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第230夜「A.W(アレン・ウォーカー)に別れを告げる・灯火と涙痕」①

▽ 『SQ.RISE 2018 AUTUMN』 表紙

今季『SQ.RISE』。
D.Gray-manが表紙絵担当ということで 発売日前も公式ツイートを載せた告知記事を興奮気味に出しましたが、やはり実際に分厚い雑誌を手に取った時の満足感は格別ですね。 付録も嬉しい♡

本編のページ数は、扉を入れて35頁でした。
これで、コミック25巻収録後の第223夜からこの第230夜まで トータル175頁です。
早くも新刊情報(26巻が2019年2月発売予定)が公式ツイッターから出まして、あと3カ月半が待ち遠しいですね。

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こうして見るとあらためて、ティムが徐々に大きくなったり突然小さくなったりする謎が気になります。 どんな意味があるんだろう… 本編で早く種明かしをして欲しいです。
この表紙絵の感想は 上述記事であれこれ言ってますのでここでは省略。



▽ 星野先生巻末コメント

「買ったばかりのスマホが大雨の日、車に轢かれて大破。残骸を拾いながら保障に入っておけば良かったと思った」<星野>
お約束の通常運行。 先生、よほどショックが後を引いたんでしょう…お気の毒。 (「(損害)補償」なら変換違いです)(^^;



▽ 図書カードプレゼント

て、それだけじゃなく他にも多数賞品が控えていますがw 
今回の絵柄、Dグレは表紙絵と同柄を(200名)、他「血界戦線」(200名)と、Mr.Clice(100名)です。
応募には雑誌版の綴込みハガキが必要です。
アンケートに答えてDグレアピールの方も宜しくお願いします!



▽ アレンフィギュア広告 (別顔パーツ公開) P364

もう販売予約受付期限が11月11日と迫っていますので 最後のアピールになりますか。
堂々カラーの1ページ広告です。
ホームページはこちら。

税込18,800円   2019年6月発売予定

これまでモノクロ画像で詳細の判別が難しかった「別顔パーツ」をカラーで掲載。
アレンの瞳は金色で縦長の瞳 (以前想像していた「縦長」はなかろう、という予想は外れですw)

ただ、肌色はそのままでした。 なので“ノア化”とは別物ですね。
 「妖しい雰囲気」という解説付きですが、ノアメモリーが覚醒しかけた時のようなおぞましさは微塵もないです。 むしろいい笑顔じゃないの(笑)
これは ノアの能力も手中にしたアレン+ネアの最終形態かも知れませんよね。 クラウン・クラウンもそのままですから。

傍らで元気に飛び回るティムの姿が嬉しいです。 いつか現実になりますように。



▽ 副題・扉絵

「アレン・ウォーカーに別れを告げる」シリーズは、「○○と○○」というスタイルが定着したようで。
第230夜は「A.Wに別れを告げる・灯火(ともしび)と涙痕」。 今回は特に解釈の必要がないくらいそのままの意味でした。

アレンにとって「ホーム」の仲間の存在は、文字通り 暗闇で灯火を目にした時のような安心感の象徴だったんですね。
でもそれに縋ろうとすればきっと辛い結末が待っていると 何度も繰り返した痛い記憶を胸に 諦めモードのアレン。
既に失われた「大切なもの」を想い出し涙が止まらない…

アオリは「双(なら)ぶ心 (曲げない決意、譲らない覚悟)」
「双子」の「双」の字を使って「なら(ぶ)」と。
Dグレはこういった難しい読みをさせるタイトルが多いですね💧 いかにも“らしい”ですが。 
わざわざこの字を選んだところに、アレンと神田が「似た者同士」と指摘されたエピソードを思い出します。

「曲げない決意」とは、マナとの約束を胸に どこまでも歩みを止めないアレンの心境でしょう。
「譲らない覚悟」の方は、いかなる障害も乗り越えて アレンの行く末を見届けようとする神田。

今回幕間に投入された扉絵(モノクロ)がまた素敵です。
“アレンの楽譜”をバックにしたアレンと神田。 アレンが正位置、神田は隣り合って真逆。
神田がこのモチーフ(奏者の資格)に絡むのは珍しいですね。 

神田の視線は、遠くの何かを凝視しているようなアレンを やや意識しているように見えます。
これから始まる 奏者の資格の運命に絡めとられたアレンの半生を、一緒に追体験するということかな…

そういえば、この構図。 正位置が神田・逆向きがアレンという 20巻(アルマ編)のカバー絵に似ているかも。

ただ、アルマ編の時のアレンのように 術にかかって主役の視点と同化するわけじゃなさそう。
これから神田独自の視点が何を捉えるのか…楽しみにしております。




次回は本編に行きます。
一旦これで。

第229夜「A.Wに別れを告げる・掩蔽と腹心」③

次号発売目前でようやく動き出すこの泥縄加減… 感想記事ももっと気楽に上げなくては、と反省しきり(苦笑)


● 神田ユウを育てた人

教団の包囲網から無事脱出を果たし 月明りの田園地帯をゆっくり進んでいく馬車。
御者台のティエドール元帥は、昼間から続くイノセンスの長時間発動に やや疲れた様子でため息をついた。 
そこに 幌からジョニーがひょっこり顔を出し、瓶を抱えて元帥の隣席に納まった。 星が綺麗だと歓声を上げるジョニー。
[ティエドール] 「科学班はいつも地下にこもってるもんねぇ」 
「ダメだよ ちゃんと美しいものを見なきゃ   世界とのつながりを感じられないと 人は目的を見失う」


神田の師匠のフロワ・ティエドールという人物、ファンブックのパラメーターなど見ると出来過ぎなくらいの優等生ですが、実際そうなんだから仕方ないですね(笑) 

彼だって第一線で戦う元帥という立場上 ノア相手の戦況が悪化の一途なのは実感しているでしょうし、自分の所属する黒の教団がこれまで行ってきた非道の数々についても知らないわけがなく… 
それでもなお むしろ反発するかのように 若い研究者に“世界の美しさ”について説くしたたかさには頭が下がります。

本人からウザがられるほど「ユーくん」に絡むのも、もうこの子を決して一人にはさせないという彼流の決意だったかな、と。
元帥が神田にどれほど目をかけ 一流の戦士に鍛え上げるのと同じくらい自制心や他者への思いやりといった心の成長も促してきたかは、今の神田を見れば分かりますよね。

だから 失踪先から愛弟子が無事帰還したと聞いた時は本当に嬉しかったろうなと思います。
そんな神田の頼みごとを聞いてやる代わりにおまえも元帥になれとかww 恩着せがましいですが(素直じゃないよね)、本心は無条件で彼らに協力したかったんじゃないでしょうか。 
だってあの神田が他人のためにこれほど必死になる姿なんて、元帥も初めて見たんでは?


