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第219夜(2)「A.Wをたずねて・彼は愛を忘れている」

物語の中心人物・マナとネアにつき 驚愕の真実が明かされました。

姿形は瓜二つなのに、“双子”ではなかった彼ら。 
この“兄弟”を育てた「母さま」も 実は本当の母親じゃなくて。



そもそもアレン・ウォーカーにしたって 誕生日や名前を勝手に名乗り 「父」と慕う人とも血の繋がりはなかったんですから…

主人公にまつわるすべてが偽物。 なのに実質上は、現実にあるどの“本物”よりも本物らしいという皮肉ですよ。


これも 先入観は全部捨てよという神の声でしょうか(笑)

愛と憎しみ・正邪の別など 不動に見えたものがあっさり覆るこの混沌世界には、むしろふさわしい演出かも知れませんね。





▽ 14番目の脅威

魔眼のワイズリーが、メモリー回復待ちのロードと テレパシーで会話をしている場面。

[ワイズリー]
「おぬしが庇(かば)い助けたアレン・ウォーカーは今 消滅の危機にさらされておる」
「ネア」
「ノアの大洪水から長きに渡るノア13使徒の歴史のなかで起こった 予期せぬ生誕 不意に現れた存在」
「異例の14番目のノア」

「35年前千年伯爵によって葬られた“ネア”は アレンに自身の“記憶(メモリー)”を植えつけ その肉体からついに孵化(ふか)し この表舞台へ帰ってきた…」
「奴が狙うは 今度こそ 千年伯爵の首だろう…」


[ロード]
「“ねあ” は ぼくらと ちがう」「だか ら こわい…」
「“せんねんはくしゃく”が いなければ ぼくら わ “はーと”に ほろぼされて しまう」


[ワイズリー]
「奴は何を成そうとしているのか おしえてくれ ロード」
「ワタシの魔眼でもこればかりは見通せぬ」「いや… 見通せるようなものではないのやもしれん」
「すべては“マナ”という 迷宮の闇へと繋がるのだから」



★ ワイズリーとロード


● 他人の心が読める能力者同士 ワイズリーとロードは、本当に仲が良さそうです。
他所では決してしなかった「14番目」の「ネア」呼びも、2人だけの時には連発してますね。

でも分からないのは、どうして他のノア達にはこんなにネアのことを秘密にしているのかということ。
ワイズリーがデザイアスに知っていることを全部話してやっていれば ブックマンとラビが拉致されるようなこともなかったのに。


● あと、ロードが人間である「アレン・ウォーカー」を 本心から好きだったことも分かりました。
「ヘボい」人間でなければOK?
「ネアはマナの為に戦った」… と彼女が密かに“裏切り者”に涙したのも、彼が最期まで「ヘボ」ではなかったからでしょうか。


● ノアメモリー転生の際は新しい宿主には前宿主の記憶が引き継がれない原則があるので、ワイズリーも、ネアが生きていた当時のことを自分で“覚えて”るわけではないんですよね。
しかし、メモリー自体には順次情報が蓄積されて行く様子。 裏切り者が憎いだとか。
ワイズリーが見てきたように35年前の様子を語っているのは、その魔眼の能力で自分のメモリーの記憶が辿れるからでしょうか…

ノアメモリーの正体もまだ分かりませんが、激しい憎悪の念で人を操るものなのだけは確かなようで。


● 良からぬ計画にはすぐ気付きそうな先代ワイズリーが何故ネアに負けたかですが、なるほど読めなかったのではね。
アレンも ワイズリーの術を強制終了させたほどの精神力を見せていますから 35年前当時の様子も何となく納得です。


●  [ロード] 「“ねあ” は ぼくらと ちがう」
「ちがう」とは何が… 
まだ他のノアにはない特殊能力があるという意味でしょうか それとも実力差がケタ違いということなのか 
もちろん“ネア”の抱いている“目標”は、千年伯爵に忠誠を誓っている他のメンバーと決定的に違うのですが。

この場面の会話でも「ネア」で一括りにされていますが、私はまだこれまで同様 
「ネアはノアメモリーの宿主でありがなら、人間としての自分の意志は堅持していた」 という考えです。


