再考。(6. キャンベル家とクロス・マリアン)

第218夜まで マナネアと「母さま」は実の親子と信じて疑わなかったのですが、結局血の繋がりは全くなかったことが分かりました。
そういう設定なら、今一度 キャンベル家周辺について再考の余地がありますね。


まあ出だしから堅苦しいですが とどのつまりは半妄想記事ですのでどうぞお楽に。

※ とりあえず、“奏者”の印にしか見えないあの「アレンの楽譜」の紋章を付けていたのが ロードとマナとティキ・ミックだけだったこと等々の理由で、「ティキの肉体が元ネアのものだった」という予想(仮定)はまだ残したまま考察を進めます。


○ 「民族:ポルトガル人」

ティキ・ミックに話が飛びますが、データから彼は“ポルトガル人”なんだそうです。
⇒ すると、上の予想(※)を前提として ネア(&マナ)がポルトガル系ということです。
⇒ つまり ネアマナがそのまま体質を引き継いでいるであろう “カテリーナと出会った「千年伯爵」”もまた ポルトガル系民族だったことになります。

ポルトガルは「ファティマの聖母」の逸話などマリア信仰が盛んな所ですので、カテリーナに見守られながら幼少時代を幸せに育ったマナとネアにはお似合いではないでしょうか。


○ マナネア生(せい)地としてのキャンベル家

麦の穂波輝く入日の風景に 泣くほど感動していた千年伯爵。 
つまり彼は他所から来た人なんですよね…  ということで、ひとまずポルトガルを候補地から外します。

「キャンベル“Campbell”」といえば、スープ缶やショートブレッドの社名でなくても 英米著名人には多い苗字ですよね。 
なので、あのキャンベル家のお屋敷の立地場所は イギリスとしていいのでは

特にイギリスに着目した理由は カテリーナが大事にしていた老樹の「コーネリア“Cornelia”」です。
この樹につけられた愛称は、伯爵が愛した景色を彩る「麦畑“Corn field”」や「ヒナゲシ“Corn poppy”」から来たのでは?と思いまして… 麦を“Wheat”でなく“Corn”と呼ぶのはイギリスならではですから。


○ カテリーナ

カタカナで「カテリーナ」も綴りはいくつもありそうですが、ここは“Katerina”で。
 D.Gray-manの「カテリーナ」さんは、25巻英語版では“Caterina”綴りになっていましたのでここは訂正です!('17 7.19)
検索するとギリシャ女性に多い名でした。 Dグレに「ギリシャ」イメージが頻発するので揃える意味もありましてw
(「ギリシャ」関連: 方舟モデルのサントリーニ島・イノセンスによく似たニケ像が出土したのもギリシャ、「アポクリフォス(隠されたもの)」もギリシャ語、背中合わせのアレンと伯爵若しくはマナの姿が暗示するふたご座伝説はギリシャ神話、など)
仮にキャンベル家がイギリスで発展した名家だったとしても、遠い御先祖様はギリシャの方からいらしたのではないですかね。
なお、「カテリーナ」という名前の由来は エジプト出身で「アレクサンドリアのカタリナ」と呼ばれるキリスト殉教者の聖女とのこと。

そしてあらためて、彼女の実弟=「サイラス」氏にも注目しなければならないようです。 


○ キュロス二世

第214夜にネアの「叔父さん」として名前(=“サイラス”)だけ登場したこの人。 
先入観でずっと綴りを“Silas”と思い込んでいたんですが、後に英語版の24巻で“Cyrus”だったことに気が付きました。

“Silas”は新約聖書に登場する預言者ですが、
後者の“Cyrus”名の由来はもっと遡り ペルシャ帝国を築いたキュロス二世だとか。
旧約聖書の和訳では「クロス王」となっているお方ですね。
 
(…なるほど^^;)

