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第226夜「A.Wをたずねて・Liveman + Deadman」③

『SQ.CROWN』秋号、まだ発売日から10日しか経ってないんですけどね~もう大分前のことのような気がします(^^; 

これからも、何かあるたび関連記事はポツリポツリ上げていくと思いますが、もしよければコメント欄に気軽にお話しに来て下さいね。 FC2ブログは、拍手もコメントもID不要ですので。



アート・オブ・神田の思いがけない戦闘力に驚くまもなく お次は幌馬車が地面から植物のように“生えて”くるわで、展開の面白さに加え 星野先生の画力にも圧倒され続けでした。 

なので、この場面に投入された馬車もまたタロット的な演出だったろうかと かなり後になってから思いついた次第。 

『7: 戦車』 のカード。

Jean_Dodal_Tarot_trump_07_ウィキ戦車(タロット)mini
(今回はマルセイユ版の方が「馬車」らしい図柄になりますね。 画像はウィキペディアの「戦車(タロット)」から。PD=パブリックドメイン)

大意は、「勝利」 「援軍」 「悪循環からの脱却」 など。 
今のアレンには ありがた過ぎるお告げですね。
こんなイメージも手伝って、きっとティエドール元帥は頼れる味方だと思うのよ(笑)

カードの図柄についてもっといえば、中央の人物の左右の肩章に それぞれ対照的な顔のレリーフが付いてるんですが、向かって右は笑顔、左は不機嫌そうな仏頂面なんですね。 
相対する力のバランスをとりつつ前進する意味合いらしいですが。

そしてDグレ第226夜では、馬車の御者台で ティエドールと神田が腰かけていた位置を思い出してついニヤニヤww 
そこまで意識されていたかどうか分かりませんが、あったとしたら芸の細かいことですね。



最後のコマの唐草模様の風呂敷は 神田がジョニーに代わってずっと持ち運んでやっていたものでしたね。
馬車が立ち上がるシーンの中には アレンのトランクも見えます。
思えば あの義理堅い性格の神田が、預かっていた荷物を持主に返さずにここを立ち去ってしまう訳がなかったんですよね。

風呂敷包みの中身はやはり気になるアレンの“新団服”でしょうか。 ここまで引っ張ったんですから絶対大事な物のはず
そして、アレン達の方に向かって何か言いたげな神田のセリフがいよいよ楽しみです。(二度目)
次回で是非スッキリさせて下さいませ。 心残りの無いようにね



それではこれで。


二人のPAGE (ペイジ)。

【PAGE】とは
タロットカード(一組78枚)のうち、愚者(0)から世界(21)までの「大アルカナ(22枚)」を除く「小アルカナ(56枚)」は、4つのスート(棒・杯・剣・金貨(又はペンタクル))に分けられる。
さらにこの四分された小アルカナはおのおの“数札(1-10)”と“人物札(ペイジ・ナイト・クイーン・キング)”全14枚で構成されており、人物札の中でも「ペイジ(PAGE)」は “小姓”,“騎士見習い”等とも和訳される 4枚中最も若いキャラクターである。
これは一人前の騎士(ナイト)へと成長するための旅立ちの姿。



唐突ですが(タロットネタではいつものこと) またひとつ掘り出したので覚え書きとして。

長期連載明けの第219夜扉絵のアレンさんのポーズに何か引っかかっていたのですが… ああこのカードの暗示だったのねと。 
※ 12/25 山羊座生まれのアレン・ウォーカーの所属スートはペンタクルです。

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(画像左:『SQ.CROWN 2015SUMMER』 掲載「D.Gray-man」第219夜扉絵)(画像右:ウェイト版タロット=パメラ・C・スミス著、PD)

教団にもノアにも属さず自分だけの“エクソシストの道”を歩き出している主人公を思えば、ここは特に説明不要ですよね。



ちなみに以前扱った神田バージョンを並べますと・・・
※ 6/6 双子座生まれの神田のスートは剣。

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(画像左:『D.Gray-man 23』コミックス収録第208夜)(画像右:ウェイト版タロット=パメラ・C・スミス著、PD)

こちらは これまで来た道を振り返りつつ次へ向かおうとするカードの人物を、イノセンスが演じています。
結晶化を遂げた新生六幻とともに次のステージへと踏み出した神田も、ここからが人生の正念場といえますね。



二人を並べると、やっぱり神田の方が見栄えしてちょっと悔しいな(笑)

今日はここまで~!





断罪者。(『20: 審判』)

クロス・マリアン(=マリアの十字架)という名の人物、
主人公を「救世主」とした場合 彼の役どころは 実際二人分の「マリア」だったろうと思います。
 ○ 復活の預言を信じ、それを最初に見届けた“マグダラのマリア” ←ネアに対して。
 ○ (エクソシストとして生きるよう促し成長させた)産みの母“聖母マリア” ←アレン・ウォーカーに対して。

今日はこの人のイノセンスに付けられた名前=Judgement(ジャッジメント/断罪者)から。


タロット中にも「JUDGEMENT」というカードがあります。 20番目の 『審判』


審判
(左:Miniature Rider Waite Tarot Deck/Arthur E Waite, Pamela C Smith/United States Games Systems; Gmc Crds版)
(右:Shadowscapes Tarot/Stephanie Pui-mun Law, Barbara Moore/Llewellyn Pubns; Tcr Crds/B版)


左のはライダーウェイトの伝統柄で、右はかなり作者さんのアレンジが効いてますが意味は同じ。お花が素敵でしょ(笑)

大意は ≪魂の復活≫

描かれているのは、キリスト教の「最後の審判」の様子です。
この日は 生者だけでなく死者も残らず灰の中から蘇り 共に裁きを受けるのだとか。

アニメ版D.Gray-manでは、マテーラのララの唄に この預言を綴るレクイエム(一部)が当てられていましたね。

涙の日 (Lacrimosa)
Lacrimosa dies illa,           涙の日、その日は
qua resurget ex favilla         罪ある者が裁きを受けるために
judicandus homo reus:         灰の中からよみがえる日です。
Huic ergo parce Deus.         神よ、この者をお許しください。
pie Jesu Domine,            慈悲深き主、イエスよ
[Wikipedia「レクイエム」より引用]

「灰」とか「鎮魂」とか・・・ Dグレのこういう統一感が好きv 「アレンの楽譜」の子守唄の歌詞にも繋がるイメージです。


イノセンスの呼称が「ジャッジメント」となった理由を考えていますが、
「断罪」で思い出すのが 千年伯爵のあれですね。

「さぁさァ アルマ=カルマちゃんに断罪の朝!!!♥」 (19巻N188)

「朝」。 この時のアルマもまた 「長い眠りから呼び覚まされた死者」的状況でしたから、「断罪(=審判)」はうまい例えです。
もっともアルマの場合、裁きを受ける方ではなくて 下す側に仕立てられたのでしたが。

もしかしたら 「ジャッジメント」の名付け親にも、これと似た発想があったのかも知れませんよ。
(AKUMA化したアルマと違ってこちらの主体はイノセンスですから、断罪されるのはノア側ということで)


クロス・マリアンがイノセンス適合者となったいきさつもその時期も不明ですが、彼が行方不明になる直前映像…
アポクリフォスがクロスの適合権をあっさり切ってしまい銃口を向けている様や、クロスの騙し討ちに遭ったような苦笑いを見るに、
「ジャッジメント」をクロスが得た時点からもう アポクリフォスの意志が働いていたんじゃないかと想像しています。 

ネアが復活してくる目印となる名前「アレン」。
あの場面のクロスの会話のニュアンスでは、これはクロス・ネア間だけでなく アポクリフォスも熟知していた情報のようでした。

誰がこの「長い計画」(N214)を立案し、主導権を握っていたのか。



このカードを見ていると、イノセンスの「断罪者」は最初から「アレン」を護るために用意されたもののような気がして。



番号の“20”はローマ数字の“XX”。 “X”がまたクロス(十字架)を連想させて、双子の墓標のようでもありますね…



方舟が王冠なのは。(『16: 塔』)

ずいぶんとこのカテゴリーは久しぶりですね 前回は1年以上前でした。
今日は放置していた『塔』のカードのこと。

Tower.png

D.Gray-manの方は、おなじみ 旧教団からの引越騒動ラストシーン。(17巻第164夜)
カードでは、落雷を受け高い塔が崩壊するところ。 真実が明るみにさらされ 虚構で彩られた威信は失墜します。

具体的には、ここで コムイが室長に就任する以前黒の教団で行われていた人体実験(イノセンスの強制適合)で闇に葬られた数多の犠牲者の存在が暴露される訳ですが、コムイの決意とは裏腹に ここを境としてストーリーは 
1) 神田の過去に絡む 亜細亜第六研究所のセカンドエクソシスト計画(適合者脳の移植・再適合実験)の顛末が語られ、
2) 新たにルベリエが断行したサードエクソシスト計画(人体の半AKUMA化・量産化実験)に発展 
深刻化する一方です。 

カードの塔のモデルは 自分達の技術力に溺れ天まで伸びる塔を作ろうとして神の怒りを買ったバベルの塔と言われます。

「黒の教団」自体がまさにそういう存在であるということでしょう。
もちろん問題なのは「塔」建造のため世界中からかき集められ働かされている団員ではなく、この組織を上から動かしている権力欲にまみれた者達に違いないですが。

本物の天誅が下るのはこれからかな。





さて。 中央の塔にばかり目が行きがちですが、頂上の“王冠”に当たる所に“方舟”が浮かんでいるんですよねえ。 

「塔=教団」(曲がりなりにもイノセンスサイドの拠点)なんですから、「王冠=方舟」もまたその存在がどういうものであるかを示すヒントではないかと思います。



ひとまず“王冠”と言えば、「アレンの楽譜」紋章やら ロードの扉上の装飾を思い出しますよね。
これまで言ってきたことをざっと挙げますと、


▽ あの紋章の王冠は、キャンベル家由来のものとしてそのまま“方舟奏者の資格”継承権者を意味する印ではないのか。 
(紋章を身に着けている描写は目下 マナのコートの袖ボタンとロード・ティキ※1の靴底の刻印だけなので)
※1 ティキがここに出てくる理由は、彼の体が ネアからアレンに脳移植がされた後の抜け殻に“ジョイド”メモリー宿主の脳を持ってきたものじゃないか? 伯爵は再び14番目メモリーを元の場所に戻す目的でネアの体を生かしておいているのでは? という以前の考察から。 


▽ 方舟を所持してきたのはノアだが、ノア側にいるのは「使徒」ばかりで主の姿がない。
  
▽ 方舟内部に広がる白亜の町のイメージは、ノアよりどちらかというとイノセンスっぽい。
  
▽ 崩壊する方舟が復活する際響いていた音(イィィィィィィ………)は、イノセンスがたてる音に似ている。

▽ 外見(4×4×4キューブ)が かつて千年伯爵を倒した、ノアにとって忌むべきヘブラスカのイノセンスそっくりなのは大いに疑問。

▽ しかし 方舟を作るところからずっと担当してきたのは、ノア第13使徒・マイトラだという話。



・・・このへん諸々を総合しますと、

方舟とはイノセンス側がとある目的で作ったもので、その計画に反対した使徒の13名が揃って反旗を翻したとか。

反乱軍トップの千年伯爵が倒されはしたものの、残党は要塞(方舟)を奪って優位に立ったため生き残り 現在の第二人類の始祖となったとか。  

もし方舟奏者の資格がキャンベル家の血筋に限られるものとすると、理由は第一人類の遺伝形質を受け継ぐ貴重な生き残りだからとか?

