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第227夜「A.W(アレン・ウォーカー)に別れを告げる・秘密と亡骸」③

こちら月一ペースになってますが そこそこ楽しくやってます。 Dグレって本当に読むほど深いですね(^^;




★ 神田の沈黙

何とかここから脱しようと一人興奮状態のアレンに 神田はいつになく冷静な説得を試みたわけですが、苦労は実らず。
逆に態度を硬化させるばかりの相手にとうとう
「面倒くせぇ……  もういい 街をでるまでテメェは寝てろ」
となるところ。寸前にしばらく間がありますよね。

「……っ ……おまえ…… ……… ………っ ……… ………」
神田がアレンに向かって何かを言おうとしていますが言えなくて、でもその間も ものすごい葛藤と戦っている様子の。

それが何だったかといえば、最後に師匠に促され彼がやっと切り出した “人の形をしたイノセンス”と それによる“ティムの破壊”のことでしょうね きっと。
さっきのアレンの「ニコイチ」(だから大丈夫)発言を否定するように ティムはもういないことに触れようとして、でもアレンにとってティムがどれほど大切な存在かを良く知っている神田は躊躇したんですよね。 

ただ、それを回避する手段が、一足飛びに「面倒くせぇ 一発喰らわす」になってしまうところがほんと彼らしいというか… 
普段から無口で無表情、その実 他人の心が傷付くことにはおそろしく敏感で でもそこから出てくる言動は不器用そのもので。 
色々想像してたら ちょっと涙が出てきました。

このピンチに割って入って 一生懸命とりなそうとしたジョニーも立派でしたね。
とばっちりのように受けたアレンの暴言には まだ自分も深く傷ついたばかりでしょうに…
「ふつうの人間のジョニー」
そんなことは重々分かったうえ、全てを投げ捨ててアレンの元に駆けつけた彼だとしても。

そんな彼らを温かく見守るティエドール元帥。 
相手を傷付けたくないばかりに衝突してしまう神田とアレンの心の中まで見透かしてますよねw
極めつけはティムの入った瓶を出して見せるところ。 ここで神田の退路を断つ厳しさもまた 深い愛情あってこそです。


外はもうアレンを血眼で探索する殺伐とした空気に満ちて いよいよ危険が迫っているだけに、自分よりも相手を守ろうと必死な “いい人”ばかりのこの空間が、本当に奇跡のように思えますね。


★ 覚悟

ティエドール元帥の言う「これからキミ(神田)が進もうとしている道」 「背負いこむ覚悟」とは、具体的に何でしょう。
元帥がアレン一行を見逃すことと引き換えに神田が元帥になることを承諾した 24巻第217夜から続く話なんですよね。

ただそれは、神田元帥の話が出る以前 彼が六幻を再び手にしたところからの覚悟らしいですから、きっとマテール編で彼とアルマを救ってみせたアレン・ウォーカーの信念(=救済者としての道)にかかわるところ なのでしょう
更に言えば、神田も一緒に アレン・ウォーカーが負っている数多の運命と向き合うこと。
「ちゃんとやりなさい」とは、そういう覚悟で臨むからには、半端な情けからの隠し事は決して互いの為にならないよ、という意味と解釈しました。

こうして神田の成長を過干渉にならないよう見守っているティエドールの存在は頼もしい限りですが、多分それは彼が神田を教団の中枢に連れ込もうとしていることとも通じていて、神田との接触でとうとう馬脚を現したアレンを狙う中央の「化物」と クロス・マリアン襲撃事件との接点に確信を持ったからではないかと思います。
クロス失踪のすぐ後に「中央庁じゃ…」と口走っていたのも、路地裏で倒れていた神田が記憶を取り戻したところで「おまえ まさか…」と言いかけたのも この人でしたしね。

クロスが失踪して教団のエクソシスト元帥は3人になってしまっていますが、私は コムイ室長も含めた彼らがきっと いざとなれば組織の巨悪と戦う気概を持った 心の正しい人達だと信じたいですね。

神田が元帥になる「条件」の方はさて置いても、ティエドール個人としては 頼み込まれるまでもなく 真の意味のエクソシスト(救済者)であろうとするアレン・ウォーカーの生き方には賛同してくれているんではないかな…  
何といっても愛弟子・神田が最大のピンチに、体を張って守り抜いてくれた恩人ですよ。


★ そういえばもう一つ

第217夜を読み返していて今更ながら、記憶操作にごまかされていた神田が アレンに「ちゃんと伝えた」と思い込んでいた「伝えたかったこと」とは何なのかが気になりました。
偽の記憶の中でそれを聞いたアレンは 安堵の顔で神田に礼を言い、自分はもう戻れない教団を「頼む」と神田に言い残し…

思えば橋の下でようやく捕まえたアレンの胸ぐらを掴み(?)感謝の言葉とはとうてい思えぬ怖い形相で神田が切り出したアルマの話は、アレンの失神で中断されていたのでした。(24巻第212夜) 
あの続きかな?