実際、予言通りに現れイスラエル民族を解放しメシア(救世主)と称えられた偉大な人物です。

それを考えるとかのクロス師匠の“Cross”とは、実名「サイラス“Cyrus”」の由来を意識したもじりだったのかも・・・ 
という思いが強くなってきました。

もちろんクロスとサイラスが赤の他人の可能性はありますが、あそこで本人が姿も見せないうちからその名前だけはしっかり出てきた意味など 深読みしてしまいますね。
「14番目の過去編で若かりしクロスが出てくると思います」とは先から言われていましたし、あの近辺で他に目ぼしき人物となると…
彼がカテリーナの実弟だったならば、マナネア兄弟との出会いもごく自然にあったでしょう。 

野原で変な煙を上げる叔父の実験を 冷ややかな目で見つめる可愛くない甥っ子ですか(笑)  妄想は楽しいなあwww
サイラスも、一度くらい 派手な実験の失敗で屋敷の一部を吹き飛ばした前科があるのかも知れませんね。 
それがあって、実験は屋外に追いやられたとか。


○ キャンベル家姉弟とマナネア

キャンベル家の事情はさっぱりですが、まず木の上のネアと「母さま」が話していた内容は 彼女の弟のサイラスに家督を譲るかどうか…だったんですよね。
ではあの段階ではまだ彼女がキャンベル家当主ということになります。 

「千年伯爵」と出会った時の彼女の様子はまだ(15,6歳くらい?)少女でしたね。 
そこから一年後くらい(仮)にネアマナが誕生したとして、第214夜のあの場面(10年後くらい?)でも せいぜい彼女は20代と若く、しかも独身女性。
そんな人が一族の当主になっていたということは、他に候補者がいなかったんでしょう。 両親は不慮の事故で亡くなったとか。

そんな中、あらたに彼女の弟へと家督を譲る話が持ち上がっていると・・・ 
つまりそれは、サイラスがいよいよ成人期を迎えたということですか。

(“この世界”のイギリスの成人年齢が18歳だか21歳だか分かりませんがまあ20歳前後になったということで)

サイラス=クロス(仮)の年齢がそのくらいとしますと、姉弟は同じ家に住み もちろん彼もネアマナの成長を家族のように見てきたことになりそうですね。
サイラスが凝っていた錬金術?か魔導術?のきっかけは、まだまだ好奇心盛んな少年時代に、あの分裂前の千年伯爵から直接手ほどきを受けたものではないでしょうか。

あの時ネアが木に登っていた理由ももちろん「風とお話」ではなくて、憎まれ口をたたいていたサイラスの実験に実は密かに憧れていて 遠くから眺めようとしているところだったりww


最後に、「ティムキャンピーはクロス製」であると明記している唯一の資料?らしい画像を。
よく見たらこんな大事なことが『灰色ノ聖櫃(グレイアーク)』や『キャラ†グレ!』には書いてなかったんですよね。
まさか わざとボカしてある…^^;?
(本編ではコムイさんがとっくにアレン達相手に説明してますが(4巻P67)、彼の信用度もイマイチのようなので)

ネアとクロスの関係をつらつら考えていると、やはり アレンに宛てたボイスメモにクロスが残した
はじめから お前に やるつもりだった」(N165・N173)
は 特別な響きで迫ってくる気がします。

hainokyouen1kyarafileP517line2_20151120160824d0a.jpg
(特別総集編『灰ノ饗宴(グレイパーティー)Ⅰ』 P517「キャラクターファイル no.1 アレン・ウォーカー」の章TOPICS欄より)


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第220夜(4)「A.Wをたずねて・彼は渦の中でいっそう目を瞑る

前回記事(「第220夜(3)」)へのコメントのリプでたまたま 古典SFの『輪廻の蛇』の名が出たんですよ。
あらためて文庫本を引っ張り出してみると、原題は“-- All you Zombies --”でした。  
(…とはいえ本物のゾンビが出てくるホラーではなく、Dグレに何か関連したストーリーでもありませんが。 今春は『プリデスティネーション』というタイトルで映画も公開されてて、単純に面白かったので SF好きさんにはおすすめですv^^)

ひょっとして星野先生もハインラインがお好きだったかなあ/// なんて思うとつい顔がにやつい(←←←重度)


そんなこんなで浮上してきた ウロボロス(=尾を飲む蛇)のイメージ。

この“蛇(ヘビ)の円環”も、1匹で形作るものと 2匹連なって喰い合うものとがあるらしく、


結局 気になるマナとネアの「喰う」表現は、この2匹の暗示だったかも知れないなと。

“2匹もの”のウロボロスでも、そのうち一方だけが 王冠と翼をつけているのがあるんですよ・・・ 勝ち組vs負け組…

まるで「千年伯爵」の座をめぐる マナとネア2人の運命の象徴のようで (´_`。)


あ、てことはあれも…? 


