FC2ブログ

第231夜「A.Wに別れを告げる・序幕」②

冒頭はアレンの回想で始まります。
幼いアレンが あの「暗号文字」の意味をマナに尋ねているところ…

こんなお望み通りの展開で良いのかと嬉しくなる一方で、秘密部屋でアレンが漏らしたセリフとの食い違いが気になって気になって(笑)
あの楽譜はアレンの中のネアの記憶を呼び起こす為のものでしたから、今回のエピソードの方がずっと自然ですよね… (暗号文字の出所が謎になってしまいますが)  

「僕とマナが昔 ふたりで造った文字なんだ」 「僕とマナだけが読める文字………」 「子供遊びの暗号だよ」 (N135)

さて これはどう辻褄をあわせたらいいでしょう。  どちらもアレン本人の記憶によるものなので、難しいですね。
例えば 彼が過去話で「養父のマナに拾われた」などと他人に言うのは(小説版で描かれた事実と合わなくても)立ち入った話を避けたい方便だったかも知れませんが、あの秘密部屋シーンのほぼ独り言のような状況では、嘘をつく必要もないですから。 

可能性としては、
(1) 暗号文字の一部は昔からあったが、アレンが教えてもらった後にも ふたりで新作文字を沢山造っていた  ←大分苦しい
(2) (楽譜を見るまで)ずっと忘れてた」とも述懐しているので、当時は久しぶり過ぎてアレンの記憶が混乱していた 
(3) 方舟編連載の頃とは、物語の構想自体変わってしまった 

まあここで変にこだわっても収穫はなさそうですので、いずれ何かの伏線として浮上してくるとかでなければ 新しい方のアレンの記憶(=暗号文字はマナに教えてもらった)を、正しいものとし、先に行きます。



▽ 本編

[アレン] 「それ何なのマナ? いっつも描いてるよな」
野宿の跡を手際よく片付けながら、アレンは 落書きに夢中の子供に言うように、マナの背に声をかけた。
マナは振り向くでもなく、廃墟の壁をガリガリと熱心に削り続ける。
[マナ] 「なんでしょうねぇ おまじないでしょうか」 
「おまじないはお祈りに似ています!」  「こうして神さまに見えるように沢山描くんです」  「見つけてもらえるように」

相変わらずのトンチンカンな反応に溜息の出るアレンだったが、最後に出た「見つけてもらえる」という言葉にハッとした。
[アレン] 「……っ  それって………っ」

初めて出会った日、行方不明の弟を探すために自分はずっと旅をしているんだと話してくれたマナ。
でも(多分オレのせいで)すっかりマナはその事を忘れ、頭が変になってしまった。
たとえ一部でも その大事な記憶が戻せたんだろうか?

しかし終始マイペースのマナはアレンの心配にもお構いなし。 突然、輝くような笑顔で振り返ると
[マナ]「そうだ!」 「アレンにもこの文字を教えてあげましょう」
と言い出した。

[マナ]「キミは最近よく迷子になりますからねぇ  以前(まえ)はそうでもなかったのに… ふふふ」
「アレンは不思議で面白いです」

[アレン] 「文字……?  それ… 文字なの……?」
アレンは驚きをもってその図形を見つめた。
[マナ] 「はい」  「この文字を訳すと 『私はここにいる』です」
「これは 僕の秘密の文字なんです」



〇 アレンのピエロ服

これを見るとアレンはもう当然のようにマナからもらったピエロ服になじんでますが、あの時の抵抗ぶりが嘘みたいですねw

IMG_20190122_053907680mini15.jpg
(画像は『D.Gray-man 23』掲載 第206夜より)

旅芸人といっても擦り切れた自分のコートも新調できないほど経済的には困窮していたマナですから、どこかからタダで手に入れた布からのお手製じゃなかったでしょうか。 多分左手だけのミトンも一緒に。 
どうみてもアレンと死んだ飼い犬を混同したままのセリフ(「以前はそうでもなかったのに」)が残念ですが、それでもマナは 目の前で自分と話をしているのがちゃんと人間の男の子であると認識できていますね。

体型に合った服をあつらえ、文字を教え。
彼が愛情をこめてアレンを「育てた」のだけは間違いなかったようで、ホッとします。


〇 私はここにいる

結局 彼の大事な「探している弟」(=ネア)の存在すら思い出せなくなったまま、各所に必死でメッセージを残して回った習慣だけが沁みつき離れなかったという… 哀しいなあ
その 自分でも意味不明な行為を、「祈り」に例えるマナ。 
しっかり本質だけは捉えていたと思いました。

マナはアレンが「よく迷子になる」からこの字を教えてあげると言い出します。
よく迷子になる相手… それってネアも同じだったということでは?  と考えたらちょっと微笑ましいですね。
彼専用のゴーレムだって、道案内が得意技でしたし。


ここの暗号文字の説明シーン、先行公開でもバッチリ出ていましたよね。
あれを見て実は密かに小躍りしていたのを白状しますww
前回第230夜の感想記事で扱ったところ。

結局、あの木を墓標に見立てたのでは?という先入観が邪魔してそのものズバリとはいきませんでしたが、
◦ これが表意文字であること
◦ 左右に分けて主語・述語の関係になっていること
◦ 右の記号は場所を示していること
まではうまく行ったんじゃないかな(^_^;)  ダメ?

