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『D.Gray-man24』コミックス感想 その3・第214夜。

ネアの幼少期の描写で始まるこの回。
彼と母親との会話から断片的に当時の様子が垣間見えます。
そして“アレン”から初めて出てきた本物の“ネア”。
ここで真面目に考察しなければいつやるんだというところですね^^;

この先のストーリーまで読んで本誌掲載時からだいぶ時間も経過して、第214夜の考察も旧ブログで書いていた頃と細部の結論がかなり違ってきております。
もう一度頭の中はリセットしてお願いします。



▽ 第214夜「A.Wをたずねて・目覚め」



☆ サブタイトル

「目覚め」という単語がこの回に冠せられたことの意味は重いですね。

体のノア化が極限まで進み昏睡状態に陥ったアレンでしたが、
ようやく意識を取り戻したと見えた時 実際に目を覚ましたのは彼の中にずっと眠っていたネアの方でした。

これが、新しい体で復活したネアの 35年ぶり初の目覚めだったことは、その後の言動からも見て取れます。
(自分=“アレン”の白髪や顔の傷を見て驚いている。これまで自身や彼の周囲で起きていた事を何も知らない)

では、これまでアレンの夢の中で彼に話しかけ腕を掴んだり(第59夜)自分を「ネア」だと名乗ったり(第198夜)、現実に浮上してきて千年伯爵に目覚めの挨拶(第182夜)や宣戦布告(第189夜)をしていたのは誰なんでしょうか。
私はネアより先に出てきた“14番目ノアメモリー”単独の意志表示であったと思います)


ノアメモリーが転生した場合。

(1) 先代の宿主の記憶は持たない
(第187夜・202夜⇒転生したノア達は 特殊能力のワイズリー以外、かつては仲間だった14番目の事を何も知らない)

(2) 新しい宿主の記憶は、覚醒前のものも保持している
(第96夜⇒スキン・ボリックは覚醒後、自分が働いていた造船所の人間の皆殺しを神父に命じている)

この二大原則があったはずですが、“アレン”から出てきたネアの場合はこのどちらとも矛盾しています。

ここから導き出される結論は(笑) “ネア ≠ 14番目メモリー” だと思うんですが。

そうだとしたら、アレンが故人とされるネアの記憶を持つ(第166夜 [クロス]「それは奴の記憶だ」)理由とは?
ここはやはり アレンとネアが同一人物=神田やアルマ達のような脳移植があった可能性は高くなると)



☆ ネアの生家(夢の中の映像からの情報抜粋)

・ 広大な麦の畑に囲まれた屋敷。傍に枯れた大樹が一本。 ネアはそこに登って定位置にしている様子。
・ 彼の母はその樹に“コーネリア”と名付け馴れ親しんでいる。
・ 一家の姓はキャンベル。 ウォーカーではない。
・ 父親の話は出てこない。 家督はネアの母の弟(ネアの叔父)が次ぐことになっている。
・ 叔父の名はサイラス。 怪しげな錬金術にでも凝っているのか遠景で煙を上げているのが見える。
・ ネアと双子の兄のマナは 断続的に昏睡状態に陥る病気(?)に苛まれている。



☆ 肌が白く戻る。

この回最大のミステリー(笑)

3161615.jpg
(『D.Gray-man』24巻第214夜より引用)


幼少時の回想を夢見ながらネアが目覚めた時、アレンがあれほど苦しんでいた肌の黒化が止み 両目の瞳孔が猫のような縦長(でおそらく虹彩は金色)だったのも元通りになっています。
次の第215夜でアレンと意識が交代した後も イノセンスの発動が再び可能になっていましたから、アポクリフォスの力を借りずともノアメモリーの侵蝕が抑えられたということなんですよね。

・・・言いたいことがお分かりでしょうか^^; 

ネアは、かつて14番目のノアメモリーの宿主とされながらも それに抵抗し ある程度成功していたということだと思います。


星野先生がコミックス収録の際に敢えて描き直された このコマの表情が気になってるんで。

00315trim.jpg
(『D.Gray-man』24巻 および 『ジャンプSQ』2012年7月号 に掲載の 本編第214夜より)

上がコミックスで修正後、下が修正前の掲載本誌。

こんな笑顔を浮かべて警戒をすっかり解いた直後に 彼はジョニーを襲ったんですよね。

修正後の方が 目の光を消し、眉と口角を微かに下げ、頬をちょっと染める表現もやめている。 暗めになりました。

その後の彼の台詞(第215夜)からも、この修正には納得しています。
「迷いも心もすべてあの日に置いてきた オレはためらわない 何があろうと必ずこの手で遂げてみせる」
本当にためらいもなく酷い事が出来る人間なら こんな宣言はしません。
あそこは敵を安心させる演技の筈ですが、それを嬉々として演じきれる 芯から冷酷なキャラにはしたくなかったんじゃないかなーと・・・


スキン・ボリックやワイズリーの例を見る限り、ノアを発症した宿主は何食わぬ顔で周囲の人間を瞬殺していますね。
ティキ・ミックなど、人間を殺すことにAKUMAそっくりに快感を覚えている描写もあります。

でもネアの場合、他人(ひと)を襲ったのは 相手が自分の敵側の人間だと認識した後でした。
ノア勢相手に死ぬか生きるかの極限を戦った逃亡生活は 彼の中でまだ終わっていませんからね。
一般人を襲うのも 下手な情は身を滅ぼすということを嫌というほど体験してきた故(ゆえ)でしょう。

この寂しそうな笑顔は、それでも彼の心がまだノアメモリーに染まってはいないことの暗示に見えて仕方ないんですわ。



ええ・・さて。今日の引用画像で上の方、“左目”がまた大いに気になりますねw
あまり深い話にならないと思いますが、思い出したことをまとめて次の記事に致します。 では。







関連記事

コメント

Re: ナマズさんへ追記。

一応「最新記事」表示(5件分)も、左の柱に戻しました。
「最新コメント」リストの上です。

Re: ナマズさんへ。

ナマズさんこんばんは。

> "ネア 私をつかえ"といった人物は"アレン"ですか?