ふたご座の守護神はギリシャ神話のヘルメスですが。

その神様の持つ杖にも“2匹の蛇”
が巻き付いています。
 

こちらは喰い合ってはいませんが、螺旋(らせん)状に絡みながら上昇していき 最上部で向き合う2匹。

互いにそれと気付かぬまま 出会いと別れを繰り返す、アレンとマナ(千年伯爵)のイメージでしょうかね…

ただ (アレンとネアを同一人物と考える)私には、
これもまた 52年前から続く2人の姿に見えてしかたがないです。



前振りが長くてどうも(´Д`;)
「蛇と螺旋」繋がりで、ようやく「リンク」の話もできそうです。

彼の鮮やかなアクションシーンのカッコよさは言うに及びません。 こちらはもっぱら「象徴」に着目していこうかと。




▽ ハワード・リンク

ん~ ひとまず「中央庁」という組織のおさらいですね。

○ 中央庁 

cyuohcho.jpg (コミックス22巻第202夜より)
[リンク] 「枢機卿(カーディナル)---- 中央庁・黒の教団の最高指導者である教皇の 助言者たる高位聖職者たち」 「彼らは我ら組織の枢軸だ」(N217)

ここに着席している5人の枢機卿は、想像ですがあの5体の大元帥人形の声の主ですよね。
アポクリフォスは、彼らの中に紛れ込み その記憶改竄能力のフル活用で都合よく操っているんでしょう。
[アポクリフォス] 「アレンを処刑したりなんてしませんから大丈夫ですよ」(N202) という自信たっぷり発言の根拠は多分それ。

彼らが揃って首から下げているペンダントは、中央庁でも特権クラスの証でしょうか… ルベリエがリンクに渡したものとそっくりですけど… そんな大事そうな物、あげちゃって大丈夫なんですか? 
あ、いざという時には強行突破を可能にする「印籠」かな?^^;

会議テーブルのセンタークロスには中央庁のエンブレム。
十字の付いた聖杯が大きくあしらわれていますが、そこからあふれ出る水が“神の恩寵”というわけですよね。
象徴としての聖杯は、世界を構成する四大元素(火・水・風・土)中「水」に属し、トランプマークならハートに相当します。
聖杯の下には交差する2本の鍵。 タロットの「教皇」カードにも中央の人物の足元に描かれています。
これはバチカンの始祖・聖ペトロ(ペテロ)がキリストから授かった「天国の門の鍵」ですよね。 
この組織の権威の正当性の主張です。


ルベリエの計略によりハワード・リンクはアレンがノアと脱獄した晩 戦って殉職したことにされ、バチカンの共同墓地の彼の墓石には“385977番目のCLERGY(聖職者)”と刻まれています。

(リンクとは家族同然だったキレドリとゴウシは、本当に死んでしまったのに この墓所には入れてもらえなかったんですね…
命じられるままサードエクソシストとなり健気に「聖戦」を戦った彼らは、殉死ではなく“化物として退治”されてしまったので)


リンクは只今、ルベリエだけの密命を受け 極秘の単独活動中
ルベリエ自身は、中央庁の重要ポストに在籍しつつも最終的にはノアもイノセンスも殲滅し人間世界を取り戻す野望の持ち主。
[ルベリエ](リンクに) 「14番目を何者からも守り抜きなさい」「協力者に成り済まし 密かに奴の信頼を得て監視するのです」(N213)

神田の記憶を覗いたアポクリフォスには彼らの作戦もすっかり見抜かれていますが、あえて泳がされている格好です(N217)。


アポクリフォスによる記憶改竄にかかり、リンクが獄中で戦った記憶は“ノアと戦った”偽記憶とすり替えられたまま。
それでも彼は 自前の研ぎ澄まされた勘で、枢機卿姿のアポクリフォスが 人外の危険な存在であることは察知しています。


