2014.01.30(Thu)
コメントの話題から。1 (奏者の資格・高速読み取り)
コメント欄でのやり取りも 後の参考になりそうなものは、記事に持ってこようと思います。
こめこさん 考察関連で御質問ありがとうございました。
放置していた辺りを見直すいい機会でした。 情報整理にもなりますので助かります(^^)
あくまで私の解釈からの説明ということになりますので・・・正解じゃないかも知れませんが御了承を。
Q 1、奏者の資格って誰から誰に渡ったと思いますか? 渡したのはネアだと思うんですけど・・・。
「誰から誰に渡った」と仰る所の意味が、すぐには分かりかねました。
おそらく9巻第86夜のここの会話を受けたものでしょうか・・・ 一応そのつもりで話を進めます。
↓
[ジャスデロ] 「どうして今の方舟は江戸から離れられないの?」
[千年伯爵] 「ノアにはもう一人奏者がいたことがあったのでスv そいつが裏切って方舟を狂わせたのですヨv ・・・殺しましたけどネv」
「そいつは奏者の資格をどっかの誰かに与えてしまったのです。 それから方舟は江戸との接続を解除できなくなり その誰かしか場所を移せなくなったのでスv」
千年伯爵は「そいつ(=ネア)が資格を与えてしまった」と言いますが、肝心の相手が誰かも分かっていません。
そもそも資格の受け渡しがあったんだろうと勘ぐった所から、伯爵の 事実関係に基づいた単なる憶測だったと思います。
------ ネア(宿主)はとっくに死んでいるのに彼の能力で繋がれた江戸接続が失効しない ------ (第86夜現在)
一般にノアメモリーの宿主が亡くなり次の宿主に転生したら千年伯爵にちゃんと分かるようになっています。
ラースラ(怒)やワイズリー(智)の時、そんな描写がありましたね。
でも14番目に関してそんな兆しはない。
つまり宿主が死んでメモリーは休眠状態のはずなのに どこかに隠れて能力を発揮し続けている状況。
奏者の資格は ノア間同士でもやり取りできない 伯爵とロードと14番目メモリーだけが持てる特権ですから、
これは14番目メモリーごと 宿主にはならない形で保有している誰かがいるんじゃないか。
⇒ そこで ネアと深い関わりを持っていたうえ魔導術の達人でもあったクロス・マリアンに白羽の矢を立てたと。
多分こんな流れと思います。 もっとも伯爵の予測は外れましたが。
17巻のアレンとクロスの会談の中初めて明かされた過去では、奏者の資格を預かるどころかクロスはネアの死に立ちあってもいません。
伝聞でネアがいずれ復活することを聞かされていただけで。
ネアの死からずっと後に、クロスが マナに接近したサーカスの赤腕少年(後のアレン)を目に留めた時、もう既にネアは彼の中にいました。
ティムが、製造者のクロスに楯突いても ほぼ初対面の少年である彼を守ろうとしたのがその証拠。(小説版3巻)
方舟戦終盤。
結局 秘密部屋から方舟を動かしたのは、クロスの弟子となったアレンでした。
アレンはピアノを弾き方舟の崩壊を食い止め 江戸接続も解除して 黒の教団に持って行ってしまった。
ここからすっかり伯爵はアレン・ウォーカーが“14番目メモリーを持つ術者”だったのかと思い込みます。
その後の教団襲撃の時のルル=ベルも まだこの時点でアレンを「奏者の資格」と呼んでいます。
でもこれもハズレ。
19巻第182夜(パリのハースト孤児院・結界の中のレベル4戦)では 退魔ノ剣に刺されたアレンの中から14番目が出てきてAKUMA越しに目覚めの挨拶をするという展開になります。
そこで20巻第189夜(ノア北米支部襲撃時)の会話になるわけで。
[千年伯爵] 「お前は14番目が残した奏者の資格ではナイ! 14番目本人だったのでスネv
いやあ まんまと騙されましたよこの道化メv」
「大変な衝撃でシタァv」
[14番目] 「ソノ通リダヨ」
A 1、御質問の件ですが、とにかく 千年伯爵がジャスデロ達に話していたような ネア自らが他人に奏者の資格を譲渡した事実は、ありませんでした。
さらに(※ここは私の持論) セカンド実験におけるイノセンス適合者脳の移植のように
ノアメモリーを憑けたままネアの脳が現在のアレンに移植されたという事ですと、
奏者の資格はネアから一度も離れたことがないですね。
(アレンとの会談時、クロスはわざわざメモリーに「移植」という表現を使いましたが要はそういうことだったと)
だからこそ、アレン・ウォーカーには “ネアの記憶”の一部解放で方舟操作が可能になったんでしょうし。
ここはまったく余談ですが。
この記憶の「鍵」として働いたティムキャンピーも 主を次々乗り換えたような言われ方は可哀想ですよね^^;
産みの親はクロス・マリアンですが、大切な奏者の資格の鍵を預かったゴーレムとしては
「主」と決まったたった一人(ネア=アレン)のために頑張っているだけなんですから。
Q 2、ネアはマナが死んでしまったことを知っていると思いますか? ティムの記録の中にあったのでしょうか?
