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『革命機ヴァルヴレイヴ』第11話「軍事法廷第54号」。

ごぶさたしてます! いよいよ物語クライマックスという時に随分長いお休みを頂いてしまいました。
無駄話は省きまして早々に参ります。



モジュール77が向かう月を背景に、ドルシア艦隊が行く手を阻むように待ち構えている。

艦隊司令・デリウス少将のいる艦内では 軍事法廷が開かれていたが、結果は見えていた。
被告人は旧ジオール総理大臣の指南リュージ。
罪状:「平和中立と他国を欺き 甚大なる脅威・ヴァルヴレイヴを秘密裏に開発せしめたこと」



同じ頃、何も知らないショーコはアキラとチャットで盛り上がっていた。
ショーコが音声で話しかけ、アキラは文字入力で返事をする。
月に着けさえすれば戦争は終わり 何もかもうまくいく、みんな好きな事が出来る・・・と夢を語るショーコ。



モジュール77のダウンタウン。 住民が連れ去られ廃墟となっている町の朝。
ハルトは昨晩の事をサキに謝りたくて、ここに彼女を呼び出していた。
待ち合わせ場所に向かう彼だが、広告看板のモデルの水着姿を目にしただけで深く動揺し 足がもつれて歩道橋の階段から転げ落ちてしまう。
心の傷はまだ深い。

そこへ現れたサキは、気味が悪いほど普段と変わらぬ様子だった。
ハルトは早速その場で謝罪しようとする。
だが彼女はそれを遮り「ここで立ち話する気?」とスタスタ歩き出した。 
慌ててその後を追うハルト。



モジュールの格納庫に、3号機に乗ったライゾウが戻ってきた。
彼もサキのように自分の機に勝手に名前を付けている。「ノブ・ライトニング」(“ノブ”は彼が失った友人の名)
ピットの冷却用シャワーを浴びると、熱容量ゲージがみるみる下降していく。
[貴生川]「これで 長時間の戦闘もOKだな」



指南ショーコが新生ジオールの総理大臣に選出されたため、発足した新内閣メンバーが記念撮影に集合した。
文部科学大臣=霊屋ユウスケ
国土交通大臣=番匠ジュート
財務大臣=犬塚キューマ
外務大臣=二宮タカヒ
厚生大臣=七海リオン
法務大臣=北川イオリ
総務大臣=野火マリエ
官房長官=連坊小路サトミ
(時縞ハルトと流木野サキも大臣職に就いたが何なのかは出てこない)

撮影に欠席したハルトを心配してショーコは彼に電話した。 しかし彼が出ることはなかった。
当時 ハルトとサキの2人はバーにいて、ハルトは慣れないコーヒーサーバーの操作にてんてこ舞いだった。
彼の脱いだ上着のポケットで携帯が震えているのに気付き、サキは相手を確認してからそっと電源を切った。
仲の良さそうな2人を見るとやはり面白くない。
[サキ](謝らせてなんてやらないんだから・・!)



ショーコの携帯に アキラからメールが入る。
[RAINBOW]「総理大臣、おめでとう。」

すぐショーコは声で返事をした。
「アキラちゃんありがとう!」
それを聞き笑顔を浮かべたアキラは早速メール文を返そうとするが、ふとキーボード上の手を止めた。
それから音声モードに切り替え、勇気を奮い「どう・・いたしまして」と声を出した。

これを聞いてショーコは大喜びしたが、周囲に相手は誰かを問われるまま「連坊小路アキラ」の名を口にしてしまう。
サトミが険しい表情で彼女から携帯を取り上げるが、それをまたタカヒが強引に奪い、
七海やイオリまで挨拶しようと割り込み・・・

アキラは、初めて ショーコが一人でなかった事を知り動揺した。
ショーコが気遣いから発した「外の世界に出ておいで。 楽しいよ」という言葉はさらに彼女を追い詰めた。
アキラの中にフラッシュバックが起きる。

同じ台詞を繰り返した両親。
集団で声を揃え「私たちのお友達に」と誘うクラスメート。
記憶の中の彼らは みな一様に笑っているのに顔がない・・・

過呼吸がピークに達し、アキラはパニックを起こして暴れ出す。 断末魔のような絶叫と共に通話は切れた。

大変な事をしてしまったと思ったショーコはアキラの元へ向かおうとするが サトミが厳しく遮った。
[サトミ]「私が行く。アキラは私の妹だ!」



その頃、2人でデートを続けるハルトとサキ。
映画館で 自分が出演しているスクリーンを見つめながらサキは呟く。
[サキ]「私・・・ずっと独りだった。 家族も友達も誰も私を選ばなかったから」
「選ばれたかった。 たった1人でいいから・・・ひとりぼっちからふたりぼっちになれればそれで良かったのに」

