呉越同舟。

主人公アレン・ウォーカーのイノセンス。ヘブラスカの予言では「偉大な時の破壊者を生む」そうな。

単純に取れば、その適合者が「偉大な時の破壊者」になるということですよね。
物語の要となる この存在の正体がイマイチ謎。
「破壊」と来れば「スベテヲ破壊スル14番目ノ ノア」の台詞もセットになりそうではあります。

そもそも“アレンに生まれつき寄生していた”話から疑わしいとする説もありますが、ここはとりあえず師匠の言葉を信用するとして(第3夜「生まれながらに対アクマ武器を宿した人間か・・」
アポクリフォスの喉元に、アレンの左手甲の十字架と同じ印が付いている事から、私は元々アレンのイノセンスの左腕がアポクリフォスの一部を分けたもの、更に言えば 長い事その成長を見届けて来たような台詞から、アレンの体が最初からイノセンス側の思惑に沿って作られた存在である可能性は高いと思っています。
そうなるとさすがに“ネアの脳移植”の話が実現する為には、イノセンス側がその事を知りませんでした、とは参りませんね。

アレンの中ではイノセンスとノアメモリーが同居できている。相反する二つが。

それが可能になったのは、14番目という 味方を裏切り伯爵を倒す目的があったノアが「よりによってイノセンスなんかと手を組んできた」(第158夜)からでしょうが、利用目的で近づいた14番目に同調するそぶりを見せながら、逆にノアの能力を利用しようと取りこんだイノセンス側の方が一枚上手だったかも・・と想像したり。

仮にも同盟を結んだ相手に対するとは思えない、アポクリフォスの容赦ない態度の覚醒押さえ込みとか。
アレンにノアメモリーが入り込む事に、恐らくクロス・マリアンは間接的にでも関わっていたと思いますが、うまく双方の関係を結べていたつもりが、イノセンス側の落とし穴に嵌ったのかも。

「あいつはアレンと名乗らなかった」「もっとはやく間違いに気づくべきだった」(第203夜)と言うクロス。
アレンが元の記憶をすぐに回復しないよう、アポクリフォスが先回りして操作していた事を指しているとか・・・


第204夜ではアポクリフォスに全く抗う事が出来ない力量差を見せられたアレンのイノセンス。
でも、これ単独でもそれなりに意思を持ち、適合者アレンの想いに副いながら成長してきたんですよね。
クラウン・クラウン発生(第83,84夜)は、アレンの決意と呼びかけに明確に応えた結果と思いますし。

これからイノセンス側の総意を裏切る展開になるかもしれないクラウン・クラウンと、ノア集団からはとっくに離反した14番目を伴って・・・・
たとえ困難でも エクソシストとして生きる道がどこかにあるはず。
どうか頑張って。アレン・ウォーカー。




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