FC2ブログ

第220夜(3)「A.Wをたずねて・彼は渦の中でいっそう目を瞑る

マナがネアを「喰った」件で、前回 AKUMAの「共喰い」との関連を探ってみましたが、あの二人にそのまま適用するのはやはり無理かな~という結論です。

○ 理由の1つは千年伯爵の側から14番目に対しての、積極的な殺意が感じられない点

☆ 「千年伯爵」(マナ)は19巻で、ロードとこんなやり取りをしていました。
「身内で争うほど悲しいことってないよねえ 14番目みたいにネェ…♥」
[ロード] 「あーそうそう 14番目の時は辛かったぁ… 」
(伯爵、とたんにしょんぼり) ⇒図星
[ロード] 「自分でゆったんじゃーん!!」 (N188)

☆ 次巻では 14番目のメモリーから
「オマエヲ殺シテ オレガ千年伯爵ニナル!!」(N189)と宣言されますが
それが…望みなのデスカ 14番目…」
と、これにも 弱々しく落胆したような反応でした。 

○ それと「マナがネアを喰った」⇒「ひとつに」の意味が文字通りでは説明のつかない事が。 

☆ まず 伯爵と「ひとつになった」はずのネアがアレンの中から出てきて、現に千年伯爵と対峙している状況

☆ そして例え一時でも“彼ら”のメモリーが「ひとつに戻って」(=マナメモリーがネアメモリーを吸収して)いたんなら、なぜ千年伯爵はネアの仕掛けた江戸への“方舟接続”をいつまでも解除できなかったのかという疑問。

☆ また、現実に「喰われて」いたんなら、当然ですが “ネアとアレンが同一人物(=脳ごとお引越し)”説の成立は困難。 

ですので、当面は “「喰った」「ひとつに戻った」は比喩表現”という初めの解釈で行きたいと思います。
         ↓
千年伯爵が14番目を「喰う」というのは、
イレギュラーで登場した第14番使徒の存在を名実共に葬り 分身である自分(「第1使徒・アダム」)との関係を絶ってしまうということではないのか。 
         ↓        
(1)14番目の使徒が生まれた理由とは第1使徒・千年伯爵の分裂によるものであること。 また
(2)「千年伯爵」と「14番目」であるべき身の宿主らが 揃ってノアに反逆を企て 甚大な被害を及ぼしたこと。
これら過去の事実を覆い隠し悪い事はすべて14番目一人のせいにして、現職千年伯爵(千年公)が7千年続く無疵(むきず)で正統なリーダーであるかのように取り繕うこと。


遥か昔の裏切り者のことはもう 誰も思い出さなくていい。
「アイツの顔」(N187)も、
彼がマナ(現・千年伯爵)の為に戦った」(N205)ことも… 
みーんな「ナイショ」


ここで過去のロード発言を思い出してしまうと ネアの存在を伏せてきた張本人はロード?疑惑が出てきそうですが…
真相はどうなのかなー(-_-;)
全ては “現・千年伯爵”の立場を守るため?
フラッシュ映像でも マナを庇いながらネアを睨んでいる彼女の姿が印象的でしたが、なかなか本心が読めない人ですよね。


しかしノアサイドでも 過去を知らされないままでは納得いかない人達が勝手に動き出していて、かなり不穏な雲行きです。





▽ ネア


○ あんたによって

混乱したまま動けないでいる千年伯爵をじっと見据え 畳みかけるネア。

[ネア] 「母さまはウソをついていた」
「オレたちはもとは“ひとつ”の存在…」
「マナとネアは血を分けた兄弟ではなく 文字通りの分身だったんだ」

「だが結局あんたによってオレたちは元の“ひとつ”に戻ってしまったけれどね」 
「元の“千年伯爵”に」
現在(いま)のあんたに!」


ネアが話し掛けている対象は 傍から見れば千年伯爵一人ですが、二人称の「あんた」にしたり「マナ」にしたりで ちゃんと相手の中にいる二つの自我に対し使い分けていますよね。

“あんた”とは、あの マナと鏡を通して話をし 現在はマナの体を乗っ取っているノアメモリーのこと。 
それが“オレたち(マナとネア)”という存在を、元から無かったようにしてしまったと。  