何と声を掛ければいいのか思い悩むハルト。

そこへ、今のサキの言葉と全く同じセリフが館内に響いた。
突然笑い出した彼女。 彼がまた引っ掛かったとでも言うように。 
しかしハルトは真顔を崩さなかった。
[ハルト]「違う! ・・・流木野さんはもう 独りじゃないよ」

サキもはっとした。 見詰め合う2人。

そこへ 緊急サイレンが鳴った。「敵影を確認。各位戦闘配備!!」
[サキ]「・・・時間切れね」



月への進路を塞ぐドルシア艦隊を発見して管制室には緊張が走るが、エルエルフはまだ余裕の表情を浮かべている。



艦隊のデリウス少将は ヴァルヴレイヴ捕獲作戦が遅々として進まないカイン大佐をTV通話で叱責していた。
そこへ、モジュール77が進路を変更して逃げ出したという報告が入る。

これに色めきたつドルシア艦隊は、追撃戦に移行。
対抗して モジュール77は敵側にさらされている背面に防御を集中させた。
ヴァルヴレイヴ4機も 追いすがる敵機に応戦するため出撃した。

しかし敵の余りの数の多さに手を焼く。



エルエルフはハルトに これも計算の内だと明かす。
モジュールを追うため 敵の最初の陣形は崩れ一直線上に並んでいる。
それを1号機の“ハラキリブレード”でなぎ払えば一網打尽だ。
ただし その一度きりのタイミングを外せば終わりになる。

とりあえず説明を終えると、エルエルフは作戦資料をサトミに差し出し 指揮官交代を申し出た。
いぶかる彼に、マニュアル遂行の能力ではサトミが最も適任だからだと言う。
ややムッとしながらも資料を受け取るサトミ。

そこへドルシア軍より秘匿通信が入った。 司令が新生ジオール総理と直接話したいとのこと。
エルエルフがショーコに耳打ちした。
[エルエルフ]「受けよう。 ただし総理官邸でだ」

ショーコとエルエルフの2人だけが 司令室を離れ目指す場所に向かった。
[ショーコ]「・・・今度は私の番だ」
[エルエルフ](?)



咲森学園の校舎内に急ごしらえの一室が設けられた。 総理の席の背景には ジオールの国章。
回線接続作業中で忙しいエルエルフの側で、また独り言のようにショーコがつぶやく。

[ショーコ]「この戦争に巻き込まれるまで知らなかった。安全に暮らせるってすごく幸せな事なんだなって・・・」
「その平和はタダじゃなくて、誰かが守ってくれてたものなんじゃないかって。 だから、今度は私が」

[エルエルフ]「“国家の最大の使命は国民の安全を守ること”ドルシアもそう考えた・・・故に強大な軍事力を保持する」
[ショーコ]「それは・・・」

[エルエルフ]「繋がったぞ」



画面中央に姿を現した ドルシア軍少将、デリウス・バーテンベルク。
彼がショーコが見せたのは、囚われの父の姿だった。
すでに軍事法廷は「死刑」で結審したという。

[ショーコ] 「私達の家族に手を出したらヴァルヴレイヴはARUSに渡すと言ったはずです!」
彼女の抗議もここでは全く無力だった。 死刑執行の準備を命じる少将。
[ショーコ]「卑怯者!!」
[デリウス]「大人には褒め言葉だ。汚い手段を使っても目的を実現するのが、大人というものだ」

ショーコにエルエルフが囁く。
[エルエルフ]「・・・敵の位置が特定できた」

一瞬希望が見えた気がしたショーコを さらに過酷な現実が打ちのめす。
[エルエルフ]敵艦隊中央。 ハラキリブレードの射界内だ」 「このタイミングを逃せば我々は敗北する」



その頃モジュール77の司令室では 渡されたマニュアルと首っ引きのサトミが、改めてエルエルフの能力に舌を巻いていた。



悩み続けるショーコに向かい、デリウスが遂に切り札を出してきた。

[デリウス]「取引きだ 若き総理大臣。」
「ヴァルヴレイヴの譲渡と引き替えに 君達学生とその家族を全員、第三国に亡命させよう」
「安全と家族。それだけあれば人は十分幸せだ。
戦争は大人に任せておけばいい。友達が死ぬのは嫌だろう?」


