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ネア・キャンベルでもアレン・ウォーカーでもなく。

第166夜(「正体」)と第206夜(「マリアの視線」)に登場し ノベル版3巻(「Lost Fragment of Snow」)にはもう少し詳しく語られている、アレンがアレン・ウォーカーになる前の様子ですが。

本当の名も過去の記憶も持たず周囲から「赤腕」と呼ばれていた頃に、少年が無意識に選んだ一人称は“オレ”でした。
それは ネア・キャンベルが使っていたのと同じ。
(こんな使い分けに着目できるのも日本語ならではですが、謎解き用のヒントに見えてしまいますね)

この小説版のエピソードの数々は、主人公が元々どんなキャラなのかを描いた大切な所と思います。
ネア・キャンベル以降、アレン・ウォーカー以前の 素のままの彼。

周囲に味方は皆無で常に気を張り身を守らねばならなかった環境が、荒んだ雰囲気という鎧をまとわせてはいましたが。



(17巻第166夜)主人公とマナが初めて出会う場面。


念の為書き添えますがこの話は“アレンが実はセカンズの神田らと同様の状況で、脳移植前の本体に当たるネア・キャンベルとは同一人物”という考察を前提にしています。
加えて第215夜で瀕死のネアに「“わたし”を使え」と発言していた人物は今のアレンではないという最初の見解(*)は まだ大きく変えていません。

(*)参照記事:「すみません まだ頭の中はこんな感じ。」('12.7.18)




小説に登場する「赤腕」少年、設定わずか7歳というには 自分や周囲の状況を冷静に客観視していたモノローグにたいへん違和感がありましたが、これもただの「子供」ではなかったことを示す演出だったのでしょうか…

とにかくこの頃にしてもう彼は (後のアレン・ウォーカーにも共通する)弱い立場の者を思いやる優しさ、どれほど虐げられても悪にはへつらわない自尊心、自身の罪から逃げず結果を真正面から受け止めようとする強さ、というものをちゃんと備えていました。


こんな所に、まだ判然としないネアという人物への妄想を逞しくしてしまうんですよね。





さて、ではどこからが現在のアレン・ウォーカーへの転換点だったのだろうというと・・・


206b.jpg
(23巻第206夜)マナと暮らしていた頃は、身なりこそ整いましたが言動は赤腕時代と大差ありませんね。


206c.jpg
(23巻第206夜)やはりここ。
AKUMAのマナを壊し心身に深手を負った少年は、かろうじて廃人化を免れたものの 全く別人のようになってしまいます。


206d.jpg
(23巻第206夜)一人称はマナのコピーの“僕”へ。
ともかくも覚束ない足取りで人生再出発の日。 クロス・マリアンの弟子として、アレン・ウォーカーの旅が始まります。



こうした大きな波は経験しましたが、彼の人格の本質的部分は 外見と関らず終始そのままだと思うんですよね。

でも 彼が「アレン・ウォーカー」として復活する時、思い出の中のマナに 自分の存在意義の全てを委ねるという危険を背負い込んでしまいました。 

ここが今とても怖いんです・・・・(参照記事:「渇き。」

第218夜では、狂った様子でアレンを追い回す千年伯爵の皮が一部裂けてマナの素顔が覗いてしまいましたが、アレンがそれを目撃する危機だけは運良く免れました。

今の自信喪失して精神状態も不安定な彼には、絶対「千年伯爵」の正体を見せたくない・・・

本当にこれからどうなるでしょうね。


ああ 休載長いわ(苦笑)


それではまた。



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コメント

Re: ふたたびPさんへ。

またおいで下さりありがとうございます!
まとめ、と称してあんな長文が出てきたのでビックリされたかも^^;
(元々ヲタク根性が原動力のブログですのでいやはや)

ある思い付きに可能性の有り無しだけを問われれば、間違いがハッキリしているもの以外答は「あります」ですが、私はそこに仮にでも納得させる理由の裏打ちがないと話が広がらず先へも進まないと思う方でして…

