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再考。(3. 柩を負ったピエロ)

OPENING で印象的だったこの絵。


(コミックス1巻第7夜より)


D.Gray-man という物語を貫くテーマ= 「立ち止まるな 歩き続けろ」 と共に ただ一度だけ登場しますが、

この“ピエロ像”こそ他でもない あの クロス・マリアン その人では?  という気がしてきまして。

もしクロス自身の描いたものなら ずいぶんと自嘲的ですが、案外“それっぽく”ないでしょうか。



本心を粉飾に覆い隠し、誰の理解も求めず ひたすら我が道を歩き続けた人。

クロスの残り人生は、柩のマリアに捧げた贖罪の旅じゃなかったのかなあ…   とか。

(私も「最も美しく尊いものは 誰も気づかぬ所にひっそり落ちているんだよ」なんて御伽話が好なものでww)





クロス・マリアンがキャンベル家双子の実の父親で、かつ アレン・ウォーカーはネア・キャンベル本人で、とすれば。

ネアがマナに遺したという 「立ち止まるな 歩き続けろ」の台詞も、
元をたどれば クロスが息子たちに向けた言葉だったりしないかと






二人はそれを胸に刻み、合言葉にして 過酷な運命と戦い続けていたのかな・・・

故郷を旅立つ日 

因習に絡め取られた“Campbell”姓を捨て、新たに“Walker兄弟”として。





そして その意志は アレン・ウォーカーへと。


番外編「マリアの視線」(N206)で
 
「“歩く人” おまえにピッタリだろ」 と口にした時の、当のクロスの胸中いかばかりか。  






<補足>
アレンがマナからいつも聞いていたという「立ち止まるな 歩き続けろ」・・・ 
最初はどうも好きになれませんでしたね。 
今はそんなことはないですが。

◆情報1 : “義父”マナの口癖だった(N7) 
「捨て子のアレンを拾い育てた」マナが息子に言ったのだとしたら さぞや厳格な人物だったんだろう、というイメージは アレンとマナが最初に言葉を交わした回想の第166夜以降一気に怪しくなる。 
アレンいわく 彼は「天然」(N183)。 
小説版3巻では 深刻な記憶障害などさらに悲惨な状況が明らかに。

◆情報2 : ネアがマナに遺した言葉(N205) 
ここで 「あぁなるほど オリジナルはネアだったのか」 と一度は納得(・・まあ言葉の主として天然マナよりは“らしい”かと)。 
でもちょっと考えたら、これ本当にネアがマナに向けて言い放つようなセリフだろうか? 
心身ボロボロの様相で泣いていた兄を一人置いて遺す言葉にしては キツすぎやしないかと。
少なくとも あの手を差し伸べながらの無理すんなよ…」(N187)とは全く噛み合っていない・・・ むしろ逆でしょ。

◆別の可能性
というわけで今回の記事になりました。 
これは兄弟のどちらかからの一方的な声掛けではなく、共にかわした約束=合言葉では?
それを最初に言ったのが “あの人”だったら、語調からして最も“らしい”かなーと。

結局のところ 「主人公」にとっては、一巡して「“父”の教え」に戻るわけなんですけどね。


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Author:キャンピー
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家族:5人。夫と子供3人(男・男・男)
好物:漫画はDグレでお腹一杯。

<他ツイフィールまで> http://twpf.jp/ripvansf
   

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漫画「D.Gray-man」は、2004年5月31日発売の『週刊少年ジャンプ27号(6月14日号)』で連載を開始し、2009年『少年ジャンプ22,23合併号』(第186夜)まで掲載。 以降2009年『赤マルジャンプ9月20日号」に第187夜掲載を経た後、第188夜からは同年11月発売の月刊『ジャンプSQ.2009年12月号』で連載再開。そこから2013年刊行の『SQ.2013年2月号』の第218夜までを掲載。 同年『SQ.4月号』誌上で編集部より「再開未定の一時休載」告知。 2年半の長期休載を経て、2015年7月17日発売の季刊誌『ジャンプSQ.CROWN(スクエアクラウン)』に場を移し連載が再開しました。 その後、掲載誌は2018年4月16日発売号より『SQ.RISE(スクエアライズ)』とタイトルを変えてリニューアル。現在も継続中です。 コミックスは2013年11月に24巻発売(第218夜まで収録)・2016年6月3日に25巻発売(第222夜まで)・2019年2月4日に26巻発売(第230夜まで)。      <星野桂先生のインスタグラムアカウント(@Katsura_5600)も現在元気に更新中>   
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