終わりよければすべてよし。(「意思伝達」)    

今月の目玉の、アレンと神田の対決(?)シーンふたたび。

[アレン] 「・・・神田って ホントわからない」 「キミが生きてて嬉しいと思いました。」 「でもアルマは?」
      「彼と一緒に自由になるんじゃなかったんですか?」 「なのにどうして 団服を着てるんですか?」
      「せっかくの自由を どうして捨てたんだよ!!! 」



アレンが、アルマの一件で心身ボロボロボロのはずの神田に向け その話題を出すとはちょっと信じられませんでした。
ましてや それについて責めるとか。

だから 唐突にありったけの敵意を向け出した不自然さとか その時のアレンの崖っぷち状況とも合わせて、
「これは神田を何とか自分から遠ざけるための方便だよね」・・・という解釈になりました。

対する返事がこれ。

[神田] 「・・・たとえおまえでも 死ぬまで誰にも話さないと誓った」
     「アルマとの最期は俺だけのものだ」 「テメェがくれた 俺とあいつの自由の証なんだよ」



神田は北米支部から「リトルグッバイ」する前 “アレン・ウォーカー”に既に「礼」を言っていましたが。

今回は“その後”の分まで含めた、彼流の最大級の謝辞だったんでしょう。 

マテールで二人きりにしてもらったことで、やっと自分達は真の意味で救済(=自由)を得たのだと。



しかしどうにも一見してこの2人の会話がかみあっているように見えませんね。
神田のケンカ腰。 胸倉掴む所作やにらむ目付きでは、本当にアレンに彼の気持ちが伝わったのか心配になります。
それへの反応を見る間もなくアレンは昏睡状態に入ってしまうし。


ただ このコマを見ているうちこれは『聖杯2』の図にも見え、大丈夫かなという結論に至ってます。今の所。

 212thA-10

『聖杯2』。 二人の男女が描かれていますが、恋愛関係に限らず 運命を共有する一対一の深い結び付きを示します。

中央に獅子の頭付きのヘルメスの杖が浮いてます。(ゴーレム達がそれに見えなくもない)
ヘルメスは伝令の神。 ということで「コミュニケーション」がこのカードのテーマになります。

さらに獅子の頭は情熱を象徴するもの。
それぞれの持つカップは感情の器の例え。

二人はただ向き合っているだけではありません。
左の女性の方は 比較的待ちの態勢です。
右の男性の方は 一歩踏み出し 相手に手を伸ばしています。


この左右逆転の構図となりますが、神田流コミュニケーションでは 情熱的に“遠慮する相手の胸倉を掴む”になるのか。
思えば、神田がアレンを認める意志を持ってまともに話しかけたのは今回初めてですね。
だったら表現が不器用になるのも当然だし、いつもの彼を良く知るアレンには伝えたかったメッセージだけは届いたんでしょうか。



さて。 『聖杯2』のカードを持ち出しておきながら、劇中に「杯」らしきものは登場していないんですが・・・

次のページで持ってる人がいるんですよ(^^)

212thB-10

アルマのマヨネーズ丼。

ユウは明らかに嫌がってますが、「ちょっと騙されたと思って!」とか言いながら強引に勧めているところ?


ユウははじめ、アルマと馴れ合う気は全くなかったんでしたね。
でもアルマがくじけずに積極的なアプローチを続けたお陰で 二人の絆はあれほど強いものになった。
今度はその二人の恩人のため、神田ユウが自分の心を伝える側に回ったという事でしょうか。





タロット初心者の下手な説明でちゃんと「伝わった」かどうかもはなはだ疑問ですが、本日はこれで終わります。






<使用カード詳細>
“Miniature Rider Waite Tarot Deck” / Arthur Edward Waite
 United States Games Systems: Crds版(1985/06)

“Pictorial Key Tarot” / Davide Corsi(イラスト)
 Lo Scarabeo;Crds Blg版(2008/02)


<掲載写真>
『D.Gray-man 第23巻』
  第212夜「A.W をたずねて・君を呼ぶ」より引用。
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