脳の記憶。

アレンが方舟で 弾けないはずのピアノを弾いたエピソード。
なぜここで「オレノ鍵」としてピアノを登場させたのかを思うと、やはり単なる偶然ではない気がします。
アレンの中のネアという存在が何なのかと考えていくと、結局この“ふりだし”に戻ってしまうんで。

手続記憶。

あの「革命機ヴァルヴレイヴ」で、マギウスが取り憑く相手の意識を乗っ取る(=「ジャック」する)時も、宿主が会得している身体能力をそのまま使える設定になっていましたが、それは理にかなっていると思います。
訓練で「体が覚えた」身体能力は、そのまま脳に記憶として残る…

現在 自分の肉体を持って存在しているアレン・ウォーカーが 身に覚えのないピアノの演奏ができたということは、彼は忘れたかも知れないけれど 過去にきっとその体験(=ピアノ演奏)があったってことだと思うんですよね。 
彼に取り憑いている 肉体を持たない“ノアメモリーの記憶”のせいなんかではなく。


でもアレンがあの曲を弾けることを事前に確信していた師匠は、後にこうも言っていました。
[クロス] 「奏者の唄を知っていたのも弾けないはずのピアノが弾けたのも“アレン(おまえ)”じゃない 全部“14番目”の記憶だ」 
(N167)

ここのサブタイトルは「アンジ」

やはり「アレンじゃない14番目の記憶」という表現は、「お前の脳が “アレン”ではなく“14番目(ネア)”だった時代の記憶」と言いたいんじゃないのかなあ。



物語の中に わざわざ混乱させるような用語をバラ撒いているあたり、「Dグレ」はなかなか厄介で癖になりますよね(笑)


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