第219夜(3)「A.Wをたずねて・彼は愛を忘れている」

前回(第218夜)ラストシーンを覚えていますか?

フラッシュバック映像が流れる夢から目を覚ました時 すでにアレンとネアの意識は交代していました。
「マナッッ!」と叫んで跳ね起きたのは、もちろんネア。 
(あれほどアレンが身を案じていた眼前のジョニーに目もくれませんから)
彼は 自分とほぼ同時に目覚め 夢の中のマナへとまだ呪いの言葉を吐き続ける伯爵の方に、怒りを込めた瞳で振り返ります。
< つづく >

ここからいよいよ壮絶バトル開始かと身構えてたら、見事にかわされましたね。 
繰り広げられたのは、それとは正反対の奇妙な光景でした。 

何でこういう事になったのか理由を考えると、あの時(N130)の師匠の言葉しか思い当たらないんですが。




▽ 「憎しみで伯爵と戦うな」


(以下、「どうしてもここは考察的に要るよね」と書きだしたら以前のネタバレ記事とさして変わらないかんじに (笑))
(まあ…第219夜でも選り抜きの所だけですので。すみません)


・・・・・・・・・ようやく出会えた宿敵を前に ややうつむいたままネアはじっと立っている。

折よくその時、形を崩していたイノセンスの左腕が元の形に戻り始めた。(アポクリフォスの方に余裕がなくなったらしい)

事態を察し、微かに笑って 一瞬で呼吸を整えるネア。

( ------   アクション  ------ )

「・・・やあ 千年公」   「オレだよ」
目の前の巨大な着ぐるみに向かって両腕を広げ 人なつこい とっておきの笑顔で見上げる。

「“オレ”だ  ネアだよ」   「やっと会えたね」

「千年公」と呼ばれた中年男は 泣きながら着ぐるみから飛び出し、今は全く別の姿をした“弟”に抱き付いた。

「ネアッ」

ガッチリと自分を抱きしめる男の背に回したネアの手が 途中で止まった。
自分の体内で疼き始めた何かをこらえながら…


ネアを抱いたままの千年公のセリフがおかしくなってくる

「ネア」 「裏切り者のネア……」 「我が輩を破壊(ころ)そウトしたネア
脳裏に浮かぶ 赤く染まって虚空を泳ぐ手
千年公の 瞬きを止めた目は血走り、そこからにじんだ涙があふれ出す。

千年公の記憶の中 

立っている千年公の前には、こときれた弟を膝に抱き 無言で涙を落とし続けるマナ
「我が輩ニ」 「破壊(ころ)されたネア…」

伯爵の気配に顔を上げたマナの瞳はもう虚ろで そのまま奈落の底に落ちて行くような絶望を湛えていた
「ダイキライな」   「マナの…ネア」
その時 千年公の左目からは、血の色の涙がこぼれ出した。

少年を抱きしめたまま、彼に問いかける千年公。

「どうして我が輩ノ前から消エナいのデス」  「我が輩にハ 使命がアルのデス」  「ナノニ どうシて」  「ドウして我が輩は」
「どうしてこんナニ」  「おまえなンカノ ソバにいたいと 思うのデスカ」

遠い目をしてぼんやり身を任せていたネアも ついには堪らなくなって、千年公の広い背中をぎゅっと抱き返した。



● 演技

一瞬で気持ちを切り替えて したたかに堂々と演じきるネアがカッコ良かったでs(結局これが言いたかった)←

伯爵やロードに「道化」だの「ピエロ」だのと呼ばせたのも これならね。
感情表現がストレートで 見るからに分かりやすかったアレンとのギャップも面白いですよね。

2人が笑顔で並んだ図も・・・ もうなんだろ凄いですよ星野先生。(ボキャ貧め・゚・(ノД`;)・゚・)

第214夜「目覚め」で ネアは初めて見る「自分」の顔に驚いてましたが、それをもう“本人”以上に使いこなしてる感が(笑)
上手いですね。

そして横にかぶせたネアの“作り笑顔”・・・ こちらからは彼の本心が透けて見える…寂しそうだな
心から笑っていないのが分かります。


● 湧き上がる殺意

漫画のコマでは、笑顔を作るネアの周囲に靄が広がりザワ… とか 鼓動のようなドクンという文字で
不穏な気配が表現されています。
これは ネアの意志で抑え込まれた体内のノアが放つ衝動ではないかと。 
北米支部の伯爵に「オ前ヲ殺してオレガ千年伯爵ニ」と言っていたあれですよね。

その力がうまく利用できたら無敵かも知れませんが ネアの自我も飲まれてしまうので。
そして 多分そういう戦い方で千年伯爵を破壊しても、侵蝕されたマナの魂は救えない…のでは?


● ノアの使命と 宿主の心

伯爵メモリーに浸食された「千年公」の心の中に 元々マナが抱いていた想いが消えず入り混じる様子が伺えますね。

それと千年伯爵もまた 正体不明の何かに精神を操られているような。 
ほんと ノアの「使徒」って、何を主(あるじ)に仕える存在なのか分からないですね。


● マナが憎い

「裏切り者のネア」 「我が輩を破壊そうとしたネア」 「我が輩には使命が」 「どうしてこんなにお前なんかの」
… こちらは千年公としての想い。

「(ネアの)ソバにいたい」
… は当然 弟を探し続けたマナの悲願ですが。 あと裏切られはしましたが自分の半身をまだ諦めきれないメモリーの未練も。


「ダイキライなマナ」 ・・・ここは複雑。 
千年公とマナ、それぞれ別の理由で生じた想いが たまたま一致して増幅してしまったように思います。

使命に忠実な千年公の立場からは、裏切り者の使徒兄弟の片割れであり災厄の元凶だったマナを憎むのは当然として。

あの絶望の表情のマナ、ここで伯爵から 何かとどめの一言を投げられたんじゃないかな。
おそらくあの日と同じ・・・ 母さまが樹の下で死んでいた時の 
 「すべてオマエのせいデスヨ」

それはもうふらふら状態で崖っぷちにいた彼を軽く小突く程に簡単な。
マナは 母や弟を殺した罪の意識から、自分自身を責め呪い 狂ってしまったのではと。

[クロス・マリアン] 「マナは“14番目”が死んだ日におかしくなった」(N147)