もしかしてこの辺りから既にネアが持つメモリーの感情込みの発言かも知れませんが(この先明らかにそういう箇所もあるので)、ややこしいですww

そこでふと マナが自分のメモリーと会話できるなら、ネアも同じように自分のメモリーと話をつけているんじゃないかと思ったり。

彼もメモリーとうまく折り合ってノアの力を手中にしなければ、襲って来る一族とまともに渡り合うことは難しかったでしょうしね。
でもネアが未だ飲まれずに主導権を握っていられるのは、交渉力かしら。



○ あの17年間を/オレを喰ったあの日を

[ネア] 「なあ わからないか マナ?」
「千年伯爵が千年伯爵でなくなり オレたち“ふたり”になった あの17年間を」
「オレを喰った あの日を」
「あんたほんとうに忘れているのか?」


ネアが故郷の「17年間」をマナに思い出してもらいたいのは、きっとその記憶が彼らの生きた証そのものだからですよ。
マナを追い出したノアメモリーが 「元々いなかった」「ただの幻」「消えろ」と、全否定していた“マナとネア”の存在理由。 

しかしここで会話に割り込んできた「オレを喰った」発言は、このメモリーに恨みを抱くネアのメモリーからのものでしょう。

35年前 本当にマナがネアを殺してしまったのだとしても、今そのことでネアがマナを責めるはずがないですからね。 
35年ぶりに復活した日にも、彼はティムに向かい「マナとの約束を果たそう」と言ってたんですから。

今も変らず マナはネアにとって唯一の「大事な人間」。

だから…



○ 利害一致

[ネア] 「…マナ?」 「マナ~? お~~い」
千年伯爵は青ざめたまままったく動かない。 うつむいて苦笑いのネア。
「やっぱ…… 思い出せないか……」

ふいに伯爵がネアの元から離れた。
おびえた視線はネアに釘付けのまま…
[千年伯爵] 「なぜ我が輩をマナと呼ぶのデス?」

ネアは たった今までマナの頬の温もりを感じていた自分の右手を見つめて、ぽつりと
[ネア] 「……… マナだから」

「マナはこの世であんただけだから」
「あんたがオレをこんな風にしたから」
[千年伯爵] (震えながら)「ちがウ ちがウ…」

[ネア] 「ま 思い出せないのならそれでも構わないけどね」
ネアの髪がうねり出した。
カッと見開かれた両眼は、全ての光を吸い込む闇の色。
「オレのマナ」 「あんたを破壊(ころ)せれば それでいいんだよ」


「破壊せればそれでいい」って この正念場でやけっぱちだなあw(^^;)
セリフ後半部分で、再びネア彼のメモリーの声が並立していますが
(「マナはこの世であんただけ」/「あんたがオレをこんな風に」)。 
最後は2人の声が一緒になった感じですよね。

そのどちらもが 千年伯爵の破壊を望んでいる。
共通目的を果たすため それぞれの事情の邪魔はしないという盟約でも結んだのか。

ネアも何とかマナの記憶を戻したくて(そうすれば何か解決の糸口が見えるかもと…)頑張って、とうとう諦めたのでしょうか。

千年伯爵を倒せばそこでマナの魂の解放は叶うのかな? ノアの力で倒されたらどうなんだろう…
ノアの使徒には粛清役の裁(トライド)がいますが、過去 彼に倒された宿主の魂はどうなったのか。 
私は千年伯爵メモリーに限っては転生先がないのでは?という疑いも持っていますが、正直よく分かりません。

ネアのメモリーの方は、ネアの決心を待ってましたと言わんばかりですね。


恐怖のあまり両手で頭を抱え悲鳴を上げる千年伯爵。 彼の体をあの皮が包み始めた。
[千年伯爵] 「チ  ウウ」
「我vガガ輩ハ」 「マナ」 「ジャ?ナイv」

そこへ突如現れた 黒の教団のファインダーの群れ。 
彼らの標的は「お尋ね者のアレン・ウォーカー」だ。

最大出力の結界の電撃を浴びて 動きを封じられたネアの髪紐が爆ぜる…

<つづく>


これではさすがの手錠も持たないかもしれませんねw



○ 目・髪・左手


アレンの目が黒く描かれた場面といえば、とっさに出てきたのはこれですが(このシーンはもちろん片目だけ)

eye3.jpg (コミックス15巻第139夜より)

アレンの左目機能がフル活動を始めたところ。
以前「アレンの左目がネアのものじゃないか」という突飛な記事も書きましたが、今のアレンは実質ネアですので 彼の意志でノアの能力を解放すると両眼にこんな変化が起こったとしても不思議はないかも。