リンクの胸の十字傷。 
リナリーの足首、神田の腕と同様、イノセンスが人体を突き破った跡には こんな形の傷が残るんですね。
この致命傷を ズゥ老師の癒闇蛇(アトゥーダ)が救った経緯から、ここがリンクに移動した癒闇蛇の出入口になりました。



○ 癒闇蛇

in1b.jpg (『SQ.CROWN 秋号』掲載第220夜より)

[ズゥ] 「私の魔導ゴーレム癒闇蛇(アトゥーダ)だ…  術者の精気を吸って他者の傷を治す」(N196)
癒闇蛇  人から人へとり憑き生命の理(ことわり)を乱す 忌み忌みし魔術」(N213)

リンクの右の人差し指と小指にはチャン家の魔導印。 模様が少しずつ違いますがズゥやアルマの腕にもあったもの。

in3.jpg (コミックス21巻 P94より)

in4.jpg  in2.jpg
(コミックス21巻掲載画像 左:第196夜より  右:第195夜より)

さらにリンクの右手の甲部分には、大きく矢印を模した図形。 その周りに散る6つの点とか…… 
ここら辺の意味を解読できる素養が皆無で、残念です。

ただその名も「癒闇“蛇”」というくらいですから、中央の丸印は「蛇(じゃ)の目」の表現ではないでしょうか。

この矢印模様全体で、癒闇蛇の魔力を表現しているのでは、と思います

それよりも興味を引いたのは手首を取り巻く螺旋模様でしたね。
あれを連想しませんか?  DNAの二重螺旋
これぞ「命」の営みの象徴ですよ。
それが 脈動
(これも命の証)を打つ場所を取り巻くように描かれている。 

で、さっきの「蛇の目の矢印」は、その円環を突きぬけて上昇する形なんです。 

これはもう ズゥ老師の言う「命の理を乱す」図そのものですよね!!  
みだりに使ってはならない禁術とはいえ やはりカッコイイv 

絶望的な運命の輪に囚われたネアとマナを思えば、こういう掟破りの荒業が 希望の光に見えてきますよ。



○ 運命に打ち勝つ

リンクが あの長官に対し「狂ってゆくようだ」とまで感じていたとは 嬉しい誤算でした。

「ルベリエに媚び諂う重度の病人」などでないことはもちろんですが、人としてまっとうな心と自立した批判眼をしっかり自分の中に持っている…
甘えが一切許されない過酷な環境に最も順応していながら、これって凄いことではないでしょうか。

リンクも アレンを四六時中観ているうち、次第にその生き様の影響を受けて変わったところはあるでしょうね。

そのアレンを 長官は「14番目」として利用するため、故意に追い詰めたのだという
長官の命を信じて渡した卵核によって、次々と犠牲になっていく仲間達

まだ救えるものなら救いたいと。 ・・・・でもその力をリンク自身も内に秘めている筈ですが。


ルベリエも、「14番目」がどういう存在か理解しないまま アポの思うツボで動いているのが実に危なっかしいなあ(苦笑)

今後はリンクが 孤独に追いやられて自己完結しているネアを相手に、面白い化学反応を起こしてくれたらいいですね。

反発し合うイノセンスでもノアでもない… 第3の力の持ち主ですから。




早いもので『SQ.CROWN秋号』発売日から一月経ってしまいましたが(←や、ここの管理人がのろいんですすみません)
ここで第220夜の考察は一旦終了です。

何か思いついたらまた追加分はいつでも。 コメント受付は年中無休です~~よろしく。
(あ、クロスでまだ書いてない話があったんだ… 次回。)

だんだん物語の輪郭やテーマが姿を現し始めて面白かったですよねー!!(〃'∇'〃)

発売日が3カ月間隔って、とろい私のペースにはちょうど良くて有難いです。

次号は1月ですが、ちゃんと発売日が発表される前にジャンプフェスタなどもありますし。
情報が入り次第 告知には来ますね。

それではまた。




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第220夜(3)「A.Wをたずねて・彼は渦の中でいっそう目を瞑る