ネアが第215夜でティムキャンピーからアレンの記録を見た後の反応への疑問と思いますが・・・
誰もが納得いかないところでしたよね。
ネアは かつて兄のネアを守るために全てを投げ打って戦い死んだというのに、マナ関連で格別何かショックを受けた様子がない。
小説版ではマナが17歳の時から「おじさん」になるまで一切の記憶をなくしてしまっていた描写があります。
第211夜ではタロット「月」のカードを思わせる構図で 倒れているマナと腕を血まみれにして泣き叫ぶネアも出てますし…
過去の時点でもう何か色々ありそうで・・・マナは若い時代、既に普通の人間ではなくなっていたのかも。
A 2、一応私は ネアが記録を全部観たので知っていた、と思います。
今はこれを答としておいて下さい。
以下余談。
ネアがマナのことを最も気にしていたのなら 復活したネアがティムの記録を読み取る作業もいつ邪魔が入るかわからない状況下ですし ティムに命じて先にマナ関連だけ抽出してもらってもいいはずなんですよ。
でも所々飛ばし観ではなさそう・・・ やはり全部再生していたんじゃないですかね。
「わたしを使え」と言っていた人が若返った?状況も映像から察したようですし、アレンがアポクリフォスに「おまえが師匠を殺したのか」と詰め寄る所も台詞付きでちゃんと捉えてましたよね… あの落ち込みようでは。
コマに描かれたネアの観た画像はアレンの最初の赤腕時代から 最後は3ヶ月前のリナリーとの別れのシーンまで。
あそこで神田が席を外していたのは 宿を出て昼間から気になっていた不審者(笑)を問いただすためでしたが、リンクとの会話なんて 何十分もあったとは思えないです。
その間にネアは目覚め、色々世話を焼いてくれたジョニーをはね飛ばし、水を飲んで鏡を見に行って自分のナリにビックリした後の立ちくらみ。それから戻って「アレンについて教えろ」・・・この後の残り時間といったら、本当にわずかだったと思います。
それでもその膨大な量のデータを事も無げに処理したネア。
ティムの録画機能は元々 この時のネアの為に付けられたような気もしてきます。
尋常でない読み取り能力というとどうしてもブックマンがちらつくんですが。
私はまだ3年越しの「ブックマンの失われた後継者はクロス・マリアンでは?」という予想も捨てていません。
(「ブックマンと後継者」← 古い記事ですので端々で変な事も言ってますがw)
ネアの記憶と密接な関係があるらしいアレンの左目ですが、元はクロスの右目だったりするかも知れないですよね~
ここは可能性はあるという程度ですが。
『灰色ノ聖櫃』に掲載されていた「D.Gray-man」のプロトタイプの「ZONE」では主人公が師匠から左腕をもらう話になっていますが、それを右目⇒左目にしたっていいかも知れませんしw
クロスの方はブックマン継承に必要な右目を生前のネアにやり自分は失ってしまったために後継者の資格を剥奪されたとかですね(…例のごとくデマカセ要注意)
それとは別に、アレンの左目がAKUMAになったマナの一撃で特殊能力に目覚めた後 髪がみるみる白くなっていく様が ワイズリーの覚醒時を彷彿とさせますが、ネアも元々その類の魔眼の持ち主だったのかも知れません。
人の考えを読んでしまう能力の持ち主に対抗できたばかりか、回復困難な手酷いダメージを与えるほどやっつけたわけで。
ネアの高速読み取り能力が、左目のせいと決まったわけでもありませんけれど・・・ 妄想だけは働きますね^^;
グダグダになってしまいましたが 今回はこんな所で御容赦下さい。
どうもありがとうございました。 また何かありましたら是非。
それではまた。
こめこさん 考察関連で御質問ありがとうございました。
放置していた辺りを見直すいい機会でした。 情報整理にもなりますので助かります(^^)
あくまで私の解釈からの説明ということになりますので・・・正解じゃないかも知れませんが御了承を。
Q 1、奏者の資格って誰から誰に渡ったと思いますか? 渡したのはネアだと思うんですけど・・・。
「誰から誰に渡った」と仰る所の意味が、すぐには分かりかねました。
おそらく9巻第86夜のここの会話を受けたものでしょうか・・・ 一応そのつもりで話を進めます。
