断罪者。(『20: 審判』)

クロス・マリアン(=マリアの十字架)という名の人物、
主人公を「救世主」とした場合 彼の役どころは 実際二人分の「マリア」だったろうと思います。
 ○ 復活の預言を信じ、それを最初に見届けた“マグダラのマリア” ←ネアに対して。
 ○ (エクソシストとして生きるよう促し成長させた)産みの母“聖母マリア” ←アレン・ウォーカーに対して。

今日はこの人のイノセンスに付けられた名前=Judgement(ジャッジメント/断罪者)から。


タロット中にも「JUDGEMENT」というカードがあります。 20番目の 『審判』


審判
(左:Miniature Rider Waite Tarot Deck/Arthur E Waite, Pamela C Smith/United States Games Systems; Gmc Crds版)
(右:Shadowscapes Tarot/Stephanie Pui-mun Law, Barbara Moore/Llewellyn Pubns; Tcr Crds/B版)


左のはライダーウェイトの伝統柄で、右はかなり作者さんのアレンジが効いてますが意味は同じ。お花が素敵でしょ(笑)

大意は ≪魂の復活≫

描かれているのは、キリスト教の「最後の審判」の様子です。
この日は 生者だけでなく死者も残らず灰の中から蘇り 共に裁きを受けるのだとか。

アニメ版D.Gray-manでは、マテーラのララの唄に この預言を綴るレクイエム(一部)が当てられていましたね。

涙の日 (Lacrimosa)
Lacrimosa dies illa,           涙の日、その日は
qua resurget ex favilla         罪ある者が裁きを受けるために
judicandus homo reus:         灰の中からよみがえる日です。
Huic ergo parce Deus.         神よ、この者をお許しください。
pie Jesu Domine,            慈悲深き主、イエスよ
[Wikipedia「レクイエム」より引用]

「灰」とか「鎮魂」とか・・・ Dグレのこういう統一感が好きv 「アレンの楽譜」の子守唄の歌詞にも繋がるイメージです。


イノセンスの呼称が「ジャッジメント」となった理由を考えていますが、
「断罪」で思い出すのが 千年伯爵のあれですね。

「さぁさァ アルマ=カルマちゃんに断罪の朝!!!♥」 (19巻N188)

「朝」。 この時のアルマもまた 「長い眠りから呼び覚まされた死者」的状況でしたから、「断罪(=審判)」はうまい例えです。
もっともアルマの場合、裁きを受ける方ではなくて 下す側に仕立てられたのでしたが。

もしかしたら 「ジャッジメント」の名付け親にも、これと似た発想があったのかも知れませんよ。
(AKUMA化したアルマと違ってこちらの主体はイノセンスですから、断罪されるのはノア側ということで)


クロス・マリアンがイノセンス適合者となったいきさつもその時期も不明ですが、彼が行方不明になる直前映像…
アポクリフォスがクロスの適合権をあっさり切ってしまい銃口を向けている様や、クロスの騙し討ちに遭ったような苦笑いを見るに、
「ジャッジメント」をクロスが得た時点からもう アポクリフォスの意志が働いていたんじゃないかと想像しています。 

ネアが復活してくる目印となる名前「アレン」。
あの場面のクロスの会話のニュアンスでは、これはクロス・ネア間だけでなく アポクリフォスも熟知していた情報のようでした。

誰がこの「長い計画」(N214)を立案し、主導権を握っていたのか。



このカードを見ていると、イノセンスの「断罪者」は最初から「アレン」を護るために用意されたもののような気がして。



番号の“20”はローマ数字の“XX”。 “X”がまたクロス(十字架)を連想させて、双子の墓標のようでもありますね…



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コメント

Re: ミーミーさんへ。

どうも初めまして!

> Dグレファンだっていうことはまだみんなにナイショにしています!

そうですか 私もですwww   

> リナリーはなにものなんですか?

