2015.02.23(Mon)
再考。(1. エリアーデの見たアレ)
何かよく分からないので放置してた所とか、「あ、違ったかもしれない」と考え直した所とか 思いつく都度上げて行きます。
今回は第36夜。「孤城の吸血鬼⑥ --- 帰還 ---」
(『D.Gray-man』4巻 P186-187)
↓
(『D.Gray-man』4巻 P188-189)
状況をざっと。
1. エリアーデ(Lev.2AKUMA)が 意識不明に陥ったアレンを襲おうとするが、突如発動した彼のイノセンスの反撃をくらい恐怖に固まる。
2. 潰されて以来機能を停止していたアレンの左目奥から “何か”が出てきてエリアーデを睨む。
3. アレンの左目機能がここで復活。 エリアーデの中の囚われの魂を感知。
4. どこからともなく呼びかけの声。 ---- タダイマ アレン ---- ---- 闇ガ 戻ッテキタヨ… ----
5. 再びアレンの中に戻っていく“何か”。 と同時にアレンの意識が目を覚ます。 ---- 感覚が戻ってきた… ----
次頁 (6. 左目完全復活。 ---- また戻ってきた 白と黒の世界 ----)
(7. また他所からの声。 ---- オカエリ ----)
1. の左腕発動は、※アレンを守ろうとしたイノセンスの自主行動ですよね。
※以下と同様、これも「AKUMAからの攻撃」を受けた時の反応っぽい。
他の例: ①AKUMAマナを破壊 ②ゴウシの半AKUMA化した腕に叩きつけられ発動 ③AKUMA化したトクサに襲われ反撃
2. の“何か(=D字付き頭蓋骨)”の正体は、「“14番目”のノアメモリー」だと思います。
アレンの左目は“ある程度ノア侵蝕を抑える力”を持つ。(後にパリと北米で「左目封じ」の結界に閉じ込められて発覚)
この孤城の吸血鬼編でも、壊れた左目の復活前までは 結界内に置かれたと近い(ノアが出易い)状況と言える。
元々彼の脳内に巣食っていたものが 押さえ蓋が無くなったので容易に出て来れたってことでは?
メモリーの立場からすれば、宿主大ピンチでうごめき出したものの まだ体への侵蝕が不十分な段階だったので パリや北米の時のようにアレンの体を乗っ取って簡単に「オハヨウ」とは行かなかったんじゃないか。
で、素のまま現れたと。
頭蓋骨の右半分が大きく欠けているのが気になりますよね。
今現在 「“14番目”のノアメモリー」とは宿主が双子である状況に沿って分割された「千年伯爵メモリー」の片割れでは?と思っていますが、それではないでしょうか。
千年伯爵となっているマナの中にも アレンと逆の左側が欠けた頭蓋骨が入っているとか。
2人が合体して完全体になるとか。
あと「D」の文字の意味ですね。
「マナ=D=キャンベル」の「D」と多分同じなんでは・・・ いや 必ずそうという根拠もないですが(笑)
「千年伯爵」独りで世界の運命を左右する程の存在なら、それこそ“Dominus(主)”でも“Deus(神)”でもありじゃないか…
でもアダムは「第一使徒」なんですよねー(笑) 正直ここは分かりません。
3. 以降 アレンの左目が機能を回復し、Dの頭蓋骨(ノアメモリー)は引き込まれるように元の場所に戻って行きます。
アレンの意識に呼びかける声(カナ表記)の主は、このノアメモリーだと考えるのが自然でしょうね。
「タダイマ」は宿主・アレンの体へ帰還の挨拶。 「オカエリ」は同じ場所に戻ってきたアレンの意識に対してかな。
・・・引っ張り戻されたにしては余裕の態度ですが、時が満ちれば完全復活を果たせる自信のせいでしょうか。
闇からの声はさらに次の5巻第37夜に続きます。
8. 子供姿のアレンの背後から近づいてきて傍でピタリと止まる靴音。 マナの気配。
9. 振り向かず前を向いたまま アレンはエクソシストを続ける決意を伝える。
10. マナによく似た姿はいつの間にかDの頭蓋骨になっている。
11. ---- ならばより深く より黒白の世界へ堕ちてゆけ ----
例え夢でも マナとの再会場面がこれほど暗く重苦しいのは、アレンがずっと抱いてきた罪の意識の反映だと思います。
だから 彼の体はすくみ、振り返って 大好きだった父の顔を見ることすらかなわない。
ここに登場したマナは、アレンの心が作り出した幻影でしょう。
「堕ちてゆけ」…? 本物のマナが こんな呪いの言葉をアレンにかけるものですか。
かつては弟のためにあれほど泣き、AKUMAにされてすら抵抗し続け 息子に「愛してるぞ」と言い遺した人が。
アレンに呪いがかけられているとしたら、そうさせたのは最後に正体を見せたあの「“14番目”のノアメモリー」でしょうね。