あと、今回ようやくティエドール自身の口からこの言葉を聞けたのも嬉しかったです。
「ウォーカーくんは第二使徒(神田たち)のために辛い役回りを引き受けてくれたからね」

あの時のことで、ティエ師が何も思わなかった筈はない…と信じてはいましたが、やっぱりこうでなくちゃ。


今回はラストでアレンと神田が揃って逐電してしまい、現在メンバー中最も危機的状況なのはジョニーなんですが。
教団からはいまだ指名手配中ですしね(汗)
9年前、やはり極秘実験の被験体として危機に陥っていた神田とマリを、一年後には当然のように教団のエクソシストに迎えさせた彼の手腕をまた期待したいですね。 
とりあえずジョニーも 独りで放り出されるようなことにならなくて良かったです(;^_^A



● 情報共有

ふと ハワード・リンク監査官が生きていた事実を思い出すジョニー。

本来でしたら アレンが最も懐いていた人物だし、殺人の嫌疑がかけられたアレンの身の潔白もこれで晴らせると 良い事づくめなニュースのはずですが。
今度ばかりは、アレンに伝えるべきかどうか悩みますよね(ノアと一緒だった、目撃後すぐ姿を消したなど挙動が怪しすぎ)。
リンクに会ったのが前日の晩で、ジョニーより時間があったはずの神田すらアレンにこの話をしていない理由は そこでしょう。 
今自分の事だけで一杯一杯のアレンには、なかなか言い出しづらいですよね。 
話を詳しく聞かせたとしても、悩み事を増やすだけ。

リンクの生存は、神田の記憶を覗いたアポクリフォスも知ってしまって気掛かりですが(リンク自身はその事に気付いていないので)、逆にアポクリフォスの正体を物陰からリンクが見ていたことはアポも知らず。
このへんの齟齬が以後の伏線になるかどうかも興味深いですね。
ただノアに連れ去られたアポの安否も分かりませんし、暫くこっちは保留ですか… 



● 咎落ちのルール

幌の外にいる元帥とジョニーの会話はアレンの耳にも届いていた。 
--- 教団のみんながアポクリフォスを知れば… --- 
--- アレと対峙したら エクソシストはイノセンスに疑心を抱くかもしれない。 僕や神田が抱いたように ---
--- イノセンスとの共存ができなくなれば エクソシストは咎落ちになる ---


アレンのこの発言が間違っているとは思えませんが、咎落ちについてはもう一度整理したい重要項目ですね。
この感想文の中に収めるのは分量的にも難しかったので、別記事にしたいと思います。 のちほど。



● 奏者

放心したように無表情のアレンを しかめっ面の神田が見守っている。

アレンの中では 教団を離脱したあの晩の記憶が蘇っていた。
かつてないほど巨大化して 北米支部でもアポに襲われた独房でも 身を挺して僕を守ってくれたティム
--- 連れてくるべきじゃなかった  あの時おいていくべきだったんだ ---
--- なのに僕は 孤独になるのが怖くて ---

景色は一転、サーカス犬の“アレン”の墓の前。
「涙が枯れちゃってるのかな」というあの時のマナの言葉。 幼かった僕は反発心しか湧かなかったけど、今ならあの人の気持ちが分かる… そうなんだ。  おともだち…

微かな 囁くような歌声に ハッとした神田が顔を上げると、既にアレンの周囲に方舟ゲートが開いていた。
まばゆい光とともにうなりを上げるゲート
その中にかき消えそうなアレンの姿を追って 神田も怒号と共に姿を消した。


まず「鉄壁の檻」と言われるティエドール元帥のイノセンスも 方舟ゲートの前にはザルだったことに驚きwww
アレンの方舟ゲートも、ノアの結界や鴉の呪符は破れなかったのにね~~ このへん原理原則をどう理解したらいいか難しいです。

現在ティムを失くしているアレンですが 特に問題もなくゲートを開けていた事実にも??
「アレン ティムキャンピー フタツガ奏者ノシカク」と言われていましたよね。
もしかしたら、あの瓶の中で砂状になっているティムキャンピーもまだ「存在」を失ってはいないというサインでしょうか。

たとえば、ティキにバラバラにされた時のアレンのイノセンスも アレンの周囲で形を成さないまま意志は残してアレンを守ろうとし続けました。 あんな感じ?

そもそもノアでもないアレンの意志で方舟が使えるのは何故?
ティムキャンピーが“二人の主人”を繋ぐ役目を果たしているからだったりして。
早くティムが元の形に戻れますように。


さて。先行公開で次回の冒頭が5ページほど出てしまっていましたが、ひとまずそこは考えないことにして。
消えた二人(アレンと神田)の行き先は?

私の想像では アレンが行こうとしていたのは、ネアと話ができそうな場所… 方舟の秘密部屋かなと思っていました。
アレンが意識を保ったまま影の人物と会話らしきものを交わせたのは、あそこだけでしたので。

アレンとしても ネアのことをもっとよく知れば何かが変えられるかも、という思いは前からありましたし。
戻せるものならティムを元通りにしてやりたい… それができそうな人物候補として師匠以外ならネアしか浮かばないのでは?
また、夢の「師匠」が行くよう指示していたキャンベル邸にも急がねばならず… あそこを確実に知っているのもネア。
ということで。


次の第230夜、何が起こるか本当に楽しみです♡   それではまた!



第229夜「A.Wに別れを告げる・掩蔽と腹心」②

★ サブタイトル

「掩蔽(えんぺい)と腹心(ふくしん)。 どちらもあまり普段使わない言葉です。
本編を読み あらためてその意味について考えましたが、今のところ“ダブルミーニング”だったのでは?という結論です。


[意味その1] 神田の頼みに応じ、アレンとジョニーをイノセンスの馬車にかくまい(=掩蔽)街から逃がす作戦を決行したティエドール元帥と、それに協力し周囲が怪しまないようもっともらしく振る舞っていたファインダー3人組(=腹心)

私の印象では、あのファインダー達も 事情を知らされたうえでこの脱出作戦に協力していたように見えました。
やや引っかかる過度なはしゃぎっぷりでしたので… 
最初に無線ゴーレムから流れた神田への呼びかけでは、(騒々しさこそ変わりませんが)もっと深刻な感じだったのに。

「このやろう神田どこにいるのでありますかぁあぁあぁ!!! バカヤロー」 「おまえ一体何したんだ!? 中央庁の奴らが血相変えて探してるぞ! まさか行方不明になってるジョニー・ギルとなんか関係あるんじゃないだろうなオイ!!」
「とにかく迎えに行きますから! すぐ! 無線ゴーレムこのまま絶対切らないでくださいよ!!」 
「おまえ自分の立場 今かなりヤバいって自覚しろよ!!」
 (第216夜) 

鉄壁のイノセンスを持つティエドール元帥の下 逃げられる心配こそなくなったものの、“神田のヤバい立場”の方はまだ何も解決していません。 未だにアレン達が見つかっていないのでは、これから神田が受ける処分も予断を許さない状況といえ。
そんな中での3人の あの手放しで浮かれた様子には、かなりな違和感を覚えまして。

彼らの話に出てきた「神田のドスい罵声」シーンもどうだか…
その話自体が怪しくも思えましたが、やはり厳しい検問を納得させるにはそのくらいの演出は必要かなーと思い直しました。
ただ、神田が実際にあんな演技をしたとは思えないんですよねぇ💧

馬車の登場から時間順に見ても、
幌馬車に捕まったアレンとジョニーの前に神田と元帥が顔を出す → アレンいきなりの発動から神田が応戦 → 侵蝕の痛みで発動が解けアレンが自暴自棄発言 → ティエドールが神田をいさめる → 神田、トーンを変え改めてアレンに話しかける(アポに会ったこと・ティムが破壊されたこと) → アレン、ティムの惨状に固まる → そこから黙り込むアレンと傍で見守る神田 

こういう流れだったので、時間的にも心の余裕的にも 神田にそんなことをしている暇は無かったろうと思います。
ですから、あの場面が実際にあったことなら 全てはティエドール元帥がイノセンスを使って行ったものだったろうという結論で。


[意味その2] アレン達をどこまでも庇おうとする仲間の動きに感付きながら、どす黒い感情(=腹心)に蓋をし 表面上は素直で協力的な態度を演じている(=掩蔽)チャオジー。
※「腹心」には心の奥底という意味もあるのですね。

