女を接近させる後押しをしていて。
これにハルトの“自分が男として責任を取らなければ”という思いが加われば この判断は一時の気の迷いでは片付けられないでしょう。


ハルトがショーコを思い続ける気持ちはここでもずっと変わっていないと思います。
でも彼女は未だにマギウスの真相を知らない か弱い一般人の立場。
彼にとってショーコがずっと守り続けたい「大切な人」なら なおさら危険な自分が近付いてはならない
何度も告白のチャンスがありながらはぐらかしてきたのも、この悩みを抱えてしまったからですから。

あの事件後は多分、自分がどれだけ彼女を好きでもそれは絶対胸にしまって出さないようにしようと誓ったでしょう。

もし彼女も同じだけ自分を好きだったら、サキが選ばれたことでどれ程傷付くかについては 全く考えてないですよね!^^;
この手の「優しい人」は 形として見えない限り、周囲がどれほど自分を大事に思っているかの期待はしないものだから。

こんなタイプが一番タチが悪いんだと・・・webラジオでもハルト役の逢坂さんが突っ込まれてましたね(笑)


この後サキがどう返事するかといったら 私は彼女の気性ならまずここでの承諾はないな、という結論でした。
彼女は気分屋ではありますが、フェアでないことは大嫌いですから。

でも記事を出すのが遅すぎて もうとっくに結果が出てしまいましたwww 残念。



いよいよ次が1クールでは最終の回ですね。 なるべくですが急ぎたいと(抱負)
ではこれで。



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漫画「D.Gray-man」は、2004年5月31日発売の『週刊少年ジャンプ27号(6月14日号)』で連載を開始し、本誌には 2009年『少年ジャンプ22,23合併号』(第186夜)まで掲載。以降2009年『赤マルジャンプ9月20日号」に第187夜掲載を経た後、第188夜からは同年11月発売の月刊『ジャンプSQ.12月号』で連載再開。以後2013年刊行『SQ.2月号』の第218夜まで掲載。同年『SQ.4月号』誌上で編集部より「再開未定の一時休載」告知。そしてとうとう2015年7月17日発売の季刊誌『ジャンプSQ.CROWN(スクエアクラウン)』に場を移し連載が再開しました。 コミックスは2013年11月に24巻発行(第218夜まで収録)・25巻は2016年6月3日発売です(第219夜-第222夜)。 2016年7月から9月まで、新作TVアニメシリーズ「D.Gray-man HALLOW(ディーグレイマン ハロウ)」がTV東京系列で放映されました。詳細はアニメ公式HP http://dgrayman-anime.com/ をチェック。◇◇◇ 星野桂先生あてファンレターの送り先は以下の通り。       ↓  
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