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考察雑記帳[P1] (ノアメモリー)

最近よくブログを始めたばかりの頃を思い出します。
当時下書きもせず思い付くままの考察をどんどん記事にして投下していくのが楽しくて。
それに比べ最近は気負いすぎか、なかなか更新まで至りませんね~ うーん。 

誰に迷惑かけるでもなし、もっと気軽に投稿しようかなと思いました。 

例えばたった一行でも、以前とっくにした話題でも、ヤマなしオチなしの突発ネタでも。
もちろんツッコミ歓迎ですので よろしくお願いします。




「ノアメモリー」って実体は何なの?という肝心な所が謎のままで、もやもやしますね。

過去生きていた人間の“魂”なのか・・・(いや 後代の人間に乗り換え続けられる能力の説明にはイマイチ)
怨念だけが独り歩きしてる?

元を辿れば“地球外から飛来した形を持たない知的生命体が地上の人間に取り憑いた”なんてVVV的発想はありそう。
第187夜のワイズリーが、「使徒“ノア”は13人出現したのだ」なんて微妙な言い回しをしていますしね。


“魂”という存在が この物語では重要な位置を占めますが、ノアの宿主にされた人間のそれはどうなっているのかも不明です。

1) メモリーの作用で取り憑かれた魂自体変質してしまうのか。

2) 本人の魂がまだ元の意志を保ったままAKUMAのように封じ込められて、肉体だけいいように使われているのか。
(=北米支部で14番目が本格的に出現しかかった時のアレンみたいな)

少なくとも現在の「千年伯爵」の中のマナは、後者のように見えます。


「ノア」で一括りですが、
「千年伯爵」と「14番目」のメモリーだけが、他のノアとは異質
である可能性は高いんですよね。
「千年伯爵」など、一度は墓に入ったマナの死体に憑いていることになりますし。

それに「伯爵」と同じように「14番目」も周囲に“皮”を形成しかけていたような・・・(前述北米支部の時)

あれ… とすると、
第218夜の回想夢で 麦畑のマナに「すべてオマエのせいデスヨv」なんて言ってた場面の“千年伯爵”の中身は 
一時的にネアだったっていうのもアリですか(;^ω^) 14番目の皮がそっくりデザインだったら。

方舟戦で、退魔ノ剣を握って出てきたアレンを初めて見たロードに起きた“千年伯爵”のフラッシュバック。 あれは?

あっちは少し後に、十中八九ネアを指すであろう 「悪魔に為損なった彼のピエロ」発言まで飛び出すんですよね。

ネアもかつては自分のメモリーによってあの姿にされてから戻った… なんてこともあるでしょうか。




「14番目」のメモリーというと。

第189夜[ユダの呼(こえ)]の回で、まだアレンの中に眠るネアの意志そっちのけで伯爵に宣戦布告してましたね。

初のイレギュラーで 7,000年ぶり出現したノアメモリー。 どうして新しいメモリーが必要or自然発生したのかな???


------ そういえば 念のため ややこしいあたりの確認 ------ 

このブログでよくネア自身と区別するために「14番目メモリー」なんて言っちゃってますが、厳密にいえば“「14番目」と呼ばれた男(ネア)”に取り憑いているノアメモリー自体は 千年伯爵から数えて“13番目”に当たるんでしたよね。

ネアは「ノアの使徒」メンバーとしては14番目。 というのも、10番目・11番目を割り振られた使徒のジャスデロ・デビット双子兄妹が一つのノアメモリーを分け持つため後の順番にズレが生じたからなので あくまで保持するメモリーは13番目。


13と14の差異。 この辺りが ネア本人と彼に取り憑いたメモリーとを区別する暗示なら面白いですが。

・聖書の話では 裏切り行為でキリストを殺そうとしたイスカリオテのユダは、キリストが選んだ「12使徒」の中の12番目だったんですよね。
D.Gray-manだと ノアファミリーでは千年伯爵を「第一使徒」に数えていますが、構造的には第二使徒以降が千年伯爵に仕える形になっている為 メモリー的観点では13番目メモリーの番号が一つ繰り上がって“裏切り者”ユダ=12番目の使徒のポジションとする見方もできますね。

・タロットカードなら13番目のカードは『死神』に該当する訳ですし。
(つまり「全てを破壊する~」とうそぶいていたのは、14番目と呼ばれた男でなく13番目のメモリーの意志だということで)


で、さて タロット14番目のカードは『節制』でした。“相反するもの同士の調整役”という意味を持つ。

図柄は二種類の壺(あるいは聖杯)の液体を混ぜ合わせる赤い翼の天使像です。

「14番目と呼ばれた男」(=ネア→アレン)本来の役どころは やはり死神より『節制』カードの天使、でいいでしょうかねw



14番目をトランプに例えたら、エースからキングまで13枚揃ったカードの枠外 ジョーカーって事でしょうが(第123夜扉)

変幻自在のワイルドカード。

千年伯爵が「目の上のタンコブ」(=排除したいもの)と呼んだ、「理(ルール)からハズれまくっテル」存在が正にこれ

アレン・ウォーカーですよね。





 

乙女と獅子。

もう2月も月末を迎えそろそろ3月というところなので、半月お休みしていたツイッターにも戻っております。

本編の供給不足で、もう~・・・頭の中が考察というより空想じみて参りましたが御容赦のほど。 
今回は 先月の「ふたご座」ネタの続編を。
(ふたご座の星を結んだ線で描かれる双子の姿が コミック1巻と小説版3巻の表紙で並び立つ2人のポーズにかなり近い事に気付いてから これが“2人の正体”をほのめかす暗示である所は間違いないと思っています)



ところで現在、実際の夜空で ふたご座の2人の間にちょうど木星が来ていて「冬の大三角」と共に十字架形になっていて素敵ですよーv 晴れた晩は御覧になってみて下さいね。




星図で描かれた黄道上に並ぶ “ふたご” → “かに” → “しし” → “おとめ” ・・・

第213夜の終り近くに 新生児のような双子兄弟が実った麦の穂と共に描かれていたので、未だ明らかでないマナとネアの誕生日は 本当に初夏の“ふたご座”の頃ではないかと思っているんですが。



ならば あの「母さま」は“おとめ座”だったり・・・とも考えまして。

おとめ座。(「地」の象)

星座の起源は諸説ある中 一番ポピュラーなのはギリシャ神話の「豊穣の女神」デーメーテールであるという説で、私も昔から馴染んでいるこれを採りたいですね。
星図で彼女の手にする“スピカ(麦の穂)”は ここで最も明るい星に相当します。

そうそう♪  あの双子の生家の風景にもピッタリですよ。


それとしましても あれが「母さま」では、図柄的に彼女と子供達との間にはさまってるしし座がジャマっぽいんだが
(かに座はあまり明るい星がなくて目立たないんですけどね…)



あっ そうじゃなくて?!
もしかして、しし座の人が不在の「父さま」だったらどうよ?的思いつきが唐突にここで←

しし座。(「火」の象)

α星は“レグルス(小さな王)”。 俺様?^^;

第214夜・35年前の親子の会話には 「母さま」の弟=サイラス叔父がキャンベル家の家督を譲り受ける話しか出ていません。
でも 例えばあの家庭、父親が出て行ったきり何年も行方不明になっていたりしたら・・・
そんな話が出てきても不思議はないですね。


こういった経緯で アレンの師匠のクロス・マリアン(年齢不詳・誕生日だけアピールの7/31)に関し、これまでの
1.「失われたブックマン後継者」(=ネアとは親友関係)であるという案
2.「サイラス叔父」(=双子とは親戚関係)であるという案
に加えまして。 

今回新たに
3.「双子の父親」案
が浮上ということに・・・・。 

我ながら どこまで行き当たりばったり考察 orz


もしもそうだったらと考えただけでもムカッときますが(笑) 
これを前提にしてみた場合、これまでの事が自分的には色々納得できるんですよ。 

クロスがネア復活を長年待ち続けた理由について、「深い後悔」の念があったから?なんてもしましただけに。

枯れた大木・コーネリアに何故かクロスのイメージが重なるとも言いましたが、確かにあそこに不在の人ではね…。


それでも、エクソシストとして厳しく育てられたアレン自身も知らぬ間に ちゃんと不動の親子関係は成立していて。

彼の「反吐が出るね」と言い放った不敵な笑いが師匠そっくりだった件も。 何だか胸にきます。

------ Near you ------     (今度こそ)傍に。





でもまあ。「女性とライオン」の取り合わせと言ったら タロットのあのカードしか浮かびませんけどね!

「力」


さしものクロス・マリアンも、面と向かった「母さま」には 弱かったんじゃ…
とか想像するのはちょっと楽しいかも。



今日もプチ暴走。 ここまでです。







<ウェイト版タロットカード「STRENGTH」画像>
 ウィキペディア「力 (タロット)」より引用。

「今度は・途中で・死ぬんじゃねェぞ」。

このクロス・マリアンの一言への深読み(笑)


まずこれを 彼がわざわざ中央庁の人間に聞かせた意図ですよ…

方舟を動かしたアレンに向けられたノア疑惑を検証する為の 監視下での師弟の会見締めくくり。(17巻第168夜)

そんな中で敢えて自分を不利な立場に晒すような14番目応援発言ですが、目的は ひたすらアレンを守る事だったでしょうね。

今も自分が「14番目」の味方である事と ノアの宿主に利用されたアレンは何も知らされていない被害者である事のアピール。

自分に疑惑を集中させ、一時の時間稼ぎにしろ アレンを守ろうという瀬戸際作戦です。
もしもこの場でアレンがノアの一味と看做されたら、即刻生命に関わりますから。

そしてアレンは 打ち明け話に傷付き猛反発してくるはず。
その反応すら アレンの無実を印象付けることに利用しようとしたんでしょう。
アレンの反撃も度が過ぎたため一時本気で怒りましたが 後のクロスは密かに弟子の逞しい成長ぶりを喜んでもいましたから。

でも彼はアレンを心底想っているのに、自分のことは理解されなくても構わないと割り切っている様が泣けます…;;



さて、そんな対外的な理由とは別にもう一つ。

あれは クロスがネア(=アレン)に向けた本気のメッセージでもあったのじゃないかと。


「今度は途中で死ぬんじゃねェぞ」の前に
「この戦争にゃ裏がある」でしたが。

「戦争の裏」

アレン専用のティムに隠した奏者の楽譜情報が、いつの間にか中央庁の手に渡っていた件。(14巻137夜)
(出所の説明がどうにも胡散臭いですよ・・・“14番目の遺志を継いだ複数の者”ですか?それって果たして本当だろうか)

とにかく極秘情報が思わぬ所から漏れ、自分達はその為に窮地に立たされている。
ルベリエの説明で納得しなかったクロスは
「俺達を陥れようとする敵が 味方側(=教団サイド)に隠れている。気をつけろ」と言いたかったんじゃないでしょうか。 
しかしこれに関してはさすがに ぼかした表現の「戦争の裏」とするしかなかったと。


「今度は」「途中で死ぬんじゃねェ」

クロスが、ノア勢相手にマナ・ネア兄弟が逃避行中の頃からここまで ずっと彼らの味方だったとして。
もし、当時彼も兄弟と一緒に行動していたのに たまたま“あの時”に限りネアが独りきりで死亡したのだとしたら・・・? 
クロスは現場に立ち会うことすら叶わず誰かから「遺言」を言付かっただけ 挙句にその話を聞かされたマナまで発狂とか。

自分は肝心な時に何をしていたのか… 結局二人とも救えなかった… と随分苦しんだんじゃないでしょうか 彼は。

クロスが奇跡のような復活の予言に従い「アレン」の出現を延々待ち続けることができた原動力は、その時の深い後悔の念だった気がしています。
どうかまだ続きがあるなら…チャンスをくれ、と。



クロスがアレンに掛けた言葉。

「この戦争にゃ裏がある」「今度は途中で死ぬんじゃねェぞ」はつまり、
       ↓
「敵は思わぬ所に潜んでいる(用心しろ)」
「あの時の二の舞はすまい(今度こそ 俺が全力で守る)」


だったのかもなあ・・・・なんて 



以前もしました 24巻ピンナップの「Near You (お前の傍に)」が「Nea You (お前がネアだから)」に見える話とかwww

マザーの台詞の「あんた“アレン”を可愛がっただろう」とか…

アレンが師匠そっくりの表情で「反吐が出るね」と笑うシーンとか…


諸々ひっくるめてグルグルしております   師匠万歳。




久々の妄想記事でした^^; どうも。  すみません。


コメントの話題から 2 (奏者の資格)補足。

前回の質疑応答。
 
「Q 1、奏者の資格って誰から誰に渡ったと思いますか?」
        ↓
「A 1、ネア自らが他人に奏者の資格を譲渡した事実は、ありませんでした。(中略)奏者の資格はネアから一度も離れたことがないですね。」



ここにちょっと付け足しまして。
説明では、第215夜でネアの回想中に出てきた人物のことが抜け落ちていましたので少し考えましょうかと。
この方については既出記事で アポクリフォスの計略で送り込まれた人物だかアポクリフォス本人が化けたものか、またはあの記憶自体がアポクリフォスによる捏造か・・・と散々でしたが(すみません)

そもそも「わたしを“使え”」というのが具体的に何をすることを指しているのかはっきりしませんよね…

でも一応ネアの「アレン」「若返ってる」という台詞を素直に取り、彼がネアの器の肉体提供者になったものとしましょうか。
彼がメモリーを預かるだけの使者の訳はないですからね。中からネアが出てきた以上。

いよいよそういうことですと、
ネア自身が 7,000年前実在したというノアの使徒達と同等の存在であり、その死後 魂が「14番目メモリー」となって「アレン」に取り憑いた(ネア=14番目)可能性を考えねばなりませんが。

これを仮に認めても 脳移植説と同様ネアが居場所を変えただけですので 誰かへの「資格の譲渡」はしていない。
よって 前回の質問への回答「奏者の資格はネアから一度も離れたことがないですね」という所に変更はありません。


補足はここまで。


しかしこの「ネア=14番目のノアメモリー」という説に、私が否定派なのにも変わりないです。
以前から疑問視している 侵蝕度合に応じたアレンの肉体の外見上の変化や記憶上の矛盾がすべて“ネアはオリジナルだから例外”で片付けられるとしても。

コミックス1巻の表紙から(いずれ消える?)主人公を差し置いて メモリーのネアとマナが双子であることを暗示している図案はどうなのかな・・・いや これは単に趣味の問題か。

ティムが北米支部までは14番目出現を防いでアレンを守ってくれていたのに ネアが出てきたらとたんに彼の方の味方というのもひどい。
師匠も、侵蝕の話にショックを受けたアレンを思わず抱きしめたりしながら 去り際にはアレンの中のネアへ励ましの言葉を送ったり?? その後でまたアレンの成長ぶりを喜ぶとか・・・
アレンとネアは別人でネアはアレンを侵蝕するノアメモリーなのだとしたら、ティムとクロスの態度には一貫性がなく疑問符だらけですよね。 
今後の展開が楽しみです^^;



さて、新たに暇人mkⅡさんからも 同じ題材でコメントを頂いたのでここでご紹介とお返事を。


せっかくなので自分の異質な回答でも・・・

A 1、(※ 上の「奏者の資格が誰から誰に渡ったか」の答)

ネアからティムキャンピーにその一部は渡りました。
方舟編を読んでいれば分かりますが、クロスは移動する際にティムキャンピーに全てを任せています。
ちょめ助の爆発に巻き込まれて以降、ティムは行方不明になっていたのですが、その裏でクロスと隠れて合流していました。

とはいっても、千年伯爵もレロを使ってゲートを開いていますので、結局はこれもアレンが有する資格を間接的に行使しただけかもしれません。
ただし、アレンが無意識である分、ティムの方がやったこととしてはいけない行為だとご記憶ください。


A 2、(※ 「ネアはティムの記録でマナの死を知ったか」の答)

実はまだ知らないかもしれません。

ティムが見せた記録の中には、現在のところマナは確認されておりません。
マナについて触れていないのは、完全に想定内であったからか、あるいはネアも知るところではない出来事であるかの二つに一つです。
例えば、あのマナはクロスが独断で何かを施した存在だとするならば、クロスはその事を秘匿しようとしてティムに細工をするかも知れません。
また、クロス以外の存在だとすると、漏洩を恐れてティムの抹消を図るかもしれません。


余談になりますが、一つ確かな事は、程度は不明ながらイノセンス側の存在は間違いなく何かをしています。
何なのかまでは分かりませんが、どちらかというならしてはいけない事を。



私からの返答ですが、まずA 1、の「奏者の資格」について。

言葉の意味から攻めますと、やはり他人(ゴーレム等も含みます)への全部または一部譲渡は難しい気がします。
「資格」というからには認定されるに足るだけの要件が必須なわけで、伯爵・ロード・14番目の3つに限定されたノアメモリーから離れて「資格」が一人歩きするのは無理なんじゃないかと。
(そもそも資格認定しているのは誰なんだという部分が大変気になる所ですが。 おそらく伯爵でもありませんね。 彼が権限を持つなら、逆に邪魔者になったネアの資格剥奪も可能なはず・・・ まあここでは議論は無理ですので置きます)

確かにレロは リナリーから芋蔓式にエクソシスト一行を方舟に連れ込みましたよね。
ティムも アレンを秘密部屋に導きましたし、
クロスはティムを使って方舟に潜入したと考えるのが順当です。

しかしそれらゴーレム達が方舟に入るのに使った技は、アレンが行った正規のゲート開設・破壊とはレベルの異なる 奏者の資格を必要としないものではないでしょうか?