久しぶりにセリフ付きの登場で、爽やか好青年ぶりにはちょっと面食らいましたが、一番最後に見せた無言の表情の 誰も信じていないというような暗い瞳でおおよそ納得が行きました。

やだなあもう~~(´_`。) ここ嘘つきばっかw



★ 本編

第229夜は扉を含め25頁でした。
最初のシーンは駅舎の中。 アポクリフォスが第208夜で「逃れられはしない」と言っていた背景と同じですが 当時の街の風景(聖母大聖堂のシルエット)とも合わせ、場所は物語上の設定がどうかはともかくベルギーのアントワープをモデルにしたのは間違いないですね。
ということで駅は、アントワープ(アントウェルペン)中央駅。 鉄骨とガラスの構造体をベースに細部まで施された装飾が美しいです。 
そしてこんな面倒そうな(←)舞台をわざわざ選び 臨場感満点に描き切った心意気には惚れます(*´艸`*)♡ さすが。

● クロウリーとチャオジー

駅に到着したチャオジーとクロウリーに対し、ティエドールに同行して来ていたファインダー3人組が アレンとジョニー捕獲作戦の現況を説明している。 
・結界装置による完全封鎖や徹底したローラー作戦にもかかわらず、ターゲットは未だに姿を現さないこと。
・街を全面封鎖した後、ここから出たのは 神田を馬車の檻に閉じ込め連行していったティエドール元帥だけであること。
・教会に対策本部が設けられ、団員たちはそこに向かうことに。 


街に向かう汽車の中では沈痛な面持ちで押し黙っていたクロウリーが、緊張から解放されてようやくホッとできたのは良かったですね。 アレンが話していた修業時代の武勇伝まで思い出して、ちょっと口元がほころんだり。
ただ 次の瞬間には、そんな自分が臆病でズルいなどとしょげているところがいかにも彼らしい…。 
私はやはり この気遣いと心根の優しさを持ち続けている普段の彼が好きです。 気持ちがストレートに顔に出てしまう所もv

一方のチャオジー。
 
「元帥が? 街にいたんスか?」 「……へぇ オレも神田先輩に会いたかったな 元気でした?」
言葉では元帥や神田の動向に抜け目なくチェックを入れながら、終始目をパッチリ見開いて明るい表情を崩さないでいるのがかえって不気味ですよね。 いつの間にそんな技を(^^;

チャオジーは 方舟でノアまで助けようとしたアレンには入団前から不信を募らせていましたが、神田に対しては「先輩」として真面目に尊敬し慕っていた様子でした。
それだけに 期待を裏切られたと思った時の落差は大きかったと想像します。 

現場を見ていないチャオジーにはどれも伝聞情報でしかありませんが、
「神田がアレンの手引きで AKUMAを連れて北米支部から戦線離脱した」
「そこで死んだと思ったのに何食わぬ顔で舞い戻り、また行方をくらまして指名手配中のジョニーとアレンを助けているらしい」
と聞けば 内心穏やかでいられるはずもなく。

加えて アレンが投獄されて周囲から白い目で見られても抗議活動をやめなかった科学班1班の面々や、神田の行方を隠し通しているマリとリナリー、他のエクソシスト仲間も例外なくアレンの心配をしているなど 彼にとっての教団生活は気持ち的にアウェー状態のまま不信が募り 拗れに拗れてしまったんじゃないでしょうか。

彼の中にポワズが仕込まれて この様子がノアに筒抜けであるところも油断できません。
現在の神田のようにとまではいかなくても、彼にもいつかアレンの生き方を理解する展開が来るよう願わずにはいられません。



まだまだ続きます。 

第229夜「A.W(アレン・ウォーカー)に別れを告げる・掩蔽と腹心」①

★ 扉絵

ここしばらくカラー絵が続いていましたが今回は久々にモノクロ。
初めて見た時 目に真っ先に飛び込んできたのは、中央の人物より 凝った装飾を施した背景の方でした。
何でかっていうと、先週ジャンプ展vol.3の会場で見た描き下ろし絵と同じだったからなんですね。 
これは何か繋がりを暗示するものではないかと。

 
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(こちらがジャンプ展vol.3の描きおろしイラストですが、肝心の背景が小さくて見えづらいのは御容赦)

ここでもう一つ心当たりの絵を出して3枚同時に見比べたいところですが、残念ながら星野先生が削除してしまったインスタグラムのアカウントに上がった画像なので ここには勝手に転載できません。
図柄は、今回のアレンとよく似たポーズの(あちらが抱えるのは真っ赤なハートでしたが)、初期団服をまとってやや幼顔のアレン。
真っ白な背景にやはり赤い字で「Walker」という文字だけが印象的に書きこまれていました。
コメントは、当時の担当氏の一言で主人公の生き方が決定したとかいう(ちゃんと覚えてなくて済みません💧)説明がされていました。

こういった経緯がありまして、
ジャンプ展の描きおろしは 「エクソシストのアレン・ウォーカー」として歩みだしたところから現在に至るまで、ずっと変わらず マナとの誓いを胸に進み続ける主人公を表したのだろうと。
最新第229夜の扉絵では、着衣が教団の団服でなくなったことが 新たなステージに入ったことを示しているかも知れません。


アオリ文。
「共に歩もう。 現在(いま)だけが 過去と未来を変えられる。」
遠く進んだ先で初めて 昔は分からなかったことの真の意味が、胸に迫ってきたりするのですよね… (´_`。) 


「共に歩もう」の相手として、すぐ浮かぶのは アレン自身がニコイチ宣言したティムキャンピーでしょうけど。
実は「一緒に行こうティムキャンピー」にしろ、「立ち止まるな 歩き続けろ」にしろ、元々ネアが発した言葉なんですよねぇ(^^;

いや、同一人物説的にはそれで一向に構わないのですがwwそこで終わってはアレン君のアイデンティティ的一大事ですので、
しつこいようですが「エクソシストの道をひた進むA.W」として 彼の左腕のイノセンスへの呼びかけでもあるという解釈がしたいです。

なんたってわざわざ「左手に」「愛を」抱えているんですから!

ハートに描かれた文字の「LOVE YOU」もジンときますよね…
(このへんになってくると単にポップでカワイイからだけかもしれない重箱の隅にも感涙が止まりませんなあ←←←)
「YOU」ってのは、目前の相手に対する呼びかけなので。

[アレン] 「僕はちっぽけな人間だから 大きい世界より目の前のものに心が向く  切り捨てられません」 (第14夜)

もうね、アレン・ウォーカーの行動原理はこれ一つしかないんですよ一貫して。
傍目には自己犠牲だの偽善者だの様々な取りようがあるとしても、バカみたいにこれを貫いてきたことで どれだけの人々の心が救われてきたことか。



扉絵の話だけで長くなってしまったので、ここでいったん切ります。
次はサブタイトル「掩蔽と腹心」のこと。


第228夜「A.Wに別れを告げる・毒と標」③

★ Made from …

アポクリフォスがティムキャンピーに突き刺した「おまえを壊せる唯一のモノ」とは、やはり コーネリアの一部であったことが言明されました。
破壊される過程でティムの全身を覆っていく“黒い手”型の影からダークマターの関与を疑っていますが、実際何が起きているのかを想像するのは難しいです。

ただティムの原材料については、正統派ゴーレムの製法に則り「土(あるいは泥、砂)」を使ったとみて良いように思います。

“アレンが毎日お風呂でティムをピカピカに磨いてやっている”というエピソード(コミック25巻談話室&『灰色ノ記録』参照)がありましたよね。 あれから、昔ブームになった「光る泥だんご」を思い出しまして(…さすがに「鍋磨き」はやりすぎと思いますがww)。 
ゴーレム=「泥人形」ならぬ「泥だんご」って、モチーフ的には面白いかなと。