う~~~ん(;´∀`)


方舟は第13使徒の担当。 「マイトラ」の頭文字「M」もアルファベットの13番目。
13番目のカードは既出の通りで『死神』です。

イノセンス側が元々 方舟を使って地上を一掃する計画を立てていて(方舟中に新人類を作る機能まで備わっていますしね)、逆にノアの使徒とは それに反対し止めようとしていた正しい人々だったりしたら。

しかし洪水後の地上を統べる王として彼らが千年伯爵を蘇らせようとした所から 何かが狂い始めたとか・・・

そして脈々と受け継がれてきた呪われた血筋の運命に 初めて抵抗を試みた人間がマナだったとか。  



嘘八百並べてしまっても収拾がつかなくなるのでこの辺でwww

本編が進み、何か新事実が見えてきましたら 追記する予定です。


ではこれで。









<タロットカード画像>
“Miniature Rider Waite Tarot Deck” / Arthur Edward Waite
 United States Games Systems: Crds版(1985/06)







『死神』と『悪魔』のあいだ。(『14:節制』)

前回記事を上げてから大分経ってしまいました。
うかうかしているうち延べ来訪者数が2万人超・・・ 本当にこんな僻地までどうもありがとうございます(汗)




第215夜のアレン(下画像・右)の様子を見る限り、彼がイノセンスを第217夜のアポクリフォス(左)のような翼にコンバートできるようになるのも時間の問題なんでしょうか。
まあ、それをアポさんのように他人の記憶操作に使うかどうかは別としましても。


(『ジャンプSQ』2012年8月号掲載「D.Gray-man」第215夜より)

同じ印の付いたアレンの左腕のイノセンスは やはり アポクリフォスと同質のものでできている可能性が高いですね。
アポクリフォスが 育てた鉢植えの植物のようにアレンの頭部を抱えてイノセンスの成長具合を喜んでいたさまは、まさに彼の思惑通りに事が運んだ風情でしたし。

[ロード] 「正体を知っててイノセンスがアレンに取り憑いたのかもよ」 (第158夜)

イノセンス側の計略により ノアメモリーを持ちながら陣から離れたネアに新しい肉体への脳移植を施し 同時にアポクリフォスの一部も移植して蘇らせた人間が「アレン」ではないか、という仮定はこのまま行きます。



アポクリフォスの台詞の中でもこれは印象的でした。

[アポクリフォス] 「愛情・友愛・悲哀・絶望・・・おまえほど でこぼこで深くイノセンスと結びついた者はいない」 (第203夜)

ネアとアレンと。
1つの魂が2つの人格を抱えたために、心は更に奥行きを増し(それが「でこぼこ」) イノセンスにとっては理想の生育環境が整ったってことじゃないのかな。





さて。 タロットの連想ですと有翼の人物像ということで アレンがいよいよこのイメージに近付きつつあるように思います。
14番目のカード、 『節制』

Temperance-wiki75.jpg

天使が、2つの壷(あるいは杯)の液体を 自信に満ちた穏やかな表情で混合している図。

それぞれの器の中身は全く違うものです。
さらに彼の足元は、片足を水に浸しもう片方は陸に。 双方の狭間に立っていることを強調。

タロットを錬金術と関連付ける解説書によると、『節制』は生命の樹の「ティファレト(象徴=金,太陽)」と「イェソド(象徴=銀,月)」とを繋ぐ“経路(パス)”に相当するものだとか。意味深ですね。 
まあそこはそれ以上詳しくないので置いときまして←

以前 Neaのイニシャル“N”がアルファベット14番目なことから、ノアファミリーの内ではネアがこのカード該当者としていました。
にもかかわらず、今度はアレンを持ってきてる訳ですが。
記憶を封じられ別環境で育った人格も 本体が実はネアであったとしたら、アレンはネアであるともないとも言え・・・
結局 彼(アレン)自身が14番目のノアの宿命を負わされた本人であると見て構わないだろうと思うからです。




『節制』に着目するなら、その前後のカードもまた気になりますね!

[アポクリフォス] 「ワタシという存在は ノアにとって死神に等しいのだよ」 (第204夜)

[ロード] 「あれは ----- 貴方が悪魔に為損なった彼のピエロだよ」 (第118夜)


(13-14-15)15.jpg

ノアメモリーの侵蝕に苦しむアレンの前に現れたアポクリフォスは合体を迫り、
「そうすればもっと強靭な力で“14番目”のメモリーを圧さえられる」(第204夜)と説明しました。
アレンが“ノアの死神”を自称するアポクリフォスと一体化するということは、彼の人格は飲み込まれ 「死神」カードの意味通り ノアを根絶やしにする程の強大な存在となることを意味していそうです。

一方、千年伯爵は かつてネアを“悪魔”にしようとして抵抗に合い失敗しました。
(具体的に彼をどうしようとしていたのか不明ですが、対比上はやはりあの皮の中に取り込もうと・・・アポクリフォスの「合体」同様のことじゃないでしょうか)
しかし伯爵は、ネアがまだアレンとして生きている(「“14番目”本人だったのでスネ」(第189夜))ことに気付いてからは 今度はアレンをターゲットにしているわけですよね。



アレン・ウォーカーがこの「13:死神」と「15:悪魔」の中間に立たされたことは、結局このどちらに取り込まれるのも間違いであることを示しているのかも知れません。



これまで ノアに虐げられる人間の魂を救える唯一の存在として イノセンス側の目的をあまり疑わないで来ましたが、こちらに頼り切ってノアが一掃できたとして・・・その先に人類の幸福は訪れないのかも・・・・・・

『死神』カードのイメージだと、ノアに穢(けが)れた「魂」は救ってくれるとしても、人命までは考慮しないとかね。

ヘブラスカの予言の「時の破壊者」とは、人類の歴史を止めてしまうものかもしれない。

アポクリフォスの「“ノアにとって”死神」という台詞には一時油断したけど、
世界中からノア要素根絶という意味ならば 全員がもれなくノア遺伝子を抱えている現人類も排除の対象にならないだろうか・・・

アポクリフォスが「アレン」に執着する狙いは ネアから引き継ぐ「奏者の資格」ではないかと想像していますが、イコール方舟を自在に操る能力ということですと、彼らが将来的に何を企んでいるのかが気になりますよ。
“浄化”目的で地上に何を引き起こしたって方舟は(彼らの為の)避難所になるし、あれ自体が攻撃力を持つ要塞なのかも。
最悪の将来を予想することはいくらでも可能です。

アレンをイコール「14番目」として「戦争の裂け目」と呼び 利用する計画を明かしてからは ルベリエ人気も急暴落しましたが、人類の将来を真剣に憂い アレンを利用してノアとイノセンスと(同時に彼も)始末してしまおうという作戦は、今のところ最も現実的な正論かも知れないですよ。

もちろん飲むことなどできませんが。



アレン・ウォーカーの生き方にも共感してくれる仲間は現れました。 
が、結局彼が突き進むべき第三の道は 師匠の言った通り 独りで極める以外にないということですか。

重すぎる荷を負ったまま彼の一人旅はまだまだ続くのでしょうね。
これからも目が離せません。






<ウェイト版タロットカード「TEMPERANCE」画像>
 ウィキペディア「節制 (タロット)」より。


<マルセイユ版タロットカード「DEATH」「TEMPERANCE」「DEVIL」画像>
“Old English Tarot” / Maggie Kneen
 United States Games Systems: Crds版 (1997/07)

 

「アレンの楽譜」。(『10:運命の輪』)    

今回も、この2つの絵が似てない?という素朴な思い付きからですが。

赤い背景の左のイラストは第47夜(6巻)の扉絵です。 右は第132夜(14巻)でティムが出した「アレンの楽譜」。

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左のアレンの頭部を囲んだ キリストの荊(いばら)の冠を模したような光輪が そのまま右の楽譜の形に重なります。
その下にティムを配置したのも 気付いてもらうためのヒントでしょうか。

第47夜はアレンがスーマンの事件に巻き込まれる辺り…? その頃既に方舟の秘密部屋構想は練られていたんですよ。
やはりこの物語の侮れないスケールを感じます。

※追記 
あ、そういえば左の絵はコミック21巻のカバー絵とも関連するんですね!
ここのアレンの“荊の冠”も、あちらの ウィンクで伸びをしているポーズの彼の背後に控えた大きな“瞳”に見えてきます。
アレンの楽譜より むしろこれを連想する人の方が多かったかな^^; 
謎の椅子の存在といい こっちはまだ謎だらけ。  

何れにせよ こういう手の込んだ仕掛けにはわくわくしますねv


この謎の楽譜の出現を受け奇跡の大逆転を遂げたアレン達は、歓喜の渦のなか 方舟を携えて凱旋するわけですが
ここから予想もつかない災厄が 彼自身の身の上(➔ノア疑惑)や教団全体(➔本部襲撃)に降りかかります。 
回る車輪の上に立つ者の視点では、一瞬高みに昇りつめたのち再び深い奈落に陥っていくような。

荊の冠はキリスト受難の象徴ですよね… 深い暗示です。

あそこが物語の中の大きな転換点だったことは間違いなく。

そういう訳で。
「アレンの楽譜」を タロット的解釈からは『運命の輪』として宜しいでしょうか。
“運命”は車輪のように転がって行くもの。 向かう先に何があっても。

新たなサイクルの始まり。 (大きな状況変化 ・ 押し流される ・ 視野が広がる ・ 繋がりを知る ・・・)

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二重丸の四隅に不思議な生物たちが陣取ってますが、私の手持ちの易しい解説書に説明はないです。
中央の二重丸が“車輪”を示すものであるのは確かなようですが。 

※車輪について。
 二重の輪は太陽をかたどっているとも言われ、生命・宇宙・循環のシンボルです。
 中央ヨーロッパの古い女神像に 車輪の印が付けられていたりするそうですが、これは大地の豊穣や再生の象徴とか。
 (アレンのペンタクルスート(“地”の象)や “ち”の字シンボルのサトゥルヌス神あたりに共通するイメージ)