ゴーレム以外の例としては、第212夜でアレンが飲み込まれかけたAKUMAの「ゲート」もまた行き先は黒い方舟でしょうし。

第181夜でマダラオが半AKUMA化した腕で守化縷の結界をくぐる所も描写は似ていて、同じ原理が使われている気がします。
あちらは方舟ではなかったですが、「結界に入る事はできても出る事はできない」という所は 方舟にエクソシスト達を連れ込めても自分まで出られなくなったレロに近い状況ではと。


方舟の中で出会った影の台詞。
「アレン、ティムキャンピー、2ツガ奏者ノ資格」
これを 14番目のネアが、自分の資格をアレンとティムに分けて譲渡したように取る事も可能ですが・・・

「ネアとアレンが同一人物」からの解釈では、「アレン」も条件抜きで初めから資格の保有者です。
でも体のノア化が不十分なうちは権限行使の方法が分からないので、方舟操作の記憶を限定的に呼び覚ますための非常用のキーがティムに託された「アレンの楽譜」ということではなかったでしょうか。


この装置を誰が仕掛けたかも謎なんですけどね。



さて次にA 2、のところ。
こめこさんの元の質問文は「ネアはマナが死んでしまったことを知っていると思いますか?ティムの記録の中にあったのでしょうか?」です。

マナが実際何度死んでいるか分かりませんが^^; 
質問の中にある「マナが死んでしまったこと」を指すのは、共に旅生活を続けた10歳のアレンがマナと死に別れた時の事でしょう。
ティムを連れたクロスがマナのAKUMA破壊の現場へやって来たのは 全てが終わった後のようですが、この様子や会話からマナが死んでしまった状況を察することはできないでしょうか。

その後はマナと二人暮らしだったアレンの生活も一変しましたし、アレンが立ち直るまでのリハビリ生活中もティムはずっとアレンに付いていましたし。

ネアの画像検索が飛び飛びのザッピングだった可能性もありますが、「マナとの約束を守る」という一念で蘇ってきたネアが 記録の中のマナの行方をおしまいまで確認しなかったとは…どうにも考えにくいですよ。

・・・それと、クロスがティムの記録をいじってネアに正しい情報が行かないよう操作した可能性ですか?
これはないと思っています。 
ネアを守るためのゴーレムを与えたのはクロスだし、彼はネアに最も近い味方だと。 ネアを騙す必要はないのでは?
第三者向けの「細工」の必要もない気がします。
ティムは 持てる情報が他人に渡ったら主にとって有利か不利かを自分で判断できますので(神田の時のように「見せない」という選択肢を持っています)。


本当の所はどうだったか これも藪の中ですが。



最後の「イノセンス側は何かをしている」は勿論賛成ですね。人間達が気付く遥か以前からノアとイノセンスは戦争状態なんで。
(あ、便宜上イノセンスの側にいたクロスは 元々どちらの陣営の味方でもないと思ってますが 念のため)

ルベリエもまた単独路線を行っているつもりでしょうが、彼はもうすっかりアポクリフォス(=イノセンス側 ≠ 教団側)に行動を逐一読まれていて 利用価値があるので泳がされているだけのように見えますが・・・

「してはいけない事」については分かりませんw
伯爵が振りかざした「理(ルール)」ほど胡散臭いものはない気がしますし、立場が変われば何が正しいかの見方も変わってくる。 
D.Gray-manはそういうお話なんだと思いますので。



それではここまでにします。
どうもありがとうございました。


コメントの話題から。1 (奏者の資格・高速読み取り)

コメント欄でのやり取りも 後の参考になりそうなものは、記事に持ってこようと思います。

こめこさん 考察関連で御質問ありがとうございました。
放置していた辺りを見直すいい機会でした。 情報整理にもなりますので助かります(^^)

あくまで私の解釈からの説明ということになりますので・・・正解じゃないかも知れませんが御了承を。



Q 1、奏者の資格って誰から誰に渡ったと思いますか? 渡したのはネアだと思うんですけど・・・。


「誰から誰に渡った」と仰る所の意味が、すぐには分かりかねました。
おそらく9巻第86夜のここの会話を受けたものでしょうか・・・ 一応そのつもりで話を進めます。 
      

[ジャスデロ] 「どうして今の方舟は江戸から離れられないの?」
[千年伯爵] 「ノアにはもう一人奏者がいたことがあったのでスv そいつが裏切って方舟を狂わせたのですヨv ・・・殺しましたけどネv」
「そいつは奏者の資格をどっかの誰かに与えてしまったのです。 それから方舟は江戸との接続を解除できなくなり その誰かしか場所を移せなくなったのでスv」



千年伯爵は「そいつ(=ネア)が資格を与えてしまった」と言いますが、肝心の相手が誰かも分かっていません。
そもそも資格の受け渡しがあったんだろうと勘ぐった所から、伯爵の 事実関係に基づいた単なる憶測だったと思います。

------ ネア(宿主)はとっくに死んでいるのに彼の能力で繋がれた江戸接続が失効しない ------ (第86夜現在)


一般にノアメモリーの宿主が亡くなり次の宿主に転生したら千年伯爵にちゃんと分かるようになっています。
ラースラ(怒)やワイズリー(智)の時、そんな描写がありましたね。 
でも14番目に関してそんな兆しはない。

つまり宿主が死んでメモリーは休眠状態のはずなのに どこかに隠れて能力を発揮し続けている状況

奏者の資格は ノア間同士でもやり取りできない 伯爵とロードと14番目メモリーだけが持てる特権ですから、
これは14番目メモリーごと 宿主にはならない形で保有している誰かがいるんじゃないか。


⇒ そこで ネアと深い関わりを持っていたうえ魔導術の達人でもあったクロス・マリアンに白羽の矢を立てたと。

多分こんな流れと思います。 もっとも伯爵の予測は外れましたが。


17巻のアレンとクロスの会談の中初めて明かされた過去では、奏者の資格を預かるどころかクロスはネアの死に立ちあってもいません。 
伝聞でネアがいずれ復活することを聞かされていただけで。
ネアの死からずっと後に、クロスが マナに接近したサーカスの赤腕少年(後のアレン)を目に留めた時、もう既にネアは彼の中にいました。
ティムが、製造者のクロスに楯突いても ほぼ初対面の少年である彼を守ろうとしたのがその証拠。(小説版3巻)

方舟戦終盤。
結局 秘密部屋から方舟を動かしたのは、クロスの弟子となったアレンでした。
アレンはピアノを弾き方舟の崩壊を食い止め 江戸接続も解除して 黒の教団に持って行ってしまった。

ここからすっかり伯爵はアレン・ウォーカーが“14番目メモリーを持つ術者”だったのかと思い込みます
その後の教団襲撃の時のルル=ベルも まだこの時点でアレンを「奏者の資格」と呼んでいます。
でもこれもハズレ。


19巻第182夜(パリのハースト孤児院・結界の中のレベル4戦)では 退魔ノ剣に刺されたアレンの中から14番目が出てきてAKUMA越しに目覚めの挨拶をするという展開になります。

そこで20巻第189夜(ノア北米支部襲撃時)の会話になるわけで。

[千年伯爵] 「お前は14番目が残した奏者の資格ではナイ! 14番目本人だったのでスネv
いやあ まんまと騙されましたよこの道化メv」
「大変な衝撃でシタァv」

[14番目] 「ソノ通リダヨ」



A 1、御質問の件ですが、とにかく 千年伯爵がジャスデロ達に話していたような ネア自らが他人に奏者の資格を譲渡した事実は、ありませんでした。

さらに
(※ここは私の持論) セカンド実験におけるイノセンス適合者脳の移植のように
ノアメモリーを憑けたままネアの脳が現在のアレンに移植されたという事ですと、
奏者の資格はネアから一度も離れたことがないですね。


(アレンとの会談時、クロスはわざわざメモリーに「移植」という表現を使いましたが要はそういうことだったと)

だからこそ、アレン・ウォーカーには “ネアの記憶”の一部解放で方舟操作が可能になったんでしょうし。



ここはまったく余談ですが。 

この記憶の「鍵」として働いたティムキャンピーも 主を次々乗り換えたような言われ方は可哀想ですよね^^;

産みの親はクロス・マリアンですが、大切な奏者の資格の鍵を預かったゴーレムとしては 
「主」と決まったたった一人(ネア=アレン)のために頑張っているだけなんですから。






Q 2、ネアはマナが死んでしまったことを知っていると思いますか? ティムの記録の中にあったのでしょうか?

ネアが第215夜でティムキャンピーからアレンの記録を見た後の反応への疑問と思いますが・・・
誰もが納得いかないところでしたよね。
ネアは かつて兄のネアを守るために全てを投げ打って戦い死んだというのに、マナ関連で格別何かショックを受けた様子がない。
小説版ではマナが17歳の時から「おじさん」になるまで一切の記憶をなくしてしまっていた描写があります。
第211夜ではタロット「月」のカードを思わせる構図で 倒れているマナと腕を血まみれにして泣き叫ぶネアも出てますし…

過去の時点でもう何か色々ありそうで・・・マナは若い時代、既に普通の人間ではなくなっていたのかも。



A 2、一応私は ネアが記録を全部観たので知っていた、と思います。

今はこれを答としておいて下さい。 

以下余談。


ネアがマナのことを最も気にしていたのなら 復活したネアがティムの記録を読み取る作業もいつ邪魔が入るかわからない状況下ですし ティムに命じて先にマナ関連だけ抽出してもらってもいいはずなんですよ。
でも所々飛ばし観ではなさそう・・・ やはり全部再生していたんじゃないですかね。

「わたしを使え」と言っていた人が若返った?状況も映像から察したようですし、アレンがアポクリフォスに「おまえが師匠を殺したのか」と詰め寄る所も台詞付きでちゃんと捉えてましたよね… あの落ち込みようでは。
コマに描かれたネアの観た画像はアレンの最初の赤腕時代から 最後は3ヶ月前のリナリーとの別れのシーンまで。

あそこで神田が席を外していたのは 宿を出て昼間から気になっていた不審者(笑)を問いただすためでしたが、リンクとの会話なんて 何十分もあったとは思えないです。

その間にネアは目覚め、色々世話を焼いてくれたジョニーをはね飛ばし、水を飲んで鏡を見に行って自分のナリにビックリした後の立ちくらみ。それから戻って「アレンについて教えろ」・・・この後の残り時間といったら、本当にわずかだったと思います。
それでもその膨大な量のデータを事も無げに処理したネア。
ティムの録画機能は元々 この時のネアの為に付けられたような気もしてきます。


尋常でない読み取り能力というとどうしてもブックマンがちらつくんですが。

私はまだ3年越しの「ブックマンの失われた後継者はクロス・マリアンでは?」という予想も捨てていません。
「ブックマンと後継者」← 古い記事ですので端々で変な事も言ってますがw)

ネアの記憶と密接な関係があるらしいアレンの左目ですが、元はクロスの右目だったりするかも知れないですよね~
ここは可能性はあるという程度ですが。
『灰色ノ聖櫃』に掲載されていた「D.Gray-man」のプロトタイプの「ZONE」では主人公が師匠から左腕をもらう話になっていますが、それを右目⇒左目にしたっていいかも知れませんしw
クロスの方はブックマン継承に必要な右目を生前のネアにやり自分は失ってしまったために後継者の資格を剥奪されたとかですね(…例のごとくデマカセ要注意)


それとは別に、アレンの左目がAKUMAになったマナの一撃で特殊能力に目覚めた後 髪がみるみる白くなっていく様が ワイズリーの覚醒時を彷彿とさせますが、ネアも元々その類の魔眼の持ち主だったのかも知れません。
人の考えを読んでしまう能力の持ち主に対抗できたばかりか、回復困難な手酷いダメージを与えるほどやっつけたわけで。

ネアの高速読み取り能力が、左目のせいと決まったわけでもありませんけれど・・・ 妄想だけは働きますね^^;



グダグダになってしまいましたが 今回はこんな所で御容赦下さい。

どうもありがとうございました。 また何かありましたら是非。

それではまた。


ふたご座のこと。 

今夜は 双子のキャンベル兄弟の誕生日が麦秋の頃なんじゃないか・・と言っていた話の続きです。




星占いの「ふたご座」の季節は初夏(5/21~6/21)です。
が、これは黄道上でこの時期にふたご座が来るってことなので 夜空で星座の見ごろはそれと正反対の季節になります。

つまり、真冬の今の季節が一番。 
空がよく晴れた日は、肉眼でもはっきり見えて綺麗ですよ!

冬のダイヤモンド
(画像は サイト「のんの小宇宙」から「天体観測講座」の頁より引用) 
http://www.geocities.jp/non_zx/star/KOUZA/k-14.html

星座の双子は、ギリシャ神話に登場するカストル(右・兄)とポルックス(左・弟)。
兄星カストルより遅れて上ってくる弟星ポルックスの方が、輝きが強いんですよね。 
兄より弟の方が元気な性格というのはよくある話。


それにしても この華やかな冬の星図の中の ふたご座の形に既視感が。 あれです。


『D.Grya-man』1巻と、ノベル版3巻の 表紙絵の比較をあらためて。

gemini2.jpg
(画像はAmazon商品頁からお借りしました。 縮小済み)

この2枚のどちらも、人物配置は同じでしたね。
千年伯爵(ピエロのマナ)が右、アレン・ウォーカー(サーカスの“赤腕”少年)が左。

これを上の星図のカストル&ポルックスと見比べると 兄側にマナ、弟側にアレン。

2人が背中合わせに立ち手を前に差しのべる姿が、星座の星を結んだ線が描く形と似ていませんか。


※画像追加 (4/26) 分かりやすいよう、ふたご座だけ持ってきました。
通常 星の並びに重ねて描く双子の姿は、兄弟仲良く肩を寄せ合って座っている図ですが、骨組みだけにしてみると・・・
むしろ2人が背中合わせで立つ構図の方が自然なような。

stampgemini.jpg
(写真は 日本郵便発行 郵便切手「星座シリーズ」第4集から)




星野先生の絵では2人の周囲に舞う「雪」も、1巻のイラストが本決まりになる前の案では「星」だったんですよね。

stars80.jpg
(『灰色ノ聖櫃(グレイアーク)』P221より)

これなら本当に 天空の星々に囲まれて輝くふたご座のイメージです。 
足元の髑髏(どくろ)も 夜空の配置そのままに天の川の星屑でしたか。


コミックス1巻の表紙は小説版と比較した場合の「“千年伯爵とアレン・ウォーカー”がかつての“ピエロと孤児”」である暗示と共に

これ1枚でも最初から 「この2人が実は双子(マナ&ネア)関係にある」ことへの暗示

が込められた謎掛けだったかな  ・・・という結論。



うん 今時庭に出たら極寒ですけどねwww  皆さん外で星を眺める時は、防寒対策万全でよろしく。








ネア・キャンベルでもアレン・ウォーカーでもなく。

第166夜(「正体」)と第206夜(「マリアの視線」)に登場し ノベル版3巻(「Lost Fragment of Snow」)にはもう少し詳しく語られている、アレンがアレン・ウォーカーになる前の様子ですが。

本当の名も過去の記憶も持たず周囲から「赤腕」と呼ばれていた頃に、少年が無意識に選んだ一人称は“オレ”でした。
それは ネア・キャンベルが使っていたのと同じ。
(こんな使い分けに着目できるのも日本語ならではですが、謎解き用のヒントに見えてしまいますね)

この小説版のエピソードの数々は、主人公が元々どんなキャラなのかを描いた大切な所と思います。
ネア・キャンベル以降、アレン・ウォーカー以前の 素のままの彼。

周囲に味方は皆無で常に気を張り身を守らねばならなかった環境が、荒んだ雰囲気という鎧をまとわせてはいましたが。



(17巻第166夜)主人公とマナが初めて出会う場面。


念の為書き添えますがこの話は“アレンが実はセカンズの神田らと同様の状況で、脳移植前の本体に当たるネア・キャンベルとは同一人物”という考察を前提にしています。
加えて第215夜で瀕死のネアに「“わたし”を使え」と発言していた人物は今のアレンではないという最初の見解(*)は まだ大きく変えていません。

(*)参照記事:「すみません まだ頭の中はこんな感じ。」('12.7.18)




小説に登場する「赤腕」少年、設定わずか7歳というには 自分や周囲の状況を冷静に客観視していたモノローグにたいへん違和感がありましたが、これもただの「子供」ではなかったことを示す演出だったのでしょうか…

とにかくこの頃にしてもう彼は (後のアレン・ウォーカーにも共通する)弱い立場の者を思いやる優しさ、どれほど虐げられても悪にはへつらわない自尊心、自身の罪から逃げず結果を真正面から受け止めようとする強さ、というものをちゃんと備えていました。


こんな所に、まだ判然としないネアという人物への妄想を逞しくしてしまうんですよね。





さて、ではどこからが現在のアレン・ウォーカーへの転換点だったのだろうというと・・・


206b.jpg
(23巻第206夜)マナと暮らしていた頃は、身なりこそ整いましたが言動は赤腕時代と大差ありませんね。


206c.jpg
(23巻第206夜)やはりここ。
AKUMAのマナを壊し心身に深手を負った少年は、かろうじて廃人化を免れたものの 全く別人のようになってしまいます。


206d.jpg
(23巻第206夜)一人称はマナのコピーの“僕”へ。
ともかくも覚束ない足取りで人生再出発の日。 クロス・マリアンの弟子として、アレン・ウォーカーの旅が始まります。



こうした大きな波は経験しましたが、彼の人格の本質的部分は 外見と関らず終始そのままだと思うんですよね。

でも 彼が「アレン・ウォーカー」として復活する時、思い出の中のマナに 自分の存在意義の全てを委ねるという危険を背負い込んでしまいました。 

ここが今とても怖いんです・・・・(参照記事:「渇き。」

第218夜では、狂った様子でアレンを追い回す千年伯爵の皮が一部裂けてマナの素顔が覗いてしまいましたが、アレンがそれを目撃する危機だけは運良く免れました。

今の自信喪失して精神状態も不安定な彼には、絶対「千年伯爵」の正体を見せたくない・・・

本当にこれからどうなるでしょうね。


ああ 休載長いわ(苦笑)


それではまた。



変わるもの 変わらないもの。

始めの画像は第218夜。

アレンが伯爵と共通で見た一瞬の夢の中に 意識を失ったマナをロードがかばっているような図が出てきましたが、

比較218
(『ジャンプSQ』2013年2月号掲載「D.Gray-man」第218夜より)

この時のネアには、第184夜のアレンと似た事が起きていたのじゃないでしょうか。
     ↓

218vs184
(同じく本誌2013年2月号掲載第218夜(上)と 19巻第184夜(下)比較)

人が変わったような冷酷な視線を落とす先には
彼(ネア)にとって大切だったはずの兄を むしろ彼から守ろうとしているように見える少女と、(上)
「アレン・ウォーカー」が始まった時から ずっと側にいた相棒のゴーレム。(下)

それらをまるで邪魔者を見たかのように睨みつけているんですから・・・
上でマナが意識を失っている原因も、ここのネアに襲われかけたからではないですか?