何でしょうかね・・・ まだ本編では何もはっきりしていないので何とも。
リナリーのイノセンスでは、タロット関連で以前こんな記事を書きました。 

⇒「“聖杯”が“ハート”の話。」('12.8.6) http://kuriparu44.blog.fc2.com/blog-entry-319.html


> 私的には、ハートはアレンだと、思うんですよ!

えー お話がここで切れていて、ひょっとしたらまだ先があったのかも知れませんが とりあえず私見を。
ちなみに上の話でリナリーがトランプのハートとすると、アレンはやぎ座でペンタクルでダイヤなんですけどね(それいいから)

真面目にアレンのイノセンスが何なのかという話に戻りますが、アポクリフォスの一部から株分けされて育ったもの…つまり材料が同質のものと思っています。
同じ十字架印が付いていて、アポクリフォスの前ではアレンのイノセンスが無力化してしまう描写もありますからね。
(それに比べて神田は 六幻で普通に戦えていましたよね。)

で、その「守護者」アポクリフォスは アレンと合体しようとしていました。
アレンがハートだとしたら、合体でさらに強力になれればもう「守護者」なんか不要ってことかしらね。
アポクリフォスが正体不明の「ハートの御方」に忠誠を誓っていた所を思い出すとちょっとモヤッとしますけど、それでも可能性としてはないことはないでしょう。

でも ひょっとしてクラウン・クラウンがハートであるかも知れなくても、アレンが ノアと敵対するイノセンスの陣の頂点に立つ展開には疑問を感じます。
わざわざ彼が背負わされた過酷な運命(イノセンスもノアも持つ者)のことを考えますと。
白黒どちらにもつかない第三の道があるように見えてしょうがないんですよ・・・

このへん関連は、またタロット話になっちゃいますがこれね。

⇒「“死神”と“悪魔”のあいだ。」('13.2.17) http://kuriparu44.blog.fc2.com/blog-entry-376.html

記事の引用ばかりになってしまいましたが、この中で何か御不明の点がありましたらまたどうぞ^^

それではv




No title

ミーミー♪です!          Dグレファンだっていうことはまだみんなにナイショにしています!   もう話していたらスミマセン(・ε・)がリナリーはなにものなんですか?私的には、ハートはアレンだと、思うんですよ!

Re: おこづかいさんへ。

初めまして おこづかいさん(^-^)

御相談とかいやとんでもないです ここはただ個人的な持論を好き放題言ってるだけの遊び場なので。
そもそも“正解”に近付いてるかどうかも怪しい… 再会待ちが長過ぎて、その間かなりこじらせた感がありますね(^▽^;)
Dグレのお話なら何でもOKですのでお気軽にどうぞ。

> やっぱりこれはそういう事なのでしょうか?…


▽ 「身長188cm」のこと

私の考察はいつも突発的に出す記事とかそこに頂くコメントの返事とかに書き散らしていたので、少しはまとめ的なものが必要かと思い ブログ案内のTOP記事終わりに「考察概要」的なものを置いてみました。
http://kuriparu44.blog.fc2.com/blog-entry-510.html
表示で畳まれている場合は一番下の“→ 続きを読む”という所をクリックすると出て来ますのでどうぞ宜しく。

御質問内容に当たるのはそこの 1.「千年伯爵/マナ」という箇所ですね。
以下そのコピペ

○ マナ
現在は その一旦埋葬された「亡骸」およびアレンに呼び戻された「魂」が 千年伯爵のメモリーに捕まり意のままに動かされている、と想像。
だが第218夜で、35年ぶりの復活を遂げたネアの存在を感知したマナの意識は 千年伯爵のコントロールを振り切り暴走する。
「ネア… どウシて逃げル… 我が輩ガ… ワカらなイのカ…?」(N218)
(⇒ 一人称や口調はいつもの「千年伯爵」の癖を残しているが、台詞の中身はやっと探し当てた“弟(小説版3巻参照)”に訴えるマナ)
マナが長年「千年伯爵」に追われていた理由・結局囚われてしまった経緯・現在の状況等々 詳細は謎のまま。