こんなことではないかと想像はしていましたが、思った以上の悲惨さでしたね。
マナを嫌ったのは誰よりもマナ自身。
彼は自分自身をその「存在」から許せなくなってしまったんでしょう。
それで 鏡に映った自分の顔を、衝動的に潰したんだろうと。

それとともに記憶も。 あの日の事は全て… (こちらは故意にというよりショックで飛んでしまったんでしょうね)
小説版3巻のマナが、“はぐれた弟を探している”と言っていたのとようやく繋がりました。


● 顔…変わったな

・・・「ハ?」
聞かれたことの真意が分からず、千年公は少年の顔を覗き込みながら、「我が輩はズットこの顔デスヨ」と答えた。

見つめ合う 一瞬の間。

またにっこり笑顔になったネアは、「顔と一緒に 記憶も潰したか…」とつぶやき、
そのままきょとんとしている千年公の胸に顔をうずめる。

「ふ…」   「… 悪役のくせに ほんと弱っちいなぁ」
千年公からはうかがえない角度   ネアの口元に黒い笑いが浮かぶ
------ ドクン ------


ネアの方は、マナの顔を潰させ記憶まで消したのは 自分を恐れる千年伯爵の仕業だと思ったようですが。

ここへきて完璧な笑顔を作れるネアがちょっと怖いですね。
彼にしてもここは 千年伯爵への新たな憎悪がどっと湧きだした瞬間だったと思いますよ。

それを 千年公の前ではおくびにも出さずポーカーフェイスを続けるネア。
自分の中に巣食う憎悪のメモリーとシンクロしてしまったら 全てがおしまいだから。


● 血の涙

「破壊されたネア」と「大嫌いなマナ」を思い出した時、「千年公」の左目からだけ流出した血の涙・・・

さーて何でしょう。

左目から血の涙が出る描写は、アレンにもありましたよね。
AKUMAの自爆で壊れていく魂(N25)や サードエクソシストの開闢孔に飲まれて行く魂(N187)を目撃した時。

救えなかった者達と、むざむざそれを見送った不甲斐ない自分と。

意味的には上の「ネア」「マナ」に近いものを感じますので 気になる所ですが、まだ結論を出すのは保留で。


今日はここまでにします。



関連記事

第219夜(2)「A.Wをたずねて・彼は愛を忘れている」

物語の中心人物・マナとネアにつき 驚愕の真実が明かされました。

姿形は瓜二つなのに、“双子”ではなかった彼ら。 
この“兄弟”を育てた「母さま」も 実は本当の母親じゃなくて。



そもそもアレン・ウォーカーにしたって 誕生日や名前を勝手に名乗り 「父」と慕う人とも血の繋がりはなかったんですから…

主人公にまつわるすべてが偽物。 なのに実質上は、現実にあるどの“本物”よりも本物らしいという皮肉ですよ。


これも 先入観は全部捨てよという神の声でしょうか(笑)

愛と憎しみ・正邪の別など 不動に見えたものがあっさり覆るこの混沌世界には、むしろふさわしい演出かも知れませんね。





▽ 14番目の脅威

魔眼のワイズリーが、メモリー回復待ちのロードと テレパシーで会話をしている場面。

[ワイズリー]
「おぬしが庇(かば)い助けたアレン・ウォーカーは今 消滅の危機にさらされておる」
「ネア」
「ノアの大洪水から長きに渡るノア13使徒の歴史のなかで起こった 予期せぬ生誕 不意に現れた存在」
「異例の14番目のノア」

「35年前千年伯爵によって葬られた“ネア”は アレンに自身の“記憶(メモリー)”を植えつけ その肉体からついに孵化(ふか)し この表舞台へ帰ってきた…」
「奴が狙うは 今度こそ 千年伯爵の首だろう…」


[ロード]
「“ねあ” は ぼくらと ちがう」「だか ら こわい…」
「“せんねんはくしゃく”が いなければ ぼくら わ “はーと”に ほろぼされて しまう」


[ワイズリー]
「奴は何を成そうとしているのか おしえてくれ ロード」
「ワタシの魔眼でもこればかりは見通せぬ」「いや… 見通せるようなものではないのやもしれん」
「すべては“マナ”という 迷宮の闇へと繋がるのだから」



★ ワイズリーとロード


● 他人の心が読める能力者同士 ワイズリーとロードは、本当に仲が良さそうです。
他所では決してしなかった「14番目」の「ネア」呼びも、2人だけの時には連発してますね。

でも分からないのは、どうして他のノア達にはこんなにネアのことを秘密にしているのかということ。
ワイズリーがデザイアスに知っていることを全部話してやっていれば ブックマンとラビが拉致されるようなこともなかったのに。


● あと、ロードが人間である「アレン・ウォーカー」を 本心から好きだったことも分かりました。
「ヘボい」人間でなければOK?
「ネアはマナの為に戦った」… と彼女が密かに“裏切り者”に涙したのも、彼が最期まで「ヘボ」ではなかったからでしょうか。


● ノアメモリー転生の際は新しい宿主には前宿主の記憶が引き継がれない原則があるので、ワイズリーも、ネアが生きていた当時のことを自分で“覚えて”るわけではないんですよね。
しかし、メモリー自体には順次情報が蓄積されて行く様子。 裏切り者が憎いだとか。
ワイズリーが見てきたように35年前の様子を語っているのは、その魔眼の能力で自分のメモリーの記憶が辿れるからでしょうか…

ノアメモリーの正体もまだ分かりませんが、激しい憎悪の念で人を操るものなのだけは確かなようで。


● 良からぬ計画にはすぐ気付きそうな先代ワイズリーが何故ネアに負けたかですが、なるほど読めなかったのではね。
アレンも ワイズリーの術を強制終了させたほどの精神力を見せていますから 35年前当時の様子も何となく納得です。


●  [ロード] 「“ねあ” は ぼくらと ちがう」
「ちがう」とは何が… 
まだ他のノアにはない特殊能力があるという意味でしょうか それとも実力差がケタ違いということなのか 
もちろん“ネア”の抱いている“目標”は、千年伯爵に忠誠を誓っている他のメンバーと決定的に違うのですが。