このシーンは共通して、内に潜む“14番目のノアメモリー”の人格が 表のネアやアレンの意識の隙をねらって浮上してきた所だったんではないかと思います。



こんな描写もあるから 人間の「ネア」とメモリーの「14番目」の人格は別物として捉えたいんですよね。
ネアが「アレン」としてようやく“目覚め”た第214夜から 彼は無防備なジョニーを襲ったりする容赦ない演出ぶりですが(苦笑)
あれは“14番目の敵側の人間”と認識した後の犯行でしたし、読者のミスリード狙いだったと思います。

彼が第215夜では大事そうに抱えたティムに「一緒に行こう」と話しかけていた表情と、この第184夜のコマの黙って睨みつける視線とは 明らかに矛盾するものですので。





さて。そういうことがあったとして。

冒頭の第218夜と比較し、“3人”の構図のシンクロぶりがたいへん気になるのが第118夜です。 方舟ティキ戦の後のこれ。


比較118
(12巻第118夜)

もしこれをヒントとして ちょうど100話も隔てて忍ばせておくとか意識的にやっているなら凄い話ですがw 



共通して 倒れた男を助けようと飛び込んだロードと、その前に棒立ちの加害者。 ・・・だよね^^;

方舟戦で死闘を征したアレンを加害者扱いも何ですが、第118夜のサブタイトルは「魔」でしたし。
立場が変われば見方も変わる典型です。

被害者を襲ったのが、一方はイノセンスに憑かれたアレン、もう一方はノアに操られたネアで 外見は違えど結局中の人は同じ。
それを遮り 身内を傷付ける者に敵意をむき出しにするのが 今も昔も変わらぬ姿のロードというのもまた皮肉な取り合わせ。



方舟戦で、アレン=ネアと知らないうちから 人間のアレンを特別扱いし「好き」とまで言っていたロードの真意は未だ不明ですが、初登場の頃は、ノア化した人間の恐ろしさ・残酷さをフルに発揮していましたよね。
しかし第218夜のこの35年前の場面、既に彼女はノアであった(額に聖痕が出て肌が黒い)に拘らず 人間のマナの方を14番目から守ろうとしている・・・

キーワードはこの「家族・特別」というところでしょうか。

必要とあらば 状況に抗う爆発的な精神力を発揮するのは キャンベル家の血筋なのかも知れませんね。
マナを守る為ノアと戦ったネアはもちろんですが、伯爵メモリーに取り込まれてもまだ中で不調和を起こすほどの抵抗を見せているらしいマナもやはり。




アレンの楽譜やロード達の服飾品に付いていたキャンベル家の紋章(おそらくは)もまだまだ気になります。
“奏者の資格”絡みじゃないかとの予想は前回ティキの話の時の通りですが。

そうそう。王冠マークが付いてるんですよね。 ロードの扉も。
紋章でも 王冠のシンボルは、統治者を表すものとして安易には使えないもののはずです。
キャンベル家というのは ノア一族を治める長としての運命を最初から担わされた存在だったのかも。


マナ・ネアの双子兄弟とロードとの関係はどうなんでしょうね。
ロードがノアに覚醒したのは35年前ということなので(『キャラ†グレ』P122記載)、第218夜の段階で登場した時は実年齢相当だったはずです。
「家族」という言葉を受けると彼らの「実の妹」が一番ありそうかな?
親戚筋で、頻繁にあの家に遊びに来るマナの「許婚(いいなずけ)」とかってのも有りかも知れませんが(笑)


さてと。
「王冠」というなら、自然と連想はアレンのイノセンス「クラウン・クラウン」まで行っちゃいますよねwww
「Crowned Clown」
今更ながら、どうして 王冠を被った(Crowned)道化(Clown)になったんだろうって。

アレンが臨界点を突破し全力で出してきた武器「退魔ノ剣」も、型はネアの使用武器と全く同じものでした。
(伯爵とネアの剣が一緒なのはやっぱり双子がノアとして同じ力を発揮できたからかな・・・)

アレンの心とシンクロしてできたイノセンスの造形は、ネア時代から引き継ぐノアの因子を無意識のうちに反映しているんじゃないかと思います。

アレンの身体のノア化が止められなくなった時イノセンスも発動できなくなりましたけど・・・ 
これは、ノアとイノセンスとが相容れない原則からすれば当たり前のことなんですよね。

しかしアレンが「ネア」から引き継いだ奏者の資格だけは全くイノセンスの影響を受けることがなかった。(江戸接続の問題)

アレンだけに可能な戦い方というのがきっとあるはずなんでしょう。

今後を見守りたいと思います。




ティキ・ミックがネアの生前に“生き写し"の理由。


口を開けばこればかりで済みませんね(笑) まず大前提ですが、「ネアがアレンの本体」であると

ノアメモリーの宿主は前宿主の記憶を継承しないという大原則を無視して アレンにだけはネアの記憶がある
その理由を、アレンはネアと同一人物だからである※とし
(※本体からの脳移植を受け、今の体で復活するまで20年もかかった神田と似たケース)

それを踏まえると ティキ・ミックに関する謎にも一応の説明が可能なんですよね


先日もコメントのお返事で述べたばかりでしたが、非常に気になるティキの身長「188cm」
成人して「おじさん」になった(ネアと双子の)マナと一致します
17歳頃亡くなったと推測されるネアの当時の身長は177cmでしたが、もう少し長生きしていれば・・・
ティキと昔のネアが見た目そっくりなのは、脳摘出後に残された肉体を使用していたならば当然ですね。
2人の印象が相当違っている理由は、10歳も開きのある年齢差と 中の人の違いでしょう。

もう少し想像を走らせるなら。
脳を摘出され 抜け殻状態のネアの身体は、伯爵の何らかの計画により生かしておかれることとなった。
既に14番目メモリーによりノア化していた肉体に、別のメモリー=第三使徒・“ジョイド”が移される。
(ここは「ジョイド」の宿主の脳ごと)
その肉体の目覚めから現在のティキ・ミックの人生が始まる。
彼も幼少時の話などなく突如ノアのメンバーとして登場していますから。肉体年齢から約10年位前の話になりますか。

時期的にそれはおそらく ネアの第二の人生“アレン”が始まった頃と同じ。
推定17で止まっていた肉体年齢もそこからさらに進み 現在の26,7歳の体に。



こうだとすると、ティキが他のノアにはない行動を見せている理由も説明できますか。

今一度、設定のおさらい。
この世界では、ノア遺伝子というものが 現存する人類全てにもれなく仕込まれています。
ノアメモリーが入ってそれが刺激されると宿主の肉体はノア化を遂げ、人を越えた力を発揮する別物になるわけですが
メモリーごとに発揮できる能力は違っていて多種多彩。
それは それぞれのメモリーによって発現する遺伝形質が異なるからですね。
ではさて 一度14番目メモリーによってノア化した肉体に 後から別のメモリーを入れるとどうなるんでしょうか。
かなりな混乱or不安定状態に置かれるのでは?


▽ 第184夜。退魔ノ剣の傷の痛みが続くアレンから、深夜に一瞬だけ14番目が目覚め起き上がります。
それと同時間帯、ティキも退魔ノ剣で斬られた痛みが疼き 窓ガラスを割るなど力が暴走、苦しんでいました。
これはティキの(元ネアの)身体が14番目メモリーの存在を検知し、共振を起こしたからではないかと。

▽ 「白黒」使い分けて器用に人生を楽しんでいるかのようなティキでしたが、見方を変えればノアに徹しきれないでいるとも言え、彼のそんな生活を許容していた千年伯爵は ティキのジョイドメモリーとの結合が不完全である事をよく分かっていたからではないでしょうか。

▽ 方舟の中で退魔ノ剣に斬られた後、ティキのメモリーは制御不能の大暴走を見せました。これも彼特有の問題からではないですか。 クロウリーと相討ちになったジャスデビはこんな事にはなりませんでしたし。

▽ティキが「少年」にばかに執着するのも、その身体が無意識にアレンの中の元の主人(ジョイドメモリー)の存在を感じ取り親近感を抱くからとか。

▽千年伯爵がクロス・マリアンの関係者抹殺をティキの担当にした理由は、当たりをつけていたクロスの周辺から14番目の存在を嗅ぎ取らせる狙いもあったのではと思います。何よりティキ自身が探知機になると。


伯爵は パリのレベル4戦での初めての「オハヨウ」以来、アレンに向かい「14番目」と呼び続けています。
神に捧げる価値もない「腐った羊」(宿主=ネア)に用はなく 純粋にメモリーの方を欲しがっているのでしょう。
アレン捕獲後は「イノセンスを斬り落として我らのモノになってもらう」(第211夜ワイズリー)手筈らしいので。

では何をするかって 具体的にはまた元のネアの身体に14番目メモリーを戻すつもりなんじゃないかと。

アレンとティキがまた脳を摘出されることになりますが。
ネアの奏者の資格は必要ですがまた暴れられては厄介なので、ネア(アレン)はもうずっと眠らされた状態になるか それとも洗脳でしょうかね?
「(伯爵がかつて)悪魔に為(し)損なった」と言わしめたネアのことですからまた積極的利用を考えているなら後者かな。


こんなことをつらつら考えていたわけは・・・

アレンの楽譜中央の紋章と同じ印を身に着けている描写が、マナ・ロード・ティキになっているからです。
他のノアには出てこない。
「奏者」関連なのは濃厚ですが、資格保持者は「伯爵」「ロード」「14番目」とされているのに 何故ここにティキが入るんでしょうか?

紋章A
アレン回想中のマナの服の袖のボタン(14巻第135夜)

紋章B
方舟の中で見せたロードの靴底(12巻第110夜)

紋章C
同じくティキ・ミックの靴底(12巻第112夜)

第213夜でキャンベル家のマナ・ネア兄弟の母親もあの唄を歌っていました。
奏者の資格の継承が許されるのは あのキャンベル家の血筋の人間だけなんじゃないでしょうか
紋章を良く見ると中央の盾の上、王冠が載っています。
そういえばロードの扉も 途中細部のデザイン変更はありましたが 頂上に王冠を戴いている所は同じでしたね。


伯爵がここまでネアの元の身体に拘る理由って何なのか・・・
本体から脳のありかが“アレン”に移っても奏者の資格は持続していますが、それをイノセンスに汚染された身体で使うなど ノア筆頭の千年伯爵にとっても許し難いことだからかも知れません。


タロットの大アルカナにノアファミリーのメンバーを当てていく話のとき
第3使徒・ジョイドを10番目のカード「運命の輪」としました。
この「輪」を示す二重丸◎は 奏者の楽譜の形とも重なることを別記事で述べましたが そういうことだったのかどうかw

巡る因果・・・イメージが広がりますね。 タロット関連もそう外してはいないんじゃないかないかな(笑)



さて次回はロードの話を少し。




追記: タロットではティキ・ミックが10番と思いますが、ジョイドの「J」でトランプの「ジョーカー(Joker)」に見立てるのもありかと。

マークの札が13枚ずつ揃う中 付け足しのように添えられた14番目のカード。 
ポーカーではどのカードの代役も可能というチートなワイルドカード。

ここから想像できるのは、千年伯爵が代々期待していると言っていた「ジョイドメモリー」の能力とは ファミリーに欠員が出た場合その代役がきくということではなかろうかと。
上述伯爵の台詞があったのは、14番目の痕跡を旧方舟と共に完全に葬り去ろうとするところでしたし。

14番目の使徒が突然登場した理由を「千年伯爵メモリー」がキャンベル家の双子にあわせ2つに割れてしまったからだと仮定すると、 マナとネアもジャスデビのように合体しないと本来の千年伯爵の力が発揮できないという事かも知れません。
だから死んでしまったネアの体をどうしても残しておく必要があった・・・とね。




呟きから(1)

近況報告です。

おかげさまで元気です。
しかし今月の第218夜が願ったり叶ったりの展開だったので 気分が高揚しすぎた反動からか、後の考察がさっぱり進みませんね^_^;
毎日見に来て下さる方、ごめんなさい。
早く2月にならないかなぁ←

ツイッターでは、たまに考察関連の思い付きを呟いたりもしますが、なかなかまとまった記事になるほどのものもなく。
アカウント自体が、9割方友達との雑談に終始していますので このブログとリンクするのもはばかられ。


・・・というわけで、最近の呟き(Dグレ関連)を 一部さらってきました。 放置すれば消えてしまうものなので。 

以下の通りです(笑止)




2012年12月26日

▽キャンベルかウォーカーか。 キミ、はっきりしてくれないだろうか
   
    キャンベルvsウォーカー50
(第214夜から「ネア・キャンベル」の呼称を通してきましたが、見渡してもそう呼ぶ人が余りに少ないので ちょっと不安になってきたあたり) 


2013年1月10日

▽先月こんな事して遊んでましたが、星野先生すぐにご回答くださいましたねwww >第218夜

▽<リプライ(返答)>
ネアがマナに贈った言葉で、それがまたアレンになった自分に戻ってくるってロマンに浸ってたのにあんまりじゃー(´□`。)°゚。 
(面白いけどねww)
(「ウォーカー(歩く者)」姓の由来をからかわれ)

▽それこそ、先生が仰ってた「回転オルゴール」のイメージなわけです・・・・


1月11日

▽うわーんもうだめだ Dグレの続きくれえええ!


1月12日

▽ティキとネアが生き写しな理由~~。
17歳で死んだネアが身長177cm、中年まで生きてたマナが身長188cm。漫画の双子設定からしたらネアもあと11cm伸びたはず?
・・・身長188はティキも共通。やはりネアの脳髄(+そこに宿るネアの魂&14番目ノアメモリーも)取った抜殻が使われた?