現在取り憑かれて「千年伯爵」を演らされているのは間違いなくマナだろうと思うんですが、それにしてもそれ以上の事はまだまださっぱりですよね。


あと そこのまとめには入れてなかったですが、ネアと瓜二つのティキ・ミックも千年伯爵と身長が同じなのでついででそれについても少々。(体重が違うのは、20代の青年と40代の中年という肉体年齢の差でしょう)
キャラグレデータでは(多分没年17あたりの)ネアは「身長177cm」とあるので、マナと同じように成人できていればあと11㎝は伸びたんでしょうね。

少々えぐい話になりますが「ティキ・ミックの肉体はネアから脳を摘出された後の抜け殻だ」という予想を私はしています。こちらもマナ同様 埋葬された遺体が使われたのではと。

現在彼が持っているのはノアの第3使徒=ジョイドメモリーですが、ジョイドの頭文字“J”はトランプのジョーカーの“J”の暗示でもあるかと。
千年伯爵が崩壊中の旧方舟から立ち去る際「快楽メモリーの子には代々期待している」発言がありましたが、「快楽(ジョイド)メモリー」の特殊能力とは他のメモリーの代役ができるということだったりして。
トランプではジョーカーがそういう役回りですからね。

キャラグレをご覧になっているならお分かりの通り、ノア筆頭千年伯爵に続く第2使徒は物騒なことに「裁(トライド)」なんですよね。裏切り者の粛清役。
「代々」という物言いではおそらく「14番目」が初めてではなく過去にもそういう例があったんではないでしょうか・・・ファミリーを裏切ろうとした宿主は第2使徒により排除されて第3使徒がその代役を務めるという。

まあほんとこの辺まで来ると暴走しすぎかも(笑)

久々のコメントが嬉しくてつい長話になってしまいました。今回はこの辺で。
ありがとうございました。

はじめまして

はじめましてです、おこづかいと言います。
ようやくパソコンを手に入れることができ、ようやく読むことができました!感激ですっ!
さっそくなのですが質問が、キャラグレでですねマナp088と伯爵(人間時)p166の身長と体重がまったくの一緒なのですよ!!
やっぱりこれはそういう事なのでしょうか?⋯
他に相談できる所がなくて勇気をだしてみたのですが以前にでも話題にされていたらごめんなさい!
よろしくお願いします、そして応援してます♡

Re: あしあとさんへ。

こんにちは。またコメントをありがとうございました(〃'∇'〃)

> イノセンスは所有者が死ぬと自然と適合しなくなるのですかね?

所有者というより適合者に関してはそうだと思います。
イノセンスの「所有者」と「適合者」はイコールじゃありませんので、まず「適合者」の話をしますと・・・

第二使徒計画では 唯一の成功例・神田ユウによって 適合権(シンクロファクター)が脳移植により別の体に移行可能であるところまでは実証されました。
つまりイノセンスの適合権保持の必須要素に、適合者の“生きた脳”があるということ。

セカンド実験では 脳を摘出済みの本体がイノセンスと共に一体ずつ呪符で巻かれ保存されていました。
これは脳の移植先の新しい肉体にイノセンスが無事適合するまで他所に行かないよう留め置いておくための措置ではないかと思います。

セカンド実験を可能にしたのはチャン家伝来の秘術ですが、クロス・マリアンの使う魔導術も 屍のマリアに対し同等の働きをしていたんではないでしょうか… おそらく。
彼女の頭部まで黒い布で覆われた姿が、セカンドの被験者達を彷彿とさせます。