タロットから見ても、A.Wの12/25生まれ(やぎ座)の属性が「土」(ウェイト版解釈)に分類されることと一致します。

さて そうとした場合どこで採取された土かですが、やはりマナネアの故郷・コーネリアの根元からすくってきたのではないかと… 
クロスがキャンベル家のサイラス氏だとしたら、野外実験に凝っていた彼のこと 容易に手に入る材料だったでしょう。

ティムのボディの コーネリアの破片が埋め込まれた箇所から次第に割れ目が広がっていく描写が、なにか 植物が生長しながら根ざした岩をも砕く姿に似ていましたね。 
そうやってコーネリアの根元に抱かれ 泥人形が“元の姿に還る”ということなのかな~などと想像ばかり逞しくしています。



★ 襲撃

これはもう 他の解釈が無理なくらいはっきりと、第203夜でクロス・マリアンに断罪者の銃口を向けていたアポクリフォスの その後の犯行シーンが出てしまいました。
弾は仮面で覆った顔の右半分に まともに当たってしまっています。(´Д`;) 

この“襲撃事件”の時だけでなく、アレンの独房に忍び込んだ時も、部屋の外の見張りは記憶操作で眠らされただけで済んでいましたので、憎悪に操られ人を傷つけることを楽しんでさえいるノアと違い アポクリフォスは不必要な殺生に走らない主義ではないかなどと少し期待はあったのですが、見事に裏切られました。
結局「菜食主義」とは何だったんですかね(苦笑)

他にも、ガチで戦いを挑んできた神田に対し記憶操作で無難にやり過ごそうとしていましたが、結局のところそれら全ての行動原理は思いやりとは無縁の、感情を持たぬ彼らの「都合」でしかなかったんですね。 
有用なうちは大事に扱い、不要になったら切り捨てる。
計画上重要な駒である「アレン」を エクソシストとしてここまで成長させ護ってきたクロス・マリアンすら、もう 用済みどころか邪魔以外の何物でもないと判断されたのでしょう。

安否がひたすら気になるクロス師匠ですが、とりあえずロードの手により まだどこかこの世に繋ぎ止められていることは確かなようで。

ただ、ロードにしても 第222夜の「それまではねむってなよ クロス・マリアン」という言葉が、あまり優しく響いてこないので…
幻の師匠でアレンを館に誘った彼女にも何かネア絡みの計画がありそうですが、あまり酷いことにならないといいな。



★ 果てまでふたり 

これまでクロス・マリアンという人の本音が聞ける機会はほとんどなく、ヒントになるのは虚々実々織り交ぜた師弟会見の時の言葉と切れ切れの独り言や声に出さないモノローグ、あるいはティムのメッセージボイスくらいですが、それにしても毎度どうとでも取れる言葉の解釈に悩みましたよね…
今回はそれらの迷いを払拭してくれそうな大サービス回で嬉しかったです。

「辿り着けよティム   おまえはなにがあっても果てまでふたりについて行け」
「オレにしたように 迷子どもの標になってやれ」


師匠がありったけの力を込めた最後のメッセージ。

35年ぶりで現在に復活したネアも クロスが瀕死のアレンを引き取ったばかりの頃同様、「アレン」の人格はじきに自然消滅すると信じているようですが(「夢をみるたびアレンは消滅し最後はオレだけが残る」(N215))、クロスの方は6年間アレンを弟子として鍛え見守るうち もうとっくにその考えは捨てていたんですね。
今のアレンなら、ネアと共に生き延びる強かさがあるとの確信が無ければ こんなセリフは出ないでしょう。

その一方で クロスはネアのこともいまだ気にかけていて、二人揃って最後まで行く未来を望んでいる。
それってつまり、ネアがマナとの約束を果たすため行こうとしている「最後の旅」に、アレンが同行することを願っているわけで。
アレンがそうしたとしても、エクソシストとしての道をひたすら歩いてきた彼の意志とは矛盾しないというわけですよね。
(だったら、「千年伯爵ヲ倒シテ自分ガ千年伯爵(=ノアの親玉)ニナル」ってのだけはないですね(^^; アレンをエクソシストにしたのは他でもないクロス自身ですから)
結局は、ふたりで<千年伯爵を倒し、マナの魂と世界を救う>ことになるでしょうか…  
まだ急いで結論を出さなくてもいいかな。

さて。 そうしますと、これまでイマイチ情報不足だった仮説も復活です。

① 夢の麦畑に登場し、「お前は消える」を連発し アレンをそのまま消滅に導こうとしていた“師匠”は偽物。
→ でないと 上述のクロスの想いとは矛盾します。
ただ、アレンにカテリーナの情報を置いて行ったので 単なる夢ということでもなく… あれはロードが見せた幻だったと思います。

② 北米支部でアレンのノア化が本格的に始まった時、夢の中でアレンに近付き片仮名で自己紹介した黒肌聖痕「ネア」も偽物。
→ クロスがティムに仕掛けた術がみごと発動し、結界を破って“自称ネア”は退散させられましたから。
ここも、出てきた「ネア」が本物ならクロスがネアとアレン双方を応援している事実と馴染みません。 ですので、第214夜でようやく目覚めた本物のネアとは別の存在(一番考えられるのは、ノアメモリーの宿主なりすまし)だったという解釈です。 
あそこでアレンに触れることに成功していたら、そのまま姿をアレン(新しい宿主)に乗り換えていたのかも…

以上。


それと、上の師匠のセリフから、ティムの将来にも希望が持てますね!
アポに撃たれて意識をなくす寸前、彼の視線は 木片を我が物にしたアポの動きをハッキリ捉えていました。
ティムがそれによって壊される危険を知りながら、それでもなお「辿り着け・果てまでふたりについて行け」と命じているのです。

それが意味するのは、ティムにはまだ復活の望みがあり 二人と再び合流できるという自信でしょう。 今後に期待♡



★ 標 (しるべ)

「その場所があるかどうかも 辿り着けるかどうかもわからない 在るのは道標だけ」

道案内のポールが立つ 象徴的な一コマ…
[まっすぐ右を差す標識が“CANBELL”/左を差すのが“The 14th”/さらにそれらから90度別方向に黒い標識の“MANA”と]
“NEA”と“ALLEN”が見当たらないのは当人だからか。 
14番目とキャンベルが真逆の方角なのは、無事キャンベル邸に辿り着いて先へ向かえるか あるいは(ネアを「14番目」と呼ぶ)ノアの手に落ちるかということ? マナが明後日の方を向いているのが分かりませんね。
想像力を刺激してなかなか意味深です(…と今は笑ってごまかす💧)

そして重箱の隅で恐縮ですが、やっぱり気になっちゃう… 
本編コマに初登場の「キャンベル」英文字ですが 標識の綴りが“CANBELL”なんですよぅ
ちなみに ファンブック『灰色ノ記録』では、ネア、マナ、母さまはともに“CAMBELL” ←上との比較では“N”と“M”の違い。
さらにVIZ版英訳『D.Gray-man25』では、第219夜でネアがマナに語りかけるフキダシの中の綴りが、“MANA D.CAMPBELL”と、“NEA D.CAMPBELL”でこれもまた別。 
最後のが一番よく見る綴りではありますが、Dグレ世界はわざわざ変えている名前が多いので 多数決という訳にもいかず。