▽でもティキの「民族=ポルトガル」???どういう意味を込めたのやら。キャンベルさん達ポルトガル人って事になっちゃうのか?
・・・う~ん(-_-;) ポルトガルって何があったっけ。

▽ティキ限定の喉の聖痕。喉仏=「Adam's apple」。禁断の木の実を食べて詰まらせた罪の象徴。19巻表紙で背中合わせのアレンとティキをロードが繋いでる図もあれだしね。
仮にネアの死んだ肉体を蘇らせてジョイドメモリーを憑かせた事実があるとしたらロードが実行者で禁を破る行為だった?
(それより何より「アダムの」という言葉自体も気になるわけですよね。伯爵がティキ・・というかジョイドメモリーを特別視している理由に繋がるのか・・・)

▽19・20・21巻でウィンクしてる3人。ロードのキーワードの「ナイショ」・・・
「(“生き写し”を訝るワイズリーに)それナイショにしててぇ」。
「(ネアはマナの為に戦ったと明かし)ナイショだけどね」。
ネアとティキ「生き写し」の謎には十中八九彼女が関わっていると思う。けど思うだけ(笑)

▽<リプライ>
9年位前、というのが(物語上偶然なのか意味があるのかわからないけど)引っ掛かりますね。
神田と大体同じ時期アレンも“目覚めた”んじゃないかと思います。今27歳くらいとされてるティキも17、8歳になるわけで。
風呂敷広げ過ぎるけど神田本体はネアと同世代と思うし。
(ティキの肉体年齢に関して訊かれたことへの返答)


1月13日

▽あの双子の「母さま」の魂も、絶対どこか近くにいると思う。“見守る”なんて控えめな存在としてでなく。 
あんな強制退場、納得できないもんねw

▽今月の伯爵見てると特に。 
どんなに姿が変わってしまっても 傍目にはそれがどんなにこっけいでも、好きな相手を思い続けずにいられない人の性の哀しさっていうかなあ・・・

▽(古木)「コーネリア」の綴りが仮に“Conelia”とすると。
ここから“nea(ネア)”が居なくなると“c・o・l・i”が残る。並べ替えて“coil (渦巻き)”。 
何だろうなーどうしてもティムのしっぽを思い浮かべてしまうんだけど。 ※ブログの宣伝じゃないよー(笑)

▽<リプライ>
にゃはは(^^ゞ どうもウケて頂き感謝感謝~~! “ネアとずっと一緒”ってのが泣けるなあって・・・
(あきれるほど妄想が止まらず。来月休載だったりしたら死ねまする)


1月15日

▽【SQ発売1週間前~】Dグレの続きを思うと落ち着かない⇒【発売後1週間】他の物が一切目に入らない⇒【残り期間】次までの長さを思って絶望したり・急に変な事を思いついたり・支部やブログでコメントしまくったり。←おちつけ ・・・・・・何だかんだで他の漫画をじっくり味わう余裕が。

▽900ページの雑誌を買ってもそのうち2、30ページしか用が無いって・・・何だろう。純米吟醸的(自分でも何を言ってるのかわかりません) ・・・時として「作者急病のため云々」の目次1ページを拝む為だけだったりするもんね。休載だと他の漫画を読む気力が。
<結局Dグレ以外読めない悪循環>




とりあえず 最近はこんな感じでおります。
頑張って何か記事になるネタを考えたいです(大汗)
今回はガラクタばかり並びまして、失礼しました。 
それではまた。

「退魔ノ剣」と・・・。

第215夜。アレンの中から目覚めたネア“本人”の回想シーンから、彼も生前はアレンのイノセンスの退魔ノ剣に酷似した武器を手に戦っていたことが分かりました。

第118夜でロードが「あれは・・・彼(か)のピエロだよ」と言っていた時アレンの姿とダブらせたのは、やはりネアだったということかな。

双方大きく違う点は、ネアの大剣はアレンのそれと色使いが明暗逆転している所。

大剣(アレン) 大剣(ネア)


今までの考察で ネアはアレンの(神田のケースで言う)“本体”に当たる存在であろうという所に落ち着いています。
第167夜でクロスがアレンへ「14番目」の“記憶”(メモリー)を移植された人間、とした説明は 脳自体の移植であった「アンジ」だろうと。
そうした場合、この2つの人格についてどう捉えるべきか 正直迷っていました。

しかし第215夜で目立った2つの描写。

1)“2人”の選択した武器デザインがほぼ同型だったこと
2)神田の“2人”のうちどちらを主人と思っているのか、という質問にティムが涙をこぼしていたこと

これでアレンとネアに共通の持ち物は 武器とゴーレムの2つ。

これらを根拠に導かれる結論として 以前書いた通りになりますが やはり、
「アレンとネアは別の顔を持つ同一人物」と見るのがいいのかなという所に至っています。


【これまでのおさらい】

マナという名の双子の兄を持つネア・キャンベルという人物がかつて存在したが 彼の身には“14番目”と呼ばれるノアメモリーの宿主にされる悲劇が訪れる。

ネアは一度は千年伯爵の率いるノア一族に迎え入れられたものの、マナの身に迫る危機を知って 最愛の兄を守るための反逆行為に出る。

その戦いの末に敗れネアとしての人生が終わろうとした時、イノセンスを宿す体に転生する計画を持ちかけられ それに応じることとなった彼は以後永い眠りにつく。
(※このあたりの事実詳細は特にスッキリしない部分ですが、ざっくり)

そこから四半世紀以上を経て、彼は 復活するとの予言を信じマナの傍に現れるのを待っていたクロス・マリアンによって発見された。
ところが後にアレン・ウォーカーと名乗ることになるその人物は子供の姿であったうえ、ネア時代の記憶をすっかり無くしていた。
しかしゴーレムのティムキャンピーは製造者のクロスに歯向かってまで“初対面”の彼を守ろうとしていた(ノベル版3巻)

一方 過去からそのまま生き続け(?)相応に歳を取っていたマナも、記憶障害に陥っていた。彼の認識では17歳の自分がある日一夜にして“おじさん”になってしまったという。今は生き別れの弟を探す旅の途中だと(ノベル版3巻)
マナと“アレン”は 互いをかつての兄弟と気付かぬまま運命の出会いを果たし、今度は義理の親子となって暮らす。

マナ急逝。千年伯爵の誘いに乗ってアレンはマナをAKUMAにしてしまうが彼の左手のイノセンスが発動しAKUMAボディを破壊。
(※マナの魂は解放されたかに見えたが、後にその遺体とともに「千年伯爵」の中に取り込まれてしまった模様)

この事件のショックでアレンは心身ともに危機に陥るが、クロスに救われ彼の弟子となってエクソシストの道を歩み出す。



この通りとすると、ティムの認識が“2人”とも同格の主人、になってしまうのは仕方ないですよね。

それぞれが危機に瀕し「大切な人を守りたい・もっと力が欲しい」と心底望んだ時、願いを叶える武器のイメージが一致したのも当然。
(色違いになった理由は ネアがノアの力、アレンがイノセンスの力でそれを形にしたため)

方舟でアレンと再会したクロスが、初めて見る退魔ノ剣を当たり前とでも言いたげだったセリフ「やっとまともな発動が・・」(第128夜)。
ここも ネアとアレンの“2人”を見守ってきた彼には、アレンが取るべき本来の姿が あらかじめ分かっていたということでしょうか。



「ネア・キャンベル」も「アレン・ウォーカー」も、それぞれ1人の人間が異なる環境に置かれた場合どんな人物に成長するかの一例なのだとすると。

アレン・ウォーカーとしても どん底から這い上がり勝ち取った今の人格を放棄できないのと同様、過去の“自分”の存在もまた無視する訳にはいかないですよね。

最終的にどちらが生き残るという話じゃなく、この“2人”が互いの存在を認め 共に歩んでいく道はないだろうか。
少なくともそれは アレンがこだわり続ける現在の生き方と矛盾するものではないと思いますが・・・


全くの理想論ですけどね。




<画像引用>
『D.Gray-man』第118夜(上左)および第215夜(上右)より。




アポクリフォス。

大概気味悪がられたりネタにされたりと散々なキャラクターですが、たまには真面目に取り上げようという試み。
第216夜感想後記の改訂版です。




概要

7000年前から極秘で活動していた「イノセンスのハートの守護者」。
その実態は、自身もまたイノセンスでありながら適合者の存在不要の「自立型」。
戦闘能力は高いが余程必要に迫られない限り出さない。
普段はもっぱら「記憶操作」能力を使って切り抜けている。
“アポクリフォス”名の由来はギリシャ語の「隠されたもの」。千年伯爵の命名による。本名があるのかどうかは不明。



何を考えているのか

結局その行動は、身内(イノセンス)を守るための必要最小限に留めているように見えます。
基本は専守防衛。
敵意むき出しで襲ってくるノアさえ威嚇で退散させようとするだけで 機を見て1人ずつ潰していこうという意図が感じられません。
ルベリエ長官も、自分の存在に気付き付け狙う危険人物であることを知りつつ 襲いに行くつもりは無い様子。

これまで接触した人間の記憶操作をしてきた理由も、穏便に事態を収拾するため以外にないでしょうし。

神田を教団に帰してあげようとしているアポさんはひょっとして親切心の塊じゃないですか? (笑)
彼がアレンにくっ付いていれば合体の件でまた衝突せざるを得なくなるので、怪我せぬうちにどいてくれと。
イノセンス主体の発想ならそれこそ「14番目の傍にいたら危いから、六幻君帰りなさい」程度の意識かも。


しかしアレンとの合体に関してだけは、アポクリフォスも完全に余裕を失くしてしまいます。
(長年隠し通した姿を晒すとか、アレンの予想外の拒絶に遭って動転するとか、邪魔者は徹底排除とか)。

こうまでなりふり構わなくなることも理由は同じ(=仲間を守ること)だとすると、
「“アレン”との合体」計画に失敗すれば、イノセンスの存続自体が危くなるからではないでしょうか。
アポクリフォスと“アレン”が合体すると強大なハート守護者が誕生して、戦局は一気にイノセンス側優勢に傾くとかね。


さて第216夜ではアポクリフォスがアレンの精神衛生上の理由からティムの排除を見送っていたと説明していましたが
これまでのアレンへの接し方を見る限り、どうにも納得しかねますね。

3カ月もの間、彼には「孤独」より 奇怪な化け物に追い回される「恐怖」の方が遥かに心的悪影響を及ぼしたでしょうに。
アレンを本気で欲しいと思っているなら、普通は態度を軟化させて嘘をついても心象を良くし警戒心を解かせようとするところ。

そっちを全く気にした様子がないのは、アポクリフォスが自立型なため人間とシンクロした経験も無く、ずっとマイペースでやって来たため人の心が根本的に分かっていないからなんでしょうか。
もしかして昔 過酷な「殺し合いの逃亡生活」の最中 孤独なネアにとってティムが救いになっていた事実を根拠に、人間とはそういうものだと機械的に解釈しているのかな。


さらに別の可能性を考えるなら この「精神衛生」を気にかける理由。
以前した考察の、咎落ちの危険性を考慮して・・・なのかも知れないとも思ったり。

 咎落ちというのは元来は結晶型や寄生型適合者に特有の暴走状態で、一定条件の下起きるとイノセンス側からも鎮圧は困難な単なる物理現象なのでは? という解釈。

想像が当たっていたら、彼らにとって大事な“アレン”も 同じ危険を抱えていることになります。
アポクリフォスはアレンが極端な情緒不安定から咎落ちに至る危険を心配していたのかも知れないですよ。



それにしても第215夜で出てきた神田の左腕の痛そうな《ビキビキ》って。
今回強力なイノセンス(=アポクリフォス)の侵蝕を受けた影響で不調和が治まっちゃったりしてないでしょうか^^;
(少しはマシな展開も欲しい所です)



クロス・マリアン襲撃事件

アポクリフォスは 神田を六幻の適合者として、なるべく現状のまま残したい意志がある事は分かりました。
結晶型にまで到達したエクソシストは稀ですから、貴重な戦力の扱いとして当然でしょう。

でもそうすると、やはりあのクロス・マリアンを襲ったのは余程の理由に迫られたからですよね。
戦力としても最上級、かつ“アレン”を期待以上の使徒に育て上げた功労者を 適合権も奪い退場させてしまったんですから。
アレンの「精神衛生」上から見ても、師匠を失う事の方がティムキャンピー以上のダメージでしょうに。


クロスだけは記憶操作の処置で済まさなかった理由とは?

今は単なる憶測ですが、彼が生半可な記憶操作ではごまかしきれない程にネアと“アレン”の事情に深く関わっていたせいでしょうか。

イノセンス側からは35年前からすでに要注意人物という位置付けで、ネアが“遺言”を遺す場では故意に外すよう仕向けられた。
(クロスがアレンにわざわざ自分は「外野」に居たと言ったのは、逆にネアに最も近い人間であったことの暗示だと解釈してます)
しかし14番目の復活計画から外すことはできない人材なので、体よく騙して協力だけは取り付けた。
彼は“アレン”の師匠となりエクソシストとしての成長を見守り、イノセンスも順調に生育を遂げたため役目は終わり。
そんな所かも。

クロスが断罪者の適合者となり得たのも“アレン”を護らせる目的でアポクリフォスが付与したものだからとか。
屍のマリアの方は分かりませんが、彼が別ルートで手に入れたものでしょうか。断罪者と一緒に残らなかったところを見ますと。
屍のマリアの能力でクロスがいまだアポから逃れ続けていられるとしたら、アポクリフォスがエクソシストのイノセンスを無力化できるのは アレンのクラウン・クラウンとクロスの断罪者に限定されるということになります。

つまりはアレンとクロスのイノセンス適合には アポクリフォスが直接関与した可能性が高いということ。


それでも。ティキ達ですら力で圧勝しながら殺さなかったアポクリフォスが、最後にクロスを手にかけたとは考え難いですね。

襲撃現場の血の演出はもっぱら教団を意識したもので、生存を絶望視させて探索を断念させたかったからでしょう。
それなら逆に、彼が自力で逃げおおせている公算が高いという事になります。
アポがクロスをその場で捉えていたら、脅威にならぬよう記憶を消去できるからそんなマネは不要のはず。

逃げ出した後でクロスがアポクリフォスの手に落ちた可能性も無くはないんですけど・・・

ティムを元通りにしてやれるのも製造者のこの人をおいて他ないと思うので、何とか無事を祈っています。






「咎落ち」のこと。

ブログ引越しの時余裕が無かったためか、重要テーマを扱った考察が漏れていたりします(苦笑)
これもその1つ。
今年7月15日付第215夜の感想記事の内容ですが、続くコメント欄の質疑応答の一部も 補追目的で加えました。



<第215夜「A.Wをたずねて・キミの傍に」を終えて>

神田の左腕に起きた異変の兆候。(どうして片腕だけなのかはとりあえず保留)
彼はセカンドの被験体時代、連日過酷な人体実験に曝されていた経緯もあって イノセンスが体に馴染まない時の違和感は他の誰より的確に捉えることができるでしょう。
その彼がまず咎落ちを疑ったというのなら、この怪奇現象の理由から一度ちゃんと考えてみないといけないかも。



未だ明確になっていない「咎落ち」の発生要件について。


とりあえず“教団を裏切る”事などは全く理由にならないと思います。
黒の教団(ひいては中央庁)という組織の思惑や動向と イノセンス側の意志とは、まず無関係。

教団は イノセンスなら救えたであろうAKUMAに囚われの魂も、ダークマターを装備したサードの戦闘で見殺しにしている。
ハートやアポクリフォスが特別視しているように見えるアレンさえ、枢機卿集団に言わせれば敵のノアと通じる「狡賢いサタン」。
「裏切れば咎落ち」という決まり文句は、貴重な戦闘員を教団に繋いでおくため教団がこしらえた方便としか思えないです。


さて。


「咎落ち」はそう頻繁に見る現象ではないのに、シンクロ率を無視した強引な実験の果てには ほぼ確実に起きていました。
つまりこれは、イノセンスと対象者間の繋がりに何らかの不具合が発生したというだけの事ではないでしょうか。
結果は数多の失敗例で証明されているのに万一起こるかもしれない“奇跡”を夢見、型通りの化学反応に終始したような。
おそらくは“神の下す罰”などではなく、「暴走」とも言われたように イノセンスの意志ですら止めようがなくなる単なる“反応”。
既に適合者となった者に起こる時、その原因は精神的揺らぎである気がします。
咎落ちと逆事例として新適合者が現れたりイノセンスがグレードアップした時の事を思いますと、そこに対象者の並ならぬ覚悟や決意が認められ、その強い意志に押されて心の迷いは完全に消えた状態でしたから。

スーマンのケース。
仲間を多数犠牲にする取り返しのつかない大罪を起こした事への 深い自責の念や絶望が不調和を呼んだ。
結局は 彼が極悪人なのでイノセンスから下された裁きなどではなく、反対に彼が自分の過ちを自分で許すことができなかった善人だったが故に起きてしまった悲劇とか。


ここで第215夜の神田のケースを省みると、精神上の問題を新たに抱えたのだとしたらそれは何でしょうか。

真っ先に浮かぶのは前夜のあれですよね。
とうとう アレンを押しのけ14番目が出て来てしまった現実。
あの時、彼がアレンの喉元で止めた筈の六幻の手元がブレるとか、いつもの彼らしからぬ 深刻な動揺を見せていました。
彼は残り人生を賭け覚悟の復帰を遂げたのに、いざという時本当に14番目を宿したアレンを斬れるのか・・あの瞬間から自分に自信が持てなくなった。
それは 結晶化を果たした六幻には不釣合いなほどの弱気。
そのあたりじゃないかなーと。
でもだとしたら、これとて神田が心底アレンを思ってくれている事の反映ですから ままならないものですね。


※適合者が弱気になってるたび咎落ちじゃあんまりだろう、というセルフツッコミですが。
本編で咎落ちを起こした“適合者”の具体的描写は、寄生型のスーマンの1件だけでした。  
それはとりもなおさず 自然状態なら“稀”にしか起きない事を意味していて、即ち寄生型とか結晶型とか イノセンスと特別深く結びついた稀有な事例にしか見られないものなのではないかと。
彼らはそうなってしまった以上、より強い覚悟を保ち続けて行くことを要求されるのだと思います。
  
そうとしたら、ラビに深入りするなと釘を刺していたブックマンは その辺の事情をもう知っていたからかも。
この事は、千年伯爵も おおよその見当を付けていたのかもと思いました。
スーマンはその仮定の証明の為 ノアにより故意に咎落ちに至るような状況に追い込まれたんじゃないだろうか。




<以下この記事のコメント欄の管理人による返答のみ抜粋>


>イノセンスの断罪

どうもですねー“イノセンスが人を裁く”という事の意味からピンと来なくて。
イノセンスがこの世界の造物主ならまあアリでしょうがそんな設定でもなさそうですし。
何か問題が起きた時“罰が当たった”で片付けるのが一番楽だけど、疑ってみる余地はありそうです。

不適合者が無理にシンクロしようとする事が罪なら、何故それを繰り返し実行させた立場のヘブラスカは罰せられないのか。
咎落ちに理由を求めるなら、やはり一個のイノセンスとそれに直接関与した者(適合者or非適合者)との間のトラブルでしょう。
それ以外の人間が周囲でどんな不埒な考えを起こしても“罰”は下らないのですから。

1.原則的には人体とイノセンスは相容れないが、一定の要件を満たした時のみそれが可能になる
(→非適合者と同調させようとすれば必ず咎落ち)
2.一旦適合者となった後も、イノセンスが馴染まなくなる状況が訪れたらアウト。


>結晶化  >シンクロ率

この対比は興味深いですね。
結晶化は、血を介して肉体的結合がより深まり使い勝手も良くなる事から、装備型がステップアップしてやっと寄生型と同じラインに立った姿と言えそうな気がします(いわば面積的密着度が増した)。
一方シンクロ率が上がるという状況は、イノセンスと人との結合の度合いがより深部に達したという事じゃないかと。

神田とリナリーは更に強化される余地があるかも知れません。



どうも補足有難うございます!

