第230夜「A.Wに別れを告げる・灯火と涙痕」③ 

この号の感想記事も、何とか今年中には終わらせようと思っていましたが本当にギリギリになっちゃって・・ (;^_^Aイヤハヤ

さて、先にネタバラシをしてしまいますが、アレンと神田が方舟で飛んだ先は「エディンストン」と呼ばれる架空の街でした。
そこに描かれていた風景が 実在するスコットランド南部の街「エディンバラ」(エジンバラ)にそっくりなんだそうです。 
ツイッターで教えて下さった方々、ありがとうございました。
これでまた、一度は訪れたい聖地が増えましたよね(*^-^*)



人気(ひとけ)のない公園にいる二人を 冷気を含む突風が襲った。
地面に大の字で転がっていたアレンは、盛大なくしゃみとともに青ざめぶるぶる震えだした。 「さぶい」
[神田] 「おい! このへんぴな場所はどこなんだよ!」
[アレン] 「……………」(何とも言えない顔で神田を見ている)
[神田] 「こいつマジで何も考えずにゲート開けたのか……!? (怒)」
アレンが言うには、ティエドールの馬車がどこを走っていたか分からないので そちらにも戻れないと。
イラつく神田に盾つくアレンで、二人はまた睨み合いに逆戻り。

先の喧嘩の最中に アレンが「キミらから離れたい一心だったんで」と言ったのは本心だったんですね。
思い詰めた彼はとりあえずゲートを開け、行先を念じて飛び立つタイミングに神田が割り込んだので注意がそちらに向いた隙に、命令を待っていた方舟は、直近のアレンの記憶からそれを彼の意志と読み取り 実行に移したという流れ…?


〇 さぶ(寒)い

“背景そっくりさん”の街並みは(アレン達が実際そこに行ったというより)あくまでモデルという考えですが、やはり面白そうで← ちょっと見てみました。

エディンバラで日の出時刻が大体5時43分というと 春季は4月25日あたり(毎年前後します)… アレンの教団離脱から「この三か月間」とはティムと対峙したアポさんも言っていたので、一月近く幅を取ったとしてもその位でしょうか。 

その時期の平均一日の最低気温が3-4℃(東京とは10℃くらいの差) …ではそうなっても無理はないですよね。
19世紀末ならもっと寒かったかも。 

まあでも普通、殺気むき出しの神田と命懸けの攻防の後 一気に緊張が解けて地べたに転がったりすれば誰だって冷えて当然というか←(ぶち壊しです)


〇 出会い

ここで喧嘩していても埒が明かないと、アレンは周囲を見渡した。 
------ 過去に来たことあるハズだよな!? ゲート開けられたんだから…… ------

その目に思わぬものが飛び込んできた。 
一見何の変哲もない木肌に刻み付けられた、見覚えのある暗号文字。
[アレン] 「マナの 文字だ…」
それからしげしげとその木のてっぺんを見上げたり、這いつくばって周囲をぐるぐる回りだすなど奇妙な行動に走るアレンを 神田はただ呆れて見ていた。

そんなことはお構いなしで、必死のアレンはとうとう 長い年月で埋もれていた小さな土饅頭を掘り当てる。
脳裏に浮かぶのは、ついさっき 方舟を呼ぶ前にも思い出していた あのつぶらな瞳…

[アレン] 「英国(イギリス)… 英国のエディンストンの街だ」
「ここは… マナと出会って 師匠とティムに出会った街……」
「“アレン(僕)”の はじまりの場所だ……」


歳はまだ7つほど、サーカスに来る前の記憶もなく「赤腕」というあだ名で毎日こき使われていたアレンが、初めてピエロ姿のマナに出会うシーンは 師弟会談の時の回想にも出てきました。
ただ、サーカステントが立ったその街で アレンが初めてクロス・マリアンと出会う描写の方はまだ、小説版の中だけでしたね。 

師匠は第一印象も決して良くはなかったですが、アレンが二度目に彼を見た時は(危機一髪で命を救ってもらったことは確かですが)身に覚えのないことをわめかれ、いきなり殴られるわ・銃を突きつけられるわで 恐怖以外の何も残さず去って行きました。
(彼が連れたティムキャンピーだけは アレンを庇ってくれましたが…)

マナの墓前でぐったりしているところに現れ「エクソシストにならないか?」と声をかけられるのは、そこから3年後のまた別の話。

もう小説版の発表から8年経ちますが、いよいよ本編でもあのアレンの過酷な日々が綴られるかもと思うと不安半分、疑問山積の伏線回収につき期待半分といった心境です。

当時クロスは、ティムに監視させつつ延々“マナの傍に現れる”と予言されたネアの登場を待っていたはずですが、ティムキャンピーの反応からほぼ当人に間違いない人物が現れても、喜ぶどころか二度も「マナに近づくな」を繰り返して脅した理由がどうにも不可解ですよね。 

「そうあって欲しくなかったから」というのが私の答ですが…
今度こそ種明かしがありますように。


〇 暗号

そしてこれの意味なんですが。

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(『SQ.RISE 2018AUTUMN』号掲載 第230夜より)

初めはそう深い考えもなしに 「お墓の前だし、名を刻んだか あるいはよくある墓標の文言のどちらかでは?」などと思っていました。
「ALLEN」 とか 「REST in PEACE」 とかね。 

でもよく見れば、アルファベットを一音ずつ当てたとは思えないですね これ…
どちらかといえば表音文字より表意文字ではないかと。 

例えば 左半分の記号が一塊で特別な存在を示し。 
右半分は位置関係かな…、上部の三本線が下の方向を指し、長い横棒は地面、丸はそれより下にある状態を示すとか。
「アレン」 「ここに」 
       「眠る」

イメージ先行の発想で、当たっているかはだいぶ怪しいですが、これくらい訳が分からないと 空想を頼りに右往左往するのがたまりませんね! 
楽しいぃぃ(*´艸`*)♡


さて、マナの暗号文字というからには唯一の手掛かりはあの「楽譜」なんですが、ほとんどが意味不明な中で唯一、この樹に刻まれた左半分の記号とよく似た印がありました。

IMG_20181121_134755910part3080.jpg 
(「D.Gray-man」14巻 第132夜より)

これが歌詞の「坊や」とかに相当したら嬉しいですがww  まだ全然他の部分からイメージが湧かないんですよね。困った。

ただ 今まで謎過ぎて考えることも放棄していた美しい楽譜に、これでようやくスポットが当たるかも知れません。
いつかアレンさんのように解読できるようになったら 素敵ですよね!



▽ アオリ文

「蘇る幼き日の記憶 ------…」


2月発売の26巻に収録されるのは、他企画(談話室の質問募集)のこともありますので今話までと見てほぼ間違いなさそうです。
次号(休載が無ければですが) 1月発売『SQ.RISE』冬号掲載の第231夜はその続きということで。

発売日は現時点でまだ不明ですが 公式発表までもう少しお待ちくださいね。

それでは一旦これで。
 
 

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