この中央の二重丸では、聖書に出てくるケルビムの車輪まで連想してしまいますね。
ケルビムは聖書でエデンの命の樹を守るために置かれた異形の天使。
4つの顔(人間・ライオン・牛・ワシ)と4組の翼を持ち、二重の輪の車輪で高速移動するとか…(未だ理解不能箇所)
とにかくタロットカードの四隅に描かれた動物達もまた、人間・ライオン・牛・ワシ、の組み合わせなんですよね。
4つのスートの象徴とも一致するとこ。
人間=水(聖杯)=リナリー/ライオン=火(棒)=ラビ/牛=地(ペンタクル)=アレン/ワシ=風(剣)=神田

余談ついでで。 同じ面子はタロット大アルカナの最終札『世界』のカードにも登場します。
ですのでDグレ終盤戦までメインキャラの中途退場はないんじゃないのとか・・・  勝手な期待ですが。





次の「楽譜」イメージは 第106夜、方舟のジャスデビ戦真最中の頃の扉絵です。

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落書き解説で失礼。 中央には 棘だらけの丸い楽譜とティムを合体させたような形が陣取っています。
中央で輪を作る 人面の白い怪物は ちょっとアポクリフォスに似た雰囲気も。
あの唄…というか方舟の建造自体にイノセンスが関っているのではないか?という例の疑惑がここでまた。

このイラストは、『運命の輪』をモチーフに 方舟戦の展開から更にその先への暗示か。

人物は 方舟戦で活躍したアレン・神田・ラビの他、リナリーも目立ってますね。 
何より背後に控えた師匠が一番でかい件が気になる(笑)  ・・・まぁ絶望視された方舟戦を勝利に導いた立役者ではね。

あともしや 「あの楽譜を作った張本人」の暗示ってのは有りでしょうか(^^;)





最後に第194夜の扉から。

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なんかもう ギザギザ付きの二重丸を見過ぎたせいで 
杖が貫く二段の弧型が、あの楽譜の一部を切り取ったような形にも見えて参りまして。

師匠の「クロス・マリアン」という名も、「マリア十字」の意味が込められているんならこの杖と関連ありそうですし。
もしあのネアの夢の中で楽譜の子守唄を歌っていた双子のお母さんに関連するなら、
師匠の連れ歩いている“屍のマリア”はやっぱり・・・ネアと会話をしていたあの「母さま」になるか・・・

屍のエクソシストに救世主の母「マリア」の名を付けたのは師匠と思いますが、荊の冠イメージを負わされた主人公との関連がどうにも気になる存在です。

クロス⇒ティムキャンピー⇒楽譜⇒子守唄⇒お母さん⇒(お母さん情報もっと下さい)



ネアの過去を見過ぎるとアレンが大変という話ですけど、このまま知らずにはいられませんね。




<引用画像>
『D.Gray-man』第47夜・第132夜・第106夜・第194夜に掲載分より。※第47夜・第106夜のものは『Noche』再録。

“聖杯”が“ハート”の話。   

皆様お元気ですかー? どうも気力がまだ足りません。 

しかしまだ先は長いので(T_T)  出し損ねていたタロットの話題をひとつ。



『聖杯1』 



聖杯は2月20日(うお座)が誕生日のリナリーのスートです。

図では聖杯の上に鳩が一羽。 その口に十字印の付いたメダルをくわえていますね。
※(教会の聖餐式で使う“ホスティア(=白く薄いウェファース様の食物)”という説明もあり)
カードに描かれたこの形は見覚えがあります。 ダークブーツで“音枷”“霧風”の発動時、リナリーの足首に見えていた印と同じ。

謎の手が持つ杯からは水が溢れ、下の蓮池に降り注いでいます。
(簡単に「蓮」と言っちゃいましたが“蓮”だか“睡蓮”だかこれは結構微妙な絵です。
 双方の違いについて 比較的分かり易い解説をして下さったブログがありましたので、ご参照を。
 古来 特に欧米ではこの2つは混同されることが多く、割とどっちでもいい扱いになってるようで。
 Dグレ本編で“神田の蓮”がどっちつかずな印象に描かれたのも、あえてこんな事情を踏まえたからかも知れません)



この絵を見た時、ふと 第208夜を思い出しました。
神田が 液化した六幻のイノセンスを リナリーの掌から飲み干すところ。

そこまで神田とルベリエの冷え切った応酬やらズゥ・メイ・チャンの今わの際の懺悔やら、重い空気の
中に 唯一ほっとできるエピソードではありましたが、読んだ当初はやや強引な展開にも感じました。
でもそれは、この絵に合わせた為じゃないかな・・・?なんて 今ごろ思ったりしています。

イノセンスが結晶化に至った適合者はリナリーと神田だけですが、
双方とも、リナリーの手の上でイノセンスが液化しそこから飲むという 同様の経過を辿っている。
これは彼女が特別な立場である事の 暗示なんではないでしょうか。


「聖杯」スートはトランプの「ハート」に該当するから リナリーのイノセンスもハート、って事だとあまりに短絡的過ぎて 
「ないない」と一笑に付されそうですが。
 そのへん逆手に取って 案外そうなのかも知れませんよ。




不気味なアポクリフォスが今もアレンを付け回し、ネアなんか騙されて復活計画に乗った可能性もありそうだったりで
皮肉にもイノセンス株はただいま絶賛大暴落中ですけれど。

清浄なイメージそのものの『聖杯1』カードを見るたび「リナリーのイノセンスがハート」という結論に至る気しかしない今日この頃(苦笑)


というわけで・・・・・・どうーも「ハートの御方」という表現がめっさ引っ掛かる~~~(^_^;)




まあどうなることやら。  とりあえず本日はここまでで。




<使用カード詳細>
上左: “Pictorial Key Tarot” / Davide Corsi(イラスト) Lo Scarabeo;Crds Blg版(2008/02)
上右: “Miniature Rider Waite Tarot Deck” / Arthur Edward Waite United States Games Systems: Crds版(1985/06)

“ORIGIN”(ペンタクルのテーマ)   

第213夜ラスト。

「そして坊やは・・・」で始まる方舟の唄が、

[アレン]「これって子守唄だよな ティム」 (第135夜)

と言われた通りの姿で登場しましたね。

それと共に蘇ったイメージは、夕日の麦畑

----- 豊穣の黄金色に染まる大地 -----

こういう描写が ごく自然な形で現れるところがいいですよねえ・・・



この情景は 以前から話題にしているアレンの所属スートの象徴です。

“ペンタクル”=(地)ですから。  { 因みに神田(“剣”=風), リナリー(“聖杯”=水), ラビ(“棒”=火)}

※以下「ペンタクル」Wikipediaの説明
 「タロットの4スートのひとつ。現代のタロット・デッキでは、伝統的にはコインと呼ばれるスートに ペンタクルまたはディスクという名称が
  付けられているものが多い。
  ウェイト版タロットのペンタクルは円盤に五芒星があしらわれている。円盤に六芒星をあしらったもの、薔薇十字をあしらったものなど
  もある。」


ペンタクルスート(=地)の象徴に金貨やダイヤが出てくる理由は、“金”も“ダイヤモンド”も大地が産む鉱物だからです。

いつもアレンの周囲を飛び回る“金のゴーレム”もまた、象徴的ですね。


ということで、本日テーマのカード。 

左がマルセイユ版、右はウェイト版。 同じ『ペンタクル1』を示します。



夢の中 鮮やかに蘇った景色。 

アレンの知らなかったこの場所こそ、彼の起源=本当のふるさとであることを暗示しているようで。

彼にとってはやっと、自分という存在の何たるかを見極める旅が始まったのかな・・・と思います。

それはネアという人物の記憶を辿ることから。


「A.W(アレン・ウォーカー)をたずね」る旅は、こっから本番だよ~と。 (長い長い前置きでしたなあ^_^;)

第208夜ラストにアントワープ(ダイヤ街)を暗示する町並が出て、「ペンタクル10」のカードを思わせる構図が出てきたのも、

アレンが主役で新章突入のノロシと見て良かったようですね。

その直後から「A.Wをたずねて」シリーズが始まったわけですから。




番外編「マリアの視線」冒頭。

アレンがマナの仮面を付け旅立った所は“仮そめのスタート”だった、という事なのかも知れません。

当時大地を覆っていたのは、麦の穂波とは似て非なる いちめん黄色の“菜の花”。  

金色の“実り”とは程遠く。





<使用カード詳細>

左 “Old English Tarot” / Maggie Kneen
United States Games Systems: Crds版 (1997/07)

右 “Tarot of the Magical Forest/Tarot del Bosque Magico” / Hsu Chin Chun (著), Leo Tang (イラスト)
Lo Scarabeo; Crds Blg版 (2008/07)


オレンジな理由。 (『19:太陽』 ウェイトver.)   

23巻の表紙デザインも遂に判明しましたし それについて思い付いた事を少々。
(例によってネタバレ容赦無いです^^; あしからず。)




神田が、誌面で復活を果たした場面の恰好のまま登場です。

構図上は「カバーデザインリニューアル」を謳(うた)った21巻以来の形式を踏まえています。
まずは代表キャラクターを1人前面に配置。
内容に関連するもの(アレンが夢で座らされていた椅子とか、消えていく方舟ゲートとか)が背景に来ます。

今回もそこは納得。 神田が中央、バックには彼がジョニーと連れ立ってアレンを探し歩いた欧州の町並みがぐるっと。

ですがカラーが気になりました。 やや唐突な感じもするオレンジって何でしょうか。
神田のイメージを訊かれた時の回答の「紺色っぽい青」でもない。
昨今紫ベースの寒色系寄りが多かったので、これを機にイメチェンと捉えても良かったんですけどね。



そこでまたタロットカードが1つ浮かびます。

『太陽』 但しウェイト版の方の。 

そういう目で眺めれば、バックに配した町並みもまた 太陽の形に見えてくるっていうね(笑)

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以前 第199夜で神田とアルマが抱き合うシーンに、マルセイユ版の方のカードの絵と解釈を充てました
そして今回のが『太陽』PARTⅡです。


こちらの『太陽』では 燦燦と輝く太陽の下、裸の赤子が1人。
オレンジ色の大きな旗を握って 白馬(グレーに見えるけど!)に乗っています。
塀際には黄色いヒマワリ。

困難に打ち勝ち より高い次元に生まれ変わった魂が、
祝福を受け再出発する姿を表現しています。


23巻“復活神田祭”の内容とも合いそうですね。



星野先生、これと同じ構図は無理としても シンボルカラーは盛り込みたかったのではないかと思います。

ウェイト版タロットカードでは、使われる色も重要なファクターですから。

旗のオレンジ ⇒ オーバーコート。 そしてタイトルまで。
馬の白 ⇒ マフラー。
ヒマワリと太陽の黄色 ⇒ ティムキャンピー。 ジョニーもちょっと?