マナがネアを「喰った」件で、前回 AKUMAの「共喰い」との関連を探ってみましたが、あの二人にそのまま適用するのはやはり無理かな~という結論です。

○ 理由の1つは千年伯爵の側から14番目に対しての、積極的な殺意が感じられない点

☆ 「千年伯爵」(マナ)は19巻で、ロードとこんなやり取りをしていました。
「身内で争うほど悲しいことってないよねえ 14番目みたいにネェ…♥」
[ロード] 「あーそうそう 14番目の時は辛かったぁ… 」
(伯爵、とたんにしょんぼり) ⇒図星
[ロード] 「自分でゆったんじゃーん!!」 (N188)

☆ 次巻では 14番目のメモリーから
「オマエヲ殺シテ オレガ千年伯爵ニナル!!」(N189)と宣言されますが
それが…望みなのデスカ 14番目…」
と、これにも 弱々しく落胆したような反応でした。 

○ それと「マナがネアを喰った」⇒「ひとつに」の意味が文字通りでは説明のつかない事が。 

☆ まず 伯爵と「ひとつになった」はずのネアがアレンの中から出てきて、現に千年伯爵と対峙している状況

☆ そして例え一時でも“彼ら”のメモリーが「ひとつに戻って」(=マナメモリーがネアメモリーを吸収して)いたんなら、なぜ千年伯爵はネアの仕掛けた江戸への“方舟接続”をいつまでも解除できなかったのかという疑問。

☆ また、現実に「喰われて」いたんなら、当然ですが “ネアとアレンが同一人物(=脳ごとお引越し)”説の成立は困難。 

ですので、当面は “「喰った」「ひとつに戻った」は比喩表現”という初めの解釈で行きたいと思います。
         ↓
千年伯爵が14番目を「喰う」というのは、
イレギュラーで登場した第14番使徒の存在を名実共に葬り 分身である自分(「第1使徒・アダム」)との関係を絶ってしまうということではないのか。 
         ↓        
(1)14番目の使徒が生まれた理由とは第1使徒・千年伯爵の分裂によるものであること。 また
(2)「千年伯爵」と「14番目」であるべき身の宿主らが 揃ってノアに反逆を企て 甚大な被害を及ぼしたこと。
これら過去の事実を覆い隠し悪い事はすべて14番目一人のせいにして、現職千年伯爵(千年公)が7千年続く無疵(むきず)で正統なリーダーであるかのように取り繕うこと。


遥か昔の裏切り者のことはもう 誰も思い出さなくていい。
「アイツの顔」(N187)も、
彼がマナ(現・千年伯爵)の為に戦った」(N205)ことも… 
みーんな「ナイショ」


ここで過去のロード発言を思い出してしまうと ネアの存在を伏せてきた張本人はロード?疑惑が出てきそうですが…
真相はどうなのかなー(-_-;)
全ては “現・千年伯爵”の立場を守るため?
フラッシュ映像でも マナを庇いながらネアを睨んでいる彼女の姿が印象的でしたが、なかなか本心が読めない人ですよね。


しかしノアサイドでも 過去を知らされないままでは納得いかない人達が勝手に動き出していて、かなり不穏な雲行きです。





▽ ネア


○ あんたによって

混乱したまま動けないでいる千年伯爵をじっと見据え 畳みかけるネア。

[ネア] 「母さまはウソをついていた」
「オレたちはもとは“ひとつ”の存在…」
「マナとネアは血を分けた兄弟ではなく 文字通りの分身だったんだ」

「だが結局あんたによってオレたちは元の“ひとつ”に戻ってしまったけれどね」 
「元の“千年伯爵”に」
現在(いま)のあんたに!」


ネアが話し掛けている対象は 傍から見れば千年伯爵一人ですが、二人称の「あんた」にしたり「マナ」にしたりで ちゃんと相手の中にいる二つの自我に対し使い分けていますよね。

“あんた”とは、あの マナと鏡を通して話をし 現在はマナの体を乗っ取っているノアメモリーのこと。 
それが“オレたち(マナとネア)”という存在を、元から無かったようにしてしまったと。  