この場面の会話でも「ネア」で一括りにされていますが、私はまだこれまで同様 
「ネアはノアメモリーの宿主でありがなら、人間としての自分の意志は堅持していた」 という考えです。


(1) 「オマエ(=千年公)ヲ殺シテ オレガ千年伯爵ニナル」(N189) 
ノアメモリーからの意志表示。 直に千年公を挑発するなど極めて好戦的

(2) [クロス] 「ノアの一族と殺し合いの逃亡生活」(N167)/
[ワイズリー] 「(肉体の侵蝕に苦しむアレンに)35年前の“14番目”と同じ有様になったのぅ」「ノアはノアから逃げられん」(N211)/
[ロード] 「ネアはマナの為に戦ったんだ」(N205)
これらから推測されるのは、<生前のネア(宿主)がひたすら防戦で千年伯爵の脅威からマナを守ろうとしていた>ってこと。
 

● [ロード] 「こわい」
千年伯爵とロードは 「ネア」には強い恐怖心を抱いている。

にもかかわらず伯爵は、過去にやむなく粛清した対象につき、今はハートから死んでも守れ」(N202)とも命じているんですよね。

[ロード] “せんねんはくしゃく”が いなければ ぼくら わ “はーと”に ほろぼされて しまう」

この箇所ですが。
やっと今回(ラスト)出てきましたが “マナとネアのメモリー2つ合わせて「千年伯爵」1個分”ということに絡むのでは?

ロードがいつもの「千年公」という呼び方をしないでここだけ「せんねんはくしゃく」と言ってますよね。 
その理由は、ここで言う「せんねんはくしゃく」が、彼女が常により添っているあの泣き虫の「千年公(マナ)」ではなくて、
マナ+ネアが合体して本来の姿が完成した時の「千年伯爵」だからじゃないでしょうか。

分かれたメモリーが宿主の肉体ごと融合できるのは 「絆(ボンドム)」の双子で実証済みです。

というか合体するためには、ノアメモリーが取り憑いた魂と共に元の肉体が絶対不可欠ということでしょう。

ティキ・ミック私は“ネアの抜け殻”説を主張してきましたが先日コメントを頂いたクローン説も有りかも)の靴底に奏者の印があったのは、やはり最終的な千年公(マナ)との合体という大仕事のための特別な存在と見做されていたからに思えます。
方舟でロードが「ティッキー」を、他のノア(「ダーイジな子羊」)と分けた言い方にしていた(N93) のにも、このへんの事情ありきじゃないかと。

肝心のネアのメモリーについては、ワイズリー発言であったように 
「左腕のイノセンスを斬り落として(アレン・ウォーカーには)我らのモノになってもらう」(N211)算段ですね。
アレンの身体はもはや素材扱い。



ざっと見 「千年伯爵」が元の力を取り戻せなければ、この戦争でノアはハートに力負けするだろう… ということのようです。
もしそうであるなら アポクリフォス側も 「14番目」の取り込みに躍起になるはずですよね。



それにしましても^^;
ネアのメモリーには、その気がないどころか 千年公を消して自分が成り代わる気満々・・・ 
そのうえ こちらの方が、マナのメモリーよりも強そうなフラグ。

これで本当に合体の目途がついてるんでしょうか? はたして公算は。





ここまでで、次はネアとマナ(千年伯爵)の対決場面へ。






※ おことわり ※
昨年3/8 記事で述べましたが、今回から順を追った詳細なネタバレ描写は控えますが(着目箇所以外) 御了承下さい。
 





 
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クラウン買えなかった人に 。

雑誌が増刷ですって。 

なかなか聞きませんよね… 予想以上の人気でしたというわけで。

そろそろamazonなどに高値の新古書が出てますが、8月まで待てば定価で買えますので 早まらないように。



今回買えなかったという声も結構伺ってたので良かったです。

10月発売の次号は、もっと大増刷で買いやすくなるといいですね!



関連記事

第219夜(1)「A.W(アレン・ウォーカー)をたずねて・彼は愛を忘れている」

そういえば 久々リアルタイムでの本編感想・考察記事ということになるんですが、これまでの考察に興味を持って下さった方は 御覧になるなら「ブログTOP」記事に置いた「考察概要」がお勧めです… 第219夜を経て訂正必要箇所もありますが。
改めて古記事を読み返してみますと色々残念・・・特に「14番目」関係の表現のブレが酷くてかえって混乱の元だわ~これorz

こんなでも 書いてる当人はいつも同じ話をしている感覚だったんですよね。 
場当たり的表現はこれを機に深く反省しまして!!! 以後精進します…ね (;´∀`)ハハハ


え~色々情けない限りですが 気を取り直しましてともかくも。 
永らくコールドスリープに入っていた原作がようやく息を吹き返した!  これだけで感極まり言葉もありません(↑ω↑) ←



▽ 扉絵 (と、『SQ.CROWN 新増刊』付録ポスター)


219tobira8.jpg(本誌『SQ.CROWN 2015SUMMER』第219夜扉絵)

crownposter.jpg(本誌『SQ.CROWN 2015SUMMER』付録ポスター)


いやまず 「またですか」 って誰でも突っ込みたくなるでしょうこれは。
副題「A.Wをたずねて」もまだ健在だし、「今の超展開こそ“主人公”のルーツ」である事へのアピールとしか思えませんよ。


★ Gemini

考察概要とは被りますが どうにも並べずにはいられないこれら。↓

gemini2_20150719202010cad.jpg
(左:コミックス1巻カバー/右:小説版3巻カバー)

…からの これね。↓

gemini-square.gif
(画像はサイト「のんの小宇宙」天体観測講座から。赤枠は私です。 ※久々おじゃましたらGoogle Chromeでは文字化けします御注意

ミルキーウェイの星屑の上に立つように背中合わせの2人。 左がポルックス(弟)、右がカストル(兄)