やはりここは公式ファンブックの綴り(CAMBELL)に軍配を上げたいですね。
この第228夜の絵も、コミックス26巻に収録される時は修正があるかもしれませんし。


最後まで残る疑問。 ティムが「標」って具体的には 何を指し示してくれることなのか。 それにはクロスも助けられたという…

例えばですが、方舟戦で クロスにも入れなかった「14番目の秘密部屋」にアレンを連れて行ったのはティムでした。
もしかしたらアレン達が目指すであろうキャンベル邸も、普通の人間がただ足で歩いて到達できるところではないのかも。
何といっても ノアの手を逃れた瀕死のブックマン(or ジュニア)がそこに保護されているというのですから、敵が易々と入り込めないように特殊な結界くらい張っているかもしれません。


妄想もきりがないので 感想はここまでにします。
次回が楽しみですね!!
それではまた。


第228夜「A.Wに別れを告げる・毒と標」②

『SQ.RISE』初の掲載は、扉絵含め12頁でした。 
連載各回のページ数は 読者的には多いに越したことはないんですが、今回は特に「マリアの視線」と並ぶ重要かつ番外編的な内容でしたので、他のエピソードを交えずこれだけに押さえたのは 意図的なものだったのではと思っています。

次はもっと多いといいな!! ←



▽ 本編

★ ともだち

[クロス] 「こいつはティムキャンピー  オレが造ったゴーレム」
クロスがアレンに等身大のティムを抱かせて“ゴーレム”の解説を始めようとするが、アレンは マナに聞いたお伽話でわかっていると答える。
「へぇ… どんなお伽話だ」

[アレン] 「ゴーレムをともだちにできる人ってホントにいたんだ…」 とティムを見ながら呟くアレン。
“ともだち”という単語がクロスの脳裏に生前のネアの姿を引き出したが、とたんに彼は険しい表情となって「…冗談じゃねぇ」と呻いた。

アレンにティムを預けさっさと部屋を出ていこうとするクロスへ、アレンが後ろから声をかけた。
[アレン] 「僕も… ティムキャンピーとともだちになっていいですか……?」
[クロス] 「知らんわ 寝ろ!」

扉一枚隔てた先で、クロスはようやっと本音を漏らした。
[クロス] 「ケッ  そいつはとっくの昔からおまえのツレだろうが…」


この場面が、クロスがアレンに遺したボイスメモの冒頭(第165夜・第173夜)部分とちょうど噛み合いますね。
(ティムを)預けると言って渡したが… はじめからお前にやるつもりだった」 
⇒ 理由は、“とっくの昔からおまえのもの(= ツレ, ともだち)”だから。 
(ティムの製造者はクロスでも 持ち主はネア(「オレノ ティムキャンピー」)だったし、むしろ預かる立場はクロスの方でしたと)

また今回のクロスのセリフ中「おまえ」が指す人物は、今ここにいるアレンと昔のネアとがごっちゃにされているのが意味深です。
ここから6年を経た師弟会見の終わり近く(第168夜) 、食ってかかるアレンの問いに「14番目(じぶん)にきけ」「今度は途中で死ぬんじゃねェぞ」と言い放ったのと似た空気を感じますね。

ただ、クロスは少なくともこの時点(アレンがマナを壊し自身も心身崩壊寸前だったのを引き取り、看病の末ようやく落ちつかせた頃)では、いずれネアの人格が浮上してくればアレンの方はもたないと見ていたわけで(第206夜参照)。
このガキがいずれどうなろうが「知ったこっちゃねェ」とマザーの前では悪態をつきつつもアレンにティムを「貸して」やったのは、少しでも長い時間 元相棒と一緒にいさせてやって、心安らかに過ごさせてあげたいとの配慮だったと思います。

にもかかわらず 当人の前では不機嫌を隠そうともせずに当たり散らすクロスですが。(;^ω^)
それは、早晩この子供に降りかかる悲劇を思うと やりきれなさや、器をこの子供に選んだネア(実際はそうじゃなかったですが)への怒りやらで、どうしたらいいか分からないほど彼が苦悩していたことの裏返しだったかと…
つまり 弱い者が蹂躙されるのを見過ごしにできない彼の性根の優しさからだと思うんですよね。 そしてそれが表に出せない不器用さ加減ww

… ここでちょっと脇に逸れますが、「預ける」で ロザンヌを友人のクロスに託したクロウリーの祖父のことを思い出しました。 
アレイスター一世という人物がそうした真意は分かりません。 ですが、こちらのケースでももしかして イノセンスに取り憑かれた幼い孫を不憫に思ったからかしらと… たとえそれが逃れられない運命の先延ばしで、一時の気休めであったとしても。
(そもそも魔術で適合権を一時保留なんていうマネが可能だったかどうかすら分かりませんが、屍のマリアのイノセンスやAKUMAのダークマターへの一時的介入(改造)といったクロスのチート技を見ていると 全く不可能ではなさそうですよね)


しかし、ゴーレムが頻繁に登場するマナのお伽話ってなかなかのパワーワードですよ!
公式でいつか絵本でも出ないかしら♡
マナと一緒だった頃のアレンといえば、クロスの言では「生意気でひねくれた口の悪いガキ」と散々ですが、それでも一流のエンタテイナーだったマナの話術には夢中になって聞き入っていたことでしょう。

愛していた「息子」に、夜毎「ともだちゴーレム」の話をしてあげるマナの想いはどんなだったか…
あの ネアが一瞬思い浮かべた、ティムとの平和そうなツーショットを思い出します。

IMG_20180428_101937trim.jpg (第221夜より)

ティムキャンピーを肩に載せたマナは、14,5歳くらいかな。 
ボサついてみえる猫っ毛頭はともかくとしまして(ひたすら可愛いww) 良家のお坊ちゃまらしくきれいに整った身なりに屈託のない笑顔… ここには回想に登場するたび泣いていた暗さが微塵もありません。
きっと 千年伯爵の脅威が まだ本格化する前のことでしょうね。

そしてそこに当たり前のように存在していたティムキャンピー。
アレンと共同生活を始めたマナが この健気なゴーレムのことを覚えていたかどうか分かりませんが、幼い息子にゴーレムは大切な“ともだち”と語って聞かせた彼の気持ちに きっと嘘はなかったと思います。



★ ゴーレムを造るということ

資料を探していて最近読んだの中に、こんな解説がありました。

「ゴーレムという言葉はとても古くからある。そしてもともとは、ユダヤ教という特定の宗教の中に登場するものだ。しかもそれは、或る意味とても宗教らしく、現実離れした部分を抱え込んでいる。ゴーレムとは、卓越したラビ(※rabbi=この場合ユダヤ教の修行者のこと)が造り出す一種の<人造人間>のことだ。」P7

「ゴーレムに深い関係を持つ文献がある。それは『セーフェル・イェツィーラー(創造の書)』である。」
『創造の書』を理解したということを確認するために、その書物に開陳されている秘密を使ってゴーレムを造る。」P32-33
「それは神の行為をまねることを目的とした本だとも言える。」P36
以上、金森修 著『ゴーレムの生命論』より

聖書では 神は、土(アダマ)から人間(アダム)を造る際 最後の仕上げに“息”を吹き込むことで命を与えました。
ゴーレムの作り方もこれに似て やはり土を材料に人型を造り、その額や胸などに“護符”を貼ることで完成します。 護符に書かれる文字は「真理=emeth」。 この文字列を一部無効化すればゴーレムも動きを止めるとか。

神の御業の真似事とかヤバい感じがプンプンですが、ともかく ゴーレム(人造生命体)を造れることそのものが魔術を習得した証になるというのです。

D.Gray-man世界のゴーレムにこの話をそのまま適用することはできないにしても(人型に護符とかむしろ教団が造ったセカンドエクソシストの作り方ぽいですよね)、
例のマザーのセリフ 
「おまえは真理に触れ人の境を越えてしまったんだ」
「その木片でティムキャンピーを壊したところで解放されることはないのかもしれない」