返答に詰まるショーコ。
その様子を伺いながら エルエルフはポケットの拳銃にそっと手をかける・・・



そこへ突然、場違いな笑い声が響いた。

これまで無言でうつむいていた指南リュージが、顔を上げ大声で笑い出したのだ。
[リュージ]「そうかショーコ。お前が次の総理大臣か」

デリウス少将の怒りを買い 殴る蹴るの暴行を受けても 彼がひるむ事はなかった。

[リュージ] 「気にするな。 土になって新しい芽を出させるのも大人の仕事だ。
前を向け、ショーコ。 お前の未来は後ろには落ちてないぞ!」




エネルギー充填完了。VVV1号機は遂に必殺技を繰り出した。

ジー・エッジが向けた軌道上の艦隊は、戦艦もバッフェも悉く熱線に焼かれ消滅していく。
リュージの映像も画面から消えた。

[ショーコ] 「何も出来なかった・・・・・・何も」
泣き崩れるショーコを見下ろしながら、エルエルフは無言で銃をしまった。



[イオリ]「敵艦隊、75%の消滅を確認!」
サトミは早速マニュアルを繰る。
[サトミ]「今だ!! 開いた中央を突破して月へ向かうぞ」



新生ジオール側の完全勝利に見えた油断を突いて カイン大佐がいよいよ動き出した。
密かな野望を抱く彼にとっては 邪魔な上司の退場こそ、待ちに待ったチャンスの到来だったのだ。

巨大ドリルを装着したイデアールを自ら操る彼は、そのままVVVのピットへと突入。
VVVの冷却装置も破壊された。

イデアールからは大量の兵士が湧き出し 居合わせた丸腰の学生に容赦ない攻撃を始める。
ユウスケは無謀にもスパナ一丁で飛び出そうとしたが、危い所を貴生川が身を挺して止めた。

イデアールに取り付けてあったドリルは機体から分離し モジュール内部を破壊しながら上昇して行った。
ドリルのリモコン操作はハーノインが任されている。



想定外の敵の急襲でサトミは新たに指示を求められるが 当然用意された答などなく、手も足も出ない。

ドリルを引き抜こうと意気込むライゾウの3号機とキューマの5号機もまた アードライの操るイデアールの妨害に遭う。

ハラキリブレードを使ったばかりの1号機は当分動かせない。

ハルトはサキに 自分をモジュールに戻してくれるよう頼む。 簡単には死なない体ひとつで戦うつもりで。

サキの4号機が、抱えた1号機をモジュールに寄せて置いた。
中からハルトが出てくる。

[ハルト]「ヴァルヴレイヴが冷めるまでには戻るから!」 

やや皮肉のこもった調子でサキがハルトに声をかける。
[サキ]「頑張ってショーコさんを助けてきなさい」



するとそこで何を思ったか、ハルトが急に引き返した。 
サキの4号機に乗り込もうとして、閉じていくドアに挟まれかける。 彼を慌てて救出するサキ。
手を繋がれたままの格好で、ハルトはサキにこう告げた。

[ハルト]「この戦いが終わったらって思ってたけど」
「流木野サキさん・・・僕と結婚してください」
 

彼からの思いがけない言葉に サキは目を見張る。



無人の1号機の中では 「結婚」の言葉に反応してOS少女がはしゃいでいた。






次回に続く。



▽「大人」って

[サキ]「大人って汚ならしいものよ」(第3話) 

以後はその見本のような悪い人達が登場するわけですが。

[ハルト]「大人のくせに恥ずかしいと思わないんですか?!」
[フィガロ上院議員(ARUS)]「全っ然。 大人だからねw」(第4話)

[ショーコ]「卑怯者!!」
[デリウス少将(ドルシア)]「大人には褒め言葉だ」(第11話)

大人は当然子供より長生きした分経験も豊富ですが、「汚い」ことに開き直るのは当人の資質の問題であって 大人・子供は関係ないですよね。

[指南元総理(ジオール)]「土になって新しい芽を出させるのも大人の仕事だ」

こういう立派な「大人」になりたいものです・・・


咲森学園がVVVパイロット養成目的の秘密機関であったこと、ショーコの父はジオール総理であったことから 裏事情を把握しながら実の娘を被験体に出すとは一体どういう人物なのかずっと疑問だったのですけど。