アレンはねー(笑) 全てにおいて例外だらけの人なんで。
咎落ちをテーマに、イノセンスの視点からの制裁なのか単に条件が揃ったための物理的反応なのかを見極めようとする時、彼を引き合いに出すと 抽出したい「原則」が見えなくなってしまうんですね。
だからここでは故意に外したんです。

まず ノアメモリーとイノセンスが彼の中だけでは共存できている。ここだけでとっくに大問題です。
「ノアはイノセンスを壊せる」という原則も彼には通用しなかった。
スーマンの咎落ちは「罰が当たった」せい、という見方を採用するなら刑執行の妨害行為も大罪に当たるでしょうが、その挙句に死にかけたアレンを何と彼のイノセンスが救ってしまっている。

一旦イノセンスに魅入られた人間はその“神”とやらの機嫌を損ねてはならないのなら、アレンはアポクリフォスの望む合体に応じるしかありませんよね。

でもどうだろう?
ここまであげつらうと、アレンを特別扱いしているイノセンス自体が 既にルールを犯しているようには見えませんか?

伯爵が第201夜まで来て突然戦争の「ルール」説明?をする訳ですが、教団側の誰もが“そんな話聞いてない”状況っていう辺りもどうなんでしょう。
人間を甘言に乗せて操るのが常套手段の伯爵の「ルール」主張も 聞いてやる義理はないんじゃないかと。

もちろん素直に“罰当たり”説を信じるのも可ですが、そこでされている理由付けも単なる憶測ですね
(しかも明確なボーダーラインが不明)。
じゃあ妄信するばかりでもつまらないから別の見方はできないか、という程度の試みでした(^_^;)
その気ならまだまだツッコミ所はあると思いますよ。

興が乗りましたらまた是非よろしくお願いしますv





この記事はここまでです。





アメコミヒーロー ⇒ 北欧神 ⇒ ラビ

最近TVで映画 『アベンジャーズ』 のCMが目立ちます。 懐かしのアメコミヒーロー大集結的なものかな。
別段興味は湧きませんでしたが、家人がやたら「あの金槌持ってる人は何だ」とうるさいので検索。

『マイティーソー』 というタイトル漫画のヒーローらしいです。

しかし金槌(=hammer)持って「ノコギリ(=saw)」とはこれいかに。


よく見たら、「ソー」はノコギリの“saw”じゃなく
北欧神話のオーディンの息子の“トール神=Thor(英)”の事でありました。
(英語圏での読みは「ソー」。 「トール」は日本語に翻訳した際、北欧の“Tor”表記を基にしたからだそう。
 現代もノルウェーやスウェーデンには“トール”さんがいらっしゃるようなのでこれでいいんでしょうね)

漫画はこの神話設定を基にしたキャラクターということで決着。



神話の方のトール神概要。
神。
北欧神話最強の戦神。
外見は燃えるような目と赤髪を持つ赤髭の大男
使用武器は「ミョルニル」あるいは「トールハンマー」と呼ばれる。(映画では“ミョルニル”の英語読み“ムジョルニア”ですと)
これには敵を倒す以外に物や人を清める作用がある。
英語“Thursday(=曜日)”は「トールの日」が語源。


どうもDグレのラビのキャラ設定の参考になった可能性は高そうですね(見た目採用は髪と長身だけかな)。
ラビ専門の自然物を操る技(天空の雲をどける等)に 「“木”判」の名が付いた理由の1つにもなりそうで。
(「木曜日はトールの日」)
8月10日が誕生日の彼のタロットスートが「(木の)棒」かつ「火」の属性という事とも矛盾はないですし。




はあ・・・
こういう豪快な技がまたラビの魅力ですよね(#^.^#) 是非また拝見したいものです。

もうブックマンはあきらめてエクソシストでいいじゃないの←
正直 自分を捨て感情を押し殺さねばならないブックマンという仕事、この人には最も向いてないと思って。
決断はお早めに(コレコレコレ)


どっちを向いても Dグレ連想で終わる私も色々アレですけどね(^_^;)


では今回はここまで。





<掲載写真>
『D.Gray-man 第8巻』116-117頁  第73夜「Crimson Snow」より




すみません まだ頭の中はこんな感じ。

去年の今頃って、番外編「マリアの視線」を読んだばかりでしたね。

それまでクロスというと アレンにとっては唯一の師匠であるし、方舟でも本部襲撃でも最大のピンチには颯爽と登場して救ってくれた頼もしい御方ではあるんですが、何しろカナヅチ事件がずっと尾を引いてて。

あれを初めて見たショックといったらなかったですよ。アレンの方は殴られる必要がまるで無い所でした。
その件についてはその後一切語られませんが、今思えばきっと何かの「必要」はあったのでしょう。 
おそらくアレンの中のノア関連だろうという曖昧な想像しかできませんが。
「酒菓子」のエピソードも、侵蝕が進んだ将来的に 自制心をなくした時のノアの脅威を思ってじゃないか…


ともかく「マリアの視線」から、クロス・マリアンの印象は一変しました。

それとアレンの様子には、小説版3巻以上のダメージを受けました。 

最悪の環境にも染まらず 悪は憎み弱い者は身を挺してかばう 根っからの強さを持っていた子が、
マナをAKUMAにし壊したあの晩の事件で 心の崩壊寸前まで行ってしまっていた。
そこにクロスが関ってこなければ、アレン・ウォーカーという人間は この世に存在できなかったでしょう。

マザーの教会に別れを告げる旅立ちの日、オドオドと敬語を使いながらうつむく姿はまだ余りに弱々しく、天涯孤独でも毅然としていた頃を思うと 可愛さよりは可哀想、の感想が勝りました。

後に成長した彼が、アポクリフォスに襲われる絶体絶命のピンチにあって 
師匠譲りの不敵な笑いを見せ「反吐が出る」と吐き捨てた場面。 
すっかり彼らしさを取り戻し、健全に育ったって事で。 
やっぱりこうでなくちゃ。


「マリアの視線」物語はまた、クロスとネアとの関係についても想像を大いに掻き立ててくれました。

“アレンがネアなのにネアじゃなかった”所には 落胆の色を隠せないクロス。
でも陰から見守り続けるうち、いつの間にかアレン少年自身にも深く心を寄せるようになって行く。

色々と思うところあって去年はこんな妄想交じりの記事を書いてます(笑)
しかし正直 クロスとネアが親友と呼べるほど深い関係にあったかどうかについて、当事はさほど自信がなく。



さて待望の第215夜。

とうとう欲しかったものが来ました。 ティムキャンピーの“本音”を表す描写が。
ティムにとってアレンが守るべき大事な存在であることは間違いありませんが、ネアもまた大事だったということ。 
ティムははっきりネアを慕っている。 
昔と変わらず今も。
呼ばれた訳でもないのに その膝元ににじり寄って行ったりしてますし、ネアの言いつけは忠実に守り アレンの頼れる味方である神田の要請でも映像は見せなかった。

しかしネアの味方に寝返ったのかというとそんな事はなく、
神田の「どっち」の質問には聞かないフリを決め込んだっていいのに、苦しげに泣いた。
1つの身体を共有するネアとアレンの狭間で、ティムも身を割かれる思いなのでしょう。

さらにネアにとってもティムキャンピーが大切な存在であることが良く分かりました。
今どうしても必要な“役に立つ道具”としての扱いだけではありませんね。「一緒に行こう」というあの台詞と表情は。

そしてこの大事なゴーレムをネアに作ってやったのはクロス・マリアン。
彼は「ただ外野で見てた」と言うくせ 又聞き情報の“ネアの遺言”を30年近く守り通した。
ネアの方も 膨大なデータ量の過去映像を一気に見た後、開口一番に言及したのはクロスの事。


もう十分“2人は親友だった”でいいじゃないの、と思いました。




アニメのDVD、エンディングの中にずっと気になる謎かけ絵があったんですよ。

本編の話しかしないこのブログで話題にするのは珍しいんですが。
アニメ描写を通して本編を語ろうとするのは色々問題あるかも知れません。
でも気合の入った初のアニメ化、ここは原作者と密な話し合いの末 慎重にスタートした所と思うので。


最初のエンディング曲「SNOW KISS」の冒頭。

画質が大変よろしくないですが 下の左側。 4人が背中合わせに集合している。
暗いけど、アレンの背後にも謎の人物が1人確かにいる。
本編が大分進んでから「14番目」の話が持ち上がって、アニメは残念なことに本部襲撃まででしたが 一応アレンの中にその存在が潜んでいるという提示だけははっきり。
この背後の人物は「14番目(=ネア)」としていいでしょう。


右側のイラストは私も大好きなやつで。 アニメオリジナルサントラ盤3作目への寄稿。 
左の絵の穴を埋めてくれるものと解釈しています。 クロスは不在ですが。
この描かれ方を見ると、アレンとネアは宿主とメモリーじゃなくもっと対等な関係・・・「別の顔を持つ同一人物」に思えます。

  blog_import_507b8173b6b35.jpeg

でまあ、実はそっちより。
ずっと引っかかっていたのは、千年伯爵とクロスが何故ここに入って来るのか?だったんですよね。

この理由も 「クロスはネアの親友だった」という設定としたらキレイに収まる。
図で説明する方が分かりやすいかと思い、人物相関図を描いてみました。

「SNOW KISS」4人を上から見た図と思って下さい。

blog_import_507b8175906c6.jpeg


アレンとネアは表裏一体。 2人の人生は繋がっている。
そして共通してこの双方に深く関った人物が (今は千年伯爵に飲まれてしまっている)マナと、クロス。

現在、「千年伯爵」の実態は誰にも知られず アレンも仇敵というだけの認識でしょうが
アレンにとっては 人生の道標となった義理の父。
そしてネアにとっても かけがえの無い存在であった双子兄弟の片割れ。


それと「クロス・マリアン」。
アレンを「救世主」のポジションとする考察は前にしました。 するとネアも道連れにするしかない(笑)
少なくともクロス・マリアン(=マリアの十字架という名を持つ男)の立場からはそうだったはずです。
ネアの親友(仮)の彼は 約束した復活に立ち会った最初の人(=マグダラのマリア)なのであり、
“エクソシストのアレン・ウォーカー”からしたら、師匠の彼こそ 産みの親(=聖母マリア)。



第215夜は確かにターニングポイントかも知れないですね。 

でも巷を賑わしている「35年前アレン? がネアの友人」エピソードを盛り込もうにも、上の関係前提でどうやったらうまくいくのか私には分かりません。
これ以上人間関係を複雑にする必要も感じません。

“アレン=ネア”にこだわるから矛盾が生じてしまうのですが これだけは外したくないのです。
ネアの過去編に入ってもなぜ副題から「A.Wをたずねて」の文字が消えないのか。
そして“金”のゴーレムはアレン・ウォーカーの(タロット)所属スートのペンタクルの象徴ではないかと見ていますが、それが主人公と繋げているのはネアなのであって、「35年前アレン」という人じゃない。

ですので話題の彼を見た瞬間まず浮かんだのは、「悪の花」回ロード発言の伏線回収が来た!だったんですよね・・・


現在はこういった状況ですので まだ方向転換は無理です。 このままの体勢で本編の続きを待ってます。






<引用画像>
TVアニメ『D.Gray-man』エンディングテーマ「SNOW KISS」の冒頭。
TVアニメ『D.Gray-man』オリジナルサウンドトラック3への寄稿イラスト。



渇き。

----- ああ まただ -----

----- この気持ちは なんなんだろう -----

----- 胸の奥の奥の深いところが チリチリと焼けて  ひどく 渇く・・・・・・・・・ -----



第214夜冒頭。

記憶の夢のきっかけは、昏睡に入る前から心身共に極限に来ていたアレン自身の状況だったろうけれど。

それが 兄・マナの帰りを不安と共に待ちわびた 幼い日のネアの記憶を喚起したことが、とても心配です。

それはつまり、現在もまだ アレンの心は無意識にマナの影を追い続けているということではないか。

きっとそれは、他のものでは決して補うことのできない 魂から来る渇き。




「大事なものは・・・昔 失くした」 (2巻第14夜)
義父のマナを喪失した6年前、幼いアレンが「マナの仮面」を是が非でも必要としたのは、
そこから先を歩くための道標(みちしるべ)とした意味もあるでしょうが、
何よりきっと“マナがすっかり消えてしまった世界”では 生きていく事が不可能だったからですね。

彼もその後たくましい成長を遂げるうち、「仮面」を時として忘れ去るほど その影響力は小さくなってきたようですが、
それでも 今ある姿(エクソシスト)のスタート地点に「マナ」が居たという事実は変わらないわけで。
「僕が生きていられるのは この道だけなんだ」 (7巻第60夜)
(今の戦い方を)やめるには マナを忘れなくちゃならない」 「それは できないんだ」 (19巻第185夜)




アレンが黒の教団に入団した初日、誓いを立てていたコマのピエロの絵が象徴的でした。 (1巻第7夜)

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暗闇の中、下り坂を歩き続けるピエロ。 彼を拘束する“何か”が引っぱる方へ。 背には棺を負ったまま。
[マリ] 「捕われてる闇が深すぎて どうやって救い出してやればいいのかわからん」 (19巻第185夜)

「マナ」がアレン・ウォーカーという人格の基盤になっているとしたら恐いことです。
もしも それを根こそぎ揺るがすような事態に遭遇したら・・・?


魂の片割れを追い求める心。 ----- ソバニイタイ -----

それは「アレン」に姿を変えたネア同様、現在「千年伯爵」に支配されてしまっているマナも同じと思います。
ノベル3巻のストーリーでは、記憶をあらかた失くしてしまったマナが 「はぐれた弟」を探して必死でした。
そんな状況に陥ってさえ、彼に特別なものという認識だけは残したらしい「アレン」という名前。
そして反射的に繰り返した ネアが贈ったマナへの言葉。「立ち止まるな 歩き続けろ」。 (22巻第205夜)

こんなに求め合っている相手だから、再び運命が引き合わすのでしょう。

でも今度こそ 本物の敵という 最悪の形で。




かつてセカンドのアルマが、ユウと自分の“正体”を知った時 錯乱状態に陥った末あの惨劇を生みました。
宿敵・千年伯爵の正体を見たアレンが 同じ轍を踏まないかは、だいぶ前から危惧するところです。
彼は当時のアルマとは比較にならないほどに、強大な力を秘めた存在なのでしょうし・・・


そんなわけで。アレンの尽力で復活できた神田が今度はアレンをサポートするため寄り添ってくれているのが、今は何より心強いです。
きっと 神田にとって、9年前はそばにいてやれなかった事が心残りの“ともだち”の分まで合わせて。

[マリ] 「お前と神田が衝突する理由がわかった・・・ 似たもの同士だからだ」 (19巻第185夜)

彼は アレンと良く似た試練を乗り切る事に成功した 唯一のお手本ですからね。




ALMA ” というキーマンの存在が

悲劇に絡め取られた“ ALLEN ” と “ MANA ” との関係に福音をもたらしてくれたらなぁ

・・・・・・ なんてダジャレで、本日も終わり。




(アレンの場合 相手と理解しあえれば解決する問題じゃないのが更に厳しい所ですが、だからこそ「一人はダメ」なので。
もっと多くの仲間が彼の元に集ってくれることを願います)






<引用画像>
『D.Gray-man 1巻』第7夜から。




「アレン ・ お前を ・ 愛してるぞ」。

クロスがアレンに初めて“14番目”の具体的な話を語った時の内容。(17巻第167夜「アンジ」)

       1. 14番目は、あのマナが必死で探し続けていた実の弟だった事。
       2. 14番目のメモリーが既にアレンに移植されていて、自我が飲まれるのは時間の問題という事。


普通ならまずは2.の方=“自分消失”への恐怖が先立つと思いますが、アレンの反応は違いました。

ガックリうなだれた彼が呟いたのは。
「そういうこと・・・」「なんだ それ・・・」  「マナが 愛してるっていったのは」「僕か それとも どっちに・・・」

彼が自分の運命もそっちのけで最もショックを受けていたのは、自分が本当にマナに愛されていたのかという事への疑惑。
台詞の「愛してるっていったのは」のところ、具体的にはマナをAKUMAにしてしまったあの晩の事件を指しているんですよね。

マナの魂がアレンに向けた最期の言葉。
「アレン・・・  お前を・・・  愛してるぞ・・・」  「壊してくれ」   (1巻第3夜)


もう肉体のしがらみからは解き放たれて 魂だけが壊れかけた魔導式ボディに留まっていた状況のマナ。
だから彼にはあの時 自分の過去の記憶も戻り、アレンの身体が内包するものすべての正体が見通せたはずと思います。
ことに「アレン」と名指しした以上、それは目の前の少年に言ったものに違いないと思うんですが。
アレンはこの時どうして あれは自分への言葉ではなかったかもという疑いを持ったんでしょう。

(“14番目”と呼ばれるようになったマナの弟の本名こそ「アレン」だったんじゃないか?)
(自分の中にいる本物の「アレン」に向けて、マナは「愛している」と言ったんじゃないか?)
(出会った時はもう記憶が定かでなかったマナが、愛犬に付けていた名前が「アレン」。
弟を誰より愛していたマナは その名だけは覚えていたって事じゃないか?)