(1) 「オマエ(=千年公)ヲ殺シテ オレガ千年伯爵ニナル」(N189) 
ノアメモリーからの意志表示。 直に千年公を挑発するなど極めて好戦的

(2) [クロス] 「ノアの一族と殺し合いの逃亡生活」(N167)/
[ワイズリー] 「(肉体の侵蝕に苦しむアレンに)35年前の“14番目”と同じ有様になったのぅ」「ノアはノアから逃げられん」(N211)/
[ロード] 「ネアはマナの為に戦ったんだ」(N205)
これらから推測されるのは、<生前のネア(宿主)がひたすら防戦で千年伯爵の脅威からマナを守ろうとしていた>ってこと。
 

● [ロード] 「こわい」
千年伯爵とロードは 「ネア」には強い恐怖心を抱いている。

にもかかわらず伯爵は、過去にやむなく粛清した対象につき、今はハートから死んでも守れ」(N202)とも命じているんですよね。

[ロード] “せんねんはくしゃく”が いなければ ぼくら わ “はーと”に ほろぼされて しまう」

この箇所ですが。
やっと今回(ラスト)出てきましたが “マナとネアのメモリー2つ合わせて「千年伯爵」1個分”ということに絡むのでは?

ロードがいつもの「千年公」という呼び方をしないでここだけ「せんねんはくしゃく」と言ってますよね。 
その理由は、ここで言う「せんねんはくしゃく」が、彼女が常により添っているあの泣き虫の「千年公(マナ)」ではなくて、
マナ+ネアが合体して本来の姿が完成した時の「千年伯爵」だからじゃないでしょうか。

分かれたメモリーが宿主の肉体ごと融合できるのは 「絆(ボンドム)」の双子で実証済みです。

というか合体するためには、ノアメモリーが取り憑いた魂と共に元の肉体が絶対不可欠ということでしょう。

ティキ・ミック私は“ネアの抜け殻”説を主張してきましたが先日コメントを頂いたクローン説も有りかも)の靴底に奏者の印があったのは、やはり最終的な千年公(マナ)との合体という大仕事のための特別な存在と見做されていたからに思えます。
方舟でロードが「ティッキー」を、他のノア(「ダーイジな子羊」)と分けた言い方にしていた(N93) のにも、このへんの事情ありきじゃないかと。

肝心のネアのメモリーについては、ワイズリー発言であったように 
「左腕のイノセンスを斬り落として(アレン・ウォーカーには)我らのモノになってもらう」(N211)算段ですね。
アレンの身体はもはや素材扱い。



ざっと見 「千年伯爵」が元の力を取り戻せなければ、この戦争でノアはハートに力負けするだろう… ということのようです。
もしそうであるなら アポクリフォス側も 「14番目」の取り込みに躍起になるはずですよね。



それにしましても^^;
ネアのメモリーには、その気がないどころか 千年公を消して自分が成り代わる気満々・・・ 
そのうえ こちらの方が、マナのメモリーよりも強そうなフラグ。

これで本当に合体の目途がついてるんでしょうか? はたして公算は。





ここまでで、次はネアとマナ(千年伯爵)の対決場面へ。






※ おことわり ※
昨年3/8 記事で述べましたが、今回から順を追った詳細なネタバレ描写は控えますが(着目箇所以外) 御了承下さい。
 





 
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Yahoo!ブログから移動して'12年10月25日オープン。
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家族:5人。夫と子供3人(男・男・男)
好物:漫画はDグレでお腹一杯。

<他ツイフィールまで> http://twpf.jp/ripvansf
   

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漫画「D.Gray-man」は、2004年5月31日発売の『週刊少年ジャンプ27号(6月14日号)』で連載を開始し、2009年『少年ジャンプ22,23合併号』(第186夜)まで掲載。 以降2009年『赤マルジャンプ9月20日号」に第187夜掲載を経た後、第188夜からは同年11月発売の月刊『ジャンプSQ.2009年12月号』で連載再開。そこから2013年刊行の『SQ.2013年2月号』の第218夜までを掲載。 同年『SQ.4月号』誌上で編集部より「再開未定の一時休載」告知。 2年半の長期休載を経て、2015年7月17日発売の季刊誌『ジャンプSQ.CROWN(スクエアクラウン)』に場を移し連載が再開しました。 その後、掲載誌は2018年4月16日発売号より『SQ.RISE(スクエアライズ)』とタイトルを変えてリニューアル。現在も継続中です。 コミックスは2013年11月に24巻発売(第218夜まで収録)・2016年6月3日に25巻発売(第222夜まで)・2019年2月4日に26巻発売(第230夜まで)。      <星野桂先生のインスタグラムアカウント(@Katsura_5600)も現在元気に更新中>   
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