が指している意味を考えるに、魔術師(≒魔導士)となる為に必要とされる条件の逆を行っているので、
当時のクロスが(何かを理由として)復活してくるネアの協力者であり続けることに疑問を感じ、できればその役を降りたい、魔導士なんぞ辞めてもいいからマナネアを含む全てとの関係を断ち切りたいとまで思い詰めていたのでは… なんてちょっと思いました。

だって、クロスが「外野」扱いとはいえ四半世紀以上を費やして出現を待ち続けた“アレン”を見つけた時、それは予想外の姿でしたが まるで喜ばないどころか当人を殺しかねない勢いで怒っていたのは理解に苦しむ所でしたし。(小説版) 
それはネア復活のため無関係の幼い子供が犠牲にされたことへの失望と怒りだったんじゃないですかね…  
おまえは自分の目的を追求するあまり そこまで腐ってしまったのかと。

あと クロスの発した「壊したくてたまらない存在(もの)」という 酷なセリフが悲しくてね~(´;ω;`)
小説版では確かにティムがアレン(ネア)の身を守る為クロスに盾突くシーンもありましたが、ティムが単体で 製造者にそこまで憎まれる理由はないと思うので。




続きはもう少し。 あまり長くならないつもりですが、ここでいったん切ります。
それではまた。

 

『SQ.RISE 2018SPRING』 第228夜「A.W(アレン・ウォーカー)に別れを告げる・毒と標(しるべ)」①

★ 表紙
掲載誌は今季号から 『ジャンプSQ.CROWN(スクエアクラウン)』 ⇒ 『ジャンプSQ.RISE(スクエアライズ)』に衣替え。
今の一番人気は「血界戦線 Back2Back」なんじゃと思いますが、この節目に表紙絵のセンターがアレンさんという厚待遇は嬉しいですねv 
書店の平台でも目立ってましたよ^^  またいつかのようなDグレ難民が出ませんように!

最近のアレンさんには頭に何かかぶるブームが来てるみたいですが、こんな鮮烈な赤のエスニックも素敵ですね。
柄は、今回本編(まだ子供時代ですが)に登場する インドのお屋敷?のテキスタイルっぽい。
黒の教団入団前にしばらくこんな時期があったことを思うと、天涯孤独の身とはいえ こんな風に危機を救ってあげたお陰で彼に恩義を感じている人達が、世界中にいるんでしょうね(*´v`) 


★ 筆者コメント (巻末目次欄)
「去年ファンブック祝いに文具店巡り付き打ち上げをやろうと言われたけどあれは幻だったと思うことにした。」<星野>

こんな所で 口約束を反故にされた星野先生の恨み節www
掲載誌のリニューアルなどどこ吹く風で、先生の通常運転ぶりには笑ってしまうと同時に安心しました。
Dグレの物語自体は何の滞りもなく進行中ですし、不安な気配はどこにも無いです。

表紙をめくると最初に飛び込んでくる 同時リニューアルを果たした新人漫画賞の告知。
『ジャンプSQ.』の増刊という以外あまり認知されてこなかったこの雑誌のコンセプトが、あらためて強調されています。
将来に向け本気で若手を応援しようという編集部の意気込みが頼もしいですよね… 
その憧れの目標の一つに「D.Gray-man」が掲げられていることも。


★ 扉絵・副題
いよいよ逃げ場がなくなってきましたね。
第206夜「マリアの視線」、第222夜「Hypokrisis」と感動回を重ねながら、フラグも着々でしたから。
最初と最後のアオリでたたみかけるように「遺」の字が使われるなど… 今回もなかなかにしんどいです。

「遺した者に託す存在」 opening
「クロス・マリアンの遺した言葉 ---」 ending 
※ あと、本編冒頭は
在りし日のクロスが語りだす ---」でしたのでこれも追記。

こうなると「アレン・ウォーカーに別れを告げる」のは、“エクソシストのアレン・ウォーカー”の生みの親である師匠のことかも知れませんよねぇぇ。(´;ω;`)

渾身のカラーイラストは、ゴーレムの生殺与奪を握るクロス・マリアンその人。
煙をくゆらせている一見“タバコ風”はあれでしょ? アレンとの最後の面会時に、彼を守る術をティムに仕込んでいたあれ…

DG17_167.jpg (引用は17巻第167夜より)

副題は「毒と標(しるべ)」。
ティムを壊した「木片」はダークマターを含むものじゃないかという考察も先月やったばかりですが、それがやはりコーネリア由来だったことが明かされました。

一時はそれを使いティムを壊すことも考えたというクロス。
でも、アポクリフォスの襲撃時 とっさにそれを手にしたのは、奪われまいと必死だったからだろうと思います。


この続きは次回にしますね。

それではまた。


第227夜「A.W(アレン・ウォーカー)に別れを告げる・秘密と亡骸」④

★ 伸びる黒い手

破壊されたティムのくだりはあまり直視したくないところでしたので簡単に流してしまっていました。 あれから4年経つんですから早いものです(^^;
今でもティムが何から作られているかなど肝心なことは見当もつきませんが、あの凶器について思ったこと。

IMG_20180306_145743a.jpg (『SQ.CROWN2018年WINTER号』掲載第227夜より)
ビン詰めにされたティムの亡骸… 何色でしょうねこれ。
アレンとジョニーの初見の感想がそろって「塩?」でしたから白っぽい粉末かな。 そこに黒い粒が点々と混在した風。


IMG_20180306_154747a.jpg (『D.Gray-man 24』掲載第216夜より)
ティムがアポクリフォスに襲われた時の様子。 胴体部に突き立てられた謎の「木片」から 5本指を持つ手のような黒い影が幾つも伸びて金色のボディを覆っていきます。 
“5本指”とは、デビルスター(逆さペンタクル)の五芒星にも通じる所があるかなと思ったり…

こうしてティムの体はボロボロに崩れ その後も細粒化が進んでいきます。 ただ、芯まで真っ黒になるわけではないんですね。
変色は表面の金色だった部分に限られるようです。
色だけの判断ではあまり当てになりませんが、ひょっとしたらティムの復元能力はあの金色の表皮に秘密があるのかな?
アレンが毎日しつこいほどティムを磨いてやっているエピソードがファンブックに出ていますが、案外クロス師直伝の重要なメンテナンスだったかも…


さて“覆い隠す黒い手”で思い出すのは、AKUMA化されてしまった時のアルマの姿ですよね。
セカンドの印である左胸の梵字が、黒い手で完全に見えなくなっています。

IMG_20180304_095957c.jpg (『D.Gray-man 21』掲載第195夜より)
この状況の元凶は、アルマの体内に埋め込まれた卵核(ダークマター)でした。
梵字の玉の呪符の力でアルマの肉体も復元能力を持っていますから、本来ならば 神田がアポクリフォスの記憶改竄に対抗できたように異物を自発的に排除しようとするところですが、そこは9年前の事件で弱っていたせいか それともサード計画の研究班が (被験体として)肉体を生かさず殺さず 卵核パワーとの絶妙のバランスを保つよう調整していたためか、共存できています。 

でもそれを悪用した千年伯爵によりダークマターが強化された肉体は、呪符の力を押さえこみ 残り少ない復元力とAKUMAの能力を引き換えに誕生したものだったんですね。


こうしてみると「黒い手」が伸びてくる描写は、ダークマターの浸蝕そのものの表現に思えます。
それを含んだ「木片」を、何故 相対する存在のアポが切り札として所持していたかは謎ですが もともとダークマター(14番目のメモリー)を含むアレンの肉体と合体しようとしているくらいなので、彼にとっては小さな欠片など全く脅威ではないということかな。
 