もしかしてこの辺りから既にネアが持つメモリーの感情込みの発言かも知れませんが(この先明らかにそういう箇所もあるので)、ややこしいですww

そこでふと マナが自分のメモリーと会話できるなら、ネアも同じように自分のメモリーと話をつけているんじゃないかと思ったり。

彼もメモリーとうまく折り合ってノアの力を手中にしなければ、襲って来る一族とまともに渡り合うことは難しかったでしょうしね。
でもネアが未だ飲まれずに主導権を握っていられるのは、交渉力かしら。



○ あの17年間を/オレを喰ったあの日を

[ネア] 「なあ わからないか マナ?」
「千年伯爵が千年伯爵でなくなり オレたち“ふたり”になった あの17年間を」
「オレを喰った あの日を」
「あんたほんとうに忘れているのか?」


ネアが故郷の「17年間」をマナに思い出してもらいたいのは、きっとその記憶が彼らの生きた証そのものだからですよ。
マナを追い出したノアメモリーが 「元々いなかった」「ただの幻」「消えろ」と、全否定していた“マナとネア”の存在理由。 

しかしここで会話に割り込んできた「オレを喰った」発言は、このメモリーに恨みを抱くネアのメモリーからのものでしょう。

35年前 本当にマナがネアを殺してしまったのだとしても、今そのことでネアがマナを責めるはずがないですからね。 
35年ぶりに復活した日にも、彼はティムに向かい「マナとの約束を果たそう」と言ってたんですから。

今も変らず マナはネアにとって唯一の「大事な人間」。

だから…



○ 利害一致

[ネア] 「…マナ?」 「マナ~? お~~い」
千年伯爵は青ざめたまままったく動かない。 うつむいて苦笑いのネア。
「やっぱ…… 思い出せないか……」

ふいに伯爵がネアの元から離れた。
おびえた視線はネアに釘付けのまま…
[千年伯爵] 「なぜ我が輩をマナと呼ぶのデス?」

ネアは たった今までマナの頬の温もりを感じていた自分の右手を見つめて、ぽつりと
[ネア] 「……… マナだから」

「マナはこの世であんただけだから」
「あんたがオレをこんな風にしたから」
[千年伯爵] (震えながら)「ちがウ ちがウ…」

[ネア] 「ま 思い出せないのならそれでも構わないけどね」
ネアの髪がうねり出した。
カッと見開かれた両眼は、全ての光を吸い込む闇の色。
「オレのマナ」 「あんたを破壊(ころ)せれば それでいいんだよ」


「破壊せればそれでいい」って この正念場でやけっぱちだなあw(^^;)
セリフ後半部分で、再びネア彼のメモリーの声が並立していますが
(「マナはこの世であんただけ」/「あんたがオレをこんな風に」)。 
最後は2人の声が一緒になった感じですよね。

そのどちらもが 千年伯爵の破壊を望んでいる。
共通目的を果たすため それぞれの事情の邪魔はしないという盟約でも結んだのか。

ネアも何とかマナの記憶を戻したくて(そうすれば何か解決の糸口が見えるかもと…)頑張って、とうとう諦めたのでしょうか。

千年伯爵を倒せばそこでマナの魂の解放は叶うのかな? ノアの力で倒されたらどうなんだろう…
ノアの使徒には粛清役の裁(トライド)がいますが、過去 彼に倒された宿主の魂はどうなったのか。 
私は千年伯爵メモリーに限っては転生先がないのでは?という疑いも持っていますが、正直よく分かりません。

ネアのメモリーの方は、ネアの決心を待ってましたと言わんばかりですね。


恐怖のあまり両手で頭を抱え悲鳴を上げる千年伯爵。 彼の体をあの皮が包み始めた。
[千年伯爵] 「チ  ウウ」
「我vガガ輩ハ」 「マナ」 「ジャ?ナイv」

そこへ突如現れた 黒の教団のファインダーの群れ。 
彼らの標的は「お尋ね者のアレン・ウォーカー」だ。

最大出力の結界の電撃を浴びて 動きを封じられたネアの髪紐が爆ぜる…

<つづく>


これではさすがの手錠も持たないかもしれませんねw



○ 目・髪・左手


アレンの目が黒く描かれた場面といえば、とっさに出てきたのはこれですが(このシーンはもちろん片目だけ)

eye3.jpg (コミックス15巻第139夜より)