こんな感じでしょうか。
でもその後“14番目”の本名は「ネア」だという事をアレンも知ったので、この疑問は解消したんですよね。


ひとつ、ずっと引っ掛かっていた事がありました。
マナはネアと一緒の昔からずっと話し言葉はデスマス調だったようなのに(「ネア 僕が憎くないんですか」第212夜)、
何故ここではそうじゃなかったのか。

最近出した結論ですが、これはマナが弟(ネア)ではなく息子(アレン)に向けて言いたかった言葉だからじゃないかと。
父と子として共に過ごした日々の締めくくりに、アレンをちゃんと愛していたことを伝えたかったのだと思います。

赤腕少年と出逢ったマナは、確かに彼を愛していた。



マナが愛犬に「アレン」の名を付けていた理由は今も謎です。
それはネアが「アレン」に転生する計画があった事を かつてマナも聞かされて知っていたからではないでしょうか。
その名の意味するところの記憶が、アポクリフォスの手で封じられたのか弟の死のショックで壊れてしまったのかは不明ですが
記憶障害に陥ってもその名だけは手放さなかったのは、それだけ強い兄弟愛で結ばれていたことの証ではないかと。



ところで、あの会見の時のクロス・マリアン。

改めてアレンの受けた心の傷の深さを思い、柄にもなく彼を抱き寄せてしまったりしていましたが、
マナの弟の本名は「ネア」だったと教えてやればその場でアレンは救われたかも知れないのに、決してその名を出しませんでした。
色々と情報開示が中途半端だったのは、おそらくここが中央庁監視の下に行われた会見だから。
(だからこそのサブタイトル「アンジ=暗示」。彼のあの時の台詞はなかなか鵜呑みに出来ないと思います)

結局劇中でクロスは マザーにしか「ネア」の名を出してない。
いかにも裏がありそうなルベリエに密約で「すべてを話した」なんて、きっと本当の事じゃないでしょう。

ロードにしても アレンと二人きりになってからやっと「ナイショ」の話でネアの名を口にしていました。


どうして「ネア」という名がここまで伏せられているのか・・・大変気になるところです。






「そばに居たい」。

「神田とアレンが似たもの同士」から アレンの本体はネアであるという仮定を進めて行くと。

神田にとってのアルマは アレンにとってはマナ である、

という話に行き着きます。

分かりにくいので年表にして並べました。
(「○年前」の数字は、北米支部ノア襲撃からアレン・ウォーカー教団離脱に至る数日間を基準点0とした大雑把なものです)

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まず上の神田。

①本体は“あの人”と「恋人」同士の関係。⇒②共にエクソシストとして人生を終える。⇒③二十年後、互いの正体を知らぬままセカンド被験体のユウとアルマとして邂逅。⇒④「友人」関係。過酷な実験に晒されながらも仲間がいる幸せをかみしめる日々。⇒⑤辛い断絶。ユウがやむなくアルマを斬殺。⇒⑥再会するが関係はエクソシストvs.AKUMAとして再度戦う。⇒⑦嵐の果てようやく全貌が明らかになる。⇒⑧変わらない絆を確かめつつも死別。


下のアレン。※あくまで仮定ですが

①本体(ネア)はマナと「兄弟」。⇒②ネアがノア覚醒。運命に抗いノアファミリーと戦うが敗れ兄弟死別。⇒③二十数年後、蘇った“アレン”と歳をとったマナ。互いの正体を知らぬまま邂逅。⇒④「親子」として旅の生活。幸福な時間。⇒⑤辛い断絶。アレンがAKUMAにしたマナを破壊。⇒⑥再会するが関係はエクソシストvs.千年伯爵。再度戦い。⑦“千年伯爵”は“アレン”の中の14番目メモリーに気付きつけ狙い始める。全貌はまだ・・・


ざっとこんな感じ。アルマがまだ人間である被験体時代(9年前)ユウに斬られた事を自分で「破壊」と表現していたのに違和感があったんですが、アレンのケースと比較させるためのヒント・・・と思っては穿ちすぎでしょうか。


ネアが復活して“アレン”となり マナの傍に行く所までは仕組まれていたとはいえ、やはり神田本体とあの人との関係のように無意識にも惹かれあう運命的なものを強く感じます。
実際 アレンは自分とマナとの関係を知らぬまま、その意志で彼との同行を決めたので。

魂のパートナーと再会を果たして共に暮らせた短い日々
それが、世間一般の「幸福」の尺度からは大きく外れたものであっても 
今なおアレンと神田にとって、最も大切な記憶になっているんですよねぇ


ただ ここは強調しておきたいですが。現在の神田ユウが本体とは全く別人格であることが間違っていないのと同様、
アレンもまた、今の人生の主役として 自分の人格をたやすくネアには譲らないでもらいたいですね。

それは一旦崩壊寸前の危機を経て、エクソシストにしてくれた師匠の導きと自身の血の滲むような努力で 復活させ育ててきたものですから。



「ワタシは祈り続ける」。

◇ ワタシはだれでしょう。

第213夜では本当に子守唄として登場した方舟の唄
あの歌詞を見ると、やはりアレンが秘密部屋のピアノで蘇らせた白い町の姿が浮かんで来ます。

しかし初め見た時から、「“ワタシ”は・・・」とする一人称に 何とも不思議な気がしていました。
Dグレ本編でこう言っているのはアポクリフォスだけですし※追記1

※追記1: ごめんなさい!ここは訂正です。ワイズリーも「ワタシ」派でしたね^^;)


当時は「何この悪い冗談」で終わっていましたが、たまたま偶然という事はないよねと思い直しまして。
ひょっとして、イノセンスに喋らせたら全員 一人称がこの「ワタシ」になるのかも。


「ノアの方舟」という呼称。

あの白い方舟。 実際ノアの一族と呼ばれる彼らが占有して その中で人類やAKUMAを作る活動をしていたんですが、
建造当初はイノセンス側にあったのでは?という思いが強くなっています。

イノセンスが強い力を放出している時にたてる特有の音《イイイイイ・・・ 》が、
方舟が復元される場面のコマにも入っていた疑問もありますし。

「方舟はマイトラ(“能”=第13使徒)が作っているんです」という種明かしが星野先生からありましたが、
ノアという集団が元々イノセンスの同属であって中途から離反した者らであるという話なら矛盾は生じませんね。




◇ サイコロふたつ。

どう見てもそっくりな外形の、白い方舟と 7000年の昔一度は千年伯爵を倒したとされるヘブラスカの石箱(キューブ)。
千年伯爵が新しく建造させた黒い方舟(6×6×6)と違い、4×4×4 の小キューブの集合体である所まで似ています。
六幻結晶化の時にバクさんが「イノセンスの原型=キューブ(正六面体)」と言ってましたが、ヘブラスカの適合しているそれは原型のままではなく、文字が刻まれたりして明らかに人の手が加わっていますよね。

「石箱」イノセンスを加工した者が意図してあの方舟の姿に似せたのか、逆に方舟が「石箱」を模って造られたのか。
このイノセンスについては謎が多すぎます。
一体どういう力を発揮して千年伯爵を倒したんだか。


英語では「ノアの方舟」は“Noah's Ark”(または単に“The Ark”)ですが、
この“Ark”という単語には聖書由来の2つの意味があって
1. ノアが建造・使用した方舟。
2. 契約の箱。

後者は、モーゼの十戒(神との契約)を記す石版を収めた木箱で「聖櫃(せいひつ)」と呼ばれます。
Dグレファンならお馴染みのファンブックタイトル『灰色ノ聖櫃(グレイアーク)』はこっちですね。

あの白い町並みを擁したノアの拠点だった方舟が1.の方で、きっとヘブラスカの「石箱」が2.の方。

どっちも伝説の姿と大分異なりますが。
ひょっとして、この2つは 同時に造られたワンセットだったとか。

あの 玩具のルービックキューブみたいな形状もいかにも怪しいですよね。 
組み替えると全く別の文言が出てくるんじゃないですか(笑)



◇ ギリシャ・ギリシャ・ギリシャ。

白い旧方舟は、星野先生によると
「一番好きな場所、ギリシャのサントリーニ島がモデルです」(『マンガ脳の鍛え方』P121)
とのことでした。
海外旅行ではもはや定番、紀行文を寄せたサイトも山ほどありますが とりあえずこんな感じ
http://4travel.jp/traveler/liondor206blue/album/10610073/

あの辺りは、海底に沈んだとされるアトランティス大陸の伝説の発祥地ではないか?という話もあり。
元が火山島ですからね。
過去には確かに火山礫や火砕流、またカルデラ陥没の後に来た津波にも襲われた歴史があるとかで、
http://sk01.ed.shizuoka.ac.jp/koyama/public_html/Europe/greece.html
その難を逃れた部分にあの美しい白い町が築かれたとすれば、洪水から逃れた方舟の比喩もピッタリです。



さてイノセンスの話ですが。

リナリーのイノセンスが本部襲撃の切羽詰った状況下で結晶化を果たした場面。
初めて読んだ時は、彼女のダークブーツ特有の形状かと思っていました。 あの紅い“首なし天使”。
どうしても、ルーブル美術館の目玉「サモトラケのニケ」像を彷彿とさせる姿ですよね。

「ニケ」はギリシャ神話の天空を翔ける勝利の女神。 英語読みでは「ナイキ」。 あの商標名でもあります。
彼女のイノセンスの性質と これほど合致するものはないと思って感動してたのに、
アルマ編で 良く似た姿がズラズラ出て来た時はちょっと唖然(笑)


「サモトラケのニケ」は、発掘された時既に首のない状態の遺跡だったというだけで、
ギリシャ神話に登場するニケが首無しという事ではもちろんありません。ちゃんとした姿のニケ像も多数あります。
しかし 結晶化するイノセンスの姿にも“ギリシャ”イメージが付いてくるというお話。



“ギリシャ”関連はもう1つありましたね。

アポクリフォス。 ギリシャ語で“隠されたもの”。 
この人? も嫌わずに取り合ってあげないといけないでしょう。

彼が ひいては「ハートの御方」が、「アレン」に執着する理由。
やはり A.W だけが手に届く所にいるノアの方舟奏者であるという事の意味が大きいと思います。
欲しいのは “アレン”が体内に持つ「14番目」メモリーの存在なわけで。

よってその表出を押さえ込んで、能力だけを都合よく活用したいという腹でしょうね。

それができることは、ネアが“殺された”後も方舟の江戸接続が切れなかったという事情からも裏付けられますし。

「“アレン”争奪戦」。 

方舟の存在が この戦争の中でも要になるということではないでしょうか。



※追記2('14.6.28): もはやこの記事自体懐かしいですが、ギリシャ関連ということで追加。
マナ・ネア双子兄弟の関係はカストルとポルックスのふたご座伝説(ギリシャ神話)にピッタリじゃなかった?という思い付きもスルーできなくなりましたので。 ⇒「ふたご座のこと。」 1巻表紙絵の謎かけ回答。



とりあえず今はここまで。

「独裁者」の影。

第213夜の感想記事に埋もれてしまい、重要人物の話を忘れていました。 
マルコム=C=ルベリエ と ハワード・リンク


まずはルベリエ。
彼はルベリエ家の当主になる事を期待され、幼少から帝王教育を受けていたような雰囲気ですが
それ相応に、俗物根性とは無縁の信念の人であるだろうと想像します。

戦争に犠牲を捧げてきたルベリエ家の歴史を背負い、世界平和を心から望むがため その実現の為にはどんな犠牲もいとわず。 
私利私欲に走り他人を犠牲にして 自分だけ旨い汁を吸うつもりはきっとないでしょう。 
自分が犠牲になって解決する事なら、おそらくそれすらも可。
しかしもっと利用価値の高い若い人材が豊富に揃っているのだから、これを使わない手はないということで。

“他人を使う”ということに何の躊躇も無いのは育った環境によるのかな。
他人を使っても自分が使われることは一切無かったでしょうから。


そしてリンク。
で、そんなルベリエに間近で仕える彼にとって、ルベリエはずっと尊敬と憧れの対象だったと思います。
一点の曇りも無い理想の人物として。
傍目からはルベリエのしている事は冷酷無比と見えても そうするだけの深い理由は理解しているから。
ルベリエに心酔している彼は、機会があれば自分も(犠牲になって)役に立とうと考えていたようで。

でも形だけでも中央庁という組織の枠外に出され これから本当の意味で様々な人間と関るうちに、自然と彼の心境にも大きな変化が訪れるのではないでしょうか。



[ここから先は、第213夜のネタバレ感想より] (「独裁者」。この回の表紙絵とルベリエから 風船の地球儀を弄ぶ映画のシーンを連想しましてね^^;)

ビリヤード台のコマを見た時 ちょっと違和感がありましてね。 
こんな大邸宅ならば トラベルセットを広げる場所はあるでしょうに、何だってわざわざココ?って。

そんなわけで いつも通り “違和感=ヒント” と強引に看做しまして、以下考察。


下のコマ絵左。リンクの為に用意された旅の一式の向こうに、ビリヤードのキュー(玉突き棒)と並べた球が一部見えます。
配置は右のコマの方が分かり易いですね。キューの傍に小さめの玉が1つ。あと、菱形に並べた球が9つ。

 213B.jpg

さて、ビリヤードとは。

最初に番号付のカラーボールが9つ 菱形に固めてセットしてあるのは“ナインボール”という遊び方らしく。
“キュー”と呼ぶスティックで 白い玉(“手玉”てだま)を衝き、カラーボール(“的球”まとだま)の若い番号順に当てて それらを台の際に設けた6つの穴(ポケット)に落とし込んで行きます。 
最終目標は9番ボール。
手玉を直接当てなくても、コンビネーション(手球を当てた別の的球が更に9番球を動かす)で、9番ボールがポケットに落とせたら勝者です。


このゲームになぞらえてみた ルベリエの野望。

例えで言うなら、ビリヤードのプレイヤーがルベリエ長官、手玉がリンクかなあと。
リンクには、14番目の宿主 アレン・ウォーカー少年がすっかり懐いている。 
ルベリエにとって“14番目”を操っていくためにどうしても必要な、現在唯一の人材がリンクということでは。

その先の目標としては 
「コンビネーション」よろしく14番目の力を以って9番ボールの伯爵を落とし込む事なんでしょうが
「我々人間が世界の命運を握る」宣言をする以上、

ルベリエにとって ノアの一族はもちろんイノセンスまでもが一掃された
人間だけの世界こそ理想なはず。


イノセンス全ては、ハートさえ消せれば片が付きますもんね。
イメージとしては、14番目の力を擁するウォーカーを持ち上げながら 
ノアもハートのイノセンスも14番目も、全てが相討ちでポケットに消え去る形を狙っているのかな。

どれか一つでも残った日には厄介なことになりますから。


サード達も失敗で千年伯爵に奪われてしまったのではなく、最初から敵陣に送り込むトロイの木馬として造られたって事なのかも。
それを肝心のトクサ達が知らされてなかった事が気になりますが、敵を欺くにはまず味方から。
通常のAKUMAとは違って、彼らも状況次第ではアルマ同様に 伯爵に逆らう自由意志を働かす余地はありそうです。

そう簡単に行くとも思えませんが、彼らをルベリエの都合に合わせた方向にさしむける手段として、
こっちも(彼らにとって身内同然の)リンクが必要」になるのでは。

その気になったサードの開闢孔にかかれば、しぶといノアメモリーでも無事ではいられないでしょうしね。

やはり「リンク」はルベリエにとって、狙った目標と自分を“Link”=繋ぐもの。という意味がありそうだなあ。


ルベリエは、リンクから逐一報告を受けつつ その時々の情勢を睨んで、次のショットをどう運ぶか練り直す腹なんでしょうね。
何でそこまでリンクを信用しているのかって? きっと“そのように育てた自信があるから”では。
始めからその心積もりで孤児らと接するうち、もしかしたら本物の愛情も芽生えているかも知れませんが、
ルベリエという人間は それすら不要と判断した時、バッサリ切り捨てることができるのではと思います。

大義名分の為なら「それはそれ」



「あれ(=14番目)はわたしのものだ。 だからウォーカーを追い詰め・・・」
この台詞には 無力な1人の少年の存在を尊重するような雰囲気は 微塵もありません。
餌として吊るしておいたウォーカーを狙ってアポクリフォスとノアが現れ、とにかく14番目は思惑通り教団を離れた。
その いよいよリンクに期待した大仕事が始まるという肝心な時に、彼は瀕死の重傷で見つかった。
ルベリエにとって正に晴天の霹靂。 青くなったのは当然。 必要なら土下座だってするでしょう。

結局ズゥの助けを得て、リンクはさらにパワーアップして復帰を遂げるおまけまで付き、
彼はあの時の問題を深く掘り下げることを 忘れてしまったようですね。  

破綻の予兆。

リンクが私情から、自分の許可も得ずにウォーカーに会いに行くという行動に出ていたこと。



ルベリエの秘めていた本当の計画を知ることになって、リンクの心境はどうだったのか。

ルベリエをどこまでも信じ、いつでも命を投げ出せるという覚悟は もう骨の髄まで浸透しているはずですが、
やはり寂しかったでしょうね。
それについて不満を抱いたりしてはいけない、と心の中で一生懸命打ち消しても。

