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第217夜(5)「A.Wをたずねて・One seat empty」

先日ネットを巡回してたら、こういう形式[本編ネタバレ+感想+考察マゼコゼ]の投稿記事に批判的(というかお怒り?^^;)な御意見を目にしました。
『ティムのしっぽ』は個人的趣味でやっている「ファンブログ」に過ぎませんので、考察レベルで期待外れな所はごめんなさいね。
繰り返しますが、誤解があってはお互い不幸ですので念を押しておきます。

ここを、本編を読まなくても済むようになる「ネタバレ」を売りにするつもりはありません。

どうぞ誤解無きよう。  ※断り書きはこちら

ファンが原作の足を引っぱるようなマネをしてどうするんです。


小説風?wに情景を書き綴ったり本編のセリフをそのまま盛り込んでいる訳(わけ)は、どこかに伏線になるヒントやキーワードが盛り込まれていないかを いつも期待しているからです。
時間が経過してから見返すと新しい発見(含カンチガイ)もあったりするので 実際自分の役には立っています。

それを閲覧者さんに見える形にしているのは“私はこういう解釈で原作を読んでいます”という説明目的に過ぎません。
そこを曖昧にしたまま主目的である「考察」の内容が分かってもらえるとは・・・とうてい思えませんので。

本編に無いセリフまで入る理由。
これも「私はこういう解釈~」の説明の一環です。
我ながら鬱陶しい事は自覚してますので 最小限に留める努力はしています。
本物のセリフと区別ができるよう、一応色も違えてますよ。
モバイルで閲覧される方には配慮を欠きますが、私がPCしか使える環境にないため そこは御容赦願います。


それでは 前回の続きから。




フロワ・ティエドールは愛弟子をまっすぐ見据え、静かに しかしいつになく真剣な表情で話しかけた。

「このままではマリとリナリーが中央庁に拘留されてしまうかもしれない。 理由はわかるね?」
「なぜ無断で教団を出た?」
「キミはアルマ=カルマとの逃亡で 一度中央の信用を失ってる身なんだぞ」




地面にへたり込んだまま ぼんやりと師を見上げる神田。 しかしその耳に彼の説教は届いていなかった。 
いまだ脳内では さっきの展開通りの記憶がリピートされている。

[アレン] ----- ありがとう神田 -----    ----- 教団を頼みます -----


突如 その情景が、醜くグニャリと歪んだ。

[神田] 「!?」  「ぐっ・・・!?」

激しい頭痛とともに、今度は全く違う景色の断片が見え始めた。
こちらのアレンは これまでとは別人のような仏頂面で。

----- なんか喋れよテメェ コラ -----
----- この手錠はずしたら喋ってやっても構いませんが? -----
----- まぁまぁ ふたりとも~~~ -----
----- あの ---- 印刷機って頼めるかな? -----



目の奥から何か異物がボロボロこぼれ出てくるのを感じる。
[神田] 「く・・・ぅ」

顔面蒼白の弟子のようすにティエドールも慌てた。
「!?  神田?
どうにも堪らなくなって、神田はその場に嘔吐した。

[ティエドール] 「どうした 神田!?」



この激しい拒絶反応の大元だけは彼も理解し、うずく左胸を押さえた。

[神田] (なんだ・・・・・・・・・っ!?) (どうして呪符が反応してる・・・・・・!?) (なにを  治癒して・・・)


記憶の中。 今度は知らない男の手が懐中時計を握っている。

----- ずいぶんと良い時計だね -----

[ティエドール] 「どうしたんだ」  「しっかりしなさい 神田!?」



時計を手に話しかけてきた男の全身が 暗がりから徐々に浮かび上がる。

[神田] (ちがう)   (俺は あいつらをまだ見送ってない)   (バカモヤシと まともに話すらしてねぇぞ・・・っ)

ゴ プ       その瞬間、彼の目から堰(せき)を切ったように溢れ出た白い異物・・・・



[神田] (おぼえてる   思い出した    この痛み)   (俺は コレを   知ってる --------・・・)

(昔 何百回も体験させられた痛みと同じ)


記憶の男の向けてくる掌が、神田ユウの視界一杯に広がる。  彼の全てを支配しようとするかのように。

----- アレンのことはワタシにまかせて 教団に帰りなさい -----

繋がった。

[神田] (あれは イノセンスだ)