声帯にイノセンスを持つ寄生型エクソシストのマリアですが、何よりもう生きていない「屍」なんですよね。

普通はイノセンスの適合権も切れてしまう所でしょうが、彼女の体を魔導術で生きているかのように操り 彼女の特殊能力も他人であるクロスが勝手に使用しているということは 術で彼の命令がマリアの意志であるかのようにイノセンスを騙していることになるわけで・・・
禁術なのも当然でしょう(;´-`)
まあこんな神をも恐れぬ蛮行は、アポクリフォスと裏で結びつきがあって初めて可能になった技かも知れません。

> クロスは死ぬ直前(直後?)にグレイヴオブマリアで自身を操らせている…なんてことは

上に述べた通り、グレイブ・オブ・マリア(聖母ノ柩)という対アクマ武器の存在自体が クロスの魔導術抜きには保てないと思いますので、彼の死後まで命令を存続させるのは無理かなと。
仮に自分の死後の体を動かせたとしても、その動きを制御できる意志を持った者がいません。

クロスが「ふたつの対アクマ武器を持つ」と本編で解説されていましたが、彼は「断罪者」の適合者ではあっても「聖母ノ柩」については所持と使用ができただけなんですよね。
でも「聖母ノ柩」をクロスが持ち歩くようになった経緯は「断罪者」以上に面白そうで興味が湧きますね!

現在「断罪者」の適合権が切れているのは確かなようですが、クロスの場合はアポクリフォスが彼の生存中にあの銃を取り上げていましたから そのことだけで彼の死亡確定とはならないと思います。

何のかんの言ってもまだ彼の活躍は見たいですからね(^-^) 期待はしておきましょうv

それではまた。

おひさです!

イノセンスは所有者が死ぬと自然と適合しなくなるのですかね?
もしかしたらクロスは死ぬ直前(直後?)にグレイヴオブマリアで自信を操らせている…何てことはないですかね!
クロスの死に関してジャッジメントしか出てこないので気になりました!!
読み返さずにコメントしてるので、変なところあったら教えてください!

Re: ひいなさんへ。

こんにちは初めましてー!
こちらも「続きが読みたい」の一念でどうにかもっているブログですが
病気が感染してしまいましたか(笑)

お仲間が増えて嬉しい限りです♡(=´Д`=)
コメントありがとうございました。

初めまして

初めまして。ひいなと言います。読んでいたらDグレ早く続きが読みたくなってしまいました!
Secre

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ついったー
Dグレの応援お願いします。
漫画「D.Gray-man」は、2004年5月31日発売の『週刊少年ジャンプ27号(6月14日号)』で連載を開始し、本誌には 2009年『少年ジャンプ22,23合併号』(第186夜)まで掲載。以降2009年『赤マルジャンプ9月20日号」に第187夜掲載を経た後、第188夜からは同年11月発売の月刊『ジャンプSQ.12月号』で連載再開。以後2013年刊行『SQ.2月号』の第218夜まで掲載。同年『SQ.4月号』誌上で編集部より「再開未定の一時休載」告知。そしてとうとう2015年7月17日発売の季刊誌『ジャンプSQ.CROWN(スクエアクラウン)』に場を移し連載が再開しました。 コミックスは2013年11月に24巻発行(第218夜まで収録)・25巻は2016年6月3日発売です(第219夜-第222夜)。 2016年7月から9月まで、新作TVアニメシリーズ「D.Gray-man HALLOW(ディーグレイマン ハロウ)」がTV東京系列で放映されました。詳細はアニメ公式HP http://dgrayman-anime.com/ をチェック。◇◇◇ 星野桂先生あてファンレターの送り先は以下の通り。       ↓  
プロフィール

キャンピー

Author:キャンピー
Yahoo!ブログから移動して'12年10月25日オープン。
それ以前の日付記事は旧ブログからの訂正版です。

生年:不明。35年前には存ざ(ry
BD/Btype:8月某日(Leo)/AO型
身長:160cm
体重:標準(自称)
家族:5人。夫と子供3人(男・男・男)
好物:漫画はDグレでお腹一杯。

<他ツイフィールまで> http://twpf.jp/ripvansf
   

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