↓
[ジャスデロ] 「どうして今の方舟は江戸から離れられないの?」
[千年伯爵] 「ノアにはもう一人奏者がいたことがあったのでスv そいつが裏切って方舟を狂わせたのですヨv ・・・殺しましたけどネv」
「そいつは奏者の資格をどっかの誰かに与えてしまったのです。 それから方舟は江戸との接続を解除できなくなり その誰かしか場所を移せなくなったのでスv」
千年伯爵は「そいつ(=ネア)が資格を与えてしまった」と言いますが、肝心の相手が誰かも分かっていません。
そもそも資格の受け渡しがあったんだろうと勘ぐった所から、伯爵の 事実関係に基づいた単なる憶測だったと思います。
------ ネア(宿主)はとっくに死んでいるのに彼の能力で繋がれた江戸接続が失効しない ------ (第86夜現在)
一般にノアメモリーの宿主が亡くなり次の宿主に転生したら千年伯爵にちゃんと分かるようになっています。
ラースラ(怒)やワイズリー(智)の時、そんな描写がありましたね。
でも14番目に関してそんな兆しはない。
つまり宿主が死んでメモリーは休眠状態のはずなのに どこかに隠れて能力を発揮し続けている状況。
奏者の資格は ノア間同士でもやり取りできない 伯爵とロードと14番目メモリーだけが持てる特権ですから、
これは14番目メモリーごと 宿主にはならない形で保有している誰かがいるんじゃないか。
⇒ そこで ネアと深い関わりを持っていたうえ魔導術の達人でもあったクロス・マリアンに白羽の矢を立てたと。
多分こんな流れと思います。 もっとも伯爵の予測は外れましたが。
17巻のアレンとクロスの会談の中初めて明かされた過去では、奏者の資格を預かるどころかクロスはネアの死に立ちあってもいません。
伝聞でネアがいずれ復活することを聞かされていただけで。
ネアの死からずっと後に、クロスが マナに接近したサーカスの赤腕少年(後のアレン)を目に留めた時、もう既にネアは彼の中にいました。
ティムが、製造者のクロスに楯突いても ほぼ初対面の少年である彼を守ろうとしたのがその証拠。(小説版3巻)
方舟戦終盤。
結局 秘密部屋から方舟を動かしたのは、クロスの弟子となったアレンでした。
アレンはピアノを弾き方舟の崩壊を食い止め 江戸接続も解除して 黒の教団に持って行ってしまった。
ここからすっかり伯爵はアレン・ウォーカーが“14番目メモリーを持つ術者”だったのかと思い込みます。
その後の教団襲撃の時のルル=ベルも まだこの時点でアレンを「奏者の資格」と呼んでいます。
でもこれもハズレ。
19巻第182夜(パリのハースト孤児院・結界の中のレベル4戦)では 退魔ノ剣に刺されたアレンの中から14番目が出てきてAKUMA越しに目覚めの挨拶をするという展開になります。
そこで20巻第189夜(ノア北米支部襲撃時)の会話になるわけで。
[千年伯爵] 「お前は14番目が残した奏者の資格ではナイ! 14番目本人だったのでスネv
いやあ まんまと騙されましたよこの道化メv」
「大変な衝撃でシタァv」
[14番目] 「ソノ通リダヨ」
A 1、御質問の件ですが、とにかく 千年伯爵がジャスデロ達に話していたような ネア自らが他人に奏者の資格を譲渡した事実は、ありませんでした。
さらに(※ここは私の持論) セカンド実験におけるイノセンス適合者脳の移植のように
ノアメモリーを憑けたままネアの脳が現在のアレンに移植されたという事ですと、
奏者の資格はネアから一度も離れたことがないですね。
(アレンとの会談時、クロスはわざわざメモリーに「移植」という表現を使いましたが要はそういうことだったと)
だからこそ、アレン・ウォーカーには “ネアの記憶”の一部解放で方舟操作が可能になったんでしょうし。
ここはまったく余談ですが。
この記憶の「鍵」として働いたティムキャンピーも 主を次々乗り換えたような言われ方は可哀想ですよね^^;
産みの親はクロス・マリアンですが、大切な奏者の資格の鍵を預かったゴーレムとしては
「主」と決まったたった一人(ネア=アレン)のために頑張っているだけなんですから。
Q 2、ネアはマナが死んでしまったことを知っていると思いますか? ティムの記録の中にあったのでしょうか?