アレンの左目機能がフル活動を始めたところ。
以前「アレンの左目がネアのものじゃないか」という突飛な記事も書きましたが、今のアレンは実質ネアですので 彼の意志でノアの能力を解放すると両眼にこんな変化が起こったとしても不思議はないかも。

まだアレンが侵蝕に飲まれそうになった時のような肌の黒化は起きていませんから、これが“ネア主導”の表現なのかな…

“髪がうねる”は、ノア化でお決まり表現ですよね。 ティムキャンピーも天パには噛み付きたくなるというネタがありました。
ネアが一度閉じた瞳をゆっくり開けるところ、元直毛の前髪にウェーブがかかって行く描写は分かり易いですね。

そして 今回最も目立つ描写の、アレンの左手。

千年伯爵の前で起きた現象ですので、これも以前話題にした“左手が単独でアレンを守る自立行動”の兆候ではないかと。

過去の例でいうと、
(1)マナの魔導式ボディを破壊した 
(2)斧を振り下ろすエリアーデに襲い掛かった 
(3)半AKUMA化ゴウシの手により壁に叩きつけられた時クラウン・クラウンが発動した
(4)AKUMA化トクサにエッジで反撃
など。

つまり、私の解釈では
アレンのイノセンスが勝手に千年伯爵を襲おうとするのを ネアが頑張って押さえている図
ですかね!

ネアも最初は「マナ」の頬を包み込むように両手で支えていたけど、途中から左手だけ下ろしていましたもんね…
イノセンスの --- こいつは敵だ --- という反応に気付いたんじゃないでしょうか
まだ話の最中の大事な相手を傷付けないように。

ネアは自分の体のノア化侵蝕をある程度はコントロールできるようなんですが(彼が目覚めると、逆にアレンの肌の黒化が止みイノセンス発動が可能になっていた)、それでも彼はイノセンスの適合者ではないので、この左手を自分の意志で武器として振るうことはできないと思ってます。

ネアが意識的にノアの力を使おうという時は、左手のイノセンスの活動は自然と引っ込む仕様じゃないですかね。



だらだら書き綴ってきましたが、次はリンクの予定(まだ何も考えてない)←


ではこれで。






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(※追記してます) INSTAGRAM

昨晩、星野先生のインスタグラムアカウントが突然消えてしまう事件がありまして。

私はPC閲覧(Pikore)ですが、いつものように行ってみると表示が “The page you were looking for doesn't exist.”とか。

「お探しのページ(アカウント)は存在しませんて、それ以上でも以下でもなく事実なんでしょうが 地味に削られる表現ですよね~(^^;)
ツイッターなどは「退会」操作後もひと月間は復帰できる親切仕様ですが、インスタグラムは削除したらそれっきりのようで。


ただ、直前までそんな雰囲気は微塵もありませんでしたし 最後の投稿が“神田がスマホを使いこなせていない”ってギャグ絵だったもので、これはこれで失礼ですが星野先生もうっかりやらかしたのではないかなー という期待← ともまだ半々な気分です。


星野先生は、あくまであそこが私的アカウントである旨 説明はされていました。
長い休載中に忽然と現れたSNSは本当に恵みの雨のような存在でしたが、先生の本業とは別物である以上 予告もなく止められたとしても仕方はないんですよね。

サプライズ的に始まったキャラ誕イラストが また予想もしなかったクォリティで、嬉しくて騒ぎ過ぎちゃいましたかね(苦笑)
皆どうしても「次はあのキャラ?」って期待をしてしまうし、ややプレッシャーにはなったかも。
一年間でそれも一通り済んで、楽しかったです。 
神田編の裏話も聞けましたし…  トゥイさん達がユウの為に泣いていたカットなど本当に。
お忙しい中ありがとうございました!