さらに物語を遡ると、あの時のアレンの夢も 同様の意味を持つものではなかったかと。

IMG_20180307_122345d.jpg ⇒ IMG_20180307_122430d.jpg (どちらも『D.Gray-man 7』第59夜より)
リナリーのいる方へ近寄ろうとするアレンを引き留める黒い影。
その黒い手がガッチリ掴んでいるのは メモリーの敵である左手のイノセンス。 そして伸びるんですよこれもwww

影の人物がまだ水面下に隠れているということはアレンの肉体へのメモリーの浸蝕が進みきっていないということでしょうが、この場面でもし黒い手により水面下に引き込まれていたら、アレンの肉体は回復しても自我は二度と目覚めなかったかもしれませんね。


他を探したら、こういう“伸びる手”描写がまだありますが こちらは白く描かれているので、やや性質が異なるもののようです。
対象物の「分解」には関与しますが、専らそれだけで 中を浸蝕し性質を変えてしまうものではないようで…
左は、アジア支部までアレンを捕まえに来たレベル3AKUMAの能力。 右は、リナリーから黒い靴を解除するヘブラスカ。
こんな細部まで意識して描き分けられていたとしたら Dグレって本当に良く練られた作品だと思います。

IMG_20180220_090400b.jpg  IMG_20180220_085225b.jpg
(左:『D.Gray-man 9』掲載第84夜より / 右:『D.Gray-man 14』掲載第138夜より)


それにしてもティムの復活が待たれますね。
作ったのはクロスですから、ネアもこうなった時の対処法は聞いてないだろうか…
ドサクサの中彼もアレンの中に引っ込んだままですが、もうリンクから話は聞いてるしアレンの目を通してこの瓶も見えてるよね?

ネアでもアレンでも。 主の号令一つで元に戻ったらいいのにと思います←



さて 第227夜の感想文をのんびりグダグダやってきましたが、また何か浮かべば追加で。
舞台の袖に引っ込んでしまったリンクとかも気になりますよね~💧
アレンも早晩その話は聞かされそうです… いや 彼にとっては思いがけない嬉しい情報なのですが。
 
神田が知った ルベリエが中央庁に内緒でリンクにアレンの監視を続けさせていることや、ジョニーが見たノアと一緒に行動しているリンクのこと、さらにそれを目撃された直後に姿をくらましているのですから 総合するとあまりいい心証はないよねえ…(-_-;)
色々厳しい状況ですが、リンクさんも頑張って下さいませ。  あ、まずこの包囲網から一緒に出なきゃなりませんしね(笑)


それではこれで。 
第228夜も、4月の『SQ.RISE』で無事お目にかかれますように!!!

第227夜「A.W(アレン・ウォーカー)に別れを告げる・秘密と亡骸」③

こちら月一ペースになってますが そこそこ楽しくやってます。 Dグレって本当に読むほど深いですね(^^;




★ 神田の沈黙

何とかここから脱しようと一人興奮状態のアレンに 神田はいつになく冷静な説得を試みたわけですが、苦労は実らず。
逆に態度を硬化させるばかりの相手にとうとう
「面倒くせぇ……  もういい 街をでるまでテメェは寝てろ」
となるところ。寸前にしばらく間がありますよね。

「……っ ……おまえ…… ……… ………っ ……… ………」
神田がアレンに向かって何かを言おうとしていますが言えなくて、でもその間も ものすごい葛藤と戦っている様子の。

それが何だったかといえば、最後に師匠に促され彼がやっと切り出した “人の形をしたイノセンス”と それによる“ティムの破壊”のことでしょうね きっと。
さっきのアレンの「ニコイチ」(だから大丈夫)発言を否定するように ティムはもういないことに触れようとして、でもアレンにとってティムがどれほど大切な存在かを良く知っている神田は躊躇したんですよね。 

ただ、それを回避する手段が、一足飛びに「面倒くせぇ 一発喰らわす」になってしまうところがほんと彼らしいというか… 
普段から無口で無表情、その実 他人の心が傷付くことにはおそろしく敏感で でもそこから出てくる言動は不器用そのもので。 
色々想像してたら ちょっと涙が出てきました。

このピンチに割って入って 一生懸命とりなそうとしたジョニーも立派でしたね。
とばっちりのように受けたアレンの暴言には まだ自分も深く傷ついたばかりでしょうに…
「ふつうの人間のジョニー」
そんなことは重々分かったうえ、全てを投げ捨ててアレンの元に駆けつけた彼だとしても。

そんな彼らを温かく見守るティエドール元帥。 
相手を傷付けたくないばかりに衝突してしまう神田とアレンの心の中まで見透かしてますよねw
極めつけはティムの入った瓶を出して見せるところ。 ここで神田の退路を断つ厳しさもまた 深い愛情あってこそです。


外はもうアレンを血眼で探索する殺伐とした空気に満ちて いよいよ危険が迫っているだけに、自分よりも相手を守ろうと必死な “いい人”ばかりのこの空間が、本当に奇跡のように思えますね。


★ 覚悟

ティエドール元帥の言う「これからキミ(神田)が進もうとしている道」 「背負いこむ覚悟」とは、具体的に何でしょう。
元帥がアレン一行を見逃すことと引き換えに神田が元帥になることを承諾した 24巻第217夜から続く話なんですよね。

ただそれは、神田元帥の話が出る以前 彼が六幻を再び手にしたところからの覚悟らしいですから、きっとマテール編で彼とアルマを救ってみせたアレン・ウォーカーの信念(=救済者としての道)にかかわるところ なのでしょう
更に言えば、神田も一緒に アレン・ウォーカーが負っている数多の運命と向き合うこと。
「ちゃんとやりなさい」とは、そういう覚悟で臨むからには、半端な情けからの隠し事は決して互いの為にならないよ、という意味と解釈しました。

こうして神田の成長を過干渉にならないよう見守っているティエドールの存在は頼もしい限りですが、多分それは彼が神田を教団の中枢に連れ込もうとしていることとも通じていて、神田との接触でとうとう馬脚を現したアレンを狙う中央の「化物」と クロス・マリアン襲撃事件との接点に確信を持ったからではないかと思います。
クロス失踪のすぐ後に「中央庁じゃ…」と口走っていたのも、路地裏で倒れていた神田が記憶を取り戻したところで「おまえ まさか…」と言いかけたのも この人でしたしね。

クロスが失踪して教団のエクソシスト元帥は3人になってしまっていますが、私は コムイ室長も含めた彼らがきっと いざとなれば組織の巨悪と戦う気概を持った 心の正しい人達だと信じたいですね。

神田が元帥になる「条件」の方はさて置いても、ティエドール個人としては 頼み込まれるまでもなく 真の意味のエクソシスト(救済者)であろうとするアレン・ウォーカーの生き方には賛同してくれているんではないかな…  
何といっても愛弟子・神田が最大のピンチに、体を張って守り抜いてくれた恩人ですよ。


★ そういえばもう一つ

第217夜を読み返していて今更ながら、記憶操作にごまかされていた神田が アレンに「ちゃんと伝えた」と思い込んでいた「伝えたかったこと」とは何なのかが気になりました。
偽の記憶の中でそれを聞いたアレンは 安堵の顔で神田に礼を言い、自分はもう戻れない教団を「頼む」と神田に言い残し…

思えば橋の下でようやく捕まえたアレンの胸ぐらを掴み(?)感謝の言葉とはとうてい思えぬ怖い形相で神田が切り出したアルマの話は、アレンの失神で中断されていたのでした。(24巻第212夜) 
あの続きかな?