ひとまずここは終わります。
今回は第36夜。「孤城の吸血鬼⑥ --- 帰還 ---」

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状況をざっと。
1. エリアーデ(Lev.2AKUMA)が 意識不明に陥ったアレンを襲おうとするが、突如発動した彼のイノセンスの反撃をくらい恐怖に固まる。
2. 潰されて以来機能を停止していたアレンの左目奥から “何か”が出てきてエリアーデを睨む。
3. アレンの左目機能がここで復活。 エリアーデの中の囚われの魂を感知。
4. どこからともなく呼びかけの声。 ---- タダイマ アレン ---- ---- 闇ガ 戻ッテキタヨ… ----
5. 再びアレンの中に戻っていく“何か”。 と同時にアレンの意識が目を覚ます。 ---- 感覚が戻ってきた… ----
次頁 (6. 左目完全復活。 ---- また戻ってきた 白と黒の世界 ----)
(7. また他所からの声。 ---- オカエリ ----)
1. の左腕発動は、※アレンを守ろうとしたイノセンスの自主行動ですよね。
※以下と同様、これも「AKUMAからの攻撃」を受けた時の反応っぽい。
他の例: ①AKUMAマナを破壊 ②ゴウシの半AKUMA化した腕に叩きつけられ発動 ③AKUMA化したトクサに襲われ反撃
2. の“何か(=D字付き頭蓋骨)”の正体は、「“14番目”のノアメモリー」だと思います。
アレンの左目は“ある程度ノア侵蝕を抑える力”を持つ。(後にパリと北米で「左目封じ」の結界に閉じ込められて発覚)
この孤城の吸血鬼編でも、壊れた左目の復活前までは 結界内に置かれたと近い(ノアが出易い)状況と言える。
元々彼の脳内に巣食っていたものが 押さえ蓋が無くなったので容易に出て来れたってことでは?
メモリーの立場からすれば、宿主大ピンチでうごめき出したものの まだ体への侵蝕が不十分な段階だったので パリや北米の時のようにアレンの体を乗っ取って簡単に「オハヨウ」とは行かなかったんじゃないか。
で、素のまま現れたと。
頭蓋骨の右半分が大きく欠けているのが気になりますよね。
今現在 「“14番目”のノアメモリー」とは宿主が双子である状況に沿って分割された「千年伯爵メモリー」の片割れでは?と思っていますが、それではないでしょうか。
千年伯爵となっているマナの中にも アレンと逆の左側が欠けた頭蓋骨が入っているとか。
2人が合体して完全体になるとか。
あと「D」の文字の意味ですね。
「マナ=D=キャンベル」の「D」と多分同じなんでは・・・ いや 必ずそうという根拠もないですが(笑)
「千年伯爵」独りで世界の運命を左右する程の存在なら、それこそ“Dominus(主)”でも“Deus(神)”でもありじゃないか…
でもアダムは「第一使徒」なんですよねー(笑) 正直ここは分かりません。
3. 以降 アレンの左目が機能を回復し、Dの頭蓋骨(ノアメモリー)は引き込まれるように元の場所に戻って行きます。
アレンの意識に呼びかける声(カナ表記)の主は、このノアメモリーだと考えるのが自然でしょうね。
「タダイマ」は宿主・アレンの体へ帰還の挨拶。 「オカエリ」は同じ場所に戻ってきたアレンの意識に対してかな。
・・・引っ張り戻されたにしては余裕の態度ですが、時が満ちれば完全復活を果たせる自信のせいでしょうか。
闇からの声はさらに次の5巻第37夜に続きます。
8. 子供姿のアレンの背後から近づいてきて傍でピタリと止まる靴音。 マナの気配。
9. 振り向かず前を向いたまま アレンはエクソシストを続ける決意を伝える。
10. マナによく似た姿はいつの間にかDの頭蓋骨になっている。
11. ---- ならばより深く より黒白の世界へ堕ちてゆけ ----
例え夢でも マナとの再会場面がこれほど暗く重苦しいのは、アレンがずっと抱いてきた罪の意識の反映だと思います。
だから 彼の体はすくみ、振り返って 大好きだった父の顔を見ることすらかなわない。
ここに登場したマナは、アレンの心が作り出した幻影でしょう。
「堕ちてゆけ」…? 本物のマナが こんな呪いの言葉をアレンにかけるものですか。
かつては弟のためにあれほど泣き、AKUMAにされてすら抵抗し続け 息子に「愛してるぞ」と言い遺した人が。
アレンに呪いがかけられているとしたら、そうさせたのは最後に正体を見せたあの「“14番目”のノアメモリー」でしょうね。
ひとまずここは終わります。
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