「ティムのしっぽ」では、まず「アレンと“14番目”が同一人物(←脳移植)」という大前提があり 他の話もそこから続いているので、Pさんの期待されるようなお答えができなかったかも知れませんよね。
えらく理屈っぽくなりましてまったく・・・ こちらこそ申し訳ありません。

また何か疑問が出てきましたらよろしくお願いします。 ツッコミはいつでも大歓迎です。

それではこれで。

No title

なんか変な質問してすいません。
ちょっと疑問に思っだけの薄い思考なので気にしないでください。

丁寧な、しかも早い返答ありがとうございました。

Re: Pさんへ。

どうも初めまして! 
こちらの古い記事を読んで下さったんですね 有難うございます。

私の考察もどんどん勝手に進んでしまい、初めての方には相当分かりにくいものになっています。

そこで、先日新しく設置したTOPページの中に アレンとネア関連の考察のまとめを押し込んでおきました。
御面倒でも先にこちらを見て頂くと、私の考察の全体像と こちらの記事で私が主張したかった内容がお分かりになるかと思います。
⇒「トップページ。('04 9.9投稿)」 http://kuriparu44.blog.fc2.com/blog-entry-510.html

これが正解である保証はどこにもありませんが、一応のところ
「一般に言われているような“35年前アレン”は実在しない」
「ネアもアレンも“メモリー”ではない」
という観点が基礎にありますので、このままの形でのPさんの御質問にはお答えしかねます。

でも Pさんの説も他のどなたの説も、正しい可能性は平等にあるはずですので・・・

上に御紹介した話を元にもう少し論点を絞った御質問を頂ければ 一生懸命考えさせて頂きますね。

どうかよろしくお願いします(*^-^*) ではまた。

No title

初めまして、お邪魔します。

考察みて感動しました!!すごいですね!!!
私もちょっと似たようなことを考えていたので
テンション上がりました!!!!

そこで思ったんですが
よくタイトル=主人公の名前の漫画ってありますよね?
で、すっと気にかかっていたんですが
アレンの本名がアレン・D・グレイマンだったりする
可能性ってあると思いますか?

「わたしを使えって言ったのはグレイマンさんの方で
今のアレンは記憶がない状態でネアのメモリーを
持っている状態なのかなって私は思ってたりします。

で、アレンはマナとネアの弟(お父さんが違う人?)

兄弟だからネアともマナともシンクロできるのかなとか。
で、ティムキャンピーの中にアレンのメモリーが
入っているとか…。

ありだと思いますか?
Secre

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キャンピー

Author:キャンピー
Yahoo!ブログから移動して'12年10月25日オープン。
それ以前の日付記事は旧ブログからの訂正版です。

生年:不明。35年前には存ざ(ry
BD/Btype:8月某日(Leo)/AO型
身長:160cm
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家族:5人。夫と子供3人(男・男・男)
好物:漫画はDグレでお腹一杯。

<他ツイフィールまで> http://twpf.jp/ripvansf
   

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漫画「D.Gray-man」は、2004年5月31日発売の『週刊少年ジャンプ27号(6月14日号)』で連載を開始し、2009年『少年ジャンプ22,23合併号』(第186夜)まで掲載。 以降2009年『赤マルジャンプ9月20日号」に第187夜掲載を経た後、第188夜からは同年11月発売の月刊『ジャンプSQ.2009年12月号』で連載再開。そこから2013年刊行の『SQ.2013年2月号』の第218夜までを掲載。 同年『SQ.4月号』誌上で編集部より「再開未定の一時休載」告知。 2年半の長期休載を経て、2015年7月17日発売の季刊誌『ジャンプSQ.CROWN(スクエアクラウン)』に場を移し連載が再開しました。 その後、掲載誌は2018年4月16日発売号より『SQ.RISE(スクエアライズ)』とタイトルを変えてリニューアル。現在も継続中です。 コミックスは2013年11月に24巻発売(第218夜まで収録)・2016年6月3日に25巻発売(第222夜まで)・2019年2月4日に26巻発売(第230夜まで)。      <星野桂先生のインスタグラムアカウント(@Katsura_5600)も現在元気に更新中>   
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