始めは批判的だった神田すら 捨て身で自分達を救ったアレンの行動に感銘を受けここまで変われるのなら、苦しい息の下とはいえ 元から優しい心を持つアルマがアレンの今後の心配をしなかった筈がないでしょう。 「あの子はノア」とも言及していただけに。

なので アルマは最期に神田に、感謝の想いを込めた伝言を託したんじゃないかな…と思います。 
それを聞くだけでも 苦境の真っ只中のアレンが救われるような言葉を。


★ クロウリーとチャオジー

アレンとは戦いたくない思いで一杯のクロウリーと、表情こそ見えないまでも握りこぶしを固め闘志を燃やしているチャオジー。
私も彼ら二人とアレンが対戦する所は見たくないですね。

初対面の頃、アレンの血を吸ったクロウリーは「苦い」と大騒ぎで退散したんでしたっけ?懐かしいなあ(^^;
でも今ではクラウン・クラウンの発動が阻害されるほど元・伯爵メモリー(ダークマター)の片割れの浸食が進みだしたアレンの体。
AKUMAボディの構造により近いものになり、イノセンスの牙にとっては美味しそうな匂いを放っているかも。
それを前にしたクロウリーは「噛み殺したい」衝動がつのり苦しむかもしれません。 二人が会わずに済むことを願うばかりです…

チャオジーの方は デビューしたての「洗礼ノ腕輪」の威力より、当人の“やる気満々”なところが怖いですよね~
彼とは戦いづらいアレンが半端に傷付けられたりすれば、メモリーの爆発的反応が心配ですし。

あとチャオジーの体内に巣食ったままのフィードラの蟲が気になる… 
「蟲」とはどういった存在なんでしょうか。 
適合イノセンスが影響を受けていないのでダークマターでないことだけは確かですが、これも外部からイノセンスの攻撃を受ければおとなしく消えるより暴走しそうで。 チャオジーの身が案じられます;;

すると唯一有効そうなのは、神田の脳から異物(アポのイノセンス)だけを選び排除した 呪符の力を持つ彼の血ですが、そうおいそれとは使えないもののうえ、何より誰も蟲の存在に気付いていないところがね… 



次回はティムのことを少し。 


第227夜「A.W(アレン・ウォーカー)に別れを告げる・秘密と亡骸」②

★ アレンの暴言

「僕としたことがまんまと引っかかりましたよジョニー」「神田も… キミたちやっぱり教団の追手だったんですね」

神田の横で余裕の笑顔を浮かべるティエドール元帥と目が合ったとたん 臨戦態勢に入りこんな酷いセリフを吐くアレン。
もちろん本心からじゃないですよね。 今さら神田とジョニーがアレンを騙して近付いていたなんて。

ただ、自分の傍を決して離れようとしない彼らから いつか隙を見て逃げなければとは思い詰めていた。
そこへ最強クラスのティエドール元帥までやって来られて これ以上様子をうかがうのも限界だ、強行突破以外に道はないと一気に全員を切り離す覚悟に出たがゆえの暴言ですよね。


それには全く意を介さず 冷静にアレンの説得を続ける神田。

アレン捕獲のため人海戦術で投入された探索部隊、街全体をカバーする巨大結界、さらにクロウリーとチャオジーが追手の戦力としてここに向かっているという…

だから脱出の手伝いをしてやると続けたかった神田の言葉を待たず、全力で斬りかかるアレン。
「クロウリーとチャオジー」のくだりが、火に油を注いだようでした。
大切な仲間を誰一人巻き込みたくなくて教団を離れたのに、ここでグズグズしているうちにどんどん逃げ場がなくなっていく。


そこへ突然アレンを襲うノアの侵蝕の発作

セオリー通り、イノセンスが発動不能に陥り 床に倒れ込みながらもまだ「平気ですっ」と虚勢を張る姿が痛々しいです(´;ω;`)

「神田もジョニーも もう教団に帰ってくださいよ」
「僕にとって今一番迷惑なのは 僕に関わったせいで傷つかれることなんです!」
「今の僕は誰も守れない」
「自分の始末で精一杯で ふつうの人間のジョニーとか 寿命を削ってる神田とか…っ」 「そんな壊れやすいもの… 自分のそばに置いておきたくないんですよ!!!」


うん ここ全部本当ですね。嘘は言ってない(^^;

ただ一つ気になるのは、自分を本気で気遣う相手に 本人が一番悩み苦しんでいるであろう(しかもどうしようもない)事実を突き付けるなどは これまでのアレンなら絶対しなかっただろうということ。
それって “自分をなくす”レベルで彼が心身共に追い詰められているということで。 
実際 頼みの綱の戦闘能力すら危うくなっていてはね。

一瞬訪れる沈黙。 
夢中だったとはいえ 二人を傷付けたことに気付き、改めて自己嫌悪に陥るアレン。


この手の“暴言”には覚えがありますね。 
北米支部襲撃事件の時、やはり「アルマを壊す」ことだけに集中しようとしていた神田の前に立ちふさがったアレンに、切羽詰まった彼が浴びせた言葉。
「アルマをAKUMAにしたのはお前だろ」 「支部を潰し第三使徒を化物にしたのも ノアのくせに教団にいるお前のせいだろ」
「全部お前のせいだろが ノア野郎おっ」 「お前さえいなければ…!!」


その痛みすら踏み越えて神田とアルマを救いに行ったアレンがいたから、今の神田が存在する。 
今度は神田の番。

D.Gray-manのねぇ・・・ こういった人の間を巡り巡っていく運命というか絆というか 素敵過ぎて言葉もないです。

恩返しという面でも、償いという面でも ここが正念場ですね。 これからも期待してます! 神田さん。


今日はここまで。



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漫画「D.Gray-man」は、2004年5月31日発売の『週刊少年ジャンプ27号(6月14日号)』で連載を開始し、2009年『少年ジャンプ22,23合併号』(第186夜)まで掲載。 以降2009年『赤マルジャンプ9月20日号」に第187夜掲載を経た後、第188夜からは同年11月発売の月刊『ジャンプSQ.2009年12月号』で連載再開。そこから2013年刊行の『SQ.2013年2月号』の第218夜までを掲載。 同年『SQ.4月号』誌上で編集部より「再開未定の一時休載」告知。 2年半の長期休載を経て、2015年7月17日発売の季刊誌『ジャンプSQ.CROWN(スクエアクラウン)』に場を移し連載が再開しました。 その後、掲載誌は2018年4月16日発売号より『SQ.RISE(スクエアライズ)』とタイトルを変えてリニューアル。現在も継続中です。 コミックスは2013年11月に24巻発売(第218夜まで収録)・2016年6月3日に25巻発売(第222夜まで収録)。 2016年7月から9月まで、新作TVアニメシリーズ「D.Gray-man HALLOW(ディーグレイマン ハロウ)」がTV東京系列で放映されました。詳細はアニメ公式HP http://dgrayman-anime.com/ ◇◇◇ 星野桂先生あてファンレターの送り先は以下の通り。      ↓  
プロフィール

キャンピー

Author:キャンピー
Yahoo!ブログから移動して'12年10月25日オープン。
それ以前の日付記事は旧ブログからの訂正版です。

生年:不明。35年前には存ざ(ry
BD/Btype:8月某日(Leo)/AO型
身長:160cm
体重:標準(自称)
家族:5人。夫と子供3人(男・男・男)
好物:漫画はDグレでお腹一杯。

<他ツイフィールまで> http://twpf.jp/ripvansf
   

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