IMG_20181121_135045172part30left.jpg アレン ⇒ 私は

IMG_20181121_135045172part30right.jpg ここに眠る ⇒ ここにいる

(以上画像は『SQ.RISE 2018AUTUMN』号掲載 第230夜より)

そうしますと、気になるあの楽譜ね。
歌詞の中にも「私(ワタシ)は」って一度しか出ないじゃないですか。

IMG_20181121_134755910part3080plus.jpg
(線がヘロヘロで申し訳ない💦  画像は『D.Gray-man 14』 第132夜より)

赤線で囲ったのが「ワタシは」とすると、青線のあたりが「愛を」かもね。 なかなか飽きない空想ができそうです。


お遊びはこの辺で。

次が最後になります。


関連記事

コメント

Re: 名無しさんへ。

うはあ 単刀直入ですねw こんにちは。
しかしそれを私に聞きますか(笑)

ごめんなさい。私、原作厨が嵩じて(自分だったらこういう展開がいい)という想像はできないんです。
先の「予想」とかもね(^^;
ひたすら受けの構えで、供給があったものについてのみ その意味を考えたりするのが精々で。
いやむしろそこを楽しみたい! ああもこうも言えるペンディング状態大好き💛

ですので、仰るような「アレンの章」という括りもちょっと抵抗がありますね。
作者御本人がそう呼び ここからここまでです、と明言されるのでもなければ。


例えばもう過ぎたから言える話ですが、「アルマ編」てどこからどこまでだと思いますか?
始まりはまだ分かりやすいかな… 休載明けの第187夜「Party and Party」でしょうか。最後に舞台が北米支部に移りますからね。
でも終わりは…? 第200夜の「ユウ 大好き」ですか?
この時点ではまだ延々と支部の方で修羅場が展開している最中ですよね。
ではアレンが投獄されて終わる第201夜でしょうか。

ここからは全く個人的解釈ですが、この辺であ、アルマ編のエピソードのあれこれってタロットカードの順番をなぞっているのでは?と思ったんですね。
(タロットも色々流儀があって私が解釈に依っているのはウェイト版です)

「絶望の罪人」回のラストシーンは、意味も「絶望」と呼ばれる「剣の9」。
その前の「剣の8」に当たるのが、同じ回の冒頭でアレンが呪符で拘束されているシーン「力の拘束」。カードには同じように、立ったまま目隠しで縛られた人物がいます。
その流れで行くなら、まだ全然終わってないぞと…

決着がつくのは六幻の結晶化シーンでした。第208夜。
「起きろ 六幻」のコマでは塊から発する10本の光芒が描かれていますが、ちょうどこれが骸に10本の剣が刺さった「剣の10」と同じなんですよ。カードの大意は「死」ですが、その遠景には夜明け前の光も見えています。

死はズゥが引き受け、神田はその先に進みます。
「剣のペイジ」。風に髪をなびかせた若者が剣を手に振り返るポーズが、神田の両腕から噴き出したイノセンスの姿そっくりです。
というわけで、私の「アルマ編」はここまでww


いや、こんなマニアックな話に行かなくても正直「わかりません」の一言ですね。ごめんなさい。
この物語は実に大勢の人物が複雑な事情で絡み合って進んでいっているので、そうスッキリと「アレンの章」が終わったから次は「誰々の章」とはいかないと 私は思います。
分類は、全部が終わってからまとめた方がいいんではないかな?

わざわざお越し下さったのに何も参考にならなかった気がしてなりませんが(コメント本当に嬉しいです)、どうもありがとうございました。m(__)ms

現在のアレンの章は
毎回20ページ前後としても後何話辺りで
終わると思いますか?

 
Secre

最新コメント
最新記事
カテゴリ
検索フォーム
カレンダー
11 | 2019/12 | 01
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
ついったー
FC2アクセスランキング
[ジャンルランキング]
アニメ・コミック
302位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
少年向けコミック
64位
アクセスランキングを見る>>
御賛同頂ければ☆

FC2Blog Ranking

『ブログ村』参加カテゴリ
『ブログ村』PV
RSSリンクの表示
最新トラックバック
ブログバナー(※ここのです)
月別アーカイブ
プロフィール

キャンピー

Author:キャンピー
Yahoo!ブログから移動して'12年10月25日オープン。
それ以前の日付記事は旧ブログからの訂正版です。

生年:不明。35年前には存ざ(ry
BD/Btype:8月某日(Leo)/AO型
身長:160cm
体重:標準(自称)
家族:5人。夫と子供3人(男・男・男)
好物:漫画はDグレでお腹一杯。

<他ツイフィールまで> http://twpf.jp/ripvansf
   

Dグレの応援お願いします。
漫画「D.Gray-man」は、2004年5月31日発売の『週刊少年ジャンプ27号(6月14日号)』で連載を開始し、2009年『少年ジャンプ22,23合併号』(第186夜)まで掲載。 以降2009年『赤マルジャンプ9月20日号」に第187夜掲載を経た後、第188夜からは同年11月発売の月刊『ジャンプSQ.2009年12月号』で連載再開。そこから2013年刊行の『SQ.2013年2月号』の第218夜までを掲載。 同年『SQ.4月号』誌上で編集部より「再開未定の一時休載」告知。 2年半の長期休載を経て、2015年7月17日発売の季刊誌『ジャンプSQ.CROWN(スクエアクラウン)』に場を移し連載が再開しました。 その後、掲載誌は2018年4月16日発売号より『SQ.RISE(スクエアライズ)』とタイトルを変えてリニューアル。現在も継続中です。 コミックスは2013年11月に24巻発売(第218夜まで収録)・2016年6月3日に25巻発売(第222夜まで)・2019年2月4日に26巻発売(第230夜まで)。      <星野桂先生のインスタグラムアカウント(@Katsura_5600)も現在元気に更新中>   
巡回先リンク
順不同です。更新状況その他都合で変更あり。
FC2カウンター
延べ来場者数
Dグレサイト検索エンジン
Dグレファンの個人運営サイトが多数紹介されています。検索に便利。ただし訪問先では各所のルールに従って管理人さんに失礼のないようにしましょう。 
「ディーグレイマン ナビ」 「ディーグレイマン サーチ」