宴の後で。

星野先生のSNSでDグレ人気が再燃したおかげか、ツイッターのアレン誕祝ツイートも例年以上の活況でした。
本来なら同じファン仲間ということで誰彼かまわず握手して回りたいくらい嬉しいイベントのはずですが・・・
最近こんな場に付きものの“無断使用画像”が これでもかというくらい目に入ってくるので気が滅入ります。

特に残念な気分にさせられるのが ファンアート(二次創作)作品の無断転載です。 


ピクシブ等で見かける実力派絵師さんの作品はどれもこれも魅力的ですからね。
ですがそれを装飾品のような扱いでツイート画像に貼り 場を盛り上げる為に利用されているのを見るとどうにもこうにも…
それに反応してきた人達に向け 「沢山のD灰クラスタと繋がれましたありがとうー!」等と無邪気にはしゃいでいる様子も筒抜けですので、当人に悪い事をした意識はないんですよね。
同じような年齢や環境の人達で固まっていると 外の事まで気が回らないのも分かります。


しかしファンアート作品の作者さん方ももれなく D.Gray-manを熱心に愛するファン仲間の一人なんですよ。
その想いのありったけを、絵という形で表現しているだけで。
絵を描く環境とは無縁の私も、ツイッターで幾人かの絵描きさんと話をする機会が持てて 大分知見が広がりました。
少なくとも彼女らの中に 無断転載承認派はいません。

わざわざ場所を選んで投稿された作品は、閲覧者層や人目に触れるタイミングにまで配慮されたものが多数あります。
友達へのお誕生祝で贈ったイラストなど、特定の相手へ向けたメッセージが込められたものまで…
絵だけ単体で他所へ持って行かれては そういう想いは置き去りになるわけ。
大事な我が子のような作品が知らない所へ連れて行かれ、怒るというより精神的に落ち込んでいる方は多いです。

この人達が自分の持て余すほどの想いを表現したくて ままならないリアル環境の中で 絵の完成に至るまでどれほど身を削り 頑張ったり悩んだりしているか。
それを間近で見聞きしてしまうと とても他人事とは思えず、かといって部外者の私が直接注意しに行くのも違いますし…


親切心からお気に入り絵師さんの所に「こんな怪しい転載が!」と知らせに行く人もいますがこれも良し悪しなんですよね。

ピクシブで“Dグレ1000users入り”などざらの人気絵師さんでは、こういった事がどれほどの件数に上ると思いますか?
中には 事後承認でも許可を取れば「“無断”転載」にならないだろうという甘い考えか、「使いましたが問題あるなら下げます」なんて御本人に言ってくる強者までいます。
これほど常識のズレた正体も分からない何人もの相手と、普段は普通の生活を営んでいる絵師さんに 直接交渉するようなヒマも気力もあろうはずがない。
結果 “自分の大切な作品があちこちでぞんざいに扱われている”という情報だけが 心に残り溜まっていくわけです。
頑張った挙句の代価がこれって あんまりでは?


絵描きでもない私がこんな所で意見発信しているのは変かも知れませんが、たまたまこれまで知らなかった心ある方にだけでも是非知ってもらいたくて 性懲りもなくこんな記事を書いています。
同じ作品大好き同士で こんな残念な意識のズレが元で亀裂が生じてしまうのは避けたい!!! 



とりあえずどんな作品にせよ そこに心を注いだ作者さんが存在します。
それが通りすがりでもふと立ち止まらせるほどに魅力あるものだったらなおさら。 
敬意をもって、作者が思いもしなかった場所(場の雰囲気含め)や目的で使ったり 好きな部分だけ切り取るなどの無残な扱いは止めて下さい。

でしたら 事前許可を取ればいいのかというと、これも・・・ 

皆さんお忙しい身です。突然そんな相談を持ち掛けたら、悩ませてしまう事になりかねません。
もっと素敵な次回作品を頭に描いていたかも知れないのに もうそれについて考える気力すら萎えてしまうかも。
こういった作品は 元々「使える素材」ではないのだとあきらめ、我慢しましょう。
(ツイッターが設定しているリツイート行為は基本OKですよ。あと、ピクシブやインスタに付いてるツイートボタンの使用も)


出所も分からない画像なら、とにかく貼ってはいけません。ほとんどの画像には著作権があります。
(「素材」表現も要注意でして、「まとめ」サイト等には故意だか無知だか あちこちから勝手に漁ってきた無許可画像を「素材」と称し公開している不届き者もいるので難しいです)



今回話は二次創作メインに留めますが、漫画やアニメ・原作者のSNSからの画像を勝手に使うのもNGですよ念のため。
今は素人でもGoogle検索に当たればどこで無断使用されているかが分かってしまう時代ですが、そういう摘発を専門に扱う業者までいますからね。
公式は“分かってるけど諸事情で見逃している”だけなのをお忘れなく。
状況が変わればどういう事になるかは頭の隅に入れておいた方がいいと思います。



年の瀬に楽しい気分を削ぐような記事になってしまって残念ですが、某様の仰るように「知らないって怖いこと」ですからね。
ツイッターは様々な異なる環境や価値観を持った人達の行きかうオープンな場ですが、それが一番の魅力でもあります。
TL上に見えている事だけが全てでもありませんし。
自分とは直接関わらないであろう人達にも、人間同士として必要最低限の敬意は払いつつ楽しい場にして行きましょう。


それではこれで。


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