(他にも ベストが派手な空色でしたり(^^) ・・・ このカードに使われた色でまとめたかった感じですね。 
そして六幻はオレンジとは全く異なるマゼンタぽい色調の赤ですが、タロットの子供の頭に付いている赤い羽根! 
その反り気味の姿といい 十分意識してるかな??)



以上をもって“23巻の表紙がオレンジな理由”と致します、が。(う~むなかなか期待通りの色が出ないなー 説得力orz)



でもね、これで本編の神田さんには『太陽』のカードが2枚とも付いていたことになりまして。

アルマと共に一旦マテールに去る時はマルセイユ版、還って来た時はウェイト版。

復活した神田が初めて姿を現した場所にも太陽のシンボル・オベリスクがそびえていました。

きっと 偶然ということはありませんね(笑)






追記:第207夜「歩みだすもの」の感想と一緒にヤフブロに置いて来てましたが、こっちにもリンク付けましょう。
   神田が「おかえりじゃねーのかよ」とのたまいました あの現場写真ございます(笑)

<南仏・プロヴァンス地方 アルル庁舎前のレピュブリック広場>
 マリとリナリーが座っていたベンチの角度的にはこれね。右側の写真。{A}
 噴水口の画像もある英語版ウィキペディアはこちらです。{B}








参考:『タロット教科書』☆第1巻/タロット・ワークブック☆(マルシア・マシーノ著)

<引用掲載画像>
『D.Gray-man23巻』表紙。

<使用カード詳細>
“Miniature Rider Waite Tarot Deck” / Arthur Edward Waite
 United States Games Systems: Crds版(1985/06)


アダムズ・ファミリーとか。②タロット編

①考察編でネア“NEA”の頭文字“N”はアルファベットの14番目、という話が出たのでその延長。

今度はノアの一族にタロット(大アルカナ)カードを当てはめるどうなるか・・・の実験です。



使徒№1 千年伯爵アダム (“ADAM”=人類の始祖) 
1)「魔術師」=自分自身が原理。自信・信念・才能。・・・イメージですよね。

しかし№2からは使徒番号をタロットカードの順番に当てようとすると 妙な事になってきます。
そこでさっき出た “ネームの頭文字”で考えてみます。 “ADAM”はそこでもアルファベット先頭です。
この順番で行くと・・・・・・

使徒№2 裁・トライド (“TRIDENT”=三叉の矛?・・・じゃない動詞“try”なら(法廷で)裁く、でした。こっちか^^;) (頭文字“T”はアルファベット20番目) 
20)「審判」=意味はそのまま“裁き”と取りましょう。

使徒№3 快楽・ジョイド (“JOY”=悦び) (頭文字“J”は10番目)
10)「運命の輪」=因果応報。大きなチャンス。・・・前者は本人が知らないうちにネアそっくりだったとか訳もなくアレンが気になって仕方ないとか。因縁深そうという話。
また後者は主人公との絡みで色々ありましたね。彼に狙われる度アレンが飛躍的に強くなって行く。クラウン・クラウンに至るきっかけとか、退魔ノ剣を出して臨界点突破したあたりとか。

使徒№4 欲・デザイアス (“DESIRE”=欲求) (この人の“D”は使徒番号も同じ4番目)
4)「皇帝」=父性。・・・家族ごっこ好きって事でいいや←

使徒№5 智・ワイズリー (“WISDOM”=叡智) (“W”は難しいです 23番目とは。 大アルカナのカードは21番までしかない。 再度巡るとするならば0番を通過してまた1番へ)
1)「魔術師」=野心的な計画。・・・の意味で。何か企んでいる風ですから。やはりこの人も “千年伯爵ニナル”?
使徒番号5番をそのまま採用すれば5)「法王」ですが、こっちは=保守。忠誠心。という意味があるため正反対の気がします。

使徒№6 蝕・フィードラ (“FEEDER”=喰らう者。“feed off”なら~に寄生する、の意) (この頭文字“F”が難物で。アルファベットでも6番目なんですが、6)「恋人」=愛。信頼。とは悪い冗談^^; そこで “6”は“1+5”に分解できるため“1”と“5”を並べて“15”に。 するとウェイト版「恋人」と構図は似た「悪魔」になる)
15)「悪魔」=束縛。中毒。・・・蟲の件でも納得できるんでは。


さて№7~11の5人は、使徒番号だけ見た方がハマるんですよね。 頭文字だと前述と被る人もいて。
(途中でこれってたいへん残念ですが。)

使徒№7 恤・マーシーマ (“MARS”=軍神マーズ(マルス)から? 「恤」なら“MERCY”=憐れみ、にすべきなんでしょうか・・・ちょっと合いそうになくて) 
7)「戦車」=支配。

使徒№8 怒・ラースラ (“WRATH”=憤怒  8番のカードの趣旨は「怒り」で振るう力とは異種のものなのでちょっと気に入りませんが“上から下された力”だったのは確かですね。そして方舟戦でスキン・ボリックがしぶとかったのも) 
8)「力」=岩のように揺るぎない持久力。

使徒№9 夢・ロード (“ROAD”=道? 「夢」の字との関連はこれも不明)
9)「隠者」=人に助言を与える。 導く者。

使徒№10&使徒№11 絆・ボンドム (“BOND”=絆) (双子ですが、10+11=21と解釈します)
21)「世界」=望みを叶える。 一つになる。


使徒№12 色・ラストル (“LUST”=色欲) (この人難しいですね。 使徒番号も頭文字“L”の順番も12で合致)
12)「吊るされた男」=自己犠牲。 あまりイメージが湧きませんが「主」に特に傾倒しているので今後の伏線になるのかも)

使徒№13 能・マイトラ (“MIGHT”=能力) (この人は頭文字“M”が13番目で使徒番号と共通) 
13)「死神」=始まるための終わり。 引越し。・・・今のところ方舟担当の人というくらいの情報なので後者でw

使徒№14 14番目/ネア (“NEA=”“ALLEN”) (“N”もまた頭文字14番目で使徒番号同じ) 
14)「節制」=バランスを取る。 試練。・・・これは今のアレンの方のイメージが強いですが。 
ノアを抱えているネアもまた、何とか今のバランスを保とうと必死なのかも知れません。



一通りやってみましたが、番号を振るルールがちょっと一貫性に欠けるのが難点ですね。
お話がもっと進んでから再度練り直したいと思います。







終わりよければすべてよし。(「意思伝達」)    

今月の目玉の、アレンと神田の対決(?)シーンふたたび。

[アレン] 「・・・神田って ホントわからない」 「キミが生きてて嬉しいと思いました。」 「でもアルマは?」
      「彼と一緒に自由になるんじゃなかったんですか?」 「なのにどうして 団服を着てるんですか?」
      「せっかくの自由を どうして捨てたんだよ!!! 」



アレンが、アルマの一件で心身ボロボロボロのはずの神田に向け その話題を出すとはちょっと信じられませんでした。
ましてや それについて責めるとか。

だから 唐突にありったけの敵意を向け出した不自然さとか その時のアレンの崖っぷち状況とも合わせて、
「これは神田を何とか自分から遠ざけるための方便だよね」・・・という解釈になりました。

対する返事がこれ。

[神田] 「・・・たとえおまえでも 死ぬまで誰にも話さないと誓った」
     「アルマとの最期は俺だけのものだ」 「テメェがくれた 俺とあいつの自由の証なんだよ」



神田は北米支部から「リトルグッバイ」する前 “アレン・ウォーカー”に既に「礼」を言っていましたが。

今回は“その後”の分まで含めた、彼流の最大級の謝辞だったんでしょう。 

マテールで二人きりにしてもらったことで、やっと自分達は真の意味で救済(=自由)を得たのだと。



しかしどうにも一見してこの2人の会話がかみあっているように見えませんね。
神田のケンカ腰。 胸倉掴む所作やにらむ目付きでは、本当にアレンに彼の気持ちが伝わったのか心配になります。
それへの反応を見る間もなくアレンは昏睡状態に入ってしまうし。


ただ このコマを見ているうちこれは『聖杯2』の図にも見え、大丈夫かなという結論に至ってます。今の所。

 212thA-10

『聖杯2』。 二人の男女が描かれていますが、恋愛関係に限らず 運命を共有する一対一の深い結び付きを示します。

中央に獅子の頭付きのヘルメスの杖が浮いてます。(ゴーレム達がそれに見えなくもない)
ヘルメスは伝令の神。 ということで「コミュニケーション」がこのカードのテーマになります。

さらに獅子の頭は情熱を象徴するもの。
それぞれの持つカップは感情の器の例え。

二人はただ向き合っているだけではありません。
左の女性の方は 比較的待ちの態勢です。
右の男性の方は 一歩踏み出し 相手に手を伸ばしています。


この左右逆転の構図となりますが、神田流コミュニケーションでは 情熱的に“遠慮する相手の胸倉を掴む”になるのか。
思えば、神田がアレンを認める意志を持ってまともに話しかけたのは今回初めてですね。
だったら表現が不器用になるのも当然だし、いつもの彼を良く知るアレンには伝えたかったメッセージだけは届いたんでしょうか。



さて。 『聖杯2』のカードを持ち出しておきながら、劇中に「杯」らしきものは登場していないんですが・・・

次のページで持ってる人がいるんですよ(^^)

212thB-10

アルマのマヨネーズ丼。

ユウは明らかに嫌がってますが、「ちょっと騙されたと思って!」とか言いながら強引に勧めているところ?