散り際でもこれほど堂々としていられたのは きっと信念を持って行動していたから。
彼は彼なりに 大切な国家を守るため 命懸けで苦渋の道を選択していたんでしょう。
その判断を他人に押し付けて逃げることはせず、自らの責任で。

またそこまで小国ジオールが追い詰められていた事から察するに、この世界は 水面下で想像以上に危険な事態が進行中なんでしょうね。



▽プロポーズ

前回の事件を起こしてしまった時のハルトの心境を思いますと。

彼は以前から自分が自分で無くなる発作を恐れ、周囲の人間を傷付ける不安を訴えていました。
そして、そんな自分にでも寄り添ってくれようとした人に 大変なことをしてしまう
(ノア化した自分がジョニーを殺しかけた事を知り 呆然としていた場面のアレンがどうしても浮かんでしまって)

その絶望感がどれほどのものか考えるのも辛いですが・・・しかもその後も問題は何も解決していないわけで。

ところがサキは強かったですね。
彼の心情を汲みながら、これまでと変わらない態度で接してくれた。
完全におかしくなった時の不安を訴えたハルトに そうなったら殺してあげる、ときっぱり答えたのも彼女。
実際 彼が仲間を襲いかける所を 二度も防いでくれていましたしね。
彼女はマギウスの秘密を共有する仲間でもある。

あらゆる条件が彼と彼女を接近させる後押しをしていて。
これにハルトの“自分が男として責任を取らなければ”という思いが加われば この判断は一時の気の迷いでは片付けられないでしょう。


ハルトがショーコを思い続ける気持ちはここでもずっと変わっていないと思います。
でも彼女は未だにマギウスの真相を知らない か弱い一般人の立場。
彼にとってショーコがずっと守り続けたい「大切な人」なら なおさら危険な自分が近付いてはならない
何度も告白のチャンスがありながらはぐらかしてきたのも、この悩みを抱えてしまったからですから。

あの事件後は多分、自分がどれだけ彼女を好きでもそれは絶対胸にしまって出さないようにしようと誓ったでしょう。

もし彼女も同じだけ自分を好きだったら、サキが選ばれたことでどれ程傷付くかについては 全く考えてないですよね!^^;
この手の「優しい人」は 形として見えない限り、周囲がどれほど自分を大事に思っているかの期待はしないものだから。

こんなタイプが一番タチが悪いんだと・・・webラジオでもハルト役の逢坂さんが突っ込まれてましたね(笑)


この後サキがどう返事するかといったら 私は彼女の気性ならまずここでの承諾はないな、という結論でした。
彼女は気分屋ではありますが、フェアでないことは大嫌いですから。

でも記事を出すのが遅すぎて もうとっくに結果が出てしまいましたwww 残念。



いよいよ次が1クールでは最終の回ですね。 なるべくですが急ぎたいと(抱負)
ではこれで。



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キャンピー

Author:キャンピー
Yahoo!ブログから移動して'12年10月25日オープン。
それ以前の日付記事は旧ブログからの訂正版です。

生年:不明。35年前には存ざ(ry
BD/Btype:8月某日(Leo)/AO型
身長:160cm
体重:標準(自称)
家族:5人。夫と子供3人(男・男・男)
好物:漫画はDグレでお腹一杯。

<他ツイフィールまで> http://twpf.jp/ripvansf
   

Dグレの応援お願いします。
漫画「D.Gray-man」は、2004年5月31日発売の『週刊少年ジャンプ27号(6月14日号)』で連載を開始し、2009年『少年ジャンプ22,23合併号』(第186夜)まで掲載。 以降2009年『赤マルジャンプ9月20日号」に第187夜掲載を経た後、第188夜からは同年11月発売の月刊『ジャンプSQ.2009年12月号』で連載再開。そこから2013年刊行の『SQ.2013年2月号』の第218夜までを掲載。 同年『SQ.4月号』誌上で編集部より「再開未定の一時休載」告知。 2年半の長期休載を経て、2015年7月17日発売の季刊誌『ジャンプSQ.CROWN(スクエアクラウン)』に場を移し連載が再開しました。 その後、掲載誌は2018年4月16日発売号より『SQ.RISE(スクエアライズ)』とタイトルを変えてリニューアル。現在も継続中です。 コミックスは2013年11月に24巻発売(第218夜まで収録)・2016年6月3日に25巻発売(第222夜まで)・2019年2月4日に26巻発売(第230夜まで)。      <星野桂先生のインスタグラムアカウント(@Katsura_5600)も現在元気に更新中>   
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