何やらお別れの挨拶みたいになってしまいましたが、まだ状況は不明なので こんな記事も後々笑い話になればいいなと。
もう~~~ お花の写真にちょっと日記的なキャプションを二言三言で十分ですので。

「テガミバチ」の浅田先生のブログにも時々伺いますが、プライベートルームの居心地は格別ですよね…

これから年末に向け、連載以外のお仕事も入り忙しさも最高潮を迎えられるでしょう 
そんな中、とても呑気なことは言えませんが またの再開を切にお待ちしています。 


では。




って言ってる間に復帰されてましたー!! \(^o^)/


追記: 

一体何だったんだろう?不具合?  と割と楽観視していましたが、星野先生の身近な方に御不幸があったようです。
御愁傷さまでした・・・

@hoshino1000 のプロフィール文が更新され、今は 「しばらくこちらはお休みします。」の一文だけになっています。

こんな時に 星野先生の一ファンの身でできる事は、“お邪魔をしないこと”に尽きますね。
もう勝手な憶測話やコメント投稿は控えて 静かにしていましょう。

いずれにせよ今回の件で SNSの難しさをあらためて考えさせられました。 
今後はより慎重に行きたいと思います。


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「直筆サイン色紙」、今年はDグレもありますよ~v

今日は11月4日。 『ジャンプSQ.』12月号の発売日ですね。 

で、今朝はこんな告知ツイートをしておりまして。


(画像は『ジャンプSQ.2015年12月号』P16-17より)
この話題は、いつもお世話になっている『シロクロライン』にも上がってますので御一読を。
⇒ 「SQ創刊8周年記念プレゼントに星野先生の直筆色紙が!!」 

毎年恒例のこの企画、長い休載を挟んだD.Gray-manの復帰は実に3年ぶりですので… 感慨もひとしおですよね!
またこの色紙が年末のジャンプフェスタ(12/19(土)-12/20(日))会場で拝めそうです(´∀`゚q)


SQ.今月号は、他にも企画・情報が盛り沢山ですので 久しぶりの方もどうぞお手に取ってみて下さい。
プレゼントの応募方法はいつもの読者アンケートハガキです。 52円切手をお忘れなく。


今月号から『SQ.』本誌でも、デジタル版の (雑誌と同日)発売が始まったようですね。
⇒ SQ.公式HP 
雑誌とは内容的に異なる部分もありますので、後でがっかりしないよう (閲覧環境も含め)事前によく御確認下さい。


それではまた!

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漫画「D.Gray-man」は、2004年5月31日発売の『週刊少年ジャンプ27号(6月14日号)』で連載を開始し、本誌には 2009年『少年ジャンプ22,23合併号』(第186夜)まで掲載。以降2009年『赤マルジャンプ9月20日号」に第187夜掲載を経た後、第188夜からは同年11月発売の月刊『ジャンプSQ.12月号』で連載再開。以後2013年刊行『SQ.2月号』の第218夜まで掲載。同年『SQ.4月号』誌上で編集部より「再開未定の一時休載」告知。そしてとうとう2015年7月17日発売の季刊誌『ジャンプSQ.CROWN(スクエアクラウン)』に場を移し連載が再開しました。 コミックスは2013年11月に24巻発行(第218夜まで収録)・25巻は2016年6月3日発売です(第219夜-第222夜)。 2016年7月から9月まで、新作TVアニメシリーズ「D.Gray-man HALLOW(ディーグレイマン ハロウ)」がTV東京系列で放映されました。詳細はアニメ公式HP http://dgrayman-anime.com/ をチェック。◇◇◇ 星野桂先生あてファンレターの送り先は以下の通り。       ↓  
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キャンピー

Author:キャンピー
Yahoo!ブログから移動して'12年10月25日オープン。
それ以前の日付記事は旧ブログからの訂正版です。

生年:不明。35年前には存ざ(ry
BD/Btype:8月某日(Leo)/AO型
身長:160cm
体重:標準(自称)
家族:5人。夫と子供3人(男・男・男)
好物:漫画はDグレでお腹一杯。

<他ツイフィールまで> http://twpf.jp/ripvansf
   

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