まだアレンが侵蝕に飲まれそうになった時のような肌の黒化は起きていませんから、これが“ネア主導”の表現なのかな…

“髪がうねる”は、ノア化でお決まり表現ですよね。 ティムキャンピーも天パには噛み付きたくなるというネタがありました。
ネアが一度閉じた瞳をゆっくり開けるところ、元直毛の前髪にウェーブがかかって行く描写は分かり易いですね。

そして 今回最も目立つ描写の、アレンの左手。

千年伯爵の前で起きた現象ですので、これも以前話題にした“左手が単独でアレンを守る自立行動”の兆候ではないかと。

過去の例でいうと、
(1)マナの魔導式ボディを破壊した 
(2)斧を振り下ろすエリアーデに襲い掛かった 
(3)半AKUMA化ゴウシの手により壁に叩きつけられた時クラウン・クラウンが発動した
(4)AKUMA化トクサにエッジで反撃
など。

つまり、私の解釈では
アレンのイノセンスが勝手に千年伯爵を襲おうとするのを ネアが頑張って押さえている図
ですかね!

ネアも最初は「マナ」の頬を包み込むように両手で支えていたけど、途中から左手だけ下ろしていましたもんね…
イノセンスの --- こいつは敵だ --- という反応に気付いたんじゃないでしょうか
まだ話の最中の大事な相手を傷付けないように。

ネアは自分の体のノア化侵蝕をある程度はコントロールできるようなんですが(彼が目覚めると、逆にアレンの肌の黒化が止みイノセンス発動が可能になっていた)、それでも彼はイノセンスの適合者ではないので、この左手を自分の意志で武器として振るうことはできないと思ってます。

ネアが意識的にノアの力を使おうという時は、左手のイノセンスの活動は自然と引っ込む仕様じゃないですかね。



だらだら書き綴ってきましたが、次はリンクの予定(まだ何も考えてない)←


ではこれで。






関連記事
最新コメント
最新記事
カテゴリ
検索フォーム
カレンダー
10 | 2015/11 | 12
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -
ついったー
FC2アクセスランキング
[ジャンルランキング]
アニメ・コミック
144位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
少年向けコミック
31位
アクセスランキングを見る>>
御賛同頂ければ☆

FC2Blog Ranking

『ブログ村』参加カテゴリ
『ブログ村』PV
RSSリンクの表示
最新トラックバック
ブログバナー(※ここのです)
月別アーカイブ
プロフィール

キャンピー

Author:キャンピー
Yahoo!ブログから移動して'12年10月25日オープン。
それ以前の日付記事は旧ブログからの訂正版です。

生年:不明。35年前には存ざ(ry
BD/Btype:8月某日(Leo)/AO型
身長:160cm
体重:標準(自称)
家族:5人。夫と子供3人(男・男・男)
好物:漫画はDグレでお腹一杯。

<他ツイフィールまで> http://twpf.jp/ripvansf
   

Dグレの応援お願いします。
漫画「D.Gray-man」は、2004年5月31日発売の『週刊少年ジャンプ27号(6月14日号)』で連載を開始し、2009年『少年ジャンプ22,23合併号』(第186夜)まで掲載。 以降2009年『赤マルジャンプ9月20日号」に第187夜掲載を経た後、第188夜からは同年11月発売の月刊『ジャンプSQ.2009年12月号』で連載再開。そこから2013年刊行の『SQ.2013年2月号』の第218夜までを掲載。 同年『SQ.4月号』誌上で編集部より「再開未定の一時休載」告知。 2年半の長期休載を経て、2015年7月17日発売の季刊誌『ジャンプSQ.CROWN(スクエアクラウン)』に場を移し連載が再開しました。 その後、掲載誌は2018年4月16日発売号より『SQ.RISE(スクエアライズ)』とタイトルを変えてリニューアル。現在も継続中です。 コミックスは2013年11月に24巻発売(第218夜まで収録)・2016年6月3日に25巻発売(第222夜まで)・2019年2月4日に26巻発売(第230夜まで)。      <星野桂先生のインスタグラムアカウント(@Katsura_5600)も現在元気に更新中>   
巡回先リンク
順不同です。更新状況その他都合で変更あり。
FC2カウンター
延べ来場者数
Dグレサイト検索エンジン
Dグレファンの個人運営サイトが多数紹介されています。検索に便利。ただし訪問先では各所のルールに従って管理人さんに失礼のないようにしましょう。 
「ディーグレイマン ナビ」 「ディーグレイマン サーチ」