ユウははじめ、アルマと馴れ合う気は全くなかったんでしたね。
でもアルマがくじけずに積極的なアプローチを続けたお陰で 二人の絆はあれほど強いものになった。
今度はその二人の恩人のため、神田ユウが自分の心を伝える側に回ったという事でしょうか。





タロット初心者の下手な説明でちゃんと「伝わった」かどうかもはなはだ疑問ですが、本日はこれで終わります。






<使用カード詳細>
“Miniature Rider Waite Tarot Deck” / Arthur Edward Waite
 United States Games Systems: Crds版(1985/06)

“Pictorial Key Tarot” / Davide Corsi(イラスト)
 Lo Scarabeo;Crds Blg版(2008/02)


<掲載写真>
『D.Gray-man 第23巻』
  第212夜「A.W をたずねて・君を呼ぶ」より引用。

唐突にティモシーの話とか。

前回記事のコメントレス(返事)でツキカミさんの事を出したので、ちょっとティモシーが気になってきて。
“怪盗G”編など読み直しておりました。
(Dグレが『スクエア』に来る前のストーリー把握が、私 存外いい加減だったりしますんで)

2月号付録のイラストカードにもしっかり登場していますが、彼も入団前とは別人のようですね。
ちょっとした空き時間には、必ずティムキャンピーをオモチャにしながら アレンに引っ付いていた彼。
最近は、アレンのことをどう呼んでいたんでしょう。
まだ幼い彼にとって、アレンが最も“なりたい大人”のモデルだったりしたのかな・・・・・・


孤児院時代のティモシーは、
虐待環境からは救い出され、優しい院長やエミリアらの庇護も受けて 同じような境遇の仲間も一緒。 
以前より遥かにマシになったとは言え、自分の未来の展望がちっとも描けず、焦っていた感じでした。
これまで自分に関わった大人は、額の玉と共に忘れられない苦い記憶しかくれなかった父を筆頭に ロクでもない人間ばかり。

今は大切な家族のような院長先生や仲間達を守りたくて、秘密で「怪盗G」を始めたけれど。

それを機に出会った世の大人達も、普段は威張ってるくせ正体不明の敵には慌てふためくばかり。まったくだらしない。
かえって 彼の失望を深める残念な見本にしかならなかった。


その閉塞感を最初にブチ壊して目を覚まさせてくれたのが、アレンだったのではないかと思います。
「キミ 最ッ低だよ」

不満の矛先を他人にばかり向け 自分の事は全くお留守になっていた事に気付かされた、特大の一発。
アレンも 相手が小さな子供だと知ってたらこんな台詞はなかったと思いますけどね(^_^;)

どれほど得体の知れない奴が相手だとしても、己(おのれ)の信念は曲げない。 言うべき時には言う。
そうした言葉だけでなく、AKUMAらと命懸けの戦いの末撃退して ティモシー達を救い、実際に 心の強さを証明してみせた。
(こういう大人になら なりたい。 こんなカッコいい仕事が オレも出来るようになりたい。)

自分にもその資質があることを知らされ、ツキカミさんの姿はそのまま“大人になったオレ”を見せてくれて、すっかり彼の心は固まったんでしょうね。

(そういえば、おまけマンガで花嫁姿のエミリアと一緒の図があったけど。 結構彼としては真剣じゃないかと思いました。
 AKUMAに襲われて絶体絶命の修羅場で 自分のために立ち上がってくれた彼女には、あの時本気で惚れたと思いますよ。
 まあ楽しみにしてましょうw)


でも。 そのアレンが 遂に体内のノアに負けてしまい、大好きなリンクまで殺して逃走・・・・・・

彼がこの話にショックを受けなかった筈がないですが、周囲の大人達以上に こんな憶測には惑わされず、出会った当初の気持ちを思い出しては アレンを信じ続けてくれていると思います。


いつかティモシーの方が、自分の能力をフルに発揮してアレンの窮地を救ってくれる展開が見たいですね。





追記:ついででタロットの話。 ※こっちがオマケのはずだったけどカテゴリー「TAROT」に移しちゃいました(笑)


ティモシーの誕生日は5月7日。 (前回総選挙では蝋花と同着 25位でしたよ(^^))
タロットカードで該当するのは『ペンタクル6』

一応“義賊”の怪盗Gをやっていた彼にふさわしく、貧者にお金を恵んであげている人物が描かれています。      

P6.jpg 

彼はもう片方の手には天秤ばかりを持っています。
これは他人に恵んだだけのものをまた得られることを意味しているそうで。

またこのカードは、人助けの仕事に従事することも暗示しているとか・・・  ティモシーの就活バッチリでしたね!(^^)


参考:『タロット教科書』☆第1巻/タロット・ワークブック☆(マルシア・マシーノ著)



『18:月』に吠える。  

第211夜も一段落したので ゆっくりタロットの話でもしようと思います。
実は、ずっとこの風景を想いつつネタバレ話をやっていたんですけど。
本編がちょっと辛くなってきたら、あまり頭を働かさずこんなイメージの世界に来てぼ~っとしている方が気が楽ですね。 

タロットカテゴリーの13回目は『月』のカード。





この絵では一見 青空の太陽っぽくも見えますが、一応これは“月”なんで悪しからず。 “夜”です。

“月”とは夜(闇)の支配者。 魔の象徴。 

英単語の“lunatic”が「狂った」という意味を持つように、古来 月の光は怪しくも好ましくないものと関連付けられてきました。
※“luna”はローマ神話の月の女神

“夜”という状況も自ずと 悪い夢やら潜在意識など、掴みにくくあやふやなものの存在を浮かび上がらせます。

そして、図柄に登場する 水際から這い上がった一匹のザリガニ。 

これも 心の内から湧き出る迷い、恐怖など、精神のゆさぶりを象徴しているのだとか。



7巻冒頭、ティキに襲われてアレンが死に瀕した時 やけに大きく迫ってくる月を「来るな」と拒んでいた場面も思い出しますね。




月の明かりは太陽より弱いので、物の実体をはっきりさせず 

しばしば人を ゆがんだ幻惑と恐怖の世界へ誘(いざな)います。


空から何かが降り注いでいます。 これは月の支配力が地上まで及んでいるさま。

本編のアレンの夢の世界に置きかえるなら さしずめ

月は千年伯爵の象徴で、降りやまぬ雪が 世界を覆いつくす伯爵の力ということなのか・・・

降り積もる雪の上に エクソシスト達が倒れているイラストもありましたっけ。



姿の良く似た二頭の獣、また左右に据えられたそっくりな形の二つの砦と 「二つ」が繰り返される意味は、

月のカードの解説によると「双子」の表現なのだそうで。


やっぱりあのマナ・ネア兄弟も まだ本編ではハッキリ描写がありませんが、「双子」と思っていいのかな。

二頭の獣は マルセイユ版カードだとどちらも犬ですが、

このウェイト版の方は犬と狼で、右にいる狼が 月に恐怖し口を開けて吠えています。

これがもうあのシーンのネアにしか見えないのは・・・ フィルターかかってるせいでしょうか(苦笑)


211th-10.jpg
(コミックス23巻 第211夜より)







とりあえず。今夜はこんな感じですね。 では。






<画像使用カード詳細>
“Miniature Rider Waite Tarot Deck” / Arthur Edward Waite
 United States Games Systems: Crds版(1985/06)

彼(か)のピエロだよ。 (『愚者』マルセイユver.)  

昨日の記事(第210夜ネタバレ)で、ジョニーが出会った大道芸人を「ピエロ」と書きました。 現に彼がそう言ってますからね。
普通そう呼ばれるので、Dグレでもそれに習ったということでしょう。
でも本当はこういうタイプの芸人さんは“クラウン=CLOWN”の呼び名の方が良いそうです。
より広義の、総称としての「道化」と同じ。
(第21夜の 「僕小さい頃ピエロやってたんですよ」も、英語版では“I WAS A CLOWN ---”なんですよね)


19世紀後半のイギリスでは、彼らは「サーカスクラウン」と呼ばれ、人気者でした。
世界の道化の発生・分岐・発達まで、追っていくと非常~に奥深い世界です(←追いきれない言い訳)。
こちらのサイトの説明が比較的分かりやすいか。

日本では仏語から来た「ピエロ」の名が、それの指す範囲も膨らんだまま一律に定着してしまいました。
カタカナにすると英語の「クラウン」は“王冠=CROWN”と紛らわしい所為だからなのか。
でもだからこそ Dグレの“クラウン・クラウン=Crown(ed) Clown”という命名は面白いんですけどね。

 

何でタロットコーナーで「ピエロ」の話をしているかというと、
『愚者= THE FOOL 』のモデルも元は「馬鹿」というより「(道化師の)フール」だったからです。

ジョニーに絡めて説明したウェイト版カードの図柄では 『愚者』は旅立つ若者として描かれ、その解釈も前述通りですが、
より歴史の古いマルセイユ版を踏襲したカードでは 人物は道化師の格好で角と鈴付きのフールズキャップを被っています。 
例えばこんな様子。



右の装束なんかは、マナと一緒の頃の小さいアレン君に似合いそうですよね(^^)

これは、トランプ・ジョーカーのカードの枠に納まった第123夜の扉の道化の姿にも通じます。
あの、退魔ノ剣を(アレンだったら有りえない)左手で握って マスクを被り 玉乗りしている人物。

ジョーカー。
トランプのうちではナンバーが付かないカードですが、これが1~13の次=14番目とも言えそうですね。
ゲームでは、しばしば正規のルールを破る力を持つもの(ワイルドカード)だったりします。

123th-10.jpg


---  これは恐らくネアの事なんだろうな  ---

こっちの『愚者』カード。 
マルセイユ版の解釈によれば、ある時は何らかの目的を持って旅をする人物であり、
行く先々で 望むと望まざるとに拘わらず周囲に波乱を巻き起こすトリックスター的な性質も示唆されている。
愚行と計算高さの両面の象徴も出ているそうです。 
なかなか難しい人ですね(笑)

アレン・ウォーカーという人物の中に様々な要素が絡み合うのは、
本人が意識せずとも 人生にこの道化の影響が出ているという事なんでしょうかね・・・・・・
35年も前に目的を持って始められた旅なんですから。



最近になって改めて読み返すと、第118夜のロードの台詞も意味深です。

「あれは----   貴方(あなた)が悪魔に為損(しそこ)なった 彼(か)のピエロだよ。」

英訳では、ここの「悪魔」は殺戮兵器“AKUMA”とは区別され、文字通りの悪魔=“DEMON”でした。
「悪魔」の区分たって言い出すと面倒くさいのですが、大雑把に←「魔物」的意味合いで。
さらに気になるのは、何故かここの「ピエロ」訳が“CLOWN”じゃなく“少年=BOY”になってたことで・・・

すると少なくとも、アレンが墓前で魂を呼び寄せてしまった「おじさん」時代のマナの事ではない。
千年伯爵が昔、17歳のマナ少年を何か恐ろしいものに仕立てようとした事を指すのか、
それともネア少年の方の話なのか。
具体的にさっぱり見えてこないのがもどかしいです。 マナとネアの過去、早く知りたいなあ。





本日も寄り道してしまいましたが、この辺で終わります。







<使用カード詳細>
“Old English Tarot” / Maggie Kneen
 United States Games Systems: Crds版 (1997/07)

“Favole Tarot [Perfect]” / Fournier(作),Viktoria Francs(イラスト)
 Koenigsfurt-Urania (2008/01)

<本編画像引用>
『D.Gray-man13巻』第123夜「闇の吟(こえ)」から。


定冠詞の付いた『おバカ』。 (『愚者』ウェイトver.)   