何か質問コーナーみたいでwww
まだ連載中のDグレの謎に確信を持って解説できる人はいませんので、ここで述べるのはもちろん私の想像でしかないことをお断りしておきます。念のため。

それと。ちょうどそのお話をしているのが、ここじゃなくて昨日上げた最新記事の第215夜分なんですよ~!
(私はPCからでしかブログ閲覧ができないため モバイルだと検索しづらいことになってしまったかもしれませんね・・・
表示をスッキリさせたくて少し前、左の柱部分に「記事リスト表示」というブログパーツを入れたんですが 良くなかったかな~^^;)
※ 最新記事は、「Recent Entry (=最近の記事)」をクリックするか、「ティムのしっぽ」というブログタイトルを押せば頭に出てきます。

結論から述べさせて頂きますと、御質問の答はNOです。
ただし、ナマズさんが質問文の「アレン」をどういうものと考えていらっしゃるか具体的に分からないので、まずは昨日の記事を読んでみていただけますか?
もっと詳しい返答は、また質問を頂いた時に致しますので どうぞ何度でも御遠慮なく。

コメントありがとうございました!
ブログが停止状態になっていたため コメントレスも久しぶりすぎて懐かしいくらいで←
また頑張りますね。よろしくお願いします では。

No title

"ネア 私をつかえ"といった人物は"アレン"ですか?

Re: 匿名希望の方

お名前の記入が無かったので「匿名希望の方」と呼ばせて頂きました(もし単に記入忘れでしたらごめんなさい)

コメントでお褒めの言葉と御心配までどうも!(^^)

懸案の著作権につきまして。
ここのブログのカテゴリ「方針やらお願いやら」等で何度かしている話なんですが、漫画考察の性格上 説明したいことが文字だけでは難しいんですね。
そこで必要最低限の範囲でDグレ本編やタロットカードの画像を引用しています。

著作権法32条。“公表された著作物は公正な慣行にのっとり目的上正当な範囲内で「引用」することができる”というお話。
分かりやすい解説をしたサイトがありますが
http://www.cric.or.jp/qa/hajime/hajime7.html
ここの箇条書き6番目に該当するものです。

条文中「公表された」とは、掲載誌の公式発売日以降のことと理解していますので一応気をつけております。
あと「公正な慣行」ということで、出典は必ず明記するようにしています。
もっとも、「正当な範囲」というのに明確な基準があるわけじゃありませんので、素人判断でいいと思っていても運悪くアウトと判断され削除対象になる可能性もゼロではないですよ。

原作は最大限リスペクトの意志で続けているブログですが、所詮個人の趣味に留まるものですので どこまでも自己責任です。

ということでw また来て下さいね。ありがとうございました。

すごい考察力ですね
そういう見方もあるんだなーと楽しめました(^ω^)

ただ漫画の画像を載っけるのは著作権的にアウトでは…?
Secre

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キャンピー

Author:キャンピー
Yahoo!ブログから移動して'12年10月25日オープン。
それ以前の日付記事は旧ブログからの訂正版です。

生年:不明。35年前には存ざ(ry
BD/Btype:8月某日(Leo)/AO型
身長:160cm
体重:標準(自称)
家族:5人。夫と子供3人(男・男・男)
好物:漫画はDグレでお腹一杯。

<他ツイフィールまで> http://twpf.jp/ripvansf
   

Dグレの応援お願いします。
漫画「D.Gray-man」は、2004年5月31日発売の『週刊少年ジャンプ27号(6月14日号)』で連載を開始し、2009年『少年ジャンプ22,23合併号』(第186夜)まで掲載。 以降2009年『赤マルジャンプ9月20日号」に第187夜掲載を経た後、第188夜からは同年11月発売の月刊『ジャンプSQ.2009年12月号』で連載再開。そこから2013年刊行の『SQ.2013年2月号』の第218夜までを掲載。 同年『SQ.4月号』誌上で編集部より「再開未定の一時休載」告知。 2年半の長期休載を経て、2015年7月17日発売の季刊誌『ジャンプSQ.CROWN(スクエアクラウン)』に場を移し連載が再開しました。 その後、掲載誌は2018年4月16日発売号より『SQ.RISE(スクエアライズ)』とタイトルを変えてリニューアル。現在も継続中です。 コミックスは2013年11月に24巻発売(第218夜まで収録)・2016年6月3日に25巻発売(第222夜まで)・2019年2月4日に26巻発売(第230夜まで)。      <星野桂先生のインスタグラムアカウント(@Katsura_5600)も現在元気に更新中>   
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