『18:月』に吠える。  

第211夜も一段落したので ゆっくりタロットの話でもしようと思います。
実は、ずっとこの風景を想いつつネタバレ話をやっていたんですけど。
本編がちょっと辛くなってきたら、あまり頭を働かさずこんなイメージの世界に来てぼ~っとしている方が気が楽ですね。 

タロットカテゴリーの13回目は『月』のカード。





この絵では一見 青空の太陽っぽくも見えますが、一応これは“月”なんで悪しからず。 “夜”です。

“月”とは夜(闇)の支配者。 魔の象徴。 

英単語の“lunatic”が「狂った」という意味を持つように、古来 月の光は怪しくも好ましくないものと関連付けられてきました。
※“luna”はローマ神話の月の女神

“夜”という状況も自ずと 悪い夢やら潜在意識など、掴みにくくあやふやなものの存在を浮かび上がらせます。

そして、図柄に登場する 水際から這い上がった一匹のザリガニ。 

これも 心の内から湧き出る迷い、恐怖など、精神のゆさぶりを象徴しているのだとか。



7巻冒頭、ティキに襲われてアレンが死に瀕した時 やけに大きく迫ってくる月を「来るな」と拒んでいた場面も思い出しますね。




月の明かりは太陽より弱いので、物の実体をはっきりさせず 

しばしば人を ゆがんだ幻惑と恐怖の世界へ誘(いざな)います。


空から何かが降り注いでいます。 これは月の支配力が地上まで及んでいるさま。

本編のアレンの夢の世界に置きかえるなら さしずめ

月は千年伯爵の象徴で、降りやまぬ雪が 世界を覆いつくす伯爵の力ということなのか・・・

降り積もる雪の上に エクソシスト達が倒れているイラストもありましたっけ。



姿の良く似た二頭の獣、また左右に据えられたそっくりな形の二つの砦と 「二つ」が繰り返される意味は、

月のカードの解説によると「双子」の表現なのだそうで。


やっぱりあのマナ・ネア兄弟も まだ本編ではハッキリ描写がありませんが、「双子」と思っていいのかな。

二頭の獣は マルセイユ版カードだとどちらも犬ですが、

このウェイト版の方は犬と狼で、右にいる狼が 月に恐怖し口を開けて吠えています。

これがもうあのシーンのネアにしか見えないのは・・・ フィルターかかってるせいでしょうか(苦笑)


211th-10.jpg
(コミックス23巻 第211夜より)







とりあえず。今夜はこんな感じですね。 では。






<画像使用カード詳細>
“Miniature Rider Waite Tarot Deck” / Arthur Edward Waite
 United States Games Systems: Crds版(1985/06)
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