神田はすっかり我に返った。 
気付けば 余程挙動が怪しかったのか、心配するティエドールにガッチリその肩を掴まれていた。
ふと目を落とした先には、まだあの黒い塊が。

[神田] 「・・・・・・ティムキャンピーか・・・ッ?」

[ティエドール] 「!?」

[神田] 「おいっ」

[ティエドール] 「ティムだと・・・?」

[神田] 「あいつはどこ行ったんだよ おい



彼が必死で呼びかけても全く反応は無い。
ゴーレムの黒変したボディに突き立てられている 妙な形の物体。 引き抜いてはみたものの。

[神田] 「!?」   「なんだこれ 木片・・・?」



ティムの形を極力保って両手で静かにすくい上げてみたが、まるで無反応。
神田の手の縁からカケラがハラハラとこぼれ落ちた。

[神田] 「再生しない・・・」   この肝心な時に・・・

「くそ・・・っ」 「何がどうなってやがる・・・っ」

教えてくれ! お前は何を見てきたんだ!?





神田にしかない セカンドエクソシストの被験体だったという特殊体験。
いつか何かの伏線に使われるだろうとは思ってましたが ここでしたね。
でもすぐに記憶が取り戻せたのは本当に良かったです。
(どうも一部がまだ怪しいのでは?と前回指摘した所は、とりあえず棚上げ)


第216夜の後、神田の奪われた記憶はセカンドの再生能力で修復できるのか?という部分には疑問符を付けました。
肉体の傷や欠損。 神田が損なわれた細胞を超速で再生させる場面は沢山出て来ましたが、
今回の“記憶喪失”に関して、再生されるべき“傷”の範疇に入れていいのかについては迷ったからでした。

アポは脳細胞の記憶に関るルートの一部を切って繋ぎ換えた訳じゃなく、上からマスキングしたんではなかろうかと。
傷でないなら治せないんじゃないの?と。

しかし、この第217夜で出た結論。
セカンドの能力で記憶は取り戻せたので、予想はハズレ。
ただし“マスキングだろう”という理屈だけは当たったみたい(苦笑)

どうもセカンドの呪符は、細胞の再生のみならず異物の排除もできたらしいです。 (初めに解説が欲しいさ~^^;)


神田の目からウロコ、いやイノセンス(笑)

あの技を アポクリフォスは、近年までそうそう表に出なかったといえど、7000年間を通じれば一体どれほどの人数にかけてきたのやら。
神田のように自力で剥がせた人は皆無でしょうから、術にかかった人の脳には一生張り付いたままですよね きっと。

公式データブックの『灰色ノ聖櫃(グレイアーク)』には、六幻の「二幻刀」の解説に「質量保存の制約すら超越」とあります。
イノセンスであるアポクリフォスも、自分の分身がいくらでも作れるということですかね(怖いよw)

それでも。 千年伯爵に勝利するためには 肝心な何かが足りないわけ・・・ですか。



残りはあと1回(の予定)です。 それではまた。



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Author:キャンピー
Yahoo!ブログから移動して'12年10月25日オープン。
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生年:不明。35年前には存ざ(ry
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家族:5人。夫と子供3人(男・男・男)
好物:漫画はDグレでお腹一杯。

<他ツイフィールまで> http://twpf.jp/ripvansf
   

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漫画「D.Gray-man」は、2004年5月31日発売の『週刊少年ジャンプ27号(6月14日号)』で連載を開始し、2009年『少年ジャンプ22,23合併号』(第186夜)まで掲載。 以降2009年『赤マルジャンプ9月20日号」に第187夜掲載を経た後、第188夜からは同年11月発売の月刊『ジャンプSQ.2009年12月号』で連載再開。そこから2013年刊行の『SQ.2013年2月号』の第218夜までを掲載。 同年『SQ.4月号』誌上で編集部より「再開未定の一時休載」告知。 2年半の長期休載を経て、2015年7月17日発売の季刊誌『ジャンプSQ.CROWN(スクエアクラウン)』に場を移し連載が再開しました。 その後、掲載誌は2018年4月16日発売号より『SQ.RISE(スクエアライズ)』とタイトルを変えてリニューアル。現在も継続中です。 コミックスは2013年11月に24巻発売(第218夜まで収録)・2016年6月3日に25巻発売(第222夜まで)・2019年2月4日に26巻発売(第230夜まで)。      <星野桂先生のインスタグラムアカウント(@Katsura_5600)も現在元気に更新中>   
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