再考。(1. エリアーデの見たアレ)

何かよく分からないので放置してた所とか、「あ、違ったかもしれない」と考え直した所とか 思いつく都度上げて行きます。


今回は第36夜。「孤城の吸血鬼⑥ --- 帰還 ---」

n36a.jpg(『D.Gray-man』4巻 P186-187)
          

n36b.jpg(『D.Gray-man』4巻 P188-189)


状況をざっと。

1. エリアーデ(Lev.2AKUMA)が 意識不明に陥ったアレンを襲おうとするが、突如発動した彼のイノセンスの反撃をくらい恐怖に固まる。

2. 潰されて以来機能を停止していたアレンの左目奥から “何か”が出てきてエリアーデを睨む。 

3. アレンの左目機能がここで復活。 エリアーデの中の囚われの魂を感知。

4. どこからともなく呼びかけの声。 ---- タダイマ アレン ----   ---- 闇ガ 戻ッテキタヨ… ----

5. 再びアレンの中に戻っていく“何か”。 と同時にアレンの意識が目を覚ます。 ---- 感覚が戻ってきた… ----

次頁 (6. 左目完全復活。 ---- また戻ってきた 白と黒の世界 ----
    
    (7. また他所からの声。 ---- オカエリ ----


1. の左腕発動は、アレンを守ろうとしたイノセンスの自主行動ですよね。
以下と同様、これも「AKUMAからの攻撃」を受けた時の反応っぽい。 
他の例: ①AKUMAマナを破壊 ②ゴウシの半AKUMA化した腕に叩きつけられ発動 ③AKUMA化したトクサに襲われ反撃


2. の“何か(=D字付き頭蓋骨)”の正体は、「“14番目”のノアメモリー」だと思います。
アレンの左目は“ある程度ノア侵蝕を抑える力”を持つ。(後にパリと北米で「左目封じ」の結界に閉じ込められて発覚)
この孤城の吸血鬼編でも、壊れた左目の復活前までは 結界内に置かれたと近い(ノアが出易い)状況と言える。
元々彼の脳内に巣食っていたものが 押さえ蓋が無くなったので容易に出て来れたってことでは?

メモリーの立場からすれば、宿主大ピンチでうごめき出したものの まだ体への侵蝕が不十分な段階だったので パリや北米の時のようにアレンの体を乗っ取って簡単に「オハヨウ」とは行かなかったんじゃないか。
で、素のまま現れたと。

頭蓋骨の右半分が大きく欠けているのが気になりますよね。
今現在 「“14番目”のノアメモリー」とは宿主が双子である状況に沿って分割された「千年伯爵メモリー」の片割れでは?と思っていますが、それではないでしょうか。
千年伯爵となっているマナの中にも アレンと逆の左側が欠けた頭蓋骨が入っているとか。
2人が合体して完全体になるとか。

あと「D」の文字の意味ですね。
「マナ=D=キャンベル」の「D」と多分同じなんでは・・・ いや 必ずそうという根拠もないですが(笑)
「千年伯爵」独りで世界の運命を左右する程の存在なら、それこそ“Dominus(主)”でも“Deus(神)”でもありじゃないか…
でもアダムは「第一使徒」なんですよねー(笑) 正直ここは分かりません。


3. 以降 アレンの左目が機能を回復し、Dの頭蓋骨(ノアメモリー)は引き込まれるように元の場所に戻って行きます。
アレンの意識に呼びかける声(カナ表記)の主は、このノアメモリーだと考えるのが自然でしょうね。
「タダイマ」は宿主・アレンの体へ帰還の挨拶。 「オカエリ」は同じ場所に戻ってきたアレンの意識に対してかな。

・・・引っ張り戻されたにしては余裕の態度ですが、時が満ちれば完全復活を果たせる自信のせいでしょうか。



闇からの声はさらに次の5巻第37夜に続きます。

8. 子供姿のアレンの背後から近づいてきて傍でピタリと止まる靴音。 マナの気配。

9. 振り向かず前を向いたまま アレンはエクソシストを続ける決意を伝える。

10. マナによく似た姿はいつの間にかDの頭蓋骨になっている。

11. ---- ならばより深く より黒白の世界へ堕ちてゆけ ----

例え夢でも マナとの再会場面がこれほど暗く重苦しいのは、アレンがずっと抱いてきた罪の意識の反映だと思います。
だから 彼の体はすくみ、振り返って 大好きだった父の顔を見ることすらかなわない。