始めは批判的だった神田すら 捨て身で自分達を救ったアレンの行動に感銘を受けここまで変われるのなら、苦しい息の下とはいえ 元から優しい心を持つアルマがアレンの今後の心配をしなかった筈がないでしょう。 「あの子はノア」とも言及していただけに。

なので アルマは最期に神田に、感謝の想いを込めた伝言を託したんじゃないかな…と思います。 
それを聞くだけでも 苦境の真っ只中のアレンが救われるような言葉を。


★ クロウリーとチャオジー

アレンとは戦いたくない思いで一杯のクロウリーと、表情こそ見えないまでも握りこぶしを固め闘志を燃やしているチャオジー。
私も彼ら二人とアレンが対戦する所は見たくないですね。

初対面の頃、アレンの血を吸ったクロウリーは「苦い」と大騒ぎで退散したんでしたっけ?懐かしいなあ(^^;
でも今ではクラウン・クラウンの発動が阻害されるほど元・伯爵メモリー(ダークマター)の片割れの浸食が進みだしたアレンの体。
AKUMAボディの構造により近いものになり、イノセンスの牙にとっては美味しそうな匂いを放っているかも。
それを前にしたクロウリーは「噛み殺したい」衝動がつのり苦しむかもしれません。 二人が会わずに済むことを願うばかりです…

チャオジーの方は デビューしたての「洗礼ノ腕輪」の威力より、当人の“やる気満々”なところが怖いですよね~
彼とは戦いづらいアレンが半端に傷付けられたりすれば、メモリーの爆発的反応が心配ですし。

あとチャオジーの体内に巣食ったままのフィードラの蟲が気になる… 
「蟲」とはどういった存在なんでしょうか。 
適合イノセンスが影響を受けていないのでダークマターでないことだけは確かですが、これも外部からイノセンスの攻撃を受ければおとなしく消えるより暴走しそうで。 チャオジーの身が案じられます;;

すると唯一有効そうなのは、神田の脳から異物(アポのイノセンス)だけを選び排除した 呪符の力を持つ彼の血ですが、そうおいそれとは使えないもののうえ、何より誰も蟲の存在に気付いていないところがね… 



次回はティムのことを少し。 


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漫画「D.Gray-man」は、2004年5月31日発売の『週刊少年ジャンプ27号(6月14日号)』で連載を開始し、2009年『少年ジャンプ22,23合併号』(第186夜)まで掲載。 以降2009年『赤マルジャンプ9月20日号」に第187夜掲載を経た後、第188夜からは同年11月発売の月刊『ジャンプSQ.2009年12月号』で連載再開。そこから2013年刊行の『SQ.2013年2月号』の第218夜までを掲載。 同年『SQ.4月号』誌上で編集部より「再開未定の一時休載」告知。 2年半の長期休載を経て、2015年7月17日発売の季刊誌『ジャンプSQ.CROWN(スクエアクラウン)』に場を移し連載が再開しました。 その後、掲載誌は2018年4月16日発売号より『SQ.RISE(スクエアライズ)』とタイトルを変えてリニューアル。現在も継続中です。 コミックスは2013年11月に24巻発売(第218夜まで収録)・2016年6月3日に25巻発売(第222夜まで収録)。 2016年7月から9月まで、新作TVアニメシリーズ「D.Gray-man HALLOW(ディーグレイマン ハロウ)」がTV東京系列で放映されました。詳細はアニメ公式HP http://dgrayman-anime.com/ ◇◇◇ 星野桂先生あてファンレターの送り先は以下の通り。      ↓  
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Author:キャンピー
Yahoo!ブログから移動して'12年10月25日オープン。
それ以前の日付記事は旧ブログからの訂正版です。

生年:不明。35年前には存ざ(ry
BD/Btype:8月某日(Leo)/AO型
身長:160cm
体重:標準(自称)
家族:5人。夫と子供3人(男・男・男)
好物:漫画はDグレでお腹一杯。

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