長官にとっては理想世界の実現が最大目標で、その為には中央庁や教団すら道具に過ぎなかった。
自分は“AKUMAプラントのカケラ”が何に使われるのかも教えられず持ち出した。
聖戦の役に立てる誉を信じダークマター移植手術を受けた仲間達。
皆を助けようと一人奮闘したにもかかわらずウォーカーは投獄の憂き目にあったが、それも計画の内だったと。

・・・大きな潮流の中、首尾よく事は進んでいるのかもしれないが 何かが違う。



私はアレンの台詞の中でもこれが一番好きなんですが。
「僕はちっぽけな人間だから 大きい世界より目の前のものに心が向く。 切り捨てられません」
ほんとうに、ルベリエとは対極にある人間なんですよね。 「14番目の宿主」は。

人同士の計算づくとは無縁のさえ 踏みにじる形で利用しようとしているルベリエ。
「“14番目”の協力者に成り済まし 密かに奴の信頼を得て監視するのです」



人の“心”を甘く見過ぎていると 必ず痛い目に遭いますよ。 ルベリエさん。



<引用画像>
ジャンプSQ 2012年5月号『D.Gray-man』第213夜より。




アダムズ・ファミリーとか。①考察編

☆19巻第187夜の「Party and Party」から。

ノアファミリー勢揃い。 千年伯爵はノアの筆頭“第1使徒”とされています。 

「使徒」というなら、千年伯爵もまた頂点に立つ人物ではなく仕える身ということですね。
それでは一体彼らが揃って崇め称えるべき主(あるじ)は誰なのでしょうか?
ちっともその辺、ノア同士で話題にしている様子が無いし。 何かを祀(まつ)っているような描写も無い。

伯爵は「エクソシストの“心臓”を暴き 神様を闇に召すマデ・・・」(第188夜)なんて言います。
普通は敵側の神など認めたがらないもの。 にもかかわらず、英語版でも「神様」訳は唯一神・GOD になってます。
言ってる内容は物騒なだけに違和感倍増。

一応“偽りの”とか“汚れた”とか形容するけど、とにかく伯爵が口にするのはイノセンスサイドの神の話ばかり。
黒の教団の方は、「キリスト教」とは出ませんが、いかにもそれを念頭に置いた描写ですよね。
しかしノアの方もまた体に聖痕が浮き出たり自分達を「使徒」と名乗ったり、どうもそっち側のイメージが離れない。
・・・つまりこういう事かも。 

かつては自分達も“それ”を神とし仕えていたが、ある時を境に 全員揃って離反したとか。

アポクリフォスの本気でノアを潰そうとしない行動などと比べると、ノアのイノセンスに向ける憎悪がより際立ちます。
この一方的過ぎな憎悪はかつての愛情の裏返しから来ているのではないですか?

初期にロードが自分達には自分達の神が存在するような言い方をしてるし、千年伯爵が北米支部から撤退する時の「理(ルール)」の主張もまっとうなゲームを望むような台詞ですが、これらみな 教団側の人間を狙う方向に誘導するためのフェイクのような気もします。

ロードといえば。3巻第25夜で彼女がアレンの綴りをわざわざ向かい側から「A」「LL」「E」「N」(逆向きだと「N・E・LL・A」)と宙に書いてみせたのは今となっては「ALLEN」「=NEA」「14番目”本人だったのでスネv」(第189夜)に繋がるヒントだったんだろうと思います。“ALLEN”の中の“ll”は横にして “=(イコール)”ってこと。
劇中のロードはこの時点でアレンの正体を知らない筈ですが、彼女も「アレン」という名自体には特別なこだわりがありそうでしたね。
ネアが「アレン」の名で復活する計画があることは知っていたような。



そうそう。「アレン」の名の反対読みから「ネア」の名が導き出せるのだったら、同じ事を千年伯爵の「A・D・A・M」(アダム)でも試してみたくなりますね。

「A・D・A・M」の逆さは「M・A・D・A」。 マッド・エー。 狂ったA氏。 「千年伯爵ハ狂ッテル」(第198夜)に通じる所かな。

このうち“D”の字が気になって仕方ない。
『D.Gray-man』のD。 
アレンの左目奥から出てきた髑髏に記されたD(ドクロの予想はネアか14番目。少なくともマナは無関係としてます)。

この中の“D”を抜き、代わりに“N”を入れると狂ったアダム(M・A・D・A)は「M・A・N・A」(マナ)になる。

「アダム」から「マナ」を出すのはとりあえず成功?^^;

“N”はアルファベットの14番目なんですよね。 ネアの頭文字。


ん~~~・・・  どうもこのあたりにヒントが隠れていそうだけど、画期的な結論は出ず (-_-;)

千年伯爵(狂ったアダム)の中から“D(ダークマター)”を取り除いてマナに戻す方法の鍵をネアが握ってるとか。

いくら何でもそんな都合のいい話は期待できないでしょうよねぇ orz



ノアファミリーのオリジナル13人はどういう人達で、一体この集団の目的は何だったんだろう?

オリジナルの“ノア”と呼ばれた使徒達は初めから13人だったとされるが、その頃から「絆(ボンドム)」の双子は1つのノアメモリーを2人で分け持っていたという状況。 どうにも分からない。
「ノアメモリー」ってオリジナルの魂とイコールではないのかな。

あそこでのワイズリーや伯爵の説明が、第1使徒の伯爵と他の12使徒をはっきり分けた物言いだけれど 何か肝心な事は隠されていそうで怪しい。

第1使徒のアダムは「狂ッテル」そうだけど、本格覚醒しかけたラースラ(怒)・ジョイド(快楽)・14番目らを見るに彼らの方が相当「狂った」感じでしたね。

伯爵が、ティキやアレンの覚醒を喜びながらも また元に戻してしまったのって、この辺に理由があるんでしょうか。




とりあえず今日はここまで。





ローズクロスは何処へ。

今月は“神田がひょっこり現れた”一件だけからずいぶん妄想が走ってます。
(発端は帰還した神田とコムイの再会シーン。コムイが変な言い訳をつけて神田の体を触りまくってる動作がどうにも怪しく。ルベリエの手前もあり、秘密のメモでもどこかにしのばせて後で2人は密会してたんじゃなかろうか?コムイがアジア支部で迷子になったとか言ってた辺りの時間帯で。目的はジョニーの元へ神田を送り込むこと。団服一式も手配済みで、等々)
我ながら時々ツッコミ入れながらですが、まだ描かれていない裏事情については、いずれ明らかになるまでどんな空想も自由ですから(笑)


教団の科学班の人たちって、本当に一人一人が個性的で人間的な魅力にあふれていますよね。
実動隊のエクソシストに比べたら地味な裏方ですけど、やっぱり彼らなりの使命感やプライドを強く持ち 自分達がこれからどこへ向かうべきなのかについても真剣に考えているだろう、と私は期待しています。
実際ジョニーとの別れ際の彼らの様子からも、それは確信しました。
表立っての動きを力で封じられているなら、きっとどこか別の所に解決手段を求めているに違いないと。

コムイもバクもクロスもみんな科学班出身という事の意味は大きいと思うんですよね。

誰も彼も曲者ぞろいで、今も置かれたポストの仕事だけに甘んじているはずはない。
ローズクロスは本来 権力に抗う錬金術師のシンボルのはず。その誇りを持って、コムイは秘密裏ながらも神田に団服を着せて送り出したんじゃないでしょうか。
それをまとう神田はまた、マテールの頃にはとっくに この印の重みを自覚していました。

どうか存分に戦って頂きたいです。前線で命懸けのエクソシストらと同じくらい、ホームを守る頭脳集団にも。

 ローズクロスの象徴的意味の解説として、『Clock Work Rose』の貘29番さんの記事をお借りします。(主に前半部分)



ちょっと人物関係が複雑になってきたので整理。 (ノア以外で)

積極的なアレン・ウォーカー支持者としては、コムイ以下本部科学班1班のみんな、エクソシスト達(チャオジー除外、元帥達は出てこないので不明)、アジア支部でアレンと係わったバク、フォー、ロウファなど。
あと、14番目かアレンか板ばさみで苦しんでいるようにも見えますがクロスも。

イノセンスの器としてアレン支持。でも合体後の状況・目的は不明のアポクリフォス。

14番目の器としてアレン支持。でも彼を押しのけ14番目の本格的覚醒が最終目的のルベリエ。その協力者としてレニー。その他にもまだ出てこない他の「意志を継ぐ者」達。

ルベリエの部下であり実際彼に心服しているリンクは、アレン自身もノア覚醒から守りたいところでしょうし、まだルベリエの14番目支持の件は知らなさそうだし、いずれ辛い立場になるでしょうね。
アレンをアポクリフォスから守るため、彼もルベリエの命を受けてアレンの所に向かうと思っています。

ルベリエは中央庁に身を置きながら、その組織とは全く別の目的で動いているようです。
(ジョニーに鴉の二人組を差し向けたのは彼ではないでしょう)
アレンの元へコムイが神田を送り込んだ事なんかは分かっていて知らんぷりしているんじゃないかな(笑)
とりあえず今はアポクリフォスやノアファミリーという共通の敵からアレンの身柄を守るために。

教皇がトップの中央庁の組織としては、ノアは伯爵側だろうが14番目だろうがすべて敵。
(黒の教団の、アレンへのノア=教団の敵認定を真に受けている一般団員もこちら。)
枢機卿集団は、完全にこの組織の構成員として動いているのだと思います。
ただ一人、枢機卿の格好で潜り込んでいるアポクリフォスを除き。

アポクリフォスを含むイノセンス達は、教皇らとは全く独立した目的意志を持った存在じゃないかと。


大体こんなおおざっぱな感じで見ています。
そのうち大幅修正とかあるかなぁ(^_^;)
ひとまず今回はこれで。



愛情表現。

“アレンの体は元「ネア」と呼ばれた人間の脳が移植されたものであったが、アレンとしての自我は本体の記憶が戻らなかったため新しく発生した人格である”
という仮定を元に話をしています。
(ヒントはマリの言った「似たもの同士」。“Allen”の綴りは“=Nea”の暗号。“ll”⇒横倒し“=”)

根拠の1つは、ネアの記憶の一端が引き出され アレンがティムの楽譜を読み未体験のピアノを弾いてみせたこと。
ピアノを弾く指が自然に動くのも、“手続き記憶”=脳に刻まれる記憶があってこそです。
何にせよノアメモリーだけでは前の宿主の記憶の持ち越しは出来ないはずだから。

ノアメモリーの転生だったら、クロスが生前のネアの記憶を持った“アレン”に会えると信じていた所から変ですよね。
彼がアレンに状況説明する中「ノアメモリー」に 他に例のない「移植」という言葉を使用したのはそのへんの事情を知っていたからか。
(サブタイトル「アンジ」はそれを指していたのかも知れないと思います)

Dグレが今後この前提を覆すような展開になってきたら ほとんどの考察をやり直さなくてはならなくなるかも知れませんが(苦笑)、
そんな感じで本日も進行中。



前々回 『絆』というタイトルでアルマ編を振り返る中、“前身の人生と今生とでは、はっきり線引きが必要”と書きました。
もちろんこの時 アレンのケースも念頭にあったわけです。
そこが曖昧になったら おそらくアレン・ウォーカーの人格は保っていられなくなる。
つなひきでネアが勝ってそちらの人格にすんなり移行できるならまだしも(絶対そうなって欲しくないですが)、下手をすればアルマのケースのような発狂状態になり 誰にも手のつけられない怪物になってしまう可能性だって。

ただ、アレン本人が認めていたように「知らないって怖いこと」というのは何を置いても真実だと思います。

アレンがセカンズと違う点があるとすれば、それは過去の自分を知らぬまま封印する訳にはいかない所。
ネアという人物がノアである以上、過去何をしてきたか。
そこには眼を覆いたくなるような現実が待っているかも知れない。アレンの並以上にナイーブな性格でそれを直視しろというんですから・・・・

しかしそれを乗り越え、すべてを背負ってその先を生きなくてはならないのが主人公の宿命でしょうね。
「線引き」と言った意味は、もちろんネアであった過去は無関係なものとして放り去ることではありません。
頑張れよぉぉ・・・(ToT)/




さて、気を取り直しまして別の話。
劇中の登場人物達の愛情表現について考えてみました。
だってリーバーさんがあんなに室長にご執心とは思わなかったし(笑)

多分に脚色は入っていると思いますが、コミック第10巻巻末『Dグレ劇場』。星野先生ご実家の微笑ましくも凄まじい家族愛の風景。・・きっと反映されているはずですよね。

上司のコムイをあだ名で始終どやしているリーバー班長。
フォー&バクのドツキ漫才(違)。
もちろんブックマン師弟とか。
神田とリナリー。
子供時代のアルマとユウ。
アレンと神田。    
[共通点は、仲がいいほど扱いがゾンザイになるって話]

その流れでクロスとアレン師弟も入れたくなりますが、これはちょっと違うかもと感じています。
上に挙がった人たちは、それぞれの対象に向けそれ相応の振る舞いをしていると思いますが(一応)、
クロスの場合子供相手のものとはどう~も・・・・(^_^;)

これでもクロスとアレンの間の師弟愛は確かなものと信じていますよ!!!
しかしクロスのふるまい・・・・・・やっぱこれ、アレンの中のネアを意識してませんか?
アレンが年端の行かない子供であることを承知しながら「こいつ実際ネアなんだしさ」という気持ちがつい端々に滲み出ちゃってるとしか。
どう見てもアレンには気の毒なあしらいの連続ですが、見方を変えればクロスとネアは過去、相当に心を許した間柄だったのかなーなんて。


だとしたら。
ネアかアレンかの二者択一を迫られた時のクロスの葛藤はいかばかりか・・とも思いました。
まだ様子も分からないままネアとクロスを親友と決め付けるのもどうかですが、ともかくクロスは独りで四半世紀も待ったんです。ネアとの約束を守るため。
前回記事で『ひとりはダメ』とも書きましたが、その状況をずっと。驚異的な忍耐力で。
そしてやっと現れたかと思った。
なのに、ネアじゃなかった。

約束が違うと失望をぶつける相手も得られぬまま、「番外編」の顛末を経て彼の心はアレン少年にも強く惹かれていく。
結果、アレンを選び取ったことになるんでしょうか。

「憎しみで戦うな」とアレンを諭したのはノア化を阻止するために思えましたし、彼の作ったティムキャンピーは14番目覚醒のための結界を破壊してみせた。ネアが主人だったのに。何らかの改造をしたのか?
だけど一方で あの監視下の会見の締めくくりには「今度は途中で死ぬんじゃねェぞ」という不穏な台詞も。
まだネアの方も捨て切れず、どちらが勝つかは天に任せながら 独り悶々としていたのか。

クロスはアレン少年が試練をくぐりながら徐々に逞しくなっていく姿を見守る一方、
背丈が伸びてかつての友の背格好にどんどん近づいていくのがまた嬉しかったんじゃないかなあ。

ずっと待って、待ち続けた友にうしろめたさも感じつつ、さらには味方のはずのアポクリフォスにも襲われて。
また彼は独りぼっちでどこかを彷徨っているのかな・・・



あーまたしんみりして来ました。 このへんで。


ピエタ。

リンクさせて頂いている獏29番さんの『Clock Work Rose』のある記事の冒頭、面白い考察がありました。

黒の教団アジア支部は、謂わゆる“黄泉の国”に該当するモチーフではないかと。
神田の9年前からの生い立ちを思い返せば、なるほどの説得力です。


私の方は、劇中とみに存在感を増してきたヴァチカンが気になりまして。
総本山のサン・ピエトロ大聖堂の検索で、所蔵の“ミケランジェロの「ピエタ」”が出てきました。
このイメージ、第59夜のアレンの夢のシーンと重なって見えるんですよね。
彼の夢の世界と湖面を境に繋がっているかのようなもう1つの世界。 
瓦礫の上で“誰か”の遺骸を膝に泣いているリナリーの姿。

    blog_import_507b81d14f92a.jpeg


そんな事が頭にあって「黄泉の国」の話を聞いたため、此処は神田だけでなくアレンにも当てはまるかな?と思いました。
肉体とイノセンスと、二重の意味での臨死体験と復活の地。
語源は「黄泉(よみ)」から「還(かえ)る」ということで「蘇(よみがえ)り」ですから。


聖書のキリストは 墓所となっていた岩屋の入り口を自ら開けて復活を果たす。
ここがちょっと 封神の岩のバリケードを自分で開けて前に進むと言っていた場面を思い出します。

そして出現したクラウン・クラウンの姿は、キリスト復活を告げる為に現れた純白の衣の使者のイメージもありますかね。


これまでアレンを“救世主キリスト”になぞらえる見方にあまり興味は湧かなかったんですが、これは考えざるを得ないのかな。
もっとも、師匠のクロス・マリアンを 救世主の産みの親=聖母マリアの立場とする考察を番外編でしてるんで、アレンがキリストポジションに来ない方が不自然ですが。

アレン本来の人間的なキャラクターはさておき 少なくともその立ち位置からまあ、そういうことに。



ここんとこやたら聖書づいてますが、今月第208夜のズゥと神田のやりとりを見ていると、ことさらあの一節を思い出すんで。
「あなたがたの中で罪のない者が、まずこの女に石を投げつけるがよい」 (ヨハネによる福音書第8章7節)



さて、アレンのイノセンスはアポクリフォスの一部で出来ているという推測で話をしていますが、
もしそうなら いずれ適合者ごと自分の所に戻るのが当然と考えているかのようなアポクリフォスの言動も
そう突飛なものではないですよね。

アポクリフォスは第一にハートの守護者であるイノセンス。
となると、アレンもやはり将来合体するかはともかく 元々そういう使命を担った存在なのでしょう。
アレンの夢とリナリーの夢が繋がっていたというのは、やっぱりリナリーがハートだからなのかな?
なんて今頃考えてます。

リナリーのイノセンスが結晶体化して 「エシ戦」の時、「江戸スッカラカン」の時と 彼女を二度もガードしてくれたけど、本気を出して迫ってきた伯爵には易々と入り込まれてしまった。あそこですかさず助けに現れたのはアレンでしたし。
ハートの守護者のイノセンスも、その大役を果たす為には簡単に適合者を死なせるわけにはいかないので、アレンはその特別な立場上守られているってことかなあ。

そしてピエタ像の聖母マリアは救世主の産みの母ですが、イノセンスの関係上はリナリーのイノセンスからアレンのイノセンスが派生したということにもなるでしょうか。
(全てのイノセンスがこのハートから生じたのかも知れないですが)



今回またもや話がポンポン飛んで、済みません
古ネタばっかりだし、ひょっとしてもう出尽くした話題だったかも・・・(汗)



ちょっと髪型が気になったり。

アレンの今の前髪スタイル(左分け)。
ヨルダンで初対面の少女に「星のおにーちゃん」呼びされるほど はっきり逆ペンタクルが見えるようにしていますが、始めはずっと真ん中分けでしたよね。
私がDグレを読み始めたのは遅かったので、「これいつからだっけ?」と最近気になってきて探しておりました。
古くからのファンには今さらな話題かも知れないですが・・・

それで分かった事。
第167夜でクロスとの面談を終えたアレンが、待ちくたびれてうたた寝しているリナリーとジョニーに毛布を掛けてやる場面に突然“左分け”が登場してたんですね!