第210夜ネタバレ感想の最中ですが、タロットシリーズ11回目。 今回再びジョニーの登場です。


これは『愚者』と呼ばれるカードです。 (ナンバーは“0”が振ってあったり 付いてなかったり それぞれ)




理想に燃えて旅立つ若者。
空を仰いで幸せそうな表情ですが、傍目にはヒヤヒヤ。 足元、崖っぷちなんですけど。 分かってるのかなこの人。


あっさり崖下まで転落して、終わりになるのかも知れない。
でも、ここぞという時は自分に正直になった方がいいよね。
誰も安全を保証してくれない囲いの外には、ひょっとしたら素晴らしい別の世界が見えてくるのかも。
自分がもっと大きく成長できるチャンスだって。

思い切りやって後悔しないのなら、行く所まで行ってみようか。 例えバカと笑われても・・・


という景色が見えたもので出しました。
ジョニーが「ともだちだから!」と宣言してるところです。

210th-10.jpg


何となくそれっぽい・・・でしょ?(笑) 
彼の 手荷物を後ろに跳ね上げて上向き加減な所とか、
掛け声だけは勇ましいのに どうにも見ていられない千鳥足とか・・・(^_^;)


本日も妄想三昧失礼しました。
それでは。




<使用カード詳細>
“Miniature Rider Waite Tarot Deck” / Arthur Edward Waite
 United States Games Systems:Crds版(1985/06)。

<掲載写真>
『D.Gray-man23巻』第210夜「A.W をたずねて・理由」から引用。

聖杯のスートとペンタクルの2枚。(「適応力」&「新章開始」)   

お知らせ。本日(11/24)午後8時からNHK総合テレビでアントワープ特集番組放映です。
・・・なんて案内をしましたが(※第208夜ラストの舞台は駅舎や建物のシルエットからアントワープがモデルっぽいので期待しちゃってwww)
残念ながらほぼダイヤモンド街の話に終始。 観光名所の方ではなかったですね。 ごめんなさい(汗)



え~では気を取り直してタロットの話の続きを。
アルマ編を念頭に神田の「剣」のスートを辿ってみたのと同様 今回はリナリーの「聖杯」スートで。 
リナリーは 誕生日(2/20)⇒星占いの星座(うお座)に当たるためスートは「聖杯」になります。その10枚を並べますと。



上段左から順に1~5。下段も同様6~10。
『聖杯1』は性質を“水”に喩(たと)えられます。心から湧き出す感性の象徴。
自分を見つめ理解し、人からも共感される暗示。

『聖杯2』で、特定の人と心が深く結び付きます
同じ境遇を分かち合うことにもなります。
黒の教団に連れて来られ 精神が危機的状況にあったリナリーの元に、コムイが現れた辺りですかね。
愛情とバランスを意味する構図です。

『聖杯3』は、友情のカード。(ジョニーの誕生日カードでも紹介済みですね)
リナリーならば 教団(ホーム)で心を許せる仲間に囲まれ、自分の才能を発揮して活躍を続けているところ。
ピークはエシ戦まででしょうか。

『聖杯4』。頑張りすぎた果てに一休み。心を閉ざして引きこもる
リナリーとしてはまだ仲間と戦いたい気持が一杯で、シンクロ率の落ちたイノセンスにしきりに呼びかけ続けていた辺りか。 
これは彼女自身よりも イノセンスの方の状況ですよね。
2度も結晶体化し 適合者の彼女を「閉じ込め」て守った事を指しているかも知れません。

『聖杯5』。 ノア本部襲撃の際 彼女に扉越しに嘆願していたコムイの姿に似ています。
喪失の悲嘆にくれ残った希望には目が向かない
状況。
しかしリナリーは将来(=まだ倒れていないカップ)に賭けて一歩踏み出します。

『聖杯6』。 調和。祝福
かがみ込んで少女に花を捧げる赤いフードの人。 ここはダークブーツの結晶化シーン。

『聖杯7』。リナリーは今現在この辺りではないか?と思います。
象徴化された物達が入ったカップがずらり並んでいます。“選択肢”のカード。
解説によればその中身は、勝利・富や成功・嫉妬心・異性への興味あるいは己を知ること・美徳の精神などなど。
当人は候補の多さに戸惑い、どれを取ったらいいのか決めかねています。
第207夜でリナリーがマリに “自分はアレンくんより教団を取った”と訴えていた場面を思い出しますよね。
そこでマリに、そんな狭い二択に捉われる必要がないことを優しく諭してもらいますが。

『聖杯8』。一番の焦点はここでしょうか。リナリーの誕生日、2月20日の運命のカードでもあります。
空にかかる三日月(・・らしい)は達成の断念を示します。
赤い衣装の人物は、せっかく積み上げたカップ(=これまでの価値観)も置き捨て自己実現の旅に出ます
リナリーなら、遂に教団を離脱することになるのか・・・ 多分そこに至るには、よほど決定的な何かが起きないと。
教団がそっくりそのまま自分の世界と言っている人ですからね。

その先は、
『聖杯9』“満足”のカードやら 『聖杯10』“平和”のカードなんですけど、さあどうなるでしょうか?
そう簡単には行きませんよね(^_^;)


因みに聖杯のスートには コートカードと呼ぶ「ペイジ」「ナイト」「クイーン」「キング」も含みます。
ご参考まで そのうちの『聖杯“クイーン”』。 
感受性が高すぎて傷付きやすく引きこもりがち。 
自分の夢より愛する人に尽くすことを優先。
直観力に優れるため予言は当たる。 
調和を愛し周囲の人たちを癒す存在。


ハートのイノセンスの性質も、こんな穏やかなものだったらいいんですが。
長い長い旅の果てでも、人とイノセンスとが真の理解に至れるのなら。



さて。
アレンの「ペンタクル」やラビの「棒」のカードについては、まだまだこれを元に神田やリナリーのような流れで辿るのは無理っぽいですね。
彼ら個々の物語が本格的に始まるのはこれからという事でしょうか。

でも アレンの(名前の)誕生日カードが『ペンタクル2』というのには納得しています。
優雅に振舞いながら現実的。 変化にはすぐ順応。 あちらもこちらも立てようとする。 巡り続ける・・・
最後のは、彼がマナと何度も巡りあう運命のことかなぁ・・・なんて勝手にしんみりしてw

ちなみに12月29日生まれのリンクも同じ『ペンタクル2』です。
彼の場合、あちら(ルベリエ)を立てればこちら(アレン)が立たず、になりそうですが どうか頑張ってください。




実は、その他1枚 非常に気になってる絵柄のカードがあります。 こちら。

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『ペンタクル10』

このカードの意味は 一般に“富”ですが。
人生のすべてを順調にこなし功成り名を遂げた老人が、穏やかに座って町の景色を眺めている図。
そんな解釈は置いといて、どうも第208夜の幻がちらつくんですよね。 
この記事冒頭で述べました あそこ。

高い塔がそびえる町。
立ち話中の2人の大人の陰から こちらをそっとうかがう水色の服の子供。
視線の先には白髪の人物。 まとわりつく白い犬達がアレンのイノセンスみたいな…

うーん(^_^;) 

このカードに気になる解釈がひとつあったんですね。
「ある段階から一歩進んだ上の段階への移行をも意味します」と。 

すると今後は
“教団を飛び出したアレンが新しい仲間を恵る” とか? 
“アレンのイノセンスがもう一段ランクアップ” とか?(笑)

あ、そういえばアントワープ!(←注:本編で地名は言ってません) 
ダイヤモンド取引の世界的中心地じゃないですか。
“ダイヤ”(=トランプ)がすなわち“ペンタクル”(=タロット)ですからね。←←←
やっぱりただの景勝地描写ではないでしょうこれは。


本日はまとまりませんがこんな感じです。 どうもお粗末。







<使用カード詳細>
“Miniature Rider Waite Tarot Deck” / Arthur Edward Waite
 United States Games Systems:Crds版(1985/06)。

参考:『タロット教科書』(マルシア・マシーノ著)




※追記
この「アントワープ(笑)」の次の回・第209夜から、副題に「アレン・ウォーカーをたずねて」の付くシリーズが始まりました。
『ペンタクル10』の暗示はやはり 「新章開始」の狼煙(のろし)だったかなーという解釈に落ち着いております。

結晶化の風景。(「真摯な心」&「祝福」)   

第208夜関連でした『剣10』カードの話('11.11.1 記事『Wake up !』)。 実はまだ続きがあったようで・・・
というわけで、本日も行き当たりばったりタロット企画の9回目。




上のカード、左は既出の『剣10』。(⇒神田が「起きろ」と声掛けをした錆びた六幻になぞらえました)

対し、右は『剣“ペイジ”』と呼ばれます。
こっちは 神田の両腕から噴き出た紅いイノセンスが首無し天使の格好で振り返るコマを連想しました。(向きは逆)
これはまた、どん底状況から脱して再び剣を手に立ち上がった 適合者本人の姿とも重なります。

神田ユウという人間が再び剣で戦う人生を選択した以上“精神力が試される旅”の途上であることに変わりはありません。
しかし「憂鬱から脱する」 「堂々と問題に向き合う」 「正当な理由のために戦う」 と解釈の付いたこのカード。
これからが彼の人生の本番ですので、持ち前のひたむきさを存分に発揮して頂きたいと思います。




さて結晶化といえば。

追い詰められた状況で酷使され休眠状態に入ってしまった後 再び適合者の覚悟とともに進化した形で蘇る・・・と、
似通った経過を辿っているリナリーと神田のイノセンス。
これはリナリーの方も見てみないと不公平ですよね。

そこで、彼女のスート「聖杯」のうち結晶化の場面に該当していそうなカードを探しました。 出て来たのは下の2枚。

blog_import_507b85f1c0cbe.jpeg


上の左は『聖杯5』
失ったものの大きさに心が塞ぎ 残る希望には目もくれず、最も悲嘆にくれている状況。
これに似た人物像として、第140夜『扉の向こう』。 本部襲撃の時の、扉の向こうでリナリーに嘆願するコムイ。
「ここにいてくれ。お願いだから・・・」という場面を連想しました。

右は『聖杯6』
第153夜で覚悟を決め 手の中のイノセンスを飲み干したリナリー。
その足首から噴き出し、紅い天使像となって覆いかぶさる体勢で彼女を見つめるイノセンス。(これも反対向き)

このカードには幸せなメッセージが沢山込められています。「調和が戻る」「祝福される」「特別な日」など。
中央の2人の子供は 純粋さ・無垢なものの象徴ということで“innocent”のカードとも言われます。
これでは“イノセンス”そのままですね(笑)





リナリーのイノセンスが16巻で初の結晶化を遂げてから、もう大分お話も進みました。
なので、もう次のカードを気にしてもいい頃です。
そこで懲りずに次回もう1回 タロット記事を続けます。

それでは。








<使用カード詳細>
“Miniature Rider Waite Tarot Deck” / Arthur Edward Waite
 United States Games Systems:Crds版(1985/06)。

参考:『タロット教科書』(マルシア・マシーノ著)