ネアが第215夜でティムキャンピーからアレンの記録を見た後の反応への疑問と思いますが・・・
誰もが納得いかないところでしたよね。
ネアは かつて兄のネアを守るために全てを投げ打って戦い死んだというのに、マナ関連で格別何かショックを受けた様子がない。
小説版ではマナが17歳の時から「おじさん」になるまで一切の記憶をなくしてしまっていた描写があります。
第211夜ではタロット「月」のカードを思わせる構図で 倒れているマナと腕を血まみれにして泣き叫ぶネアも出てますし…
過去の時点でもう何か色々ありそうで・・・マナは若い時代、既に普通の人間ではなくなっていたのかも。
A 2、一応私は ネアが記録を全部観たので知っていた、と思います。
今はこれを答としておいて下さい。
以下余談。
ネアがマナのことを最も気にしていたのなら 復活したネアがティムの記録を読み取る作業もいつ邪魔が入るかわからない状況下ですし ティムに命じて先にマナ関連だけ抽出してもらってもいいはずなんですよ。
でも所々飛ばし観ではなさそう・・・ やはり全部再生していたんじゃないですかね。
「わたしを使え」と言っていた人が若返った?状況も映像から察したようですし、アレンがアポクリフォスに「おまえが師匠を殺したのか」と詰め寄る所も台詞付きでちゃんと捉えてましたよね… あの落ち込みようでは。
コマに描かれたネアの観た画像はアレンの最初の赤腕時代から 最後は3ヶ月前のリナリーとの別れのシーンまで。
あそこで神田が席を外していたのは 宿を出て昼間から気になっていた不審者(笑)を問いただすためでしたが、リンクとの会話なんて 何十分もあったとは思えないです。
その間にネアは目覚め、色々世話を焼いてくれたジョニーをはね飛ばし、水を飲んで鏡を見に行って自分のナリにビックリした後の立ちくらみ。それから戻って「アレンについて教えろ」・・・この後の残り時間といったら、本当にわずかだったと思います。
それでもその膨大な量のデータを事も無げに処理したネア。
ティムの録画機能は元々 この時のネアの為に付けられたような気もしてきます。
尋常でない読み取り能力というとどうしてもブックマンがちらつくんですが。
私はまだ3年越しの「ブックマンの失われた後継者はクロス・マリアンでは?」という予想も捨てていません。
(「ブックマンと後継者」← 古い記事ですので端々で変な事も言ってますがw)
ネアの記憶と密接な関係があるらしいアレンの左目ですが、元はクロスの右目だったりするかも知れないですよね~
ここは可能性はあるという程度ですが。
『灰色ノ聖櫃』に掲載されていた「D.Gray-man」のプロトタイプの「ZONE」では主人公が師匠から左腕をもらう話になっていますが、それを右目⇒左目にしたっていいかも知れませんしw
クロスの方はブックマン継承に必要な右目を生前のネアにやり自分は失ってしまったために後継者の資格を剥奪されたとかですね(…例のごとくデマカセ要注意)
それとは別に、アレンの左目がAKUMAになったマナの一撃で特殊能力に目覚めた後 髪がみるみる白くなっていく様が ワイズリーの覚醒時を彷彿とさせますが、ネアも元々その類の魔眼の持ち主だったのかも知れません。
人の考えを読んでしまう能力の持ち主に対抗できたばかりか、回復困難な手酷いダメージを与えるほどやっつけたわけで。
ネアの高速読み取り能力が、左目のせいと決まったわけでもありませんけれど・・・ 妄想だけは働きますね^^;
グダグダになってしまいましたが 今回はこんな所で御容赦下さい。
どうもありがとうございました。 また何かありましたら是非。
それではまた。
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