ここに登場したマナは、アレンの心が作り出した幻影でしょう。

「堕ちてゆけ」…?  本物のマナが こんな呪いの言葉をアレンにかけるものですか。 
かつては弟のためにあれほど泣き、AKUMAにされてすら抵抗し続け 息子に「愛してるぞ」と言い遺した人が。

アレンに呪いがかけられているとしたら、そうさせたのは最後に正体を見せたあの「“14番目”のノアメモリー」でしょうね。 

ひとまずここは終わります。




関連記事

トレンチコート。

先日たまたま 家人の古い文庫本(“世界の名品カタログ”的な軽い読み物。1988年刊)を目にしまして。
トレンチコートの薀蓄話が面白かったんですよ。 昔からあれが大好き。
21巻のネアが トレンチコートじゃなくてノアのおそろい服で登場してたら、私ブログやってなかったかも知れませんよね ←


P2130021.jpg
(画像:光文社文庫 『ヘヴィデューティー』 ワールドフォトプレス編 P20)


あの型のコートは歴史も古く、元祖アクアスキュータム社製のそれは、クリミア戦争(1853-1856)でイギリス軍が正式採用して以降大活躍したそうな。

 「その後、エドワード七世の強い支持によりイギリス王室御用達となり(1897)、さらにはヨーロッパ中の王家に愛用されるに至ったのは有名な話である。 その頃より、紳士が街中でアクアスキュータムのトレンチコートを着て歩くのが流行しはじめたという。」
(上記『ヘヴィデューティー』P21から)

時代設定で仮想19世紀末のアレン達の35年前というと1860年代半ばになりますので。
まあ… キャンベル兄弟がこれ着て歩いていても不自然じゃないよね(笑) むしろ当時の最先端ファッションか。

それに「王族」イメージの絡む由来がなかなかv
イギリス王室御用達(ロイヤルワラント)の認定品には、指定王族の紋章を付けることも許されるんですよ。
⇒ 「御用達」(→イギリス王室の項) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%A1%E7%94%A8%E9%81%94

現実とフィクションのいいとこ取りで妄想しまくりも楽しいですねwww


マナ達が着ているコートをよく見ると、普通のトレンチコートと違う一点が目に付きます。
実用目的のストラップが付く筈の袖口が、スリット入りで縦並びのボタンになっているところ。

P2190022trim.jpg
(画像:コミックス『D.Gray-man24』第218夜より)


星野先生があえてこのデザインにした理由は、このボタンにも件の「アレンの楽譜」の紋章が入っていたからかも。
四半世紀後アレンと“再会”した中年のマナはもう別のコートを着ていましたが、アレンの記憶にこびりついたあの袖口ボタンだけは 当時の物のままだったんじゃないかな。


王家の紋章… 奏者の資格(AUTHORIZED TO BE THE PIANIST)…   進展もないまま、また振りだしですね(^^;


関連記事

おめでとうリナリー。

[神田] 「オレは お前は強い女だと思うがな」

リナリーというと、私は神田のこのセリフを思い出すんですが・・・ 同意(笑)

イノセンスには各人の個性が端的に現れると思いますが 脚で蹴倒す戦い方なんて最高にアグレッシブでしょ

いつか彼女も自分の未来を自身で切り開く展開になりますように。


HAPPY BIRTHDAY LENALEE !!!
関連記事

アレン・ウォーカーと14番目考察 ※簡易まとめ

TOPページに置いた「考察まとめ」からさしたる変化もありませんが、再トライ。

こういうのは思いついたら何度でも試そうと思います・・・  “簡潔によく分かるように”って難しいです^^;



混乱するので最初に断りを。
ネアの回想中の「わたしを使え」と言った人物についてはとりあえず考えません。保留です。
あの左腕のイノセンスの持ち主としたら、ネアを利用しようとしているアポクリフォスとの関連を疑わざるを得ない。
彼が密かにアポクリフォスを裏切ってネアと結託した可能性があるとしても、「脳移植」でイノセンスのシンクロファクターの問題とぶつかる。
ということで。