参考:『ラーニング・ザ・タロット/タロットマスターになるための18のレッスン』(ジョアン・バニング著)

リーバーさんとジョニー君。(「トレーナー」&「友情」)   

Dグレのファンブックには、登場人物の誕生日のデータまでギッシリ書かれています。(無論全員とはいきませんが)
決めてある以上は何か意味があるんだよね?と思っていたところ、色々と教えて頂きました。

小アルカナ(トランプの4種のマークのように、棒・聖杯・剣・ペンタクルに分けたグループの札)でも
2~10の数字付きの札が、個々人の誕生日を支配する運命の札になるそうで。
それについて1年366日分の該当カードと、メインキャラに関する考察が載った『Clock Work Rose』記事はこちら

今年発行された『キャラ†グレ』でアルマの誕生日も分かったのでちょっと見てみました。
12月 6日=『棒9』。 
画像はここに出してませんが、頭に包帯を巻き 計9本の棒の傍で守りの体勢を取っている人物がいます。
意味するところは“以前にあった戦い。それがまた復活する兆し”“勝ち取ったものを守ろうとしています”と。
(マルシア・マシーノ著『タロット教科書』より)

北米支部で神田を襲ったアルマの行動。
“ユウとの友情は9年前に終わったと思い込み、昔の恋人時代の彼とのつながりだけは死守しようと再度戦った”
と見るならば当たってますね。

そういうわけで(実は他のキャラにも当たってみたのはもちろんですがキリがないので割愛)、今回主役はリーバーさんとジョニー君





先にジョニーから。 左の札です。

7月2日『聖杯3』。 意味を一言で表すなら“友情”。

『司祭』のカードが示す形式的な集団でもなく『ペンタクル3』が示す仕事上の仲間関係でもなく。
これは感情レベルで結びつく繋がりを表しているそうです。
職場を放棄してでも、アレンを友達として助けに行こうとしている 彼の姿そのものです。

タロット教本には、「自分の才能や想像力を発揮して見事な表現をする」という嬉しいご託宣もあり。
やっぱ期待していいよね。



さらにリーバー。 右です。

9月8日『ペンタクル9』。 

人物はたわわに実った葡萄の茂みの前に立ち、片手に鳥を止まらせ それを見ながら微笑んでいます。

これらの葡萄は心を込めて育ててきたもの、また鳥も良く調教された飼い鳥であり心と英知の象徴です。
「自分にとって何がベストであるか知る能力と最後までやり通す忍耐」がテーマ。 仕事が有能な彼にふさわしく。
とすればこの鳥って、リーバー班長の下で育った後輩のジョニーと見ていいんですよね。

昔は上流階級の女性の遊びとして鷹狩りもあったそうで、言われれば婦人の 鳥がとまってる方の手には手袋。
この絵じゃあまり鷹っぽくないんだけど。
飼い主の心を受け継いで、鳥は成長し 今羽ばたいていくところである、と。
もしこれが飼い主のいる鷹ならば、収獲を手にまた戻って来ることになりますが・・・ さて。



そんな解説に嬉しくなってましたら、今度は「あ、この図見たことある!」と思いました。
今月の第209夜の扉が 正にそんな感じじゃないですか?

209th-10.jpg


班長がやたら本に囲まれてるのは カードでいえば「葡萄の茂み」になるんでは?
そして、「鳥」の代わりに班長が手にしているのは写真立て
この写真には おそらく育てた鳥ならぬ後輩のジョニーが写っているんでしょうか。

これからは それぞれがそれぞれのポジションで。
ナントカの一つ覚えですがやっぱり彼らにかけたい言葉はガンバレしかないですね。



ではまた。







<使用カード詳細>
“Miniature Rider Waite Tarot Deck” / Arthur Edward Waite
 United States Games Systems:Crds版(1985/06)。

<掲載画像>
『D.Gray-man23巻』第209夜「A.W をたずねて・同行者」より引用。


参考:『タロット教科書』(マルシア・マシーノ著)
   『ラーニング・ザ・タロット/タロットマスターになるための18のレッスン』(ジョアン・バニング著)

Wake up ! (「夜明け前」)   

いよいよ11月ですね。こちらは相変わらず第208夜関連ネタをお届けです。御用とお急ぎでない方はどうぞ。

昨日は巷ハロウィン一色だったのに、忘れかけていた最後のイースターエッグを見つけましたよ(笑)
“アルマ編を神田の六幻にちなみタロット「剣のスート」で追ってみる企画”(長いわ)締めくくりですが、とうとう出ました!
神田美人の目くらましがなきゃもっと早く目に付いたでしょうに。

今回の比較は以下の通りですが、どうでしょうか。




blog_import_507b867a10114.jpeg

『剣10』のカードは 骸(むくろ)のように横たわる人物に、10本の剣が刺さった図。
対して神田とズゥの重なった手の両脇からもれ出る光条も、左右各5本の計10本。 倒れた人の代わりが錆びた六幻ですね。

そして このコマに添えられた台詞「起きろ」


こうやって見ると、この漫画のセンスはやはり凄いなと思います。
一見すると「破滅」 「死」 「犠牲」などの 暗い暗示で一杯の『剣10』カード。
しかし裏を返せば「上昇の前触れ」とされている意味まで ここにしっかり込められていますからね。

カード絵の中央、彼方に広がる曙の空のように どん底を見た人間に残された、再生への希望までが感じられて。

まるで二人の手は六幻をバトンタッチしているように見えます。 おそらくそれと共に“命”の・・・

ズゥはその人生の中で取り返しのつかない過ちを犯したけれど、ちゃんとそれを自覚して逃げなかった。
言い訳はしないながらも 研究所の厨房に通いつつその心中は、アルマやユウの顔を見るのさえ辛かったと思います。
晩年は若い研究者らに囲まれ、温厚な人柄で慕われていた。
きっと残りの人生を出来る限りの償いで埋め尽くし、最後は余命を若人に譲って逝ったような気がします。




タロットの示した運命は、結局 道をひとつも違えることなく非情に突き進みました。
けど、そこに置かれた人達にも「絆」を信じてあがくだけの希望は残されているってことですね。

他人のスートに介入するのはどうもルール違反らしいんだけど(^_^;) それを見事にやってのけたのがアレン。
神田とアルマを守るため、自分が代わって矢面に立った。

最後の後始末を引き受けたのがズゥ。
セカンドとして生まれ『剣10』の運命と共に終わるはずだった神田の身代わりになってくれたような。





・・・などなど、今日のはちょっと妄想が過ぎました。

いや発売日直前だもんでちょっと浮かれすぎかww

早く発売日にならないかな~。









<使用カード詳細>
“Miniature Rider Waite Tarot Deck” / Arthur Edward Waite
 United States Games Systems; Crds版 (1985/06)

<『D.Gray-man』本編引用>
 『ジャンプスクエア』2011年 11月号 より

『19:太陽』 のカード。(マルセイユver.)    

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タロットのウェイト版とマルセイユ版とで 絵柄・解釈がやや異なるカードがあることは前にも話しましたが、これはその典型。
今回取り上げるのはマルセイユ版の方の『太陽』のカードです。
ずっと気付かずにいたのですが、暇人mkⅡさんの投稿コメントをきっかけに見つかったもの。

アルマ編でもクライマックスシーンですが、抱き合う2人の衣装デザインといい 足元に浮かんだ図形といい・・・
こうまで似ると、星野先生はこの場面をずっと念頭に置きながらアルマ編を進めてきたんだと思います。

紆余曲折の果て 全ての真実があらわになり、ようやく2人の心が結び合った瞬間。

カードの大意は “真実に気付く” “理解する” “自由と解放を感じる”など。








参考:『ラーニング・ザ・タロット/タロットマスターになるための18のレッスン』(ジョアン・バニング著)

<掲載写真>
『D.Gray-man 第21巻』185頁
  第199夜「リトル グッバイ」より

<タロットカード画像>
Wikipedia「太陽(タロット)」のページから引用。 




アポクリフォスのターン。(『8:力』&『13:死神』)   

タロットカードの暗示がD.Gray-manの中に度々出てくるのがとても楽しいですが、今後の展開予想までできるのかは疑問です。
わざわざ盛り込まれる以上、解釈のヒントには役立ちそうと思っていますが。

一応解釈は、ライダーウェイト版の解説を参考にしております。

 blog_import_507b89ea25657.jpeg

上に並べた2枚。左はこれまでと同じ(ライダー)ウェイト版のカードですが、右はマルセイユ版の踏襲。
現代のタロットカードは大半がこの2つの流派に分かれ、ものによっては相当絵の構図も解釈も異なります。
今回右側でマルセイユを出してきたのは、たまたま手持ちでこちらの図柄がよりふさわしかったという単純な理由。
素人なので適当です。すみません。



どちらも大アルカナ。 左は『力』、右は『死神』。 アポクリフォスのイメージです。


『力』の方。
「今 治してあげるからね」と優しく介抱(?)する枢機卿。

第203夜で、アレンの中で暴れだしたノアメモリーの14番目を押さえ込んでいる所ですね。
宿主のアレン本人が大変な苦痛を味わわされますが、“枢機卿”の方は不気味なほどの無表情。

カードに登場する女性の頭上には 前に紹介した『魔術師』と同じ“∞(= 無限大)”の印が描かれています。
それは、高位の存在から賜った力を保有していることの表現。
なので、この女性も全く力んだ様子がないのに やすやすと獅子の口を捕らえて閉じようとしています。


『死神』の方。
のっぺりした外見の不気味な正体を露わにし、自称「死神」の台詞もあったハートの守護者アポクリフォス。
ちょっとこの髑髏のイメージはありますね。

第204夜の戦闘でも彼は強さを見せつけましたが、タロットカードの死神はもともと“神の農夫”の役回り。
天の命を受け地上の作物を収穫に来ているんですね。手にした大鎌は 昔ヨーロッパで麦刈りに使用されていたものです。
アレンの頭部を植木鉢のように抱えて成長ぶりに目を細める様子は、何を考えているのか かなり不気味です。


とりあえず。
アポクリフォスが根こそぎ刈り取って行ったものは、
アレンが黒の教団のエクソシストとして コツコツ積み上げてきた業績、信用、そして大切な仲間達と暮らす場所。

- みごと更地にして下さった orz -




・・・ということで第204夜までおさらい終わり。 今度こそ主人公は自分の本当の道を極める旅に出なければなりません。






<後記>

タロットにつき色々教えて下さった『Clock Work Rose』管理人の貘29番さん どうも有り難うございます。
そして、いつもお世話になりっ放しの『シロクロライン』管理人、とらみさんにも感謝致します。

お二方ともトラバやリンクのお許しを頂きながら、ネット音痴が未だに載せ方が分からずうろうろしています。
済みません~ (そのうち何とか・・っ!)