さらに今回の第219夜では雪が舞う代わりにお星様(六芒星)がきらきら。

同じ構図をこう何度も持ってきて、これで「ふたご座」を意識するなという方が無理ですよ。

それだのに本編ではネアさん衝撃の「だがオレたちは双子じゃない」宣言。

もうっこれだからDグレはやめられませんなwwwwww    大好き♥

< とりあえずこの問題発言の解釈は後にしまして このまま行きますよーーーっ! >



★ What a Wonderful World

今回はまた 1巻カバー絵の原案らしいこちら↓の図案も取り入れたかったのかなと。

gray_ark221a_20150719202013543.jpg(『灰色ノ聖櫃』P221「扉絵コレクション」より)

雪もねえ~ 六芒星のお星様なんですよ ヾ(●´∀`●)ノシ (←何を言ってるか分からねーと思うが)

別名を「六花(りっか)」と言います。(※ 「雪の結晶ができるまで」の動画あります(超お勧め)。赤文字リンク先へ。)
発生する際の周囲の気温・湿度などの条件によりその姿は様々ですが、「六角形」が基本構造の結晶なんです。

そして上向き三角(△)と下向き三角(▽)を合わせてできる形の六芒星は、
「光と闇」「創造と破壊」など 相反するエネルギーの調和を示すものだとか。

[マナ] 「僕ね、美しいこの世界が大好きですよ」(小説版3巻「Lost Fragment of Snow」P150)

本編では 長旅の果て?に辿りついた風景の美しさに千年伯爵が感動して思わず帽子を取るシーンがありますが、
今回の扉絵で シルクハットを持ち、遠くに視線を泳がすマナも 同じ心持ちかしら…

光も闇も。 どちらかだけを滅ぼそうとするのは間違いな気がします。


小説タイトルの「Lost Fragment of Snow(失くした“雪”のカケラ)」ですが、雪の結晶の完全体から腕が1本欠けてしまった例えなのか… まだよく分かりませんけどね。
五芒星(ペンタクル)にもまた古来各地で様々な意味づけがされていますが、「魔」関連が多いですよね。



★ Change

あと、今回の扉では マナがシルクハットを持ち アレンの所にはボールが来ている・・・ 
サーカス編の小説版とは逆ですね。
(いやもちろんボールの柄が違うとか…細部は違ってますが、それはおそらく帽子デザインの方もだし)
これは何を意味するんでしょうか。 

今回アレンの所に来たのは犬のアレンの墓標代りのボールと同柄  あと第123夜(闇の吟)扉絵の玉乗りピエロか。 
加えてあの小説版3巻のカバーを外して裏の折り返しを見ると、そこにも。 
わざわざ魔導士クロス・マリアンの隣に来るようにしてあるとか  色々作為を感じますな(笑)



★ Alphabet

二人の周囲に散らばる文字。 あーこういうセンス大好き♡   
アルファベットそれぞれの数は
A(4)/M(1)/L(3)/N(3)/E(2)

アレン(ALLEN) をひいたら残りは
A(3)/M(1)/L(1)/N(2)/E(1)

そこからマナ(MANA)では
A(1)/M(0)/L(1)/N(1)/E(1)

あとネア(NEA)で
A(0)/M(0)/L(1)/N(0)/E(0)

・・・・・・“L”って何どすwww 

「アレン=ネア」の時は“ll”を横にしてイコール、とかやりましたが、また全部を小文字化して“L”をマイナス、とかいやいやいや
ごめんわからん ここも保留っ ^^;



★ Poppy

二人の足元に咲き乱れる白のポピーの花言葉は「忘却」。  副題とリンクしてますよね。

黄色い花々は、花言葉を示すものではなくて、
“白よりもやや色付きだした状況”じゃないでしょうか。

「千年伯爵」の脳裏に訪れては彼を苦しめる、マナとネアの記憶・・・

そして、私はまだまだ「allen=nea本人」説推しですので ここのアレンももちろん対象ですよ。
万一それを採用しないとしても、アレンのサーカス以前の記憶は不自然に抜け落ちていますしね!
彼についての「Allen is image of white flowers .(イメージは白い花)」(インスタグラム星野先生談)もまた、ここにかかるのかな。

そして“色付きだしたポピー”の意味も。
アレンが自分の記憶を完全に取り戻した時は、
この花々も、真っ赤に染まる気がしています。




▽ 副題:「彼は愛を忘れている」


わくわくしてポスターを広げた時、実は真っ先に目に飛び込んだのはティムキャンピーでした。
ちょっと傾いだ恰好が、この↓印象的な扉絵と似てたなあって。

第47夜扉-10(第47夜扉絵)

アレンの頭の後ろの“光輪”に当たるものは、「アレンの楽譜」記事で言った通り あの楽譜の形のようにも21巻表紙の目玉のようにも見えます。(まあ今回「目玉」の方は置いといてv)

はい そんな訳でまた今回も、ポスター絵背景に「楽譜」が登場ですね。 この奏者コンビでしたら無理もないですが。


しかしこの扉絵。  後からもう一個、よく似たパターンのを思い出しました。
これね。↓

tobira-i.jpg(第191夜扉絵)

下方には ごていねいにもティムキャンピーの代役でイノセンスが陣取っています。
またまたアレンとは腐れ縁 「似た者同士」の神田さんが登場ですね。
彼も、光輪背負わされてますし。

そして何より御注目は、この扉回の副題なんですよ。 第191夜は、「アイの記憶」

このへんコメント欄やツイッターで思い付き的に少し話したことはあるけど、ちゃんと記事にはしてなかったですね・・・ 
私がブログを始めるより前の所なので。

ではあらためて。 
この「アイ」には3つの意味を掛け、それが繋がって引き出されて来たんだよたという話です。

① 神田本体が最期に見た風景、藍(あい)色の空
② そこから、自分には確かに愛した人がいたことに思い至り。
③ 自分(英語の“ I ”)が何者であったかを・・・

うわ…ちょ、、、、番組の途中ですが(おい) さっきのアルファベットの答でもあるんじゃないのこれー!!!

ポスターで最後に残った“l”の行方・・・   大文字、小文字の“L”ではなく、(ましてや“マイナス”でもなく) 

FA: “I(自分)” だった、という結論でいかがでしょう…か(ゼイゼイ)

主人公の失われた記憶を探す旅の終着点は、やはり「自分が何者であったか」ですよね

アレン・ウォーカーをたずねて。  


・・・・・・ あっ そういえば神田さん話の途中だったっけ? (^▽^;)←←←

えーーっと。


つまりですね、
第219夜の副題「彼は愛を忘れている」の“愛”も、神田版と同パターンで行けないかと。

① 「愛」の意味のうち一つは、「愛息子(まなむすこ)」などで使う「マナ」という読み。 
すなわち この副題の主語・「彼」とは「MANA」のこと。

② もう1つはもちろん通常の意味の「愛」。 
彼がかつて心から愛していた(そして今は滅ぼそうとしている)この美しい世界への愛。

③ 最後はやはり“I(自分)”でしょうね。 
絶望から狂ってしまった彼は、最後に自分を取り戻すことができるのか。




はあ・・・   たしかに「全力で」とは言ったけど、扉絵+副題ネタでここまで長くなるとは。 
行きあたりばったり癖もそうそう抜けませんね。

次の本編はもうちょっと のんびりやりますので。

・・・でもあれよ 久々に幸せな感覚を思い出しましたね(*´艸`*) 

私もね、美しいこの世界(D.Gray-man)が大好きですよ。 


それではこれで。

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祝『SQ.CROWN』創刊&「D.Gray-man」再開。 あと表紙絵。

『SQ.19』の後継誌の位置づけで、『ジャンプSQ.』増刊誌(季刊) 『SQ.CROWN(スクエアクラウン)』がいよいよ創刊です。(2015.7.17)
久々復活の「D.Gray-man」はもちろん、あの「血界戦線(Back 2 Back)」も一緒の連載ですよ(今号も通常運転、☆3つ)

SQ.本誌から応援で、諸先生方のイラストメッセージ。
(浅田弘幸先生・許斐剛先生・古屋兎丸先生・山本ヤマト先生・日丸屋秀和先生・加藤和恵先生)

あと、「ナイトメア・ファンク(竹村洋平)」番外編で 開始早々縁起でもない話をしてましたが(-_-;)
誌名「クラウン(=王冠)」の、「いつかここから漫画界の頂点をとる人が現れるように」という説明には納得ですよ。

とにかく雑誌のコンセプトは
「今後の漫画史を担う若手作家をどこよりも早く、多く、そして“面白いカタチ”で送り出すことを約束します。」
(ジャンプSQ.編集長 矢作康介)
だそうで。
星野先生・内藤先生を目標に現在頑張っていらっしゃる 漫画家志望の方も多いでしょうしね^^

この態勢で、雑誌が末永く続いてくれることを祈ります。 
「D.Gray-man」にとっても 今後を託す大事なホームグラウンドですので!


巻末のひとこと。
「お久しぶりです。 また描かせて頂くことになりました。 どんな時も支えてくれた家族と友人とファンの皆様のおかげです」
<星野>


アンケートハガキの投函も、雑誌を購入された方は ぜひよろしくお願いします。

オモテ面の「面白かったものを順に書いてください(3つ)」の欄に記入ができるのも久しぶりv
ウラは9番目の設問で雑誌購入理由について聞かれていますが その筆頭に ①「D.Gray-man」が読みたかったから。
えええもちろんですとも(↑ω↑)

kuraunn-kensho.jpg(GRAND OPEN グッズプレゼント のページ)

「プレゼント商品って“QUOカード”じゃなくて“図書カード”だよね??」という話をしていましたが、一応Wチャンス賞の所にQUOカードプレゼントもあるのでまあ(笑)
メインの図書カード賞の図柄は今月号付録のポスターと同じ(センターカラーの扉絵とは少々違い)。 
QUOカードはSQ.でおなじみ・連載陣勢揃いの3種柄(うち1種類をランダム選定)・・・第213夜扉のアレンは2枚目ですね。





ということでさて。 表紙絵について。

(『ジャンプSQ.CROWN』2015 SUMMER表紙)

第一印象は 「クラウスさんちっさ」←

いまや怒涛の最終回直前の超人気アニメの原作にしては・・・ おふぅ
しかし今の時期、お忙しいのは確かですよね。 まだまだ関連のお仕事とかでスケジュール目白押しでしょうし。
内藤先生もツイッターで「これまでの続き」を強調されてて期待されすぎるの苦手とも仰っていたので… いいのかな (;´∀`)
これからの連載、本当に楽しみにしております どうぞ御自愛下さい。


Dグレは物語の中心人物の アレンと伯爵。
雑誌名が「クラウン」ですので 中央に王冠が据えてあり。
アレンの出で立ちも当然ながら「クラウン・クラウン」。

彼らの、この先に向かおうとしているような希望の感じられる構図が素敵ですよね!!
ちょっとこちらを振り向きざま「一緒に行こう」と誘ってくれてるんですねわかりm  ←頭沸いてるんでお察し

ティムだっていつも通り元気一杯。 早く戻ってきて。

千年伯爵の帽子には、ラナンキュラスというお花が載っています。

この花 最近は特に品種改良が進んで、カラフルになってるとか。
原種は素朴な一重の黄色い五弁花「バターカップ(キンポウゲ)」。 
「赤毛のアン」でも 主人公が摘んだ野バラと一緒にして帽子飾りにしていました。

ラナンキュラスの花言葉は、「名声」「光輝」・・・ 王冠の名にちなみ若手作家の将来に祝福?
あとズバリ「お祝い」というのもありますね。創刊号だもの。

コミックス1巻表紙絵では、バラを飾りにしていた千年伯爵。
バラほど品種改良の進んだ花はありませんが、こちらも原種の野バラは白い五弁花です。

バラは五芒星(ペンタクル)の象徴的な扱いもされる花。
今回伯爵の服の柄がまたお星さまですのでww ラナンキュラスが選ばれたのも 「五弁花」繋がりかもしれませんね。





もう~~~とにかく応援あるのみ。

『SQ.CROWN AUTUM』 となる次号は 3か月後の10月発売予定
まだ詳しい日取は決定していません。
売価は同じ税込690円です。


雑誌の紹介はこんなもので。
次回は、ポスターというか扉絵テーマですね あとサブタイトル。 徹底的にやります。


ではまた。



関連記事

アニメイト特典&とりあえず地方在住にはセブンネット便利vという話。(※追記あり)

いよいよXday到来ですね。 皆様戦果はいかがでしたでしょうか。


ゆうべ深夜に星野先生のインスタグラムに「お知らせ」投稿がありまして、なんと先生自らキャンペーンの初宣伝をされてました。

「基本ここで公式な告知はしないのですが、

担当さんが言っていいよ!といってくださったのでお知らせしたいと思います。

アニメイト限定で17日発売のSQクラウン購入者様に特典イラストを描きました。

お近くにアニメイトさんがありましたら是非ゲットしてみてください☆」



アニメイトのHPに行きましたらまだ画像出てなくて・・・ なんでこんなにゆっくりなんでしょうね(苦笑) 配り終わっちゃうよ。

それよりも、『シロクロライン』のとらみさんが 画像付きで詳しいレポートを上げられていたのでご参考まで。
⇒ 「アニメイトでジャンプSQ.CROWNを買ったよ!※漫画本編のネタバレなし」

既存絵の使い回しかなあ?と思っていましたら、2枚セットのうちの1枚はここ限定の描き下ろしなんですよ。 
ノア勢ぞろいでファン垂涎というやつ。
(星野先生も黙っていられなかったわけwww)

事情でアニメイト店舗まで行けない人は「アニメイトオンライン」のお世話になるしかないんですが、プラス送料一律★412円★
それに特典グッズは在庫がはけてしまうと配布終了なので、今から注文してカードが必ず付いてくる保証はありません。

う~ん やっぱりこういうのは誰もが手に入る付録にしていただきたかったですが(^^;) 残念。


それと、TSUTAYAでもポストカードの特典付という情報が後から回ってきてましたが、こちらも今のとこHP上に画像は出ておりません。
ツイッターで聴いた話では、既存イラスト使用とのこと。



私はというと、いつも家族に早朝近くのコンビニでSQ.を買ってきてもらうのが恒例だったんですが、
(田舎ではちょっと おばちゃんが少年漫画を買ってる図は苦しくてね///)

今回は置いてくれるかどうか心配だったのでセブンネットに頼る事にしました。

アクションを起こしたのが10日前。

在庫が到着していない段階では「注文」はできないので、とりあえず確保の為「入荷リクエスト」をします。

入荷しましたというメールが届く(今回、発売日の2日前でした)

ここでHPに行って「注文」。 「店舗受け取り」選択で、直近のセブンイレブンを指定。

商品到着日の連絡が入る(今回発売日前日)
「受け取り可能になるのは発売日の朝8時から。10日間は留め置くので期限までに取りに来て」とのこと。
印刷した「払込票」を持ってセブンイレブンまで。(メール連絡にある払込票番号を店員さんに伝えるだけでも可です)
実際は 待ちきれずに「ダメ元」で今朝6時にお店に行ってみたらもう届いていました。

レジで払込票を出して、商品と引き換えに 伝票にサインを入れ代金を払って終了。

sevennet.jpg

発注品はこういうエアキャップ梱包に入ってまして、具体的な商品内容は一切分からないようになっています。
隠れヲタには願ったり叶ったりの仕様・・・v
中の雑誌はまた丁寧にビニール袋に入っていて、表紙も傷一つありませんでした。

結局近くのコンビニを回ったけど置いてないよー 本屋も遠いよー (´;ω;`) ・・・とお嘆きの方は、
まだ在庫はあるようですのでお試しください。
もう入荷済みの商品なのでリクエストは不要で 「注文」手続からでOKです。


コンビニで普通に買い物する手間とさして変わらない上 登録に必要な個人情報も最小限なので、未成年の方でも比較的安全な購入手段だと思います。

あと、何といっても助かるのは 「商品代金690円」のほかは一切タダなこと。

さらに、アニメイト特典には及びませんが、セブンネット経由で書籍・CDを買った人対象のドリンク無料券が付いてきますよー。


なんか 一部の人対象のお知らせでしたがとりあえずここまで。



※ 追記(7/17 15:30)

今回は、素敵なことに『SQ.CROWN』が 紙媒体(雑誌)だけでなくデジタル版も同時発売したようです。 

こちらですね。 ⇒  eBookJapan(イーブックジャパン)

これで 「諸事情で雑誌が買えないので読めてない。単行本待ち」 という人がだいぶ減るんじゃないでしょうか。
せっかくの連載再開記念ですから 最新話は皆で同時に共有して楽しく盛り上がれたらいいな~と思います。

このデジタル版に興味のある方は、紙媒体との相違点や購入手段・御自身のネット環境等をよく御確認のうえ 御利用下さい。






さて。 『SQ.CROWN』の中身については これからゆっくりやらせて頂きます。 

本編は堂々60ページのキャンベル祭でーっす!!!  皆買ってね(笑)



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星野先生からお願い。

待ちに待った連載再開!!という情報も大分浸透して、7月17日創刊の『SQ.CROWN』発売を 皆心待ちにしているところですよね。
ところが困ったことに 流通側の事情により 「発売日」より前から店頭に並んでしまう書店もあるらしく、
(それを何の気なしに買った人も そこまで考えが及ばなかったのかも知れませんが)
昨日から ツイッター等で雑誌表紙絵や扉絵のネタバレ画像が大量に出回っております。

これがいけないことなのは分かりますね?

ネタバレして欲しくない人達への多大な迷惑となるだけでなく そもそも 無許可の公式画像をネットに流すこと自体が 発売日以降であっても著作権の侵害行為です。 
さらに公式発表前の内容をリークしたということになると、もうどんな言い訳も通りません。

自前のカメラで雑誌を撮影した画像でも無断転載に変わりはないですから お気をつけて。

(結局発売日がどうこう以前に 「無断転載はダメだ」という意識が浸透していれば済む話なんですが)


さらには、よほど舞い上がってしまったか インスタグラムに「SQ.CROWN」掲載回の画像投稿もあったそうです。
私は見ていませんが、どうも扉絵等ではなく中身の・・・

原作者の星野先生が、とうとうこの件につき言及されました。
あんなにファンからの「おめでとう」が嬉しいと仰っていた方がです。 お気持ちを思うと胸が痛みます…



hoshino1000
July 15, 2015 2:11pm

どういうルートなのか分からないですが、発売日前の漫画を投稿しないで欲しいです…。

インスタは画像が主体の場なので、余計に…マナーがあると信じたいです。





SNSは本当にありがたいツールですが、過度の馴れ合いで常識を失ってはいけませんね。

理想論かも知れませんが、この愛すべき作品が 雑な扱いで傷付けられない環境を、ファン全員で守っていきたいと思ってます。

発売日当日が もっと楽しい気持ちで迎えられますように!