167thA-10    167thC-10 
(ビフォーアフター。 左はクロスとの会見中。 右は会見を終えた後。 どちらも第167夜)

ここでリナリーは再会したアレンを見て「あ・・・・・・れ・・・?」といつもと違う“何か”に気付いた風でした。
無理して心の動揺を見せまいとしていたアレンの本心を見抜いたものかと思っていましたが、このヘアスタイルの変化に目が行ったっていう単純な話だったかな(笑)

真ん中分けは、アレンがマナと一緒の頃からなので特に意識したものではなかったかも知れませんが、
ずっと同じだったヘアスタイルがクロスにショッキングな打ち明け話をされたこの面談直後(おそらく着替えで身づくろいの時)から急に変わったのは、
ここで彼に大きな心境変化があったからだろうと勘ぐってみました。
やはり逆ペンタクルの傷が象徴するマナ絡みでしょうか。


当事者は自分だというのに全くの初耳で しかも絶望的な内容の話を一気に浴びせられて。

(14番目が移植されて既に体内に居るという。止めようも無く侵蝕は進行中。自我は消えノア化するのは運命と。)              
              ・・・・《おまえは もうすぐ いなくなる》
(それに、マナと14番目が兄弟だった。マナが自分を見て愛してくれていると思っていたのは錯覚だったのか。)
              ・・・・《いいや もとから いなかった》

突如やって来て 畳み掛けるように 自己の存在を否定しにかかる二つの現実。《これから》を。《これまで》も。
でも僕は折れない。こんな所で止まりたくはない。

僕はマナを愛した。マナに誓った。これだけは真実。これを信じ抜いて歩いて行くより道はない。
そしてずっと忘れない為に。



・・・・こんな感じだったのかなーと、妄想たくましく(^^ゞ





<引用画像>
『D.Gray-man』第167夜から。




ブックマンと後継者。

今(2013年2月2日)となっては2年近くも経過した古ネタですが、FC2に持って来ました。参考まで。



ブックマン。良く分からない人たちですが、そろそろ本格的なターンが回ってきそうですし。
準備のための予習程度はやっておかないといけませんね。

陰に埋もれていく裏歴史の記録者。国籍不明。しかし特定の一族から輩出され受け継がれていく職業らしい。

後継候補のラビが垣間見せた常軌を逸した記憶・検索能力。
危険な戦場といえど潜入せざるを得ない必要性から、高い身体能力も保持している。現在90歳に届きそうな高齢に関らずイノセンス適合者として第一線の兵士でもある。

難題が1つ。
ラビも知らない時代、ブックマンがノア側の立場から記録を取っていたという過去が判明した。
そこでイノセンス適合者のままという事は有り得ないし、どうやって通常ままならぬイノセンスの付け外しを可能にしたのか。

だいたい普通人の身でノアサイドに赴いて、ノアやアクマ達の殺人衝動をかわす術があるのかどうか。
必要に応じノア体質にスイッチ可能なんて、いくら特殊でも都合良過ぎる気が。
ノア(使徒)は過去、イレギュラーを含めても14人まで・・・・
特殊な立場なのでカウント外? メモリー無しの遺伝子覚醒??
しかし他のエクソシストと何ら変わることなくノアとの交戦も辞さないなど、どうもその行動は納得が行かない。
至極まともな道徳心は持ってらっしゃるようだし。
それでも人類を滅ぼそうとしている側の味方ができるというのはつまり、この人たち“人類”ではないんでしょうか。

裏、とは言え世界の存亡がかかっている戦争の最中、何故「傍観者」という立場が許されるのか、
どういう後ろ盾が千年伯爵もハートのイノセンスも黙らせる威光を発しているのか・・・・・
ここが最大の謎です。


さて。第202夜のシェリルの台詞で初めて明らかになった“失われた後継者”の存在。
ラビが時期候補としても、師匠のブックマンと70歳もの年齢差は確かに不自然でした。
両者の間にもう1人いた。 さて誰か。

もう思い付きから入って理由が後付けなのはこのブログの仕様だということで失礼←

クロス・マリアンが一番ハマる気がしています。

1)必要とあらば使い放題のノアサイドの魔導術。
その知識こそが教団でも群を抜いた強さの一因と思いますが、どれほど優秀だとしても黒の教団の研究員であった立場だけでそこまでのものを習得するのは難しい。
やはりブックマンの弟子としてノア側に身を置いた経験もあるからこそだと思います。

2)35年前にノアの14番目の遺志を預かった説明もつくと。
クロスが現在50歳ちょいだと、35年前はアレンくらいの年齢の時分の話ということになりますがその辺不明。

3)ブックマン・ラビと同様履歴上の「国籍不明」。
3年前出版のファンブック記載からではちょっと・・wですが、そういう書かれ方をしている人物はあまりいません。
(他は千年伯爵とロード、マナ、14番目、孤児のイーズくらい)

4)ラビと共通の赤毛。
ここブックマン一族の証とするにはちょっと弱いですが、作中でクロスの赤毛も目立つ気はして。
現在白髪のブックマンも若い頃の姿でカラーページに登場してくれるとありがたい。

5)年代的にもクロスはあの2人の間に挟むにはちょうどよさそう。
ブックマンとクロスというと、(さっきの50歳超疑惑で)今のクロスとアレン位の年齢差になりそうなんですよね。
クロスならラビ位の息子がいても・・・(あ、いえ。ここで実の親子である必要はないですが)

6)そしてアレンと初対面の時から外さない、右半分だけの仮面。
守化縷に化ける能力も見せてくれましたが、やっぱり基本はブックマン後継のために必須の何かがここ(特に右目)にあって、過去継承資格を失くすほどのダメージを負った事実を隠すためではないかなんて想像を。

それとは逆の意味で、貴重な右目を必要とされる時まで保護する目的でラビは眼帯を外さないとか。
前者の轍を踏まない為に。
画集『Noche』の表紙に描かれたラビは手で右目を覆っていますが眼帯が無くなってますよね。
もうじき外して秘密を明かしてくれる展開になるのかと期待はしています。


以上とりとめのない覚書になってしまいましたが(結論も出ません)、今回ここまでで。


※追記。上の理由にもう一個追加。
7)第13巻の表紙絵。
いらっしゃいますよね。 子供時代のラビが中央に居て、何故か背後に一番デカく(笑)
確かにこの巻終わり近くに颯爽と登場されますが、ラビがメインの絵の中で背後霊みたいな描かれ方をしている理由が気になります。
vol13-10.jpg



やはりブックマンのかつての後継者とはクロス・マリアンではないのか、という疑いは持っておこうと思います。


呉越同舟。

主人公アレン・ウォーカーのイノセンス。ヘブラスカの予言では「偉大な時の破壊者を生む」そうな。

単純に取れば、その適合者が「偉大な時の破壊者」になるということですよね。
物語の要となる この存在の正体がイマイチ謎。
「破壊」と来れば「スベテヲ破壊スル14番目ノ ノア」の台詞もセットになりそうではあります。

そもそも“アレンに生まれつき寄生していた”話から疑わしいとする説もありますが、ここはとりあえず師匠の言葉を信用するとして(第3夜「生まれながらに対アクマ武器を宿した人間か・・」
アポクリフォスの喉元に、アレンの左手甲の十字架と同じ印が付いている事から、私は元々アレンのイノセンスの左腕がアポクリフォスの一部を分けたもの、更に言えば 長い事その成長を見届けて来たような台詞から、アレンの体が最初からイノセンス側の思惑に沿って作られた存在である可能性は高いと思っています。
そうなるとさすがに“ネアの脳移植”の話が実現する為には、イノセンス側がその事を知りませんでした、とは参りませんね。

アレンの中ではイノセンスとノアメモリーが同居できている。相反する二つが。

それが可能になったのは、14番目という 味方を裏切り伯爵を倒す目的があったノアが「よりによってイノセンスなんかと手を組んできた」(第158夜)からでしょうが、利用目的で近づいた14番目に同調するそぶりを見せながら、逆にノアの能力を利用しようと取りこんだイノセンス側の方が一枚上手だったかも・・と想像したり。

仮にも同盟を結んだ相手に対するとは思えない、アポクリフォスの容赦ない態度の覚醒押さえ込みとか。
アレンにノアメモリーが入り込む事に、恐らくクロス・マリアンは間接的にでも関わっていたと思いますが、うまく双方の関係を結べていたつもりが、イノセンス側の落とし穴に嵌ったのかも。

「あいつはアレンと名乗らなかった」「もっとはやく間違いに気づくべきだった」(第203夜)と言うクロス。
アレンが元の記憶をすぐに回復しないよう、アポクリフォスが先回りして操作していた事を指しているとか・・・


第204夜ではアポクリフォスに全く抗う事が出来ない力量差を見せられたアレンのイノセンス。
でも、これ単独でもそれなりに意思を持ち、適合者アレンの想いに副いながら成長してきたんですよね。
クラウン・クラウン発生(第83,84夜)は、アレンの決意と呼びかけに明確に応えた結果と思いますし。

これからイノセンス側の総意を裏切る展開になるかもしれないクラウン・クラウンと、ノア集団からはとっくに離反した14番目を伴って・・・・
たとえ困難でも エクソシストとして生きる道がどこかにあるはず。
どうか頑張って。アレン・ウォーカー。



続きを読む

記憶のすみか。

私が初めてDグレを目にした第185夜でマリの言った印象的な台詞 “(神田とアレンは)似た者同士”がどうしても気になり、しばらく引き摺っていました。
その後 神田とアルマの過去話を経て、最近では ネアがアレンの本体、要するにアレンはネアの脳を移植された人間なのではないかと思い始めました。

こと“記憶”という観点では ますますその疑いを濃くしています。

どこかの科学雑誌に載ってた話ですが、記憶の種類を3タイプに分ける見方があります。

1)意味記憶・・・・・・文字や言葉などの学習に関するもの

2)エピソード記憶・・・・・・個人の体験や出来事にまつわるもの(時の感情も付随することが多い)

3)手続き記憶・・・・・・楽器の演奏やスポーツなど体の動かし方に関するもの

物語ではアレンが、
1)である“暗号遊びの文字の意味”と、
2)に当たる“雪の日にマナと楽しい暗号遊びをしていた時に見た袖のボタン柄(=紋章)
の記憶を有し、

最後の3)は、アレンが知らないネア専用のはずの “あの曲を唄いピアノ演奏する技能”の記憶。
特にこれについては“体で覚える”と言われますが、実体験で繰り返し叩き込まれねば定着しない類のものです。

もちろんこれらすべて 人の頭脳にしまわれるもので。 

時を隔て 接触はなかったはずの2人の記憶がこうして繋がったことは、アレンとネアが同じ脳の持ち主であると考える理由の一つになると思うのですが。


あの楽譜は、アレンの中にしまわれた記憶を喚起するためだけに作られたもの。

最初に目の行く中央には、アレンのエピソード記憶に刻まれた紋章
マナの気配に感情を揺さぶられながら、取り巻く暗号文字の意味を鮮明に思い出す。
文字がつづる詩は、はるか昔 自身が唄いながら口にした言葉の羅列。
その歌詞は馴染んだ音階(メロディー)を引き出し、つられて指が躍り出す・・・

特にこの最後のメロディーに辿り着いた瞬間無意識に手が動いてしまう所、楽器経験者なら誰でも覚えがありますよね。


で誰が?・・・・・こういった仕掛を、誰がどのタイミングで仕込んだんでしょう?

アレンとマナだけのあの秘密の体験が下地になければ、彼が方舟のピアノを弾くこともなかった。
ネアが、自分自身の“死亡”後 脳移植の器になる人物の将来まで予測できたんでしょうか?
楽譜を所持していたのは師匠の作ったティムキャンピーで、師匠はアレンがピアノを弾けることを確信していた。すると… 

しかしどうもね、何かが引っかかります(-_-;) もやっと。


ネアがノア化した時期はいつ頃なのか、それにマナの方は終始普通人だったのか。

そのあたりも大変気になりますが、今は敢えて伏せられている感じですね。


譜面の思い出。

方舟の秘密部屋でティムが楽譜を広げた時。
マナとアレン、2人だけの大切な思い出に はじめて14番目の存在が割り込んで来ます。
楽譜の中央には、アレンが見覚えある特別な紋章。
マナのよれよれのコートに付いていた、あのボタンの装飾。

第132夜A-10 blog_import_507b89dcd3ea7-50.jpg

伝統的なデザインの盾型紋章は 英国の紋章院という機関のお墨付きである証として登録が要るもので、一度持てばファミリーに代々受け継がれ日本の家紋のような使われ方をするそうです。


あの譜面は、千年伯爵のあずかり知らぬ所で ネアが創作したんでしょうか。
それは「14番目ノ秘密部屋」じゃなく「オレノティムキャンピー」とのセットだった。
「アレンノ」と呼ばれた通り、アレンと方舟とのファーストコンタクトの時だけ使用したもの。

マナの弟であって今は“14番目”と呼ばれる男がノアとなる前・・・生まれた時から兄弟で使って来た印がここに入れられている事が、時を経ても変わらない兄弟愛を示しているように思います。

楽譜は彼らが逃亡時代に一緒に作った物なのか、それとも先を案じて色々準備していた弟が単独で作ったのかは知りませんが、そこに音符代わりに刻まれた暗号文字
これはマナとネアが共に遊んだ幼少時代に考え出した、2人の絆を象徴する存在なのかも知れません

第204夜現在のDグレ本編では、まだまだマナ・ネア(14番目)兄弟の関係について本格的な描写はありませんが、
マナを想う心は ネアもアレンに負けないくらい強かったろうとは想像します。




<引用画像>
『D.Gray-man 第14巻』 第132夜,第135夜
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キャンピー

Author:キャンピー
Yahoo!ブログから移動して'12年10月25日オープン。
それ以前の日付記事は旧ブログからの訂正版です。

生年:不明。35年前には存ざ(ry
BD/Btype:8月某日(Leo)/AO型
身長:160cm
体重:標準(自称)
家族:5人。夫と子供3人(男・男・男)
好物:漫画はDグレでお腹一杯。

<他ツイフィールまで> http://twpf.jp/ripvansf
   

Dグレの応援お願いします。
漫画「D.Gray-man」は、2004年5月31日発売の『週刊少年ジャンプ27号(6月14日号)』で連載を開始し、2009年『少年ジャンプ22,23合併号』(第186夜)まで掲載。 以降2009年『赤マルジャンプ9月20日号」に第187夜掲載を経た後、第188夜からは同年11月発売の月刊『ジャンプSQ.2009年12月号』で連載再開。そこから2013年刊行の『SQ.2013年2月号』の第218夜までを掲載。 同年『SQ.4月号』誌上で編集部より「再開未定の一時休載」告知。 2年半の長期休載を経て、2015年7月17日発売の季刊誌『ジャンプSQ.CROWN(スクエアクラウン)』に場を移し連載が再開しました。 その後、掲載誌は2018年4月16日発売号より『SQ.RISE(スクエアライズ)』とタイトルを変えてリニューアル。現在も継続中です。 コミックスは2013年11月に24巻発売(第218夜まで収録)・2016年6月3日に25巻発売(第222夜まで)・2019年2月4日に26巻発売(第230夜まで)。      <星野桂先生のインスタグラムアカウント(@Katsura_5600)も現在元気に更新中>   
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