<使用カード詳細>
“Miniature Rider Waite Tarot Deck” / Arthur Edward Waite
 United States Games Systems; Crds版 (1985/06)

“Old English Tarot” / Maggie Kneen
 United States Games Systems; Crds版 (1997/07)

アルマ編をたどってみる。(剣[Swords]のスート)  

Dグレのメインキャラ4人の誕生日は、星占いでも トランプと関連付けて4つのマークが割り当てられるそうで。

アレン・ウォーカー 12/25 (やぎ座)=ダイヤ
神田 ユウ 6/6 (ふたご座)=スペード
ラビ 8/10 (しし座)=クラブ
リナリー・リー 2/20 (うお座)=ハート

神田所属の“スペード”に該当するのが、タロットだと“剣”のスート(グループ)になります。 
六幻を携えた神田らしいですね。

そこで長かったアルマ編を、剣のスートの番号順で振り返ってみることにしました。

今回必ずしも 構図の一致にこだわりません。
カードの示す(主に)意味を、本編の進行と比較して 何かが見えて来ないかな?という確認で。



写真を左上から順に。

『剣のエース』(このカードはスート全般を通しての運命を象徴します)=「精神力が試される試練の旅」

『剣2』「囲いの中に留まる」「上手くいってるフリ」
 ・・・・・セカンドエクソシスト計画で作られた ユウとアルマの被験体時代。

『剣3』「断絶」「犠牲」「深い悲しみ」
 ・・・・・アルマの暴走。 亜第六研究所崩壊の惨劇。 ユウがアルマを破壊。

『剣4』「一時休戦」「瞑想」
 ・・・・・ワイズリーが蘇らせた神田の過去の記憶。 巻き込まれたアレンもここからツアー同行。

『剣5』「嵐」「冷酷さが他人を傷つける」
 ・・・・・目覚めたアルマがAKUMA化。 神田とアルマの戦い・暴走。 止めに入ったアレンが傷付く。 アルマ自爆。

『剣6』「再起をかけた逃亡」(問題保留のまま)
 ・・・・・神田がアルマと離脱。 (に乗った2人の客は方舟でマテーラへ転送された彼らですね) 


剣のスートの運命は、そのまま六幻と共にアレンヘバトンタッチ。

『剣7』「破滅につながる言動」「密かに進むダメージ」
 ・・・・・アレンが神田・アルマの逃亡幇助と手出し無用宣言。 六幻の傷を負ったアレンの体中で徐々に進行する侵蝕。

『剣8』「拘束された力」「他者の介入」「非難」
 ・・・・・トクサの救出を割り込んだリンクに妨害される。 アレンは呪符まみれ。 一向に聞く耳を持たないルベリエ。

『剣9』「絶望」
 ・・・・・帰還即投獄。 六幻は取り上げられました。


次に待つ札は順当なら『剣10』=「破滅」「死」。 六幻を持つ誰かに降りかかるのでしょうか。



こうして見ると六幻がすっかり悪者になってしまいますが、この妖刀のイノセンスもちょっと謎めいてますよね。

こんな見方はどうでしょう?と貘29番さんに伺ったんですが、所属のスートが途中から誰かに移行したりはないですと。
ただ、物語的には一致するところが面白いとも言って頂きました。

あくまでDグレは“物語”ですので。 個人的にはあるかも、って結論にしておきます。

アレンがティキから渡されたあのトランプも思い出すんですよね。

スペードのエースは一般に凶兆ですが、竹林のアレンをフォーが保護して連れ去る時 現場に落として行きました。
その後のアレンは死から解放されますが、拾ったラビがそれを持ち込んだ江戸行きの船では惨劇が起こる。

やっぱこういうの、Dグレ的にはありそうで。 

・・・あー・・ そういえばトランプ、蝋花達が方舟に向かうアレンにわざわざ戻し…(^▽^;) 
でもあの問題の1枚だけが、仲間の気持ちがこもった複製品に置き換えられていましたから それで辛うじて救われたという事かも知れませんね
(どこかのおとぎ話にあったような、良い魔法使いが 悪い魔法使いの術をかけ直す的なwww)







<使用カード詳細>
“Miniature Rider Waite Tarot Deck” / Arthur Edward Waite
 United States Games Systems; Crds版 (1985/06)

すっかり沼。(「8 of Swords(力の拘束)」&「9 of Swords(絶望)」)    

今回はこの2枚のカード。 とある回の始まりと終わりのコマにイメージがもろ被り。



blog_import_507b89fe5694a.jpeg blog_import_507b8a000ef59.jpeg

前回・前々回で取り上げた『吊された男』と『魔術師』は、“大アルカナ”と呼ぶ22枚のカードのうちの2枚でしたが、
今度は“小アルカナ”。 

トランプのように「剣」「ペンタクル」「聖杯」「棒」の4グループに分けられます。

その中の 左は『剣8』(力の拘束)、右は『剣9』(絶望)

第201夜のサブタイトルが『絶望の罪人』となっておりますからね・・・


<カード> 女性を取り囲む8本の剣 ⇒ <本編> アレンの上半身を取り巻くように見えている呪符の“縛”文字が8つ。

<カード> 壁にかかった9本の剣  ⇒ <本編> “禁”文字の呪符は 壁の8枚+アレンの左手を押さえる1枚。



この回を読んだ当初は、延々と孤軍奮闘してきた主人公へのあまりの扱いにかなり落ち込みまして…><

しかしタロットカードがここまで展開と一致するのを見てしまうと、ちょっと別の楽しみが生まれてきましたね。
アレンが神田から預かった六幻を執拗なまでに離さなかった理由も、こっそり置かれたヒントだったのかな?
剣のスートのカードは他にも隠れているかも知れない・・・と思い直しました。



かくして世はジャンプフェスタ2011に沸く最中、仕事が忙しくて見にも行けない貘29番さんをつかまえて
延々まくし立てていたのでありました。  今更ながら、誠にスミマセンでした!!




まだつづく。







<使用カード詳細>
“Miniature Rider Waite Tarot Deck” / Arthur Edward Waite
 United States Games Systems; Crds版 (1985/06)

<『D.Gray-man』本編引用>
 『ジャンプスクエア』2011年 1月号 より





心のままに。(『1:魔術師』)   

今度は『魔術師』のカード・・・に見えてくれますように^^;



blog_import_507b8a0b0223d.jpeg


第199夜、21巻本編の最終ページ。
神田とアルマをマテールに送り出し アレンが方舟「ゲート“アダラ(破壊)”」。 
いきなりの新技披露には若干戸惑いましたが、呪文を唱える時のアレンの妖しさをたたえた表情がもうね!←


「『魔術師』のカードは信念のカードです。」 「自分が思ったままの存在である、というものです。」
 (マルシア・マシーノ著『タロット教科書』)

ほんとうのはじまり。 №1がついたカード。


黒の教団がひた隠しにしてきた被験体2人の逃亡幇助。 紛れもない反逆行為。
アレンは自分の心にだけ従い、迷わずそれをやってのけます。
それが為 第204夜現在では、黒の教団との離別を余儀なくされるわけですが。
それでも敷かれたレールから大きく踏み出す最初の一歩

「うん道は決まってない!自分がつくる。」第173夜)


哀しくなるほど強い人ですね・・・ アレン・ウォーカー(/_;)






<使用カード詳細>
“Miniature Rider Waite Tarot Deck” / Arthur Edward Waite
 United States Games Systems; Crds版 (1985/06)

<『D.Gray-man』本編引用>
 『ジャンプスクエア』2010年 11月号 より (21巻収録画像とは若干異なります)

きっかけ。(『12:吊された男』)   

下の写真2枚を見比べてみて下さい。似ていると思われますか?

 blog_import_507b8a15abe17.jpeg


タロットカードの知識は皆無だった私が、片足突っ込むことになったワンシーン。

第195夜のアレン・ウォーカーがラストでこんな目に遭っていて「吊るされたまま1ヶ月は辛いわ」なんぞと冗談言ってたんですが、ふと「『吊るされた男』ってどこかで聞いた事あるなー。タロットとかだっけ?」と思い立ち、以前タロットの話題を出されていたDグレサイト『Clock Work Rose』の管理人貘29番さんに伺いました。(記事より先走った質問をコメントしてしまいその節はどうも失礼しました)


色々教えて頂くとタロットって面白いですよ(^.^)

カードの呼び名は『吊るし人』とするのがベターだそうですが、
『吊るされた男』と呼ばれる事が多いですね。
大意は“進んで受け入れる自己犠牲”
それと“従来のものの見方を変える”というのもあります。

それ以後の物語の展開がもうそのままで。

アレンがAKUMA化したアルマの心までも理解しようとし、暴走に我を忘れた神田を止めようと六幻に貫かれる。
「へえ これ故意に挟んだ構図だったの?」と思ってから 面白くて物語の中のカード探しが癖になりました。

そんなわけで、神田編。タロット妄想が続いて行きます。





<使用カード詳細>
“Miniature Rider Waite Tarot Deck” / Arthur Edward Waite
 United States Games Systems; Crds版 (1985/06)

<『D.Gray-man』本編引用>
 『ジャンプスクエア』2010年 7月号 より

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キャンピー

Author:キャンピー
Yahoo!ブログから移動して'12年10月25日オープン。
それ以前の日付記事は旧ブログからの訂正版です。

生年:不明。35年前には存ざ(ry
BD/Btype:8月某日(Leo)/AO型
身長:160cm
体重:標準(自称)
家族:5人。夫と子供3人(男・男・男)
好物:漫画はDグレでお腹一杯。

<他ツイフィールまで> http://twpf.jp/ripvansf
   

Dグレの応援お願いします。
漫画「D.Gray-man」は、2004年5月31日発売の『週刊少年ジャンプ27号(6月14日号)』で連載を開始し、2009年『少年ジャンプ22,23合併号』(第186夜)まで掲載。 以降2009年『赤マルジャンプ9月20日号」に第187夜掲載を経た後、第188夜からは同年11月発売の月刊『ジャンプSQ.2009年12月号』で連載再開。そこから2013年刊行の『SQ.2013年2月号』の第218夜までを掲載。 同年『SQ.4月号』誌上で編集部より「再開未定の一時休載」告知。 2年半の長期休載を経て、2015年7月17日発売の季刊誌『ジャンプSQ.CROWN(スクエアクラウン)』に場を移し連載が再開しました。 その後、掲載誌は2018年4月16日発売号より『SQ.RISE(スクエアライズ)』とタイトルを変えてリニューアル。現在も継続中です。 コミックスは2013年11月に24巻発売(第218夜まで収録)・2016年6月3日に25巻発売(第222夜まで)・2019年2月4日に26巻発売(第230夜まで)。      <星野桂先生のインスタグラムアカウント(@Katsura_5600)も現在元気に更新中>   
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