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再考。(4. 僕らの希望)

先月の神田誕記事(6/6)に こんなコメントを頂きました。 

「こんにちは。
昨夜、久しぶりにDグレアニメを見ていたのですが、ふとそれで思ったこと。
アレンのイノセンスが神ノ道化になるまさにその瞬間も、水面から一つの腕(右腕)が伸びている、って構図だったなあ、と思いまして。」

(7/2 “ほろう”さん)

先の記事では 神田本体の記憶映像からスタートし彼が「神田ユウ」となって「(あの人⇒)アルマ」の元へゴールするまでを追いましたが、「この両者の構図が似てるんだよね」と言うからには、確かにアレンの方もやってみませんと。

次はアレンを主に “その後”の経過を辿ってみようと思います。


   ripA.jpg
(左画像:コミックス20巻第191夜)  (右画像:コミックス7巻第57夜)


左と右の絵。 一見正反対に見えて実は「似た者同士」な神田とアレンを象徴するような図柄ですよね。

昼と夜/左手と右手/憧れと拒絶/ 

この時瀕死の神田本体の手は、遠くのあの人の元へ帰りたい一心で伸びていましたが、

対して アレンの方はというと ------ 来るな ------ と、迫り来る禍々しい月を 全力で拒んでいます。


「僕はまだ…  」に続く言葉は、「ここで終わりたくない」かな。

それと一緒にあの 「僕がもっと強ければ」(第55夜「削除(デリート)」) …という想いが一杯だったはず。





物語、次の場面。 生死の境でアレンが彷徨うのはインナーワールド。

水底には 破滅と死に覆われた世界が広がっていますが、そちら側につい触れようとしていた手を何者かが掴んで引き戻します。


ripB.jpg ⇒  ripC.jpg
(コミックス7巻第59夜)

ここで 意識を取り戻したアレン。

ほぼ死が確実だった状況から一転 奇跡の力(=イノセンスの助け)で、(死にたくない)という願いだけは叶うんですね… 一応。
でも肝心の左腕が元に戻らない。 エクソシストとしては致命的です。

この辺りも、たまたまセカンド実験の被験体にされたことで別人として蘇り、互いの自覚がないまま会いたい人と再会を果たしていた神田と似ていたと思います。

双方とも 思いもよらなかった外からの力で救われるんですが、本当の意味で彼らの希望が叶ったわけではありませんでした。


ここから本格的に アレン自身の、イノセンスを取り戻すための戦いが始まります。





rip1.jpg ⇒  rip2.jpg
(コミックス9巻第84夜)


その後も進展の得られぬ状況の中、lev.3 AKUMAが襲来。 
逃げずに立ち向かうことを選択したアレンに、遂に転機が訪れます。

クラウン・クラウンの誕生。

ほろうさんが仰っていたこの場面、 正にここが 「僕はまだ…」からスタートしたアレンの想いの終着点ですよね。
 
「もっと強く」なりたかった彼の。


総括しますと、
希望を叶えたければ受け身ではなく 自分の力で掴みとれ …ですか。 

厳しいです(^^;)

でもこれだから少年漫画はいいよねー!!



あと、余談。

クラウン・クラウン出現のくだりはまるでチョウの羽化を見るような美しさだなぁ…と今までぼんやり見ていただけでしたが、
あらためて読み返せば、本当に比喩的表現が使われてるようですね。

一時期は 頼りの腕をもがれ文字通り手も足も出ない状況に陥りながら苦悩するアレン、あれがちょうど蛹(さなぎ)期のようで。

実際 芋虫からチョウの姿に体を作り変えるプロセスでは、蛹の中で幼虫の身体は溶けてバラバラになってしまうんでしたよね。
(あのlev.3 AKUMAの「物質分解能力」って、つまりそういうことだったのかなーとwww)



ほじると色々なものが出てきて、Dグレ本当に面白いですね^^

あらためまして コメントを下さったほろうさん、ありがとうございました。

もしかして御期待通りの回答からかなり見当外れな方向に走ったかもしれませんが御容赦くださいませ。 
こういう仕様です ←


 
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これからは『ジャンプSQ.CROWN』で。(定例報告『ジャンプSQ.8月号』)(※追記2件) 

いやあ…土曜日はなかなか。 動きが撮れず記事のUPが遅れて済みません。 
急いで撮った添付画像も薄暗くて見づらいものばかりでどうも・・・ あっカメラの日付←



今から2年4カ月前(2013年3月)の『ジャンプSQ.4月号』に掲載された「D.Gray-man」一時休載の告知はこんなでした。

P7030241-kokuchi.jpg

こんなに待つとは予想外でしたが、本日付でようやく『ジャンプSQ.8月号』誌上に連載再開の告知が載りました!

Dグレは月刊の本誌から 季刊(年4回予定)増刊誌への移籍となって、連載を再開します。

掲載誌は休刊となった『SQ.19(エスキュー・イチキュー)』の後継誌の
 『ジャンプSQ.CROWN(クラウン)』
今月7月17日㈮発売、価格は690円。

P704024910.jpg

P704024715.jpg


『SQ.19』もかつてそうでしたが、これは季刊です
つまり年4回、3カ月に一度のお目見えとなります。 7月の次は10月。その次は来年。

1冊690円はかなり高いイメージですが、ひと月分では230円 週刊少年ジャンプより安いですから
これを機会にコミックス派の方々も なるべく毎号購入へと切り替えて頂きたいですね。
ここは早バレこそやりませんが、公式発売日以降は全力で中身について語りたいですので。

このままDグレが「SQ.CROWN」に順調に掲載されて行っても 話数からして25巻が出るのは早くも来年秋以降となるでしょうし。


ともあれ第一報はこんなところで。

バタバタで失礼を… 後ほどまた追加に来ます~!!!



※ 追記 7/4 22:30  

誌名の『SQ.CROWN』。「クラウン」というとSQ.本誌でやってる「クラウン新人漫画賞」と紛らわしくないかい?  まあよろし(笑)
皆さん仰る通り、この名前を口にするだけでどうしたってアレンを連想するのでニヤついてしまいますね… むぅ 発売日までポーカーフェイスの練習しとかねば。
蛇足ですが タイトル中の「クラウン」は、道化(CLOWN)じゃなくて王冠(CROWN)の方でございますv

さて実はSQ.公式HPの方にも この『SQ.GROWN』告知は登場してまして(今日の日付に変わるより少し前)。

本日7/4 午後10時現在 まだHPの中に新増刊誌の専門ページはできておらず、この告知画像が一枚きりなんですが。

いやあ 個人的に気になっていた『血界戦線』と一緒に読めるようになったなんて嬉しいですな。


・・・ でもこれ、ちょっと前に用意されたものでしょうか。 おそらく変更があったのを直し損ねた凡ミスだと思いますが
プレゼント企画が、上で引用した『SQ.8月号』の「図書カード」ではなくて 「QUOカード」になってる・・・
(多分正しいのは 紙媒体の「図書カード」の方だと思います)

うん ま、どっちでも当たれば問題ないですか!(^▽^;)

QUOカードプレゼントというと以前「妖の王」が表紙を飾ったミラクルジャンプを思い出しますねw
ハールーンがかごめちゃんを抱っこしてるあの表紙絵がそのままカードになってたんですよ。 外れたけどさ←
今度も同じような感じで D.Gray-manの表紙絵の図書カードだったら素敵ですね♡


それにしても 新しい表紙絵と、センターカラーの扉絵と、ポスターまで。 星野先生おつかれさまでした。
(今回告知の血海のクラウスさんと並んでいるアレンは、『SQ.』移籍前に第187夜が『赤マルジャンプ』に載った時の表紙絵です) 

どんな風になるやら 本当に楽しみです。 もちろん一番気になるのは本編の展開ですけども。


※ 追記2 7/5 17:00

星野先生のインスタグラムに、新しいメッセージが入りました。(連載再開関連)


「沢山の暖かいメッセージをありがとうございます。

公式で告知がありましたようにクラウンで再開することになりました。

季刊誌でがっかりされた方もいらっしゃるかもしれませんが、

ここが今の私がちゃんとD.Gray-manを描いてゆける環境であり、

その為に尽力してくださった編集部にはとても感謝しています。

この数日間、皆さんからこんなに言葉を頂けるとは正直思っていなかったので、

嬉しさと申し訳ない気持ちでコメントをひとつひとつ読みながら過ごしていました。

いつもあまり何も言えずすみません。

でもこれからも、何も言わないスタイルでいかせてください。

これが一番、インスタをやることを承諾してくれた担当氏や編集部に迷惑をかけずに続けられる術なのです。

皆さんから頂く言葉はいつも私の励みです。ありがとうございます。」

星野桂より



これで本当に安心しましたね(*^-^*) 

星野先生、くれぐれも御自愛のうえでの御活躍を !!

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やっとのようですね。

あえて何、とは今の時点では申せませんwww

待ちに待った朗報なんで、少しでも早くお伝えして ファン仲間で喜びを共有したいところですが、
まだ発売日の来ていない雑誌の掲載内容の早バレは、「引用」の認められる要件からも外れますので当ブログでは意地でもやりませんよー(苦笑)
あしからず。


もどかしいなあ・・・ せめて出版社からの発表ないかしら。 
そんな「公式発表」がありましたら すぐにでもお伝えできますからね!


あ、あと一つ大事なこと。
この件でインスタグラムに突撃するのはNGです 
星野先生の御迷惑になりますのでくれぐれもお控え下さい!!


最近星野先生のインスタアカウントを知った方は御存知ないかも知れませんが、

・ あちらは 「公式」とは無関係の星野先生の個人的アカウントですので、軽々に作品掲載関連の話題は出せないこと
・ 連載誌への作品掲載のタイミングは、執筆者の意向だけではどうにもならないこと

などの御説明が以前御本人からありました。 D.Gray-manを応援するお気持ちのある方は何卒御留意ください。



それではまた。


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Dグレの応援お願いします。
漫画「D.Gray-man」は、2004年5月31日発売の『週刊少年ジャンプ27号(6月14日号)』で連載を開始し、本誌には 2009年『少年ジャンプ22,23合併号』(第186夜)まで掲載。以降2009年『赤マルジャンプ9月20日号」に第187夜掲載を経た後、第188夜からは同年11月発売の月刊『ジャンプSQ.12月号』で連載再開。以後2013年刊行『SQ.2月号』の第218夜まで掲載。同年『SQ.4月号』誌上で編集部より「再開未定の一時休載」告知。そしてとうとう2015年7月17日発売の季刊誌『ジャンプSQ.CROWN(スクエアクラウン)』に場を移し連載が再開しました。 コミックスは2013年11月に24巻発行(第218夜まで収録)・25巻は2016年6月3日発売です(第219夜-第222夜)。 2016年7月から9月まで、新作TVアニメシリーズ「D.Gray-man HALLOW(ディーグレイマン ハロウ)」がTV東京系列で放映されました。詳細はアニメ公式HP http://dgrayman-anime.com/ をチェック。◇◇◇ 星野桂先生あてファンレターの送り先は以下の通り。       ↓  
プロフィール

キャンピー

Author:キャンピー
Yahoo!ブログから移動して'12年10月25日オープン。
それ以前の日付記事は旧ブログからの訂正版です。

生年:不明。35年前には存ざ(ry
BD/Btype:8月某日(Leo)/AO型
身長:160cm
体重:標準(自称)
家族:5人。夫と子供3人(男・男・男)
好物:漫画はDグレでお腹一杯。

<他ツイフィールまで> http://twpf.jp/ripvansf
   

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