▽ 「アレン・ウォーカー」の正体とは。

1. “アレン・ウォーカー”とは、脳移植+記憶喪失という条件下で生まれた第2の人格。

2. “神田ユウ”と「似た者同士」というのは、その点において彼らが似た境遇に置かれているという暗示(彼らの想い人関連も含め)。

3. アレンの(セカンド的表現でいう)「本体」の人格が、現在アレンの中にいるネア(=「14番目」のノアメモリー宿主)。

4. アレンもネアも同一人物であることには変わりない。
(アレンにとっては今後ラビのように過去の自分=“ネア”との対決になるかも)

5. 同一人物説の主な根拠その一
“2人”を知っているクロスとティムがいまだ双方を支持したままでいること。
ティムは北米支部のノア結界を破りアレンの14番目化を食い止めた (ココ大事。即ち“ネア≠14番目のノアメモリー”)。

6. 同一人物説の主な根拠その二
アレン自身知らぬ間に方舟奏者の資格を持ち、昔の記憶の一部を取り戻しただけで彼に方舟操縦ができたこと。これはノアの前宿主の記憶は持たない原則に反する。
ネアの施した方舟江戸接続が彼の“死後”も切れなかった理由は「実は生き続けていたから」に他ならず、ここは伯爵が「本人」とツッコんでいた通り。

7. 「奏者の資格」
言葉の意味するもの。「能力」と「資格」とは別物であることに留意
“資格”とは一定要件を満たした者だけが授かるもので、理由がどうあれ通常他人に引き渡せるものではない。
すると伯爵が本気で資格譲渡先を疑ったクロスは、元よりそれに足る器だったと。 ⇒クロスがマナネアの近親者の可能性


▽ 「“14番目”のノアメモリー」の正体とは。

1. 双子(マナネア)二人で分け持つため分割された千年伯爵メモリーの片割れなのでは?
伯爵にとっては自己の一部だからファミリーより優先で「死んでも守れ」か。

2. このメモリーもそれ単独で意志を持ち、宿主ネアの意識より先に目覚めを果たした。
クロスの説明通り、アレンの体で時間をかけてノア化の侵蝕が進みつつあるのは事実。

3. しかしネアには宿主にされながらもノアに抗ってきた過去があり、彼の意識の浮上とともにノア化の侵蝕はひとまず抑制されたもよう。


後で付け足すかも。 とりあえずこんな所で。

ツッコミ募集中です。

関連記事

服のことがちょっと。

以前からたまに“ノアの一族には服装を自由に作り変える能力を持っている”という話を耳にします。
実際そうなのか気になって 一応該当すると思われるシーンのある5巻・19巻を出してきました。


で、見直してみた印象では ノア一族共通の「能力」ではないんじゃないかなー?と…

※比較対象として下に挙げた2例しか思い付きませんでしたが もっと他にいい例があると思われたら教えて下さいね。

※方舟戦中 暴走に近い形で覚醒したスキン・ボリックやティキ・ミックの変貌ぶりは別の話とします。
 あと、自分の姿を丸ごと変えられるルル・ベルやロード、空想したものを実現できるジャス&デビらは除外です。


A 【千年伯爵と合流するティキ・ミック】 5巻第42夜

記事用a1
      
記事用a2


B 【覚醒時のワイズリー】 19巻第187夜

記事用b1
      
記事用b2丸


両者とも着衣その他の服飾品が分解されて消え、次の瞬間にはもう新しい身なりが整っているという描写ですよね。
ワイズリーの表情や視線の先など、自分でやっているというより ただ“されるがまま”を見守っている感じ。

どっちも迎えにやって来た千年伯爵のいる前での出来事ですから、
服への関心は薄そうなホームレスコンビの完璧なドレスアップは、きっと伯爵の仕事ではないかと思うわけで。


・・・としたらやはり あのティキの靴裏の紋章は、千年伯爵が作り出し何かの意図を込めた物ということでしょうね。


いやいやいつも同じ話に戻るのが悪い癖だわ _(:3」∠)_


ええ~今回の収穫…もとい結論としましては。 

「ティキとワイズリーの服は千年伯爵が用意していて、それをおとなしく着せられている」

という方でどうか(笑)

23巻211夜、エセ上流階級スタイルで高みの見物に訪れた2人とか。

あと インスタの節分ネタで鬼のパンツ穿いた2人とか。  




<画像引用 : 『D.Gray-man 5』 および 『D.Gray-man 19』 より>

関連記事

まだ動かず。(定例報告『ジャンプSQ.3月号』)

2月4日です。 またやって参りました SQ.発売日… しかし。

本日発売『ジャンプSQ.3月号』も、「D.Gray-man」再開その他の情報は皆無です。


本当にDグレの続きがいつになったら読めるのか気のもめる所ですが、以前星野先生からインスタで御説明があった通り
本誌掲載スケジュールの最終決定までは漫画家さんの仕事ではないので… “その時”が来るまで気長に待ちましょう。

来月のSQ.発売日は3月4日㈬ 売価は定価の税込570円です。


皆があまり気落ちしないようにとの御配慮か、昨日の先生のインスタアカウント(@hoshino1000)は節分ネタの連投で いつにも増して大盛り上がりでした。
⇒ 恵方巻コンビ  http://www.enjoygram.com/m/911766951935212984_1503160638
⇒ 「おまけ」でほのぼのティエドール部隊  http://www.enjoygram.com/m/912321239031873230_1503160638



本格的な春が待ち遠しいですね。
ではまた。


関連記事
最新記事
最新コメント
カテゴリ
検索フォーム
カレンダー
01 | 2015/02 | 03
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
ついったー
Dグレの応援お願いします。
漫画「D.Gray-man」は、2004年5月31日発売の『週刊少年ジャンプ27号(6月14日号)』で連載を開始し、本誌には 2009年『少年ジャンプ22,23合併号』(第186夜)まで掲載。以降2009年『赤マルジャンプ9月20日号」に第187夜掲載を経た後、第188夜からは同年11月発売の月刊『ジャンプSQ.12月号』で連載再開。以後2013年刊行『SQ.2月号』の第218夜まで掲載。同年『SQ.4月号』誌上で編集部より「再開未定の一時休載」告知。そしてとうとう2015年7月17日発売の季刊誌『ジャンプSQ.CROWN(スクエアクラウン)』に場を移し連載が再開しました。 コミックスは2013年11月に24巻発行(第218夜まで収録)・25巻は2016年6月3日発売です(第219夜-第222夜)。 2016年7月から9月まで、新作TVアニメシリーズ「D.Gray-man HALLOW(ディーグレイマン ハロウ)」がTV東京系列で放映されました。詳細はアニメ公式HP http://dgrayman-anime.com/ をチェック。◇◇◇ 星野桂先生あてファンレターの送り先は以下の通り。       ↓  
プロフィール

キャンピー

Author:キャンピー
Yahoo!ブログから移動して'12年10月25日オープン。
それ以前の日付記事は旧ブログからの訂正版です。

生年:不明。35年前には存ざ(ry
BD/Btype:8月某日(Leo)/AO型
身長:160cm
体重:標準(自称)
家族:5人。夫と子供3人(男・男・男)
好物:漫画はDグレでお腹一杯。

<他ツイフィールまで> http://twpf.jp/ripvansf
   

巡回先リンク
順不同です。更新状況その他都合で変更あり。
FC2カウンター
延べ来場者数
FC2アクセスランキング
[ジャンルランキング]
アニメ・コミック
118位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
少年向けコミック
31位
アクセスランキングを見る>>
『ブログ村』参加カテゴリ
『ブログ村』PV
RSSリンクの表示
最新トラックバック
著作権解説 (ももちーさん)
Dグレサイト検索エンジン
Dグレファンの個人運営サイトが多数紹介されています。検索に便利。ただし訪問先では各所のルールに従って管理人さんに失礼のないようにしましょう。 
「ディーグレイマン ナビ」 「ディーグレイマン サーチ」
ブログバナー(※ここのです)
月別アーカイブ