『死神』と『悪魔』のあいだ。(『14:節制』)

前回記事を上げてから大分経ってしまいました。
うかうかしているうち延べ来訪者数が2万人超・・・ 本当にこんな僻地までどうもありがとうございます(汗)




第215夜のアレン(下画像・右)の様子を見る限り、彼がイノセンスを第217夜のアポクリフォス(左)のような翼にコンバートできるようになるのも時間の問題なんでしょうか。
まあ、それをアポさんのように他人の記憶操作に使うかどうかは別としましても。


(『ジャンプSQ』2012年8月号掲載「D.Gray-man」第215夜より)

同じ印の付いたアレンの左腕のイノセンスは やはり アポクリフォスと同質のものでできている可能性が高いですね。
アポクリフォスが 育てた鉢植えの植物のようにアレンの頭部を抱えてイノセンスの成長具合を喜んでいたさまは、まさに彼の思惑通りに事が運んだ風情でしたし。

[ロード] 「正体を知っててイノセンスがアレンに取り憑いたのかもよ」 (第158夜)

イノセンス側の計略により ノアメモリーを持ちながら陣から離れたネアに新しい肉体への脳移植を施し 同時にアポクリフォスの一部も移植して蘇らせた人間が「アレン」ではないか、という仮定はこのまま行きます。



アポクリフォスの台詞の中でもこれは印象的でした。

[アポクリフォス] 「愛情・友愛・悲哀・絶望・・・おまえほど でこぼこで深くイノセンスと結びついた者はいない」 (第203夜)

ネアとアレンと。
1つの魂が2つの人格を抱えたために、心は更に奥行きを増し(それが「でこぼこ」) イノセンスにとっては理想の生育環境が整ったってことじゃないのかな。





さて。 タロットの連想ですと有翼の人物像ということで アレンがいよいよこのイメージに近付きつつあるように思います。
14番目のカード、 『節制』

Temperance-wiki75.jpg

天使が、2つの壷(あるいは杯)の液体を 自信に満ちた穏やかな表情で混合している図。

それぞれの器の中身は全く違うものです。
さらに彼の足元は、片足を水に浸しもう片方は陸に。 双方の狭間に立っていることを強調。

タロットを錬金術と関連付ける解説書によると、『節制』は生命の樹の「ティファレト(象徴=金,太陽)」と「イェソド(象徴=銀,月)」とを繋ぐ“経路(パス)”に相当するものだとか。意味深ですね。 
まあそこはそれ以上詳しくないので置いときまして←

以前 Neaのイニシャル“N”がアルファベット14番目なことから、ノアファミリーの内ではネアがこのカード該当者としていました。
にもかかわらず、今度はアレンを持ってきてる訳ですが。
記憶を封じられ別環境で育った人格も 本体が実はネアであったとしたら、アレンはネアであるともないとも言え・・・
結局 彼(アレン)自身が14番目のノアの宿命を負わされた本人であると見て構わないだろうと思うからです。




『節制』に着目するなら、その前後のカードもまた気になりますね!

[アポクリフォス] 「ワタシという存在は ノアにとって死神に等しいのだよ」 (第204夜)

[ロード] 「あれは ----- 貴方が悪魔に為損なった彼のピエロだよ」 (第118夜)


(13-14-15)15.jpg

ノアメモリーの侵蝕に苦しむアレンの前に現れたアポクリフォスは合体を迫り、
「そうすればもっと強靭な力で“14番目”のメモリーを圧さえられる」(第204夜)と説明しました。
アレンが“ノアの死神”を自称するアポクリフォスと一体化するということは、彼の人格は飲み込まれ 「死神」カードの意味通り ノアを根絶やしにする程の強大な存在となることを意味していそうです。

一方、千年伯爵は かつてネアを“悪魔”にしようとして抵抗に合い失敗しました。
(具体的に彼をどうしようとしていたのか不明ですが、対比上はやはりあの皮の中に取り込もうと・・・アポクリフォスの「合体」同様のことじゃないでしょうか)
しかし伯爵は、ネアがまだアレンとして生きている(「“14番目”本人だったのでスネ」(第189夜))ことに気付いてからは 今度はアレンをターゲットにしているわけですよね。



アレン・ウォーカーがこの「13:死神」と「15:悪魔」の中間に立たされたことは、結局このどちらに取り込まれるのも間違いであることを示しているのかも知れません。



これまで ノアに虐げられる人間の魂を救える唯一の存在として イノセンス側の目的をあまり疑わないで来ましたが、こちらに頼り切ってノアが一掃できたとして・・・その先に人類の幸福は訪れないのかも・・・・・・

『死神』カードのイメージだと、ノアに穢(けが)れた「魂」は救ってくれるとしても、人命までは考慮しないとかね。

ヘブラスカの予言の「時の破壊者」とは、人類の歴史を止めてしまうものかもしれない。

アポクリフォスの「“ノアにとって”死神」という台詞には一時油断したけど、
世界中からノア要素根絶という意味ならば 全員がもれなくノア遺伝子を抱えている現人類も排除の対象にならないだろうか・・・

アポクリフォスが「アレン」に執着する狙いは ネアから引き継ぐ「奏者の資格」ではないかと想像していますが、イコール方舟を自在に操る能力ということですと、彼らが将来的に何を企んでいるのかが気になりますよ。
“浄化”目的で地上に何を引き起こしたって方舟は(彼らの為の)避難所になるし、あれ自体が攻撃力を持つ要塞なのかも。
最悪の将来を予想することはいくらでも可能です。

アレンをイコール「14番目」として「戦争の裂け目」と呼び 利用する計画を明かしてからは ルベリエ人気も急暴落しましたが、人類の将来を真剣に憂い アレンを利用してノアとイノセンスと(同時に彼も)始末してしまおうという作戦は、今のところ最も現実的な正論かも知れないですよ。

もちろん飲むことなどできませんが。



アレン・ウォーカーの生き方にも共感してくれる仲間は現れました。 
が、結局彼が突き進むべき第三の道は 師匠の言った通り 独りで極める以外にないということですか。

重すぎる荷を負ったまま彼の一人旅はまだまだ続くのでしょうね。
これからも目が離せません。






<ウェイト版タロットカード「TEMPERANCE」画像>
 ウィキペディア「節制 (タロット)」より。


<マルセイユ版タロットカード「DEATH」「TEMPERANCE」「DEVIL」画像>
“Old English Tarot” / Maggie Kneen
 United States Games Systems: Crds版 (1997/07)

 
関連記事

コメント

Re: 弥生さんへ(続き)

そうそうそうw 弥生さん去年「キヌタンコ」さんでゲストブックにいらしてましたっけ。いや失礼。
(忘れっぽいのは年寄りの兆候かなあ)

機会がある毎に案内してても、あそこまで行ってくれる人が稀なので ちょっと残念なんですよ。

記事と別の話題であまりここのコメント欄が延びると、面白い話で盛り上がってもどこにしてもらったコメントだったか後から探せなくなりそう・・・というのが大きな理由です。
あっち(Yahoo!ブログ)は古いコメントでも一覧で出してもらえて便利なんですよね。

一回に500字制限という仕様だけが残念ですが、負けずに連投下さい(笑)
(続きを書き込む時は 最初の投稿文に付くコメント欄にお願いします)

では。

Re: 弥生さんへ。

弥生さんこんばんは。

> まさかの、人類が助からないだとう?!!

あーいや(笑)
疑いだすとキリがないですが、アポさんの台詞の方も揚げ足取ってみればそういう解釈も可能ですね、という話で。

「聖戦」なんて両陣営が自分達の都合で呼ぶのであって、全体を見たくば ちょっと退いて見ないといけませんよね。

多分どちらかが一方的に勝つのは間違いじゃないかというのは、勝手な私の予想です。


> 最近、満月が気になって仕方ないんですよ。

第187夜でノアが勢揃いした場面なんかでは、月と千年伯爵とはいかにも関係がありそうですね。

いつも何か大きな事件が起こる前兆として 象徴的に出てきているようです。

あとはタロットの『月』のカードの構図を意識したような第211夜のネアのシーンもありましたが。
http://kuriparu44.blog.fc2.com/blog-entry-315.html

でもそれとは別に、単に時間経過を示すために描かれているものが一番多い気がしますよ。

もともとDグレが「第何夜」というくらい 夜の物語ですからね。

22巻のは第203夜からずっと一夜の出来事ですから、同じ月が見えていても当然です。

ポスターのは・・・そういった凶兆の意味とかはなく、単に幻想的なムードを出したかったんじゃないでしょうかねー^_^;


> 先日、泣くな!ハラちゃんを見ました笑

これが何なのか見当がつかずググりましたwww テレビドラマか・・・

> いやー無性にDグレ振りたくなりましたよ。

弥生さんはこっちの世界にキャラを呼びたいですか? 私は逆に行ってみたい派ですね。

エクソシストがこっちに来ても仕事がなさそうでお気の毒だし← あの設定と背景にぞっこんですので。


弥生さんの発想はいつもユニークで、毎日楽しそうですね。 また何かあったらコメント下さい。

そうそう、今日は(もう昨日だった)リンクサイトの斑鳩花さんが旧ブログのゲストブックにコメントして下さったんですが 記事に直接関連しないお話でもあちらはいつもOKですから是非今度お試しを!

それではまた。

訂正(汗

背景とにたいと→背景と似た色

やたら長いコメです。

eeeeeeeeeeee
まさかの、人類が助からないだとう?!!
Dグレのテーマは「悲劇」だから、アレン居なくなっちゃうのかな。位には思ってましたけど。。。
Dグレの主軸である、聖戦 改めてどちらが勝つのか、期待です。


そういえば、最近、満月が気になって仕方ないんですよ。
(私の勉強机の隣のポスターが、ジャンプフェスタ2013のだからかもしれないですけど(笑)
リナリーが泣いてたあっちの世界の時とか、22巻でもけっこう出てきてて。
22巻では、リナリーの背景が大きな月なのが印象的です。あと、アレンが、ティキに諭されて、上を見上げたときとか。
でもやっぱ一番気になるのは、ポスターの月ですかね。背景と似たいとしてんのに、なんか目立ちます。
あと、あそこで、なぜラビなのか。やっぱり、出番が無かったから。なのでしょうか???


以下、あほな話↓
先日、泣くな!ハラちゃんを見ました笑
まあちょっとしか見てないんですが、とりあえず、2次元の世界の住人であるハラちゃんがどうやったら3次元に来られるかの構造は見ましたよ!!
マンガを、「これでもかッ!!」ってくらいに振ればいいみたいです(^v^)
そしたら、マンガの中からキャラが飛び出してくるらしく。(誰が出てくるかは、お楽しみww)
いやー無性にDグレ振りたくなりましたよ。
まさか、ね??(超振りたい。マジ出て来い。)
ってか、間違えてレベル4でも出てきたら、ワタシ、確実に終わりますわ(笑笑)

Re: あなぐまさんへ。

あなぐまさん今晩は。 そうそうあと2週間ですね。

D.Gray-manはそりゃ「深い」ですよー そうでなきゃいい歳してブログなんかやってる人はいません(笑)
予想を語り合うのは楽しいですしね。

それにしても、テストの準備期間中なんですか。頑張ってくださいね。
3月の頭ならテストが終わったら天国だわwww(今度こそ載ってますように!)

今日もおいで頂きありがとうございました。 それではまたv

No title

ふかいっD.Gray-manふかいっ!!
1巻の表紙からもうアレンと伯爵の関係が描かれているって言う人もいるくらいですもんね・・・・ふかいわぁぁぁ
そのおかげで色々予想とかできていいですけどね!ww 
もう早いもので私がテスト2週間前。
   ↓
テストは3月のはじめ。
   ↓
SQが発売!!
テストどころじゃないww
ジャンプだけでも毎週ソワソワしてるのに!!
Secre

最新記事
最新コメント
カテゴリ
検索フォーム
カレンダー
04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
ついったー
Dグレの応援お願いします。
漫画「D.Gray-man」は、2004年5月31日発売の『週刊少年ジャンプ27号(6月14日号)』で連載を開始し、本誌には 2009年『少年ジャンプ22,23合併号』(第186夜)まで掲載。以降2009年『赤マルジャンプ9月20日号」に第187夜掲載を経た後、第188夜からは同年11月発売の月刊『ジャンプSQ.12月号』で連載再開。以後2013年刊行『SQ.2月号』の第218夜まで掲載。同年『SQ.4月号』誌上で編集部より「再開未定の一時休載」告知。そしてとうとう2015年7月17日発売の季刊誌『ジャンプSQ.CROWN(スクエアクラウン)』に場を移し連載が再開しました。 コミックスは2013年11月に24巻発行(第218夜まで収録)・25巻は2016年6月3日発売です(第219夜-第222夜)。 2016年7月から9月まで、新作TVアニメシリーズ「D.Gray-man HALLOW(ディーグレイマン ハロウ)」がTV東京系列で放映されました。詳細はアニメ公式HP http://dgrayman-anime.com/ をチェック。◇◇◇ 星野桂先生あてファンレターの送り先は以下の通り。       ↓  
プロフィール

キャンピー

Author:キャンピー
Yahoo!ブログから移動して'12年10月25日オープン。
それ以前の日付記事は旧ブログからの訂正版です。

生年:不明。35年前には存ざ(ry
BD/Btype:8月某日(Leo)/AO型
身長:160cm
体重:標準(自称)
家族:5人。夫と子供3人(男・男・男)
好物:漫画はDグレでお腹一杯。

<他ツイフィールまで> http://twpf.jp/ripvansf
   

巡回先リンク
順不同です。更新状況その他都合で変更あり。
FC2カウンター
延べ来場者数
FC2アクセスランキング
[ジャンルランキング]
アニメ・コミック
345位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
少年向けコミック
73位
アクセスランキングを見る>>
『ブログ村』参加カテゴリ
『ブログ村』PV
RSSリンクの表示
最新トラックバック
著作権解説 (ももちーさん)
Dグレサイト検索エンジン
Dグレファンの個人運営サイトが多数紹介されています。検索に便利。ただし訪問先では各所のルールに従って管理人さんに失礼のないようにしましょう。 
「ディーグレイマン ナビ」 「ディーグレイマン サーチ」
ブログバナー